シカ さん プロフィール

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シカさん: 不注意な異邦人
ハンドル名シカ さん
ブログタイトル不注意な異邦人
ブログURLhttp://deerwife.blog.fc2.com/
サイト紹介文イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、フランス、ドイツに住んだことがあります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2015/03/02 08:07

シカ さんのブログ記事

  • 前妻の弟、謎のイイネ連発
  • 以下の文章、発言小町に投稿しようと書いたのだけど思いとどまった。なのでこちらに投稿。******結婚10年になる妻です。夫とは再婚同士で国際結婚、在欧です。夫は前妻(日本人)と短い結婚生活ののち死別しました。12年前のことです。前妻の闘病期間、前妻ご家族とは頻繁な行き来があったそうです。とはいえ、夫は日本語ができずご家族は日本語しかできないため、コミュニケーションはおのずと限られたものだったとのこと。 [続きを読む]
  • 胎児
  • この頃ちょっと調子が悪くて、ウツウツ気分のまま夫と一緒に友達と飲みに行った。いつものように喋り食べ飲み‥‥でもダメ気味なのはバレていて、「なんか今日無口だね」「それ、美味しくないの?」などと友達に言い当てられ、まあしゃーねぇかとやり過ごしていた。その時、夫の携帯にピンポンパッと着信音。次の瞬間、夫は画面の写真をみんなに見せて笑っていた。息子夫妻の、胎児の超音波画像。半分人間、半分液体のグロテスクな [続きを読む]
  • "I Vow to Thee My Country"
  • 小林麻央さんの結婚披露宴で花嫁の希望で歌手が歌ったという『ジュピター』。私は以前日本へ行った時、この曲に日本語の歌詞をつけて女性歌手が甘ったるく歌っているのを耳にして悪寒がしたことがある。原曲はもちろんホルストの組曲『惑星』中の“木星”。ホルストの母国イギリスではこれにセシル・ライスの詩をのせた "I Vow to Thee My Country" という讃美歌が準国歌といっていいほど親しまれている。ダイアナ妃が自らの結婚式 [続きを読む]
  • 相手を見つめる
  • 人は誰も、刻一刻と成長し老化し変化している。一日たりとて、昨日とまったく同じではない。誰かを愛している時には、その人の小さな変化にも目がいくものだ。今日はちょっと元気ないなとか、髪型が少し違って見えるかなとかの、小さなことかもしれない。ああ、この人は他の誰かを想っているといった、肝心なことかもしれない。重大な病気に気づくのも、本人よりもその人を愛する誰かってことも無くはない。結婚生活で相手の小さな [続きを読む]
  • フランス女は、フランス女に生まれるのではない。
  • フランス女になるのだ。ボーヴォワールはフランスに生まれたからこそ、この慧眼をもてた。姪たちを見ていて常々思う。フランスでは、女の子は思春期の訪れと同時に“女”になる。というか、“女”というチンドン屋をはじめる(最初の2〜3年間は化粧技術の拙さと未洗練な趣味とで、まさにチンドン屋状態)。しかし歌舞伎と同じで早くからはじめる分、習熟も早く、大学に入る頃にもなれば他のヨーロッパ諸国の同年齢に比べて格段に“ [続きを読む]
  • 名前
  • 最近、うちのネコが太ってきた。5歳といえば人間でいえば40近いし屋内猫なので仕方がない。そこで名前をネコからデブに変えようかと思う。しかし、彼女をデブと呼んだら、彼女は私をママではなくバカと呼ぶだろうか? [続きを読む]
  • ロンドンブリッジ
  • テロなんて、今じゃ普通の出来事になっちゃって。息を止めて生活するわけにいかないし、生活を一時停止にもできないから、3日も経つと世の中は何事もなかったかのように動き始める。地震みたいなもの。でも地震ほどの破壊の痕も残らない‥‥。って、違うんだけどね。本質的に。地震で原子力発電所が壊れ将来的に累計犠牲者数がテロをはるかに上回る場合を考える。そもそも原子力発電所をやってた輩の責任はどーよってなるけど、ワ [続きを読む]
  • サンセバスティアンに行ってきました
  • 久々にサンセバスティアンに行ってきた。スペイン最北東部バスク地方、フランス国境まで車で20分。美食で知られる小綺麗な街だ。日本でもこの頃知名度が上がってきたようで、視察に訪れた食のプロとおぼしき日本人もちらほら見かける。今回はロンドンの友達を連れての週末旅行。ヘロヘロに疲れるまで食べて飲んで笑ってきた。写真をいくつか…。林檎酒を注いでもらったんだけど…ほとんど入ってない気を取り直してみんなにも注いで [続きを読む]
  • 子が親を看るということ(日本)
  • 滞日中、両親がお世話になっているケアマネジャー、医師、金融関係の担当者と面談する機会があった。どれも親の用事で、私は来ているついでに話を聞いておこうと思って同席したに過ぎなかったのだが、三人が三人、本人である母または父よりも私の方を向いて話をなさった。父は後で「年寄りは耳か頭が悪いから、子供さんにしっかり聞いといてもらおうってことだろうね」と、冗談とも本気ともつかない薄笑いを浮かべた。まあ親のこと [続きを読む]
  • You は何しに日本へ
  • 昨年末から父が胃に穴が空いたとかで入院し、緊急手術後10日ほどで退院したものの食欲はおろか水も飲めない状態で衰弱し再入院となった。これはすぐ日本へ行かにゃならんのかと思ったが、兄との連絡でまあ大丈夫らしい、胆嚢が悪いとかて3月に摘出手術をするという話だった。まあどうせ3月には日本へ行くのだから、それまで無事でいてくれればと思っていた。父の入院中、母の手助けも必要だろうし。さて、日本に着いてみると、激痩 [続きを読む]
  • ミッツィ
  • 子を産めなかったことで自己憐憫に浸っていて、ふと思い出した。日頃親しくつきあっている友達のうち、3組5人が子なしだ。オージーとフィリピーナのロブ&ジェヴィ、リバプール出身のミッツィ、そしてオージー夫妻のクリス&ジュリー。ミッツィは、40代後半のギリシャ系イギリス人。アイルランドの血も入っているので、小柄で黒髪だが肌が白く緑色の目をしている。ものすごく明晰で独立心が強くて、でもどこか破綻していて、魅力 [続きを読む]
  • お姉ちゃんのまま老いる私
  • 夫が息子夫妻とスカイプで長話をしていると思ったら、ニコニコと頬を紅潮させて食卓に着いた。10月に、息子夫妻に赤ちゃんが生まれるのだ。10月は夫婦で日本へ行く予定だったが、予定変更して赤ちゃんの顔を見にカリフォルニアへ行こうかなと言う。よかったねと言いながら私は複雑な気持ちになる。夫はおじいちゃんになる。私はお姉ちゃんのまま。これから先、夫婦二人だけで年老いていくのだと思っていた。互いだけを頼りに、互い [続きを読む]
  • 本日の献立
  • 鶏レバーの大蒜醤油炒め白菜の煮浸し生姜風味じゃがいもの煮っころがしきゅうりの梅おかか和え夫、ニコニコと完食。なんか気が乗ったので(滅多に乗らない)コマコマと作った。じゃがいもの面取りまでして、自画自賛。このところ、作るものの傾向がおばあちゃんの和食みたいになってきたな。いや、昨日はマカロニチーズだったけどね。 [続きを読む]
  • ガイジンは差別用語か
  • 日本では、誰が言い出したのか定かでないが、日本人でない人を指す呼称として“外人”はダメで“外国人”は政治的に正しいということになっている。らしい。国籍の異なる両親のもとに生まれた子について“ハーフ”は差別的なので“ダブル”とすべしと主張する人々もいるが、こちらは定着しているとは言い難い。奇妙なことに、ガイジンといえばたいていの日本人が真っ先に思い浮かべるのは白人で、外国人というと他の人種もぜんぶ含 [続きを読む]
  • 説明に窮する日本
  • クリスマスをヨーロッパ人の夫の親族とじゃなく夫婦二人きりで過ごしたいとか(日本語で家クリというらしい。ケンタッキーフライドチキンを買ってきて食べるのだろうか)、日本の会社を辞めてヨーロッパの田舎へ嫁入りする自分へのご褒美にエルメスのバッグを買いたいとか。ヨーロッパ人から「なんで?」と真っ白な問いを投げかけられる度に、一応は生まれ育った国なのだから擁護せねばという気が起きて、苦しい説明を試みる。日本 [続きを読む]
  • 英国の冬の夜、猫を抱いて思うこと
  • まだ還暦には早いけど、大雑把にはそういう年代にさしかかっている私。閉経期でもある。還、経という字を見て思う。人生の中で、周るというテーマの季節なのかな。早い時期にしたことが巡りめぐって戻ってくる、意味をなしてくる。今年は、初恋の相手に出会ったエジンバラを最後の伴侶と共に訪れた。初めて働いた職場の先輩にニューヨークで、初婚相手の弟とカリフォルニアで再会した。20代に初めてフィリピンを訪れた時は貧困のマ [続きを読む]
  • 世界旅行
  • 9月下旬に出発しておよそ6週間、今まで行ったことのなかった土地を歴訪した。まずアメリカ。仕事で駆け足で巡ったことはあったけど、興味と関心をもって訪ねたのは初めて。ニューヨークで夫の友人宅に泊まり、東京の出版社での同僚や上司と20年ぶりの再開も果たした。次にサンフランシスコでは夫の息子夫婦と過ごし、前夫の弟とも旧交を温めた。その後オーストラリアのメルボルン経由でニュージーランドへ。ウェリントンからマール [続きを読む]
  • 命は、あるうちに謳歌しましょう
  • 夫の亡くなったお父さんのわずかな遺産が分配された。6人きょうだい全員、中高年。子供の教育や住宅資金といった将来のための投資はもう過去の話だ。両親の遺した帯に短し襷に長しなお金をどうしようか、それぞれ考えているようだ。私の夫は、「使っちゃおう」と言った。彼はもうじき62歳。数年後に引退したとして、そのあと何年、人生を謳歌できるだけの健康と体力が続くだろうと訝る気持ちが出てきている。「それなら、まだ元気 [続きを読む]
  • 悪夢過ぎて笑える英国政治情勢
  • 鬼婆が可愛く見えるほどの魔女が首相になった。EU離脱に“成功”したお山の大将ボリスが唐突に首相選から降りたのは、魔女に「アンタさえ降りれば私が勝てるんだから降りなさい、その代わり大臣にしてあげる」と言われたからにちがいない。二人とも、自分らの権力争いが国家にEUに世界にどんな迷惑を及ぼそうと毛ほども気にしていない。いや、どいつもこいつも。House of Cards を地でいく破廉恥ぶりには頭がさがる。テレサ・メイ [続きを読む]
  • Full circle - エジンバラ
  • 31年ぶりに、エジンバラを訪れた。エジンバラは、1985年の7月、私が語学留学生としてヨーロッパでのおぼつかない第一歩を踏み出した街。成田からモスクワ経由でヒースロー、地下鉄でキングスクロス駅、そして夜行列車で一晩かけてたどり着いたエジンバラは、変な匂いと音と色に包まれていた。ダミ声で鳴き続けるオス猫のようなバグパイプと、やっぱりオス猫のオシッコ的なピートの匂い。肌寒い7月の空を背景に、真っ黒に煤けた石 [続きを読む]
  • カズオ・イシグロの英国、愛する英国
  • 国民投票結果を受けてカズオ・イシグロが書いた記事。その中に、日本人の子として英国に育ち、日系英国人として生きてきた彼自身の痛切な思いを吐露する部分がある。とても心に響く文章なので以下に抜粋(ご参考までに拙訳もどうぞ)。"I believe here we need to have some faith in the people of Britain. Even after the shock of last Friday’s result, I still retain that faith. I speak as a 61-year-old man of Ja [続きを読む]