シカ さん プロフィール

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シカさん: 不注意な異邦人
ハンドル名シカ さん
ブログタイトル不注意な異邦人
ブログURLhttp://deerwife.blog.fc2.com/
サイト紹介文イギリス、フィンランド、ノルウェー、スペイン、フランス、ドイツに住んだことがあります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2015/03/02 08:07

シカ さんのブログ記事

  • You は何しに日本へ
  • 昨年末から父が胃に穴が空いたとかで入院し、緊急手術後10日ほどで退院したものの食欲はおろか水も飲めない状態で衰弱し再入院となった。これはすぐ日本へ行かにゃならんのかと思ったが、兄との連絡でまあ大丈夫らしい、胆嚢が悪いとかて3月に摘出手術をするという話だった。まあどうせ3月には日本へ行くのだから、それまで無事でいてくれればと思っていた。父の入院中、母の手助けも必要だろうし。さて、日本に着いてみると、激痩 [続きを読む]
  • ミッツィ
  • 子を産めなかったことで自己憐憫に浸っていて、ふと思い出した。日頃親しくつきあっている友達のうち、3組5人が子なしだ。オージーとフィリピーナのロブ&ジェヴィ、リバプール出身のミッツィ、そしてオージー夫妻のクリス&ジュリー。ミッツィは、40代後半のギリシャ系イギリス人。アイルランドの血も入っているので、小柄で黒髪だが肌が白く緑色の目をしている。ものすごく明晰で独立心が強くて、でもどこか破綻していて、魅力 [続きを読む]
  • お姉ちゃんのまま老いる私
  • 夫が息子夫妻とスカイプで長話をしていると思ったら、ニコニコと頬を紅潮させて食卓に着いた。10月に、息子夫妻に赤ちゃんが生まれるのだ。10月は夫婦で日本へ行く予定だったが、予定変更して赤ちゃんの顔を見にカリフォルニアへ行こうかなと言う。よかったねと言いながら私は複雑な気持ちになる。夫はおじいちゃんになる。私はお姉ちゃんのまま。これから先、夫婦二人だけで年老いていくのだと思っていた。互いだけを頼りに、互い [続きを読む]
  • 本日の献立
  • 鶏レバーの大蒜醤油炒め白菜の煮浸し生姜風味じゃがいもの煮っころがしきゅうりの梅おかか和え夫、ニコニコと完食。なんか気が乗ったので(滅多に乗らない)コマコマと作った。じゃがいもの面取りまでして、自画自賛。このところ、作るものの傾向がおばあちゃんの和食みたいになってきたな。いや、昨日はマカロニチーズだったけどね。 [続きを読む]
  • ガイジンは差別用語か
  • 日本では、誰が言い出したのか定かでないが、日本人でない人を指す呼称として“外人”はダメで“外国人”は政治的に正しいということになっている。らしい。国籍の異なる両親のもとに生まれた子について“ハーフ”は差別的なので“ダブル”とすべしと主張する人々もいるが、こちらは定着しているとは言い難い。奇妙なことに、ガイジンといえばたいていの日本人が真っ先に思い浮かべるのは白人で、外国人というと他の人種もぜんぶ含 [続きを読む]
  • 説明に窮する日本
  • クリスマスをヨーロッパ人の夫の親族とじゃなく夫婦二人きりで過ごしたいとか(日本語で家クリというらしい。ケンタッキーフライドチキンを買ってきて食べるのだろうか)、日本の会社を辞めてヨーロッパの田舎へ嫁入りする自分へのご褒美にエルメスのバッグを買いたいとか。ヨーロッパ人から「なんで?」と真っ白な問いを投げかけられる度に、一応は生まれ育った国なのだから擁護せねばという気が起きて、苦しい説明を試みる。日本 [続きを読む]
  • 英国の冬の夜、猫を抱いて思うこと
  • まだ還暦には早いけど、大雑把にはそういう年代にさしかかっている私。閉経期でもある。還、経という字を見て思う。人生の中で、周るというテーマの季節なのかな。早い時期にしたことが巡りめぐって戻ってくる、意味をなしてくる。今年は、初恋の相手に出会ったエジンバラを最後の伴侶と共に訪れた。初めて働いた職場の先輩にニューヨークで、初婚相手の弟とカリフォルニアで再会した。20代に初めてフィリピンを訪れた時は貧困のマ [続きを読む]
  • 世界旅行
  • 9月下旬に出発しておよそ6週間、今まで行ったことのなかった土地を歴訪した。まずアメリカ。仕事で駆け足で巡ったことはあったけど、興味と関心をもって訪ねたのは初めて。ニューヨークで夫の友人宅に泊まり、東京の出版社での同僚や上司と20年ぶりの再開も果たした。次にサンフランシスコでは夫の息子夫婦と過ごし、前夫の弟とも旧交を温めた。その後オーストラリアのメルボルン経由でニュージーランドへ。ウェリントンからマール [続きを読む]
  • 命は、あるうちに謳歌しましょう
  • 夫の亡くなったお父さんのわずかな遺産が分配された。6人きょうだい全員、中高年。子供の教育や住宅資金といった将来のための投資はもう過去の話だ。両親の遺した帯に短し襷に長しなお金をどうしようか、それぞれ考えているようだ。私の夫は、「使っちゃおう」と言った。彼はもうじき62歳。数年後に引退したとして、そのあと何年、人生を謳歌できるだけの健康と体力が続くだろうと訝る気持ちが出てきている。「それなら、まだ元気 [続きを読む]
  • 悪夢過ぎて笑える英国政治情勢
  • 鬼婆が可愛く見えるほどの魔女が首相になった。EU離脱に“成功”したお山の大将ボリスが唐突に首相選から降りたのは、魔女に「アンタさえ降りれば私が勝てるんだから降りなさい、その代わり大臣にしてあげる」と言われたからにちがいない。二人とも、自分らの権力争いが国家にEUに世界にどんな迷惑を及ぼそうと毛ほども気にしていない。いや、どいつもこいつも。House of Cards を地でいく破廉恥ぶりには頭がさがる。テレサ・メイ [続きを読む]
  • Full circle - エジンバラ
  • 31年ぶりに、エジンバラを訪れた。エジンバラは、1985年の7月、私が語学留学生としてヨーロッパでのおぼつかない第一歩を踏み出した街。成田からモスクワ経由でヒースロー、地下鉄でキングスクロス駅、そして夜行列車で一晩かけてたどり着いたエジンバラは、変な匂いと音と色に包まれていた。ダミ声で鳴き続けるオス猫のようなバグパイプと、やっぱりオス猫のオシッコ的なピートの匂い。肌寒い7月の空を背景に、真っ黒に煤けた石 [続きを読む]
  • カズオ・イシグロの英国、愛する英国
  • 国民投票結果を受けてカズオ・イシグロが書いた記事。その中に、日本人の子として英国に育ち、日系英国人として生きてきた彼自身の痛切な思いを吐露する部分がある。とても心に響く文章なので以下に抜粋(ご参考までに拙訳もどうぞ)。"I believe here we need to have some faith in the people of Britain. Even after the shock of last Friday’s result, I still retain that faith. I speak as a 61-year-old man of Ja [続きを読む]
  • 英国、ドーヴァー岬で投身自殺
  • ヨハネ福音書に出てくる話で、イエスがある人に取り憑いた悪霊に向かって名前を尋ねるくだりがある。そこで悪霊が「レギオンです。大勢ですから」と素直に答えるので笑ってしまうのだが、レギオンとは連隊というような意味で、今でも使われている言葉だ。そこでイエスが悪霊に出て行けと命ずると、悪霊は豚の群れに乗り移って、豚さんたちは崖に突進してみんなで落っこちてしまった。今朝、実に目覚めの悪いニュースで起きる気力 [続きを読む]
  • 日本の食べ物
  • 日本から昨夜帰ってきた。今回の日本であれっと思ったのは、食べ物の味がおかしいこと。今まで日本の食べ物は何でもおいしいと思ってきたのだが、私の舌が変わったのか日本の食品製造産業が変わったのか。問題なのは、安い飲食店や弁当屋、コンビニ、スーパーで買う食べ物だ。自分で作ればそんなにおかしな味にはならない。高級な店や旅館へ行けば普通に味付けされたものが出てくる。でも今回は低予算で木賃宿滞在だったので、い [続きを読む]
  • 観光客は忙しい
  • 日本に一人で来る時は親の家で整理を手伝うぐらいで何もしないので、お気楽かつ安価なのだが、夫と一緒だと費用も努力も数倍になる。なにせ相手はガイジン観光客。今日はこっち、明日はあっちと連れ回さねばならない。おかげでこの10年ほどで東京観光のエキスパートになったが、疲れるのなんのって。つまり私は、〈家ー学校ー職場ー通勤通学ルート〉以外の東京を知らなかった。自分が生まれ育ち働いた街を外来者の目で捉えるの [続きを読む]
  • 今朝、東京に着きました
  • 五反田のチンケな宿におります。Airbnbです。「旅行業以外の個人なり会社なりが好き勝手に不動産を旅行者に提供して報酬を受ける」というのがこのシステムの根幹であると思います。業界、法律といった規範がないので、中身はまことにピンキリで、キリだった場合も利用者の運か頭が悪かったということになります。不徳な輩が一儲けしようと思えばいくらでもできるわけですね。どうも、そういうのに引っかかったようです。運も頭も [続きを読む]
  • 誰かに向かって歌いなさい
  • このところブログを書かなくなっていた。わりと頻繁にやりとりしていたブロ友さんが唐突にブログを閉鎖してしまったことに、自分でも驚くほどやる気を削がれたのだ。中学生の交換日記じゃあるまいしと思ってはみるものの、特定の読み手を想定せずに書くのって案外難しい。「誰かに向かって歌いなさい。誰でもいいから。目の前の人でも、意中の人でも、腹が立って仕方がない上司でもいいから」と、合唱団の新しい指導者マーサが言 [続きを読む]
  • ねこまくら
  • 一回でいいから、ねこを枕にして眠りたい。柔らかくて温かくてちょうどいいサイズで、私の頭の寝相に合わせてぐにゃりと形状を変えてくれる。一回で、ねこは死んでしまうだろう。見果てぬ夢とはこのことか。 [続きを読む]
  • イギリス人の社交性、偽善、優しさ
  • 「イギリス人は口先ばかり」という悪口をよく聞く。確かに、言葉上手だけど行動を伴わない傾向はあるかもしれない。配管や電気の故障で職人を呼んで、時間通りに来た試しも簡単な仕事が一度や二度で終わった試しもないが、やたらと愛想はいい。京都の人の慇懃無礼 −「おぶづけ(お茶漬け)でもいかがですか」は「いい加減帰ってくれ」という意味で、イギリスのディナーの後で出る "Would you like a cup of tea?" とそっくりだ。 [続きを読む]
  • EEA家族居住許可?永住許可?国籍取得
  • 2月頭に、2度目の EEA Residence Card が手許に届いた。これであと5年、その後永住許可を申請して取得後1年、そしてやっとイギリス国籍申請となる。それまで生きてるかしらね? おまけに、それまでにイギリスがEU脱退したら元も子もないんじゃね?とかいろいろ心配しようと思えばいくらでもできるが、まあ成り行きだ成り行き。なんとかなるさ。 [続きを読む]