兎さ吉 さん プロフィール

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兎さ吉さん: 榎戸師匠と兎さ吉の古今東西ECO噺
ハンドル名兎さ吉 さん
ブログタイトル榎戸師匠と兎さ吉の古今東西ECO噺
ブログURLhttp://usaeco.blog.fc2.com/
サイト紹介文元全国紙の新聞記者とドイツ在住のコラムニストのエコなよもやま話です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2015/03/03 08:03

兎さ吉 さんのブログ記事

  • 師匠??? 食品リサイクル ⑥
  • 先日、友達2人が応援に来てくれて田んぼの草取りをした。泥田の隅から隅まで文字通り這いずり回ってじゅうたん状に繁茂した水草を手で抜くという、体力と根気の作業だ。除草剤を投げ込んでおけば昼寝していられるんだけど、無農薬栽培で昔の百姓の苦労を味わっているわけだ。兎さ吉の言う「お米のひと粒には7人の神さまがいる」という言葉は初めて聞いたが、体で理解できる。中国にも同じような意味の古詩がある。百姓の苦労を描 [続きを読む]
  • 兎??? 食品リサイクル ⑤
  • 農家の方に罵倒された本当の理由はわかりませんが、そうした「アウトレット」が出回ることによって価値が下げることを危惧されたのではないでしょうか。まだ日本ではエコバックさえ浸透していない頃、東日本大震災前のことでしたし、毎年のように気象災害に見舞われ続ける昨今なら、より理解をしていただけそうに思います。ちなみに環境問題に取り組む姿勢が定着しているドイツでも、食料品の廃棄物は大量に出ます。オーガニックの [続きを読む]
  • 師匠?? 食品リサイクル ④
  • 兎さ吉のアイデアに対して農家が怒った理由は、小生にはよく分からない。「好きで規格外れを作ってるんじゃないやい!」とでもいうのだろうか。でも、人間が勝手に考え出した規格に自然が合わせてくれるわけはないので、企画外れは必ず生じる。近所の畑に時々ナスやキュウリが何本も無造作に捨てられていることがある。出来が悪かった上に自家消費し切れなかったのだろうか。切り落とした大根の葉が大量に捨てられていることもよく [続きを読む]
  • 兎?? 食品リサイクル ③
  • シドニーの無料スーパーの件、わたしも読みました。パリでは低所得者層向けに格安で販売するスーパーがありますが、無料というのはすごいですね。それ以上に驚いたのは山梨のフードバンク。スーパーの形態まで「進化」こそしていないものの、必要としている人のところへ届ける活動は素晴らしいです。思い起こせば今から12、3年前のこと。農家の方々に、規格外の野菜や果物を有償で提供していただこうと試みていた時期があります。 [続きを読む]
  • 師匠? 食品リサイクル ②
  • 兎さ吉の声に反応するように、9日の朝日新聞国際面に豪・シドニー発「ぜんぶ無料 スーパー開業」の記事が登場した。大手スーパーから譲り受けた期限切れ前などの食品を扱っているのだそうだ。放っておけば廃棄される食品を困っている人に提供してきた市民団体がシドニーで運営する。約200?の店内には果物、野菜、パンなどが並ぶが、値札もレジもない。客は買い物かご1つまで持ち帰れる。寄付は受け付けているが、「無料のス [続きを読む]
  • 兎? 食品リサイクル ①
  • ムズムズするお題をありがとうございます。それにしても、数値というのは説得力がありますね。出典元が気になり、調べてみました。環境省の白書では平成26年度の食品廃棄物が2755万トン、食品ロスが621万トン。食品ロスとは「本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品」を指すそうです。農林水産省によれば、平成27年度の食品廃棄物は1927万トンとのこと。民間のレポートの中には2700万トンというのもあり、結局のところ、 [続きを読む]
  • 師匠??? がんばらないライフ ⑥
  • 偶然だけど、今朝NHKラジオでベルリン支局から廃棄食品活用のリポートがあった。冒頭は聴き逃したけど、多分ベルリンだと思うが、廃棄される食品を利用したレストランが開店したという話題だった。記者は「社会的貢献」と、小生と同じことを言っていた。以前にもアメリカで同様の試みを広げようと努力する料理人の話をテレビで見たことがある。それにしてもこのリポートによると、ドイツの廃棄食品は年間1000万トンだそうだ [続きを読む]
  • 師匠?? がんばらないライフ ⑤
  • 確かに兎さ吉も小生も稼いでいないから働いていないことになるね。でも兎さ吉の「廃棄物の自己消費」は懐を膨らませはしないけど、社会的な価値もある報酬だ。小生の場合、収穫もそうだけど、僅かながらも自分の汗で荒廃農地を活用し食料自給しているという自己満足が密かな喜びだ。目に見える「稼ぎ」もある。東京のご近所に産品を持っていくとすこぶる評判が良く、いろいろなおすそ分けが来るんだ。いうなれば物々交換だね。行き [続きを読む]
  • 兎??? がんばらないライフ ④
  • 「稼ぐ」=「働く」とは面白い方言ですね。「稼ぐために働く」という本質をズバリ、突いています。愉快なのは、この山梨県増穂界隈風に言えば、師匠も私も「働いていない」ことになる点です。師匠には収穫の喜びが、私には食品廃棄物の自己消費という現物支給(こう書くと全く幸せそうには聞こえませんが、本人は気に入っています)があり、それが「稼ぎ」になるのかも知れませんが。一方、労働が搾取によって然るべき収入に結びつ [続きを読む]
  • 師匠? がんばらないライフ ③
  • 農作業をしていると、「よく稼ぐね」と声を掛けられることがある。「よく働くね」の意味の土地言葉だが、「稼ぐ」の語感には「頑張る」と似た冷やかしが込められているような気がして、腹の中で苦笑するしかない。 今回も東京から来て1週間のうちに代掻き、土均し、田植えと、泥人形になりながら作業に没頭した。周りはどこもすべて乗用のトラクターと田植え機でこなしているのに、我が田では手押しの田植え機と人力だけだから、 [続きを読む]
  • がんばらないライフ
  • しばらく時間が空いてしまいました。オーガニックの店のスタッフのうち、一人が六週間の有給休暇を完全消化、別の一人がパートナーの都合で急遽ドレスデンへ転居、もう一人が身内の介護等で日本に帰国と、どうにか店が廻っていることの方が奇跡のような五月。本業のセミナーには大型優良企業から新規の依頼があり、長年の顧客からは長編新ネタの要請があり…以前の自分なら、てんやわんやの不眠不休でやっていたであろうさまざまな [続きを読む]
  • 師匠??? 人か道具か ⑤
  • どうやら「道具」に対するイメージが小生と兎さ吉では違うようだ。小生の「道具」は目に見えて身体のフィジカルな機能を拡張してくれるものだが、兎さ吉の言うのは目に見えずメンタルな機能を拡張する「ツール」なんだね。このことは一つの言葉のイメージに対する違いというより、物事に対する世代間の認識の仕方のズレを象徴しているように思える。以前にもこの「エコ噺」で兎さ吉の書いた「シナモン」が小生には分からず、辞書を [続きを読む]
  • 兎??? 人か道具か ④
  • ご意見をありがとうございます。確かに「道具は手足の延長、人と一体」であるのに対して「動力を使った機械は身体機能の延長とは言えない」ですね。現在、人生初の「休暇」の最終日なのですが、田舎すぎて「ツール」がないと、それもまた時には困るという体験をしています。これまで仕事を休むことはもちろんありました。最近は病気で動けなくなって休むとか、親の見舞いや手伝いのために休むという、本人の意思によらない受動的な [続きを読む]
  • 師匠?? 人か道具か ③
  • 「定まらぬ美しさ、楽しさ」というのはあるね。焼き物なんかそうだと思う。小生見る目は全然ないけど、ぐい呑みには趣味心を出し、旅行ついでに現地の窯を訪ねて手描きを求める。一つひとつの作品に掛けた工人の能力と努力が当方にも伝わり、その精神性が安酒を美酒に引き立ててくれる。しかし「人か道具か」と問われれば、「人も道具も」と答えるほかない。どんな名工もろくろや筆がなければ作陶できない。超零細手作り百姓の小生 [続きを読む]
  • 兎? 人か道具か ②
  • ロボットが握る寿司ですか。虚しくなりますね。しかもそれをカタチだけ残した「店」で食すのは。人が作る良さとは何でしょう。ワタシは定まらないおいしさ、美しさ、楽しさ、面白さだと思います。寿司屋なら、移り変わる旬をと融合させるおいしさ。パン屋であれば、気候や時々の材料によって異なる条件の中で、一定を目指して焼く美学。そこに会話が加わることで楽しさが生まれ、新たな面白さも発見できるのではないでしょうか。と [続きを読む]
  • 師匠? 人か道具か ①
  • ビジネスや日常生活で人の代わりに機械が介在するやり取りはドライで便利ではある。銀行のATMなんかそうだね。でも便利ならいいとは限らない。しばらく前、町内に郊外型の回転寿司が出来たというので、試しに家人と出かけてみた。ところが広い店内に、いるはずの職人がいないし、そのスペースもない。注文はタッチパネル。皿は待つ間もなくブラックボックスの舞台裏から次々と流れて来る。一体誰が握っているんだ! この異様さ [続きを読む]
  • 兎??? オーガニックというビジネス ⑤
  • 日々、新たな「不便」と向き合っていると、見えてくるものがあります。結局のところ、自分の感覚もエコロジーではなかった。…そんなオチでサゲても笑えませんが、「便利」な問屋に見限られたことで、ようやく「不便」な仕組みに加わることができました。その最たるものがクレーム処理です。ある日、ライスココナッツミルクを1ケース買った顧客から苦情が来ました。「4歳の息子が、いつもと味が違うって飲まないの」12本のうち、1 [続きを読む]
  • 師匠?? オーガニックというビジネス ④
  • 「自産自消」の立場から、兎さ吉の言う「不便」を考えてみた。このところほとんど毎日三度三度、白菜が食卓に上っている。生で刻んで食べることが多く、その他漬物、味噌汁、鍋といったところだ。北から南から、あるいは世界中から仕入れるスーパーと違って、我が家では基本的に「いま、ここで」取れる野菜、つまり季節のもの、土地のものしか味わえない。それに非常に高くつく。フード・マイレージはゼロに近いけど、生産性が極め [続きを読む]
  • 兎?? オーガニックというビジネス ③
  • ネットショッピングが席巻する消費社会。「発注すればモノが来る」のが当たり前。翌日どころか、即日配達すら珍しくなくなりました。時間指定に再配達。ヒトの暮らしは「便利」になっていく一方です。その「便利」を支える宅配業界の疲弊が、ようやく一般にも伝わってくるようになってきましたが、ひとつ前の段階については、まださほど取り上げられていません。そこには、小売り・卸・生産者もまた過分な在庫を抱えなければならな [続きを読む]
  • 師匠? オーガニックというビジネス ②
  • 我が小さな村にも昔、少なくとも4軒の店があった。酒屋と、細々とした食品や日用品を扱うよろず屋だ。地域に溶け込んだ重宝な存在だったんだけど、今は1軒も残っていない。街にできたスーパーに客を吸い取られたんだ。品ぞろえが豊富で営業時間が長いスーパーはそれなりに便利だね。でも例えば家でうどんを食べようとして「あ、七味がなかった!」というような時、村のよろず屋のありがたさに気付く。詰め替え1袋のために自動車 [続きを読む]
  • 兎? オーガニックというビジネス ①
  • オーガニック先進国、ドイツ。今回は「だからこそ」の厳しい現実についてお話していこうと思います。昨年末、自分が関わっている小さな店を激震が襲いました。引き継いで6年半、先代、先々代、先々先代…まで遡れば1970年代から取引のあった問屋から、一方的に停止を通知されたのです。理由は単純明快。向こうが定めた取引高の基準を満たしていないからです。こうした「締め付け」は年々厳しくなるばかり。最少発注金額は高くなり [続きを読む]
  • 師匠?? ハーブとスパイス ④
  • コーデュロイと言うかコール天と言うかで年が分かるらしい。コール天派の小生、シナモンが分からず百科事典の世話になった。なあんだ、ニッキのことなんだ。ニッキなら子供の頃、駄菓子屋でおなじみだった。あめなどの加工品のほか、ニッキの木の皮そのものを小さな短冊状に刻んだ駄菓子があった。そのまましゃぶると心地よい芳香と舌先の刺激が楽しめた。シナモン茶は初めて聞いたし、もちろん飲んだこともない。小生はこのところ [続きを読む]
  • 兎?? ハーブとスパイス ③
  • ユズ風呂、素敵ですね。品格は非常に劣りますが、特定の事柄に対して極端に貧乏性だった母が、食べ終わったミカンの皮を木綿の袋に入れて、湯船に浮かべていたのを思い出します。とは言え、湯上りにやたら高額な基礎化粧品を幾重にも塗っていたので、とても相殺などできてはいませんでしたが、ほの甘いミカンの香りは心地の良いものでした。そのような、ゆったり時間が取れなくなって幾年月。ならば別の手段で毛細血管を広げようと [続きを読む]
  • 師匠? ハーブとスパイス ②
  • 植物が苦味、辛味といった刺激成分を蓄えるのは、虫や鳥による食害から身を守るためらしい。虫や鳥にとって毒になる成分が人間には喜ばれる。これは植物にとっては誤算だったろうね。畑の上の水路と田んぼの跡地がいま、青々としたクレソンで覆われている。何年か前に近所の女性がまいた種から大繁殖したんだ。辛味に抗菌性の成分が含まれているとか。タダでバケツ一杯採って生でバリバリ食い、東京では近所に配ると喜ばれる。都会 [続きを読む]