とも さん プロフィール

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ともさん: 介護職のススメ!
ハンドル名とも さん
ブログタイトル介護職のススメ!
ブログURLhttp://kaigoshokunosusume.blog.fc2.com/
サイト紹介文現役介護職が、介護職の魅力・心のあり方や、コミュニケーション・対人関係のヒント等についてお届けします
自由文介護職としての十数年の経験の中で、介護の仕事や利用者の方、働く仲間が多くの大切なことを教えてくれました。それらを文章としてお届けすることで介護職の仲間や利用者の方々の何かの役に立つことができるかもしれない、そう考えたことがこのブログの出発点です。また、人との関わりのプロである介護職の経験は、対人関係のヒントにもなるのではないかと考えます。介護に関する話がいろいろな方の何かのお役に立てば幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供76回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2015/03/05 00:09

とも さんのブログ記事

  • 利用者Sさんの優しさ
  • 私の勤務する介護施設にSさんという方が入所をされています。Sさんはごく軽度の認知症があられますが身体的にはほとんど問題なく、見守りと声かけ、促しで生活は自立されています。Sさんは誰にでもとても優しい方で、職員や他の利用者の方々にも気配り、心配りやお手伝いなどをして下さいます。そんなSさんはお食事の席が隣のTさんという利用者の方と仲良しです。Tさんは認知症のため短期の記憶が難しく、同じ会話を繰り返したり、 [続きを読む]
  • 習慣や価値観の多様性
  • 現在、私の働く施設に介護福祉科のある高校から実習生が来ています。実習の様子や記録を見ていると、高校生の純粋さや懸命さに心が和むとともに、彼らのような気持ちを忘れてはいけないなと感じたりもしています。そんな実習生の一人が、食事介助に関して私にこんなことを話しました。「食事をバランスよく順番に食べてもらうのが難しいです。どうしてもお米が残ってしまって。野菜をおかずにお米は食べれないし…」その日のおかず [続きを読む]
  • 敬老の日
  • 今月19日は敬老の日です。「国民の祝日に関する法律」によると「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」という日になっています。以前は9月15日が敬老の日でしたが、2003年からは9月の第3月曜日へと変更になりました。介護の事業所では、この敬老の日に利用者の方々をお祝いしたり、お祝いの催しを行ったりするところが多くあります。長寿の方が多くおられるため、それは当然のことかもしれません。ところで、 [続きを読む]
  • 虫の声
  • 9月に入り朝晩涼しくなってきました。どこからともなく虫の声も聞こえてきて、少し秋を感じるようになってきた今日この頃です。私の勤める施設のデイでも「あれ松虫が鳴いている♪」と秋の唄をよく耳にするようにもなってきました。ところで、この「虫の声」に関して興味深い話があります。東京医科歯科大学の角田忠信教授による研究結果なのですが、どうやら日本人と外国人では虫の声のとらえ方に違いがあるようなのです。日本人 [続きを読む]
  • 介護職の「ちょっとしたうれしいこと」
  • 介護職をしていて感じる「ちょっとしたうれしいこと」をひとつご紹介します。介護職の方にとってはいわゆる「あるある」の話になるかもしれませんがご了承下さい。年月の流れには逆らえないもので、介護職を始めた当初は20代だった私も気付けばもう40歳。一般的には「おじさん」(関西では「おっちゃん」)と呼ばれる年齢になりました。一方、介護サービスを受ける利用者の方々の年齢はどうでしょうか。私の勤める介護施設では80〜 [続きを読む]
  • 介助における力のベクトル
  • 介護にはいろいろな介助があり、生活動作のすべてがその対象と言っても言い過ぎではないでしょう。立つ、座る、寝返る、体の方向を変える、手すりをつかむ、足を上げるなどもその一例です。いずれの介助においても当てはまることですが、介助にかかる力の働きは大きく分けて3種類あります。行為の完了を「ゴール」とし、利用者の方・介助者の行為に対する力を「力のベクトル」として考えると、以下の3種類に分けられます。① 利用 [続きを読む]
  • 小さな成功体験
  • 「なかなか思うように育ってくれない」「積極性がなくて困っている」「もう少し自信を持って自ら発言・行動してほしい」これらは、私が指導を担当している職員からよく相談を受ける内容です。どこまでを求めるかによって変わってくるかもしれませんが、昨今の指導の難しさは私も日々痛感しているところです。上記のような相談があった場合に私はアドバイスをするわけですが、そのひとつに「小さな成功体験」というものがあります。 [続きを読む]
  • 施設見学者に伝えること
  • 私の仕事のひとつに「就職を希望される方への施設のご案内」があります。私たちの施設での就労を希望された上での見学もあれば、自分にあった施設選びのためにいくつかの施設を訪問しているという見学もあります。今までの経験上、中途採用者は前者、新卒採用者は後者が多いように感じます。施設見学者は新卒や中途の違いだけでなく、年齢層も幅広いものがあります。10代の高校生から50代の社会人までほぼすべての就労可能年齢の方 [続きを読む]
  • 花火大会
  • 先日、私の勤める介護施設で行事「花火大会」が開催されました。この「花火大会」はもう10年ほど前から続いている夏の恒例行事で、毎年7月下旬頃の夜に行われます。会場は施設に隣接している来客・職員用の駐車場です。夕方から駐車場の車を移動させ、イスを置いたり提灯や看板を飾ったりして「花火大会」の雰囲気を出しながら会場作りを行います。当日の夕食も終わって、利用者のみなさんがいよいよ「花火大会」の会場へとやって [続きを読む]
  • 利用者Tさんのエピソード
  • 私の勤める施設の認知症専門棟にTさんという女性がおられます。Tさんは認知症ですがコミュニケーションは良好で、意志の疎通も可能です。ただ短期記憶障害が著明であり、新しいことを覚えるのが困難で短い時間の間に同じ会話を繰り返してしまうところがあります。Tさんは入浴が大好きで、いつも気持ち良くお風呂に入られます。そして入浴の際に決まって話されるエピソードがあります。それはTさんが若かリし頃の話です。「私は子供 [続きを読む]
  • 老いていくこと
  • 介護職は高齢者の方々とかかわりを持ちながら日々を送っています。それはある意味「人間の老い」を日々見させていただいている、とも言えます。一言で「老い」と言っても、身体的なものから精神的なもの、認知機能に関するものなど様々です。しかし、身体機能や認知機能などが疾病や障害等で衰えてしまったとしても、いつまでも若々しい高齢者の方々もたくさんおられます。歩んでこられた人生や性格、価値観などが様々であるように [続きを読む]
  • 見守りのポイント
  • 「見守り」という行為があります。介護の仕事においてこの「見守り」という行為は決して欠かすことのできないものです。利用者の方の様子や状態、行動を見守る、フロア全体に危険や問題がないかを見守る、などのように介護の現場では日常的に繰り返し行われている行為です。利用者の方々を見守り、必要や問題、危険に応じて私たち介護職がさりげなく介入し、事がスムーズに問題なく進むよう支援をします。これが介護の「見守り」で [続きを読む]
  • ただ笑っていてほしい
  • 私事で大変恐縮ですが、最近公私ともに忙しくなかなか時間に余裕のない日々を送っています。気付かぬうちに難しい顔をしている場合もあるようで、周囲から指摘を受けたり、心配の声をかけていただくことも少なくありません。「これではいけない、表情には特に気を付けよう」と考えていたときに、ある研修で聞いた話をふと思い出しました。 その研修は認知症に関するものでした。その研修の中で「当事者の声を聴く」という時間があ [続きを読む]
  • 移乗介助のポイント
  • 介護の仕事において、未経験の新入職員が初期に難しいと感じるもののひとつに「移乗介助」があります。特に車イス・ベッド間の全介助での移乗についてです。「先輩職員のようにスムーズにできない」という悩みは今まで実際よく耳にしてきました。大抵どの事業所にも移乗に関するマニュアルはありますし、移乗についての研修も実施されていることと思います。それでもなぜそこにつまずいてしまうのでしょうか。それには理由がありま [続きを読む]
  • 「あの頃」を思い出して
  • 今回の介護実習生受け入れが始まって早2週間が経ちました。ここ最近は実習生の記録を見ることが私の日課の一つになっています。素直で感性豊か、そして利用者の立場により近い実習生の記録や感想はとても興味深く、感心したり考えさせられることもしばしばです。先日、移乗に関する実習を初めて行った日の記録にこんなことが書いてありました。「高齢者の方は骨がもろく皮膚も弱いと学校で習っていたのでとこまで力を入れていいの [続きを読む]
  • 表現の仕方
  • 介護職員はちょっとした伝達から情報の共有に至るまで、職員同士で利用者の方について話をする機会がたくさんあります。例えば「○○さんは今トイレに座られたところです」「○○さんの顔色が悪かったのでさっき横になってもらいました」というような感じです。この職員同士の会話や申し送りなどの場面の中で、介護職の利用者の方に対する姿勢が少し垣間見えることがあります。それはほんの少しの表現の違いなのですが、聞く人によ [続きを読む]
  • 強く純粋な意志を見習って
  • 先週末、京都ミニバスケットボール連盟主催の女子新人戦がありました。娘の所属するチームも練習を重ね大会に挑みましたが、初戦で敗退してしまいました。チームとしての試合は終わったのですが、今後の勉強のためにと決勝戦を見てから帰ることになりました。決勝戦は接戦でした。終盤は点を取られたら取り返すような展開で、まさにシーソーゲームでした。最後は試合終了のブザーとほぼ同時くらいに入ったシュートが決勝点となり、 [続きを読む]
  • 心に響く曲
  • 娘が家でよく歌っている唄があります。覚えやすい歌詞とメロディーで、聞いているうちに私もいつの間にか歌えるようになっていました。娘の歌う唄は2曲あって、どちらも学校の授業で習ったということでした。この2曲は小学校の音楽の教科書に載っており、調べると合唱曲としてもとても有名なものでした。この2曲のストレートでメッセージ性のある歌詞は、聞いていてとても心に響きます。また個人的には心に響くだけでなく、これら [続きを読む]
  • モハメド・アリ氏の名言より
  • 先日、アメリカの元世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリ氏がお亡くなりになられました。アリ氏は「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という名言でも知られている偉大なボクサーですが、その他にも黒人差別や自らの病気(パーキンソン病)と闘ってきたことでも知られる伝説のボクサーです。アリ氏の発言には「私ほど偉大になると謙虚になることは難しい」や「もし俺を倒すなんて夢を見ているなら、さっさと目を覚まして俺に謝 [続きを読む]
  • 消費増税再延期
  • 先日、安倍首相から2017年4月に予定していた消費税増税を2019年10月まで再延期するという発表がありました。景気や増税による消費の冷え込みを考慮しての判断ということでした。一消費者としては増税の延期に胸をなで下ろす部分もありますが、福祉関係の人間としては「複雑な心境」というのが正直な感想です。というのも、今回の消費増税で得られる税収は他ならぬ「社会補償費」に充てられるはずのものだったからであり [続きを読む]
  • 利用者像のとらえ方
  • 私たち介護職は、利用者の方々と日々かかわりを持ちます。そのかかわりの中で、利用者それぞれの性格や価値観、生い立ち、習慣、できることやできないことなどいろいろなものを理解していきます。しかしご本人とお会いするまでは、その方について情報シートなどに書かれてあるざっくりとした一部分のことしかわかりません。そこから一日一日かかわりを持っていくことで、その利用者の方の全体像を徐々に形作っていくのです。利用者 [続きを読む]
  • 理想と現実
  • 介護福祉士養成校などでは、講義形式で介護や福祉について学ぶ時間が多くあります。施設等で行う実習や、学校での実技の学習といった機会などももちろんありますが、福祉や介護の基礎、理論などを学ぶ机上での学習というものもとても大切なものになります。実習生や学生、また現場の介護職ですら「理想と現実は違う」と言っていることを耳にすることがあります。それは、教科書に書かれている福祉・介護の「理想」と現場で実際に行 [続きを読む]
  • 「挨拶」とは
  • 「挨拶」は接遇の基本であると言われます。「先に挨拶をすること」「元気よく挨拶をすること」「相手の顔を見て挨拶をすること」「笑顔で挨拶をすること」などなど、「挨拶」に関する心構えはいろいろとあります。ではそもそも「挨拶」とは何でしょうか。「挨拶」と一言で言ってもいろいろあります。使う場面や時間、相手などによって様々な「挨拶」があると言えるでしょう。「挨拶」に関するこんなゲームがあります。5分間ででき [続きを読む]
  • 決断と実行のために
  • 何か新しいことを始めようとするとき、人は大きな力を必要とします。仕事はもちろん、日常の中の小さな何かであってもそれは同様です。何においても、新しいことに対する「決断と実行」というものはなかなか容易なことではありません。ではなぜ大きな力を必要とするのでしょう。人は誰しも「ものぐさ」なのでしょうか。いえいえ、決してそういうわけではありません。人が「決断と実行」に力を要するのには理由があります。理由その [続きを読む]
  • 伝えるための努力
  • 私の勤める介護施設の認知症専門棟にMさんという女性がおられます。Mさんは重度の認知症で、穏やかなときとそうでないときの差がとても大きな方です。昨日は朝から機嫌が悪く、朝食にも手を付けておられませんでした。ちょうどその日は朝から施設へ訪問理容があった日です。ある女性職員がにこやかにMさんに近付き、「Mさん、散髪屋さんが来てくれてるので今から髪を切りに行きませんか?」と話しかけました。「え、散髪?」とMさ [続きを読む]