矢野宏之 さん プロフィール

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矢野宏之さん: 心理療法あれこれ
ハンドル名矢野宏之 さん
ブログタイトル心理療法あれこれ
ブログURLhttp://behavior.wpblog.jp/
サイト紹介文臨床心理士が考える、強迫,うつ,パニック, 解離性障害, PTSDなどの方に対する治療法の紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2015/03/09 14:43

矢野宏之 さんのブログ記事

  • レイプ神話
  • 性被害に関する誤った認識は、性被害・PTSDからの回復を遅らせます。その中でも、代表的なレイプ神話について考えてみましょう。このレイプ神話とは、レイプ/性被害に関する誤った認識や社会通念、余談や偏見のことです。 ・若い女性だけがレイプ被害に遭う→実際は、幼児期から高齢者など幅広い年代の方が性被害にあうことが分かっています。これらの方々が狙われるのは事件化しづらいという面があります。また、男性であっ [続きを読む]
  • ADHDを持つ方のやる気を出す工夫
  • ADHDは報酬系の問題があり、なかなかやる気が出ずに、やるべき活動を先延ばしにしてしまう傾向があります。今回は、その中で幾つかの対処方法を紹介します。 ながら主義を実践先延ばしにしてしまう活動は、「面白くない」ために、なかなかやりたくないものです。そのため、音楽を聞きながらやる、ビデオを流しながら作業に取り組むなどの「ながら主義」を実践してみるということも一つの方法です。また、同時に複数の作業を並 [続きを読む]
  • 解離性障害のチェック
  • 解離という現象は、健康な人にも生じます。例えば、歩き慣れた道では、「あれ、もうここまできたの?」と思うこともあるでしょう。これは、正常な範囲の解離です。しかし、「記憶が抜ける期間があり、その期間にまとまりを持った行動をしている」のであれば、解離性障害である可能性があります。記憶障害を持っている病気というのはいくつかあります。てんかん(癲癇)が、その最も有名な病気です。もちろん、解離性障害はこれらの病 [続きを読む]
  • 自閉スペクトラム症、ADHDの症状チェック
  • 自閉スペクトラム症、ADHD、その他の発達障害についての症状をチェックしてみましょう。ADHD 不注意不注意とは、抑制するべき行動が抑制できないために、集中が乱される症状になります。 読み間違い・書き間違いなどのケアレス・ミスが多い。(例えば、テスト等でよく考えれば分かる問題を間違っている。ぱっと看板のカタカナを読んだ時に間違えて読んでいる)人の話しをきいているはずなのに、内容を覚えていない [続きを読む]
  • 自閉スペクトラム症、ADHDの症状チェック
  • 自閉スペクトラム症、ADHD、その他の発達障害についての症状をチェックしてみましょう。ADHD 不注意不注意とは、抑制するべき行動が抑制できないために、集中が乱される症状になります。 読み間違い・書き間違いなどのケアレス・ミスが多い。(例えば、テスト等でよく考えれば分かる問題を間違っている。ぱっと看板のカタカナを読んだ時に間違えて読んでいる)人の話しをきいているはずなのに、内容を覚えていない [続きを読む]
  • 性暴力被害/レイプの特殊性
  • 性被害の記憶の曖昧さ/事件化の難しさ性被害というのは密室で行われることが多い犯罪になります。このことは、被害者の目撃を裏付ける証拠が少ない犯罪ということになります。そのため、目撃証言は、ほぼないことが当たり前の犯罪になります。また、性被害にあっている最中、当事者は混乱状態にあります。もしくは後から事件のことを思い出すと、曖昧にしか思い出せないということが起こります。質問の仕方によっても、内容が変わ [続きを読む]
  • 性被害に関するトラウマ治療についての流れ
  • 最近、性被害に関する問い合わせが多いのですが性被害のトラウマ治療についての流れを書き出しておきます。 ご予約初回面接は、性被害者のご本人でなくても構いません。それは、ご本人が話すことに抵抗がある場合もあるからです。むしろ、性被害に関してはその方が多いと思います。ご家族から、事件の概要、その他のトラウマ、症状の変遷などをお聞きして、ご家族と対応を考えていきます。性被害は、周囲からの無理解からくる [続きを読む]
  • OCDに関連する論文紹介
  • 今回は、専門家むけの内容です。 OCDにとって改善とは?1.回復(病気ではない):Y-BOCSの点数が8点以下2.寛解:Y-BOCSの点数が16点以下3.治療にしっかりと反応した:35%以上,Y-BOCSの点数が減少4.治療に部分的に反応:25-35%のY-BOCSの点数が減少5.治療に無反応(治療抵抗):25%以下のY-BOCSの点数の減少6.再発:十分な治療や寛解の3ヶ月後に、25%以上のY-BOCSの点数が上昇する。もしくは症状が復活すること7.難治性:従来の治 [続きを読む]
  • レイプとセックス
  • レイプはPTSDの発症リスクが非常に高いトラウマ体験です。特に児童期の性的虐待や、青年期周辺の性被害は、その後の人生にとても大きな影響を残してしまいます。 汚れた感覚まず、性被害で多いものとして、自分が汚れてしまったという感覚です。この感覚によって、とても自尊心が低下した状態になります。そして、この汚れてしまった感覚のために、自分は何か人間として損なわれてしまったように感じられます。 孤立無援 [続きを読む]
  • 催眠療法
  • 催眠療法というのは、催眠と呼ばれる現象を利用した治療法になります。その為、催眠をどのように利用するかという点が重要になってきます。催眠状態とは、意識のあり方が通常とは異なる状態にあり、自発的な行動が抑制されており、催眠療法を行うものの言葉に対する影響力が大きくなっている状態と言えます。これを被暗示性が高まっている状態といいます。しかし、完全に治療者の言いなりになるわけではありません。ここでは、それ [続きを読む]
  • 解離性障害の家族対応
  • 解離性障害もどのような対応をした方がよいのか、よく聞かれる病気です。 解離性障害は特別な病気ではない解離性障害は、特別な病気ではありません。解離性障害は何らかの強いストレスによって、解離と呼ばれる現象が起きているもしくは起きやすくなっている状態です。そして、解離性障害そのものを改善させる薬物は、まだありません。薬物療法としては、SSRIなどの抗うつ薬を用いることが多いです。本などには「虐待」などの [続きを読む]
  • 解離症の周辺的な症状
  • 解離症は現在の診断基準では、解離性健忘を中心としていますが、その他にも様々な症状がみられる場合があります。これらの症状を詳しく把握することで解離症らしさが見えてきます。 現実感の喪失これは離人症のような症状です。離人症との区別ははっきりはありませんが、「自分がここにいる」という現実感が薄い、自分自身が世界と繋がっていないような感覚などのように知覚されることが多いです。 夢うつつ体験夢と現実 [続きを読む]
  • 複雑性悲嘆、死別のトラウマ
  • 複雑性悲嘆とは大切な人・動物が亡くなった後に悲しい気持ちが持続的に続いている状態です。このような気持ちが半年以上続いている場合は複雑性悲嘆の場合があります。 今まで、この複雑性悲嘆に限らず、死別を中心とした喪失のトラウマとしては以下のようなものがありました。・自死遺族・死産・ペットロス(飼っている動物の死)・家族・恋人の死・友人の死 これらは、抑うつ的な気分や自責的な感情、喪失感などが特徴に [続きを読む]
  • 皮膚むしり症 / 抜毛症の治療 2
  • 今回も、皮膚むしり症、抜毛症の治療についてTLC Foundation for BFRBs のリーフレットから少し抜粋して紹介します。原文:https://www.bfrb.org/storage/documents/Expert_Consensus_Treatment_Guidelines_2016w.pdf Comprehensive Behavioral Treatment(ComB)ComBは、CharlesMansuetoらによって開発された。この治療では、人が抜毛や皮膚むしりを行う理由があるときに、抜毛や皮膚むしりが起こると仮説を立てている。例 [続きを読む]
  • メルマガ 1号
  • ☆★☆――――――――――――――――――――――――――――――――   強迫症・不安症を認知行動療法で克服しよう!―――――――――――――――――――――――――――――  1 号こんにちは、臨床心理士の矢野です。今月も、皆さんの役に立つ情報をお届けします。メニュー■お知らせ■治療のコツ■読者からのQ&Aコーナー___________________________________■お知らせ_ [続きを読む]
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  • 強迫症の認知理論:考え方の癖
  • 強迫症にも、考え方(認知)の問題があることが知られています。責任と脅威の過大評価 これは、確認強迫の方が持っていることが多い認知的特徴です。例えば、「鍵を確認し忘れると家に泥棒が入りお金が盗まれるのではないか?」などのように考えてしまうことがあるかと思います。しかし、家に泥棒が入る要素は鍵以外にも無数にありますし、泥棒に入られたからといって鍵の確認を怠ったことを責められることはなかなかありません。し [続きを読む]
  • 「ゴミを捨てられない」場合の認知行動療法
  • 「ゴミが捨てられない」強迫症の方は、幾つかのパターンがあります。 「大切なものを捨てたのではないか?」と思って、捨てられない。この場合は、確認強迫の一つの症状になります。例えば、自分の個人的な連絡先や名前などのプライベートな情報を捨ててしまったのではないか? それが誰かに見つかって悪用されるのではないか? などのことが気になってしまいます。「自分の大切な思い出の品を捨ててしまったのではないか? [続きを読む]
  • マインドフルネスな生き方
  • マインドフルネスという言葉は、いまとても流行っています。ここでは、私が日頃、どうやったら伝わるだろうか、どうやってみんなは伝えているのかという視点でマインドフルネスについてかいてみます。 苦しみと共にあること怒り、悲しみ、落ち込み、不安と人間は生きている限り、様々な苦しみがあります。そして、この苦しみから逃れようと無意識のうちに様々な反応をしています。例えば、怒りであれば、言葉を強めて主張した [続きを読む]
  • マインドフルネスな生き方
  • マインドフルネスという言葉は、いまとても流行っています。ここでは、私が日頃、どうやったら伝わるだろうか、どうやってみんなは伝えているのかという視点でマインドフルネスについてかいてみます。 苦しみと共にあること怒り、悲しみ、落ち込み、不安と人間は生きている限り、様々な苦しみがあります。そして、この苦しみから逃れようと無意識のうちに様々な反応をしています。例えば、怒りであれば、言葉を強めて主張した [続きを読む]
  • アダルトチルドレンをどう治療するか?
  • アダルトチルドレンとは、かつては両親にアルコール依存症を持つ家庭で育った子どもに言われてる状態像でした。親がアルコール依存症であると、大人になっても子どもの心のままであるというのがアダルトチルドレンという言葉の由来です。最近は親がアルコール依存症でなくてもアダルトチルドレンであるというように概念が広がっています。そして、これは精神医学の言葉ではないので、実態としては、虐待を受けた方、PTSDを持ってあ [続きを読む]