紀之介 さん プロフィール

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紀之介さん: 銀曜日の戯言
ハンドル名紀之介 さん
ブログタイトル銀曜日の戯言
ブログURLhttp://kinosuke.blog.jp/
サイト紹介文主に漫画等のエピソードの再現。たまにショートショートと駄文。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供369回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2015/03/10 15:31

紀之介 さんのブログ記事

  • なに?
  • 「実はな、きれいな桜の木の下には…」「…」「死体が、埋まっているんだ!」「したいって…なに?」「…死んだ人の身体」「しんだって…なに?」「じ、寿命が付きて…い、命がなくなって…魂が抜けて…」「じゅみょうって…なに? いのちって…なに? たましって…なに?」「・・・」「それが うまっていると…なんで さくらがきれいなの?」「ご、ごめん。。。」「せかいじゅう、ぜんぶの さくらのきのしたに、したいは うまっ [続きを読む]
  • 出来る事と言えば。。。
  • そこは夢の世界であった。夜の神社に置き去りにされた、生まれたばかりの赤子が見ている、夢の中の世界。無力な赤子に出来る事と言えば、夢を見る事くらい。夢の中でなら、赤子は生きていける。それが、その世界の始まりであった。赤子が夢の中で生き続けるうちに、ある奇妙な現象が起こり始めた。現実世界で夢を見ている人が、その夢を通して、その世界に迷い込んで来るようになったのだ。それは、現実世界で、何らかの想いや悩み [続きを読む]
  • 同様に
  • 「これだけ暑いと、夏バテでしない?」「春は、寒暖差が激しいから、春バテするよね!」「なら、秋も同様に、秋バテもするかも…」「寒さで、冬バテもすると思う。」「─ 要するに…1年中バテてる訳だね。。。」 [続きを読む]
  • こんな所に。。。
  • 「はー?」1冊読み終えた和香さんは、満足の溜息を漏らしました。本を仕舞おうと、ベンチの右側のバッグに手を伸ばします。その時初めて和香さんは、空いていた隣に、誰かが座っている事に気が付きました。「…ん? 何で、こんな所にいるの!?」驚きの声に、本から顔を上げた正也君が応えます。「多分…和香と同じ理由。」自分が、公園でデートの待ち合わせしていた事を思い出した和香さん。バッグのポケットから、懐中時計を探り [続きを読む]
  • 輪廻
  • 人間には、因果推察の性質が備わっている。起こった事には、必ず原因があると考えるのである。これは、輪廻の思想にも、影響を与えている。で、世の中はが成り立っているとした場合、良き事をした者には報酬を、悪しき事をした者には刑罰が与えられなければならない。しかし実際には、生れたばかりで、何も悪い事をしていない赤ん坊が、悲惨な死を遂げたりするし、極悪人が幸せな一生を送ったりもする。これらの帳尻合わせのために [続きを読む]
  • ウエディングドレス…
  • ある新婚家庭に、お邪魔した時のお話。その夫婦は、アパート住まいでした。間取りは、6畳2間と、キッチンの2K。キッチンに繋がる1間は、普通に生活空間として使われていたのですが…その奥の1部屋には、ウエディングドレスしか、ありませんでした。部屋の中央のディスプレイ用のスタンドに、奥さんが結婚式で着たドレスが、飾られているのです。最初は、ネタだと思いました。客へのお披露目の意味で、ウエディング・ドレスを [続きを読む]
  • そんなの決まってる。
  • 「どうして…」「ん?」「─ どうして、そんなに嘘ばかり付くの?!」「そんなの決まってるでしょ?」「…」「貴方が…色々聞くからよ。」「は?」「何も聞かれなければ…私は嘘なんか言わずに済むわ?」 [続きを読む]
  • 無理です!!
  • 「じゃあ… 美術部の部長は…あなたが務めるっていう事で。」「わっ、私ですか!?」「そう!」「あ、あの、あの、む、無理です!!」「5人の中では…あなたがやるのが一番無難だと思うけど」「で、でも…今までそんな大きな立場に、就いた事ないのに!」「大丈夫! 出来るって。」「あ! じゃ、じゃあ…こうしましょう!」「?」「部長は…当番制という事で!」「…は?」「みんなで、ローテーションで部長を…」GA-芸術科アートデザ [続きを読む]
  • 言いかけて。。。
  • 「中倉君は…もうちょっとお肉つけた方がいいわよ!」「・・・」「─ 今何か…女の子に対して
    、失礼なこと言いかけて、やめたでしょ?」「え?」「なによう!」「な、何にも言って、ない
    だろ。。。」「ひどいわ、中倉君!!」「言ってもいないことで、人を非難するなよ!」 (ビームコ
    ミックス)" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/6185C7j1ttL._SL160_.jpg" align="left"
    hspace="5" border="0">よみきり?もの [続きを読む]
  • もっと大きな
  • 「今、数字の『1』を書くのが、ブームなのね」女の子が書き散らかして、床に散らばった紙を、ママが手に取ります。「もっと、大きな数字は、書けないの?」まだ何も書いていない中で、一番大きな紙に手を伸ばす女の子。紙全体を使って、大きな『1』を書き上げます。満足そうに見せる女の子に、ママは呟きました。「あー、そういう意味じゃ、ないから。」たばたちゃん派 2 (バンブーコミックス) [コミック]みずしな 孝之竹書房201 [続きを読む]
  • 想像もしなかった
  • 「か、川の上流から、流れてきたんです」「あの桃がか?」「わ、私は、それを唯、切り分けただけで。。。」「─」「まさか、中に赤ん坊が入ってるなんて…想像もしなかったんです!」「それが…あの赤ちゃんが、包丁で斬り付けられている理由か?」 [続きを読む]
  • ムリしない方が…
  • 「受注数、増やそうかしら…」「ネット販売の編み物?」「どう思う?」「ムリしない方が…」「お休みの日、利用すれば大丈夫よ!!」「…」「モチーフ1つ、1時間で出来るのよ! 1日あれば、24個も作れるわ!!」「─ それって『100m12秒で走れるから、フルマラソンなら84分で完走!!」て言ってるのと、同じだから。。。」さわらせてっ!あみかさん(1) (まんがタイムコミックス) [コミック]トフ子芳文社2016-08-06 [続きを読む]
  • 立っていたのが。
  • 「そわそわと」の同設定の連作です。  *連作 「双子と三つ子」−−−−−−−−−− 「…あなた、誰さん!?」校舎の入り口を探していた私は、声のした方に視線を動かしました。そして固まります。立っていたのが…私だったから。「え〜とぉ。。。」もう一人の私は、しげしげと私を見ました。「あ。」前の高校の制服を着ている事に気付き、声を上げます。「─ もしかして転校生さん?」−−−−−−−−−−「学校でスマホに電話し [続きを読む]
  • パイと紅茶
  • 「ご馳走するわ。せっかくだから、お茶でも飲んで行きなさいよ! 」カフェの店主のベネットが、お使いに来たメイドのシャーリーに声を掛けます。「…はい」頷いたシャーリーは、勧められたカウンター席に腰掛けました。その前に、パイと紅茶が並べられます。「さあ、どうぞ。召し上がれ。」「い…いただきます」湯気をあげるカップを、口に運ぶシャーリー。静かに紅茶を啜ります。「─ おいしい」−−−−−−−−−−「自分も、あ [続きを読む]
  • 専属の。。。
  • 「ねェ、見て見て! すごくかわいいよ!!」弟が連れて来た、メイド服姿の女の子を見て、姉は呟きました。「まあ…かわいいけど…」控えていたメイドが、経緯を説明します。「元の服は洗ったら、粉々になってしまいまして」「そうだったの」「なので…取り敢えずサイズが合った制服のスペアを…」「あ…じゃあ、すぐ替えの服を」メイドに指示を始めた姉に、弟は詰め寄りました。「姉さま! この子を僕の専属のメイドにしてよ!!」「… [続きを読む]
  • ん?
  • 「その合格祈願のお守り…」「ん?」「─ 自分の家が やってる神社のじゃ、無いよね?」「そうだよ。」「何で?」「そんなの…絶対合格したいからに、決まってるでしょ!?」 [続きを読む]
  • 好き嫌い
  • 「…何で、人の弁当を覗き込んでるの?」「いや…好き嫌い しないのかと思って」「んー べつにないかなー」「あっ!」「─ どうかした?」「に、人参も、食べるんだ…」「食べるわよ。小学生じゃ ないんだから。」「小さい頃からずっと、好き嫌いしてると大きくなれないとか、言われてたんだけど…」「嫌いなの?人参」「くそう! 人参か!? 人参だな?」「…」「人参を食べなかったから、背が…」「たぶん、ちがうとおもうけど。。 [続きを読む]
  • ごきげんね
  • 「あら?」ニコニコ顔のたばたちゃんに、ママが声を掛けます。「─ なんか ごきげんね」たばたちゃんが嬉しそうに眺めていたのは、カレンダーでした。「あ! 明日は3月3日ね。」ママの言葉に、頷くたばたちゃん。「あしたは、おんなのこ みんながだいすきな…」「…」「ひなあられのひー!」ママの顔に、苦笑いが浮かびます。「ちょ、ちょっと…ちがうかな。。。」たばたちゃん派 3 (バンブーコミックス) [コミック]みずしな 孝 [続きを読む]
  • 実は。
  • 「憎からず思う男からの、Wデーの告白を、断る女の事情とは、何ぞや?」「実は夫がいるとか、実は血がつながってるとか…」「夫なんかいないし、血もつながってないから。」「実は人間じゃない!」「あんた、彼女の事 どういう風に思ってるの!?」「─ 私達には、思いもよらない事情があるのかな?」「…まあ、そういうことでしょうね」「例えば?」「部族の習慣とか、前世の因縁とか。。。」「あんたこそ…彼女、何者だと思ってる [続きを読む]
  • 覚えてろよ!?
  • 「よ、良くもやってくれたな!」「…いや、お困りの様だったので。。。」「いいか、覚えてろよ!?」「え?」「俺は、やられたらやり返す。恩返しだ!」 [続きを読む]
  • 頂点に達すると…
  • 「怒りが原因で…」「?」「人が死んじゃうなんて、すごいですよね。。。」「もしかして…『憤死』の事?」「─ 本当なんでしょうか?」「人間は、感情が発達した生物だから…」「…」「感情が頂点に達すると…爆発して、死んじゃうんだよね。」「私に、嘘を教えようと してますね!?」照子ちゃんは恥ずかしがり屋(1) (アクションコミックス) [コミック]沼江 蛙双葉社2016-10-22 [続きを読む]
  • どういうこと?
  • 「どうしたら、ポジティブになれるの?」「…ネガティブを、ネガティブで打ち消すとか」「どういうこと?」「最悪だった日々とか、出来事を思い出すの!」「あの頃に比べたら…マシって気分になるって事?」「そうすれば…気が楽になるかもよ」「私の、最悪な思い出か…」「…」「─ 何もないわ」「幸せな事じゃない」「これって…私の人生が、平坦だって事、だよね!?」「悪い思い出がない事を…何で、残念がるかな。。。」小森さ [続きを読む]
  • 夜間救急。
  • ある日の深夜。お母さんは、体調が悪くなった幼い娘を、夜間救急に連れて行きました。吐き気が すごかった女の子は、直ぐに点滴をしてもらいます。。。−−−−−−−−−−点滴のお陰で、女の子の吐き気は治まりました。診察室のベットで眠りに落ちる姿を目にして、一安心する お母さん。その耳に、カーテンの1枚向こうで小声で交わされる、医師と看護師の会話が届きます。「子供の尿とれた?」「それが…」「─ 何?」「眠って [続きを読む]
  • どうして
  • 「司令、納得いきません!」「何がかね?」「どうして、ワザと敵の首領を逃がす様な事をさせたんです!?」「…我々の存在意義を、無くさないためだ。」「え?」「悪の組織が存在しれくれないと…我々正義の味方が、失業してしまうだろ!」 [続きを読む]
  • 制服
  • 「どうかした? カナリ」「んー」「…制服が、どうかしたの?」「なんか、小さくなったような気が…」「え、縮んじゃったかな!? 制服」「そうかも…」「あ!」「何? 池子??」「─ カ、カナリが…大きくなってる。」「え? そんなことは…」 「わたしの方が、お姉ちゃんなのに!」「い、池子?」「同じもの、食べてるのに!!」「お、落ち着いて?!」「わたしの方が小さいと、甘えて もらえなくなっちゃう。。。」「大きくなっても… [続きを読む]