紀之介 さん プロフィール

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紀之介さん: 銀曜日の戯言
ハンドル名紀之介 さん
ブログタイトル銀曜日の戯言
ブログURLhttp://kinosuke.blog.jp/
サイト紹介文主に漫画等のエピソードの再現。たまにショートショートと駄文。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供369回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2015/03/10 15:31

紀之介 さんのブログ記事

  • マシですけどね
  • 「マラソン大会ですか。。。」「転校早々、災難ねぇ」「…」「苦手? マラソンで長距離走るの」「まあ…マシですけどね」「?」「ゴールが判らず、ペースがつかめないため非常に苦しいと言う、人生という名のレースよりは…」「─ いちいち、問題をヘビーにしなくて、良いから。」サクラ町さいず 3巻 (まんがタイムコミックス) [Kindle版]松田円芳文社2015-07-01 [続きを読む]
  • 科挙の答案審査
  • 「ふうん…これは今までの中では、最もしっかりした文章だな」科挙の答案審査担当の博士は、感嘆の声を上げました。「文才も見識も、兼ね備わっておるし、慌てず騒がず筆を進め、しかも古典からの引用句の選定も、なかなか趣深い」審査委員会へ回す際に添える、批評文をしたためる準備の途中で手が止まります。「…しかし、待てよ」批評を行おうとしていた答案に、博士は腕を伸ばしました。「文章は上手いが…個性的過ぎないか?」 [続きを読む]
  • あの…
  • 「ごめんくださーい」「─ なに?」「あの…」「…あんたも恩返し?」「も?」「私も、あのお爺さんに助けられたから…順番待ちしてるんだ」「…」「で…どうする?」「ま、待ちます。。。」「じゃ…あんたは、13番目」 [続きを読む]
  • 要求。
  • 「では…」何でも贈ると言われ、かぐやは顔を上げます。「─ 欲しいものがあるのですが、よろしいでしょうか?」頷く、求婚者達。かぐやが要求したのは、『蓬莱の玉の枝』『火鼠の皮衣』『燕の子安貝』の、3つでした。成り行きを陰から見守ってお爺さんは、内心で感心します。「うまい。無理難題をふっかけて、断ろうという作戦じゃな!」−−−−−−−−−−「よろこべ!」お爺さんは、かぐやに駆け寄りました。「5人全員、お [続きを読む]
  • たわけ!
  • 「バカ…」「は?」「たわけ!」「た、たわけ?」「なんで『あなた達カップルさん?』って聞かれた時、否定したの?」「いや…」「な・に!」「く、区切りが付くまでは…なあなあは嫌なんだ。」「区切りって、何?」「それはその、つまり、お前と釣り合いが取れてからって、思って……」「釣り合い?」「俺の背がお前に追い付いた時、お前に きちんと告白したいんだ!」「─」「だから、それまでは…」「でも…ありえないよね?」 [続きを読む]
  • はっきり見たわけじゃ
  • 「黒い影…密かな音…」「はっきり見たわけじゃ ないんでしょ?」「─ でも、気配がするんです!」「アンタんち…ユーレイかゴキブリでもいるんじゃないの?」「ど、どうすれば…」「まずは…部屋閉め切って、殺虫剤を焚く!」「…」「んで、この御札を家の四方と玄関に貼る。」「─ そんなことしたら…近所から、危険認定されませんか?!」「じゃあ、何もしないで放おっておけば?」「わかりました、やります。。。」ラディカル・ [続きを読む]
  • 晴れるって。。。
  • 「何とかなりませんか?」「…はあ」「雨は困るんです!」「そう仰られましても…」「昨日は晴れるって。。。」「予報が外れた件は…謝罪させて頂きます」「曇りで我慢しますから!」「─ 気象庁で天気を制御している訳ではありませんので。。。」 [続きを読む]
  • 小説家
  • 「誰、あの人?」「ラウールさんですよ」「何してる人なの?」「小説家をされてるそうです。」「そうなんだ…」「売れてる作家さん みたいですよ」「─ 私の、ライバルか」「…は?」「私も推理小説で、100万部刷ったから」「え、ええ〜!」「まあ、自費出版だけどね」「…じ、自費出版で、ひゃ、100万部。。。」「お金って、素晴らしいでしょ?」メェ〜探偵フワロ (まんがタイムコミックス) [コミック]ナントカ芳文社2014-04-07 [続きを読む]
  • わかりませんが…
  • 「寒いし…あと関節も痛い」「風邪ですか?」「頭痛もするし…」「ロボットの僕には、その苦しみはわかりませんが…」「─」「寒いって言うのは…液体窒素を掛けられた時の感じですか?「…え?」「頭痛って電子回路にドライバーを突っ込まれた時の状態ですか?」「ロボ!」「関節の痛みと言うのは、ラジオペンチとか万力で…」「─ あれは事故で…わざとした訳じゃないのよ?」白衣さんとロボ 1 (バンブーコミックス) [コミック] [続きを読む]
  • 最高の気分。
  • 「くっくっく…流れこんでくるぞ。これが死か!?」戦いに負けた男は、歓喜の声を上げた。「─ ひひひ。最高だ! 最高の気分だ!!」「負け惜しみを言うな!」「貴様には理解出来まい。不死身と言う無限の牢獄を。 ─ 永かった。空しさを紛らわすために、何度、文明を興し、滅ぼしたか… しかし、そんな事を繰り返しても、私の心は、一度も満たされなかった」「…」「だが、お前が現れた。それで私には、死と言う希望が、もたらされ [続きを読む]
  • 何になるのかな?
  • 「誕生日おめでと。」「あーりぃがとー」「さっちゃんは…大きくなったら、何になるのかな?」「ケーキ屋さん?」−−−−−−−−−−「たんじょーび、おめでとー」「ありがと。さっちゃん」「おばーちゃん?」「なぁに?」「おおきくなった…なにに なるの?」 [続きを読む]
  • マークシート
  • あるテストでの事。その日のテストは、マークシート方式でした。一通り解答を終え、テスト用紙を見直した青山君。上から下まで答案用紙を眺めて、目が点になります。なんと、塗り潰されたマークが、縦に一直線に並んでいたのです。「こんな…こんなことはありえない!」動揺し、慌てて、消しゴムに手を伸ばします。そして、解答の正しさは二の次に、バランスだけを考え、マークの塗り直しを始めたのです。。。−−−−−−−−−− [続きを読む]
  • ちょっと待て!
  • 「お前ら…付き合ってたんじゃ、なかったのか?」「待て待て、ちょっと待て!」「何だ?」「彼女って…おれのこと、好きそうなそぶりしてたか?」「…どーでもいいやつのために、毎日、重詰弁当持ってくる女がいるかー!」「ああっ!」「鈍感にも ほどがある!!」「─」「…マジで、気づいてなかったのか?」遁走娘?押入れレビュー? (タツミコミックス) [コミック]樹 るう辰巳出版2004-03-11 [続きを読む]
  • 交換。。。
  • 「ゴム手袋、穴が空いちゃった…」手袋の左手を破ってしまった ななこさん。「交換、交換」予備のゴム手袋がしまってある引き出しに向かいます。「右手しか入ってない…」引き出しの中には、以前破った時に交換したゴム手袋の片方だけが入っていました。どうしようか、一瞬悩んだ ななこさんですが、名案を思い付きます。「あっ、そうだ。裏返せばいいのよ!」−−−−−−−−−−「?」窓拭きをしている 姿を見て違和感を感じた [続きを読む]
  • UFOを呼ぶ
  • 「地面に…これ描いてみない?」「UFOを呼ぶ宇宙文字?」「この模様を描くと、現れるんだって!」「─ もし現れても…それの効果じゃないとは思うけどね」「何で?」「…宇宙人は、ここに来て初めて、その文字モドキを見る事になるから」「あ!?」 [続きを読む]
  • 誠意と礼節をもって…
  • 「こちらは不逞にして凶悪な反乱部隊だ。」「造反者めが!」「統合作戦本部長閣下に、誠意と礼節をもって脅迫の文言を申し上げる。心してお聞きあれ」「みだりに舌を動かすな!!」「腹話術の心得がないのでね、舌を動かすのはやむをえざるところだ」「…」「─ 脅迫の内容を、話してもいいかね?」銀河英雄伝説〈6〉飛翔篇 (創元SF文庫) [文庫]田中 芳樹東京創元社2007-12 [続きを読む]
  • 宣旨。
  • 宋で禅宗の修行をした栄西。学んだ事を臨済宗として布教しよう矢先に、大きな障害に突き当たります。それは、朝廷からの布教禁止の宣旨でした。他派の僧侶達からの「禅宗は邪教だ!」との訴えを、朝廷が真に受けてしまったのです。。。−−−−−−−−−−宣旨で布教が出来なくなった栄西は、翌年、事情聴取のために、朝廷に召喚されました。栄西は、ここぞとばかり、他派の僧侶達の訴えのことごとくに、切れ味鋭い反論を行います [続きを読む]
  • 相談に乗りますよ?
  • 「何か、悩み事でもあるんですか?」ホームの乗車停止マークで、火鳥さんは、立ち止まりました。「─ 私でよければ、相談に乗りますよ?」後ろを歩いていた永久野氏が、追い付きます。「まいったなー 何でもお見通しマンなんですね…」「女の勘を、侮ってはいかんですよー」永久野氏は火鳥さんの隣に立ちました。「…では、お言葉に甘えて」「どうぞ、どうぞっ」「実は、ずっと気になってる人がいましてね…」「ほ?」「─ 最近そ [続きを読む]
  • 我慢すれば
  • 「その箱を開けてみて下さい」「─ 開けたら、どうなるんだ?」「死の呪いが、掛かります」「俺に、死ねってか?」「呪いなんか、我慢すれば大丈夫ですよ。」「じゃあ…お前が開けろ」「なんで そんな危険な事を、僕にさせるんですか!」 [続きを読む]
  • 生き残る。。。
  • 自分の血縁を守る遺伝子と、血縁でない者まで守る遺伝子。前者を利己的遺伝子、後者を他利的遺伝子と呼んだ場合、どちらの遺伝子が生き残るだろうか。利己的遺伝子は、自分自身や自分と同じ遺伝子を共有する個体を守る事により、その遺伝が子孫に伝わる。血縁でない者を守るためにも命を捧げる他利的遺伝子は、その個体ごと、遺伝子が消えてしまう可能性が高い。通常は、血縁に対してのみ愛情を持つ、利己的遺伝子の方が、生き残り [続きを読む]
  • 聞かなくても
  • 「はー」「…」「ちょっと!」「なんだよ?」「女がため息ついてるのよ? 訳を聞いたらどうなの!」「聞かなくても判るし」「…何が、判るっていうのよ?」「男の事か…金の事」「し、失礼ね…」「─ でも…図星だろ?」「ふん。そうよ!」アシタのアタシ 2 (まんがタイムコミックス) [コミック]丹沢 恵芳文社2001-12 [続きを読む]
  • まだ続けるの?
  • 「え、まだ続けるの?ダイエット」如月さんは確認します。「何で?目標の数字まで、体重、落ちたんでしょ?」「…減量前に、会っていた知り合いがね─」睦月さんは答えました。「─ 減量後の私を見て、痩せたねって言ってくれなかったんだよね…」「…」「これって、私の痩せ方が、まだ足りないって事、だよね?」聞かれた睦月さんは、如月さんに言います。「ダイエット続けても…それって、解決しないと思うぞ?」「…?」「誰し [続きを読む]
  • …忘れない
  • 「お別れね、私達…」「そうだね」「お願い。私の事、忘れないでね!」「忘れない」「信じてるから!」「落ち着きなさい。」「で、でも!」「隣のクラスだし、授業終わったら直ぐに会うのに、何で そんなに大げさなの。。。」 [続きを読む]
  • そこはちゃんと
  • 「楽しかったね。遊覧船」「何事もなくて、良かったね!」「?」「私が、海に落ちたりとか。」「そこはちゃんと、チェックしておいたよ」「…へ?」「ふふふ…篠崎さん誘うんだもの、当然でしょ?」「えーと…」「あの船にはちゃんと、ライフジャケットも救命浮器もついてたから…もし篠崎さんが落ちてても、大丈夫だったと思う。」「ほ、本気で、心配してたんだ。。。」なり×ゆきリビング(2) (まんがタイムコミックス) [コミック [続きを読む]
  • 合法的な生体実験?
  • ある医師のお話です。医師は、2つの画期的な移植法を考案しました。1つは、ドナーから取り出した器官の表面をよく洗い、元の細胞を削ぎ落し、その後、移植対象者の幹細胞を含んだ特殊な液に浸すと言うもの。そうすると その器官が、そもそも移植対象者の細胞から作られたかの様に、変化すると言うのです。現状では、唯でさえドナーが多くない上に、かなり厳密に、生体適合性が確保出来ないと移植が出来ないと言います。それを解 [続きを読む]