後藤ゆり さん プロフィール

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後藤ゆりさん: BLやさい室
ハンドル名後藤ゆり さん
ブログタイトルBLやさい室
ブログURLhttp://gotoyuri.blog.fc2.com/
サイト紹介文胸キュン&ハピエン! 完結編多数。(連載中)記念日に出会いの日を再現!? 明仁と泉の甘〜いバカンス。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供271回 / 365日(平均5.2回/週) - 参加 2015/03/11 16:01

後藤ゆり さんのブログ記事

  • アニバーサリー (08)
  • ≪ 泉 ≫「泉、見てごらん? 海の色が変わって来たよ。」明仁が前方に開けた海を見て言った。空はまだ明るいが、確かに、海面は鮮やかなブルーから輝く鈍色に変わっていた。 空よりも海の方が、太陽の光の変化を如実に教えてくれるらしい。明仁と夕陽を見るのはもう何度目だろうか。思い出す。 明仁に出会った日に初めて見た南国の夕陽。 永遠に愛してると誓い合った時の神々しい沖縄の夕陽。「明仁・・・。」ねぇ、キスした [続きを読む]
  • アニバーサリー (07)
  • ≪ 明仁 ≫グアムについた記念にまずはひとセックス・・・といきたかったが、「はぁ! やっぱりここからの景色は凄いねっ、超気持ちイイっ。 プールいいなぁ、やっぱ水着持ってくれば良かったなぁ、って、水着持ってないか。 ねぇねぇ、下のショップで海パン売ってたよね、買っていい? って言うか明仁も買おうよ、プール行こうよ!」ベランダの真下に見えるホテルのプールに興奮している泉に毒気を抜かれる、まるで子どもだ [続きを読む]
  • アニバーサリー (06)
  • 空港での無駄に緊張する入国審査を経て外へ出ると・・・うわっ! この熱さ、懐かしい。 日本の真夏の熱気は息苦しいだけなのに、グアムだと何でこんなに気持ちいいんだろ。「泉、日焼けするから日向に出ちゃダメだよ? ほら、タクシー乗り場、あっちだから。」はぁい。ホテルは去年と同じNホテル。 去年は俺と明仁、それぞれに部屋を取ってたけど・・・そこまで再現するのは止めた。 だって、それは流石に無駄だからね。この [続きを読む]
  • アニバーサリー (05)
  • ≪ 明仁 ≫「凄いっ、地球が丸いっ!」小さな四角い窓から見える白く煙る地球の弧、泉はまるで初めて見るかのように興奮している。 飛行機は5度目のはずだが・・・そうか、沖縄まではここまでの高度じゃなかったし、前回のグアムへの機内ではお喋りに夢中だったからな。 グアムから帰国する時は一人だったから、おおかた機内ではずっと寝ていたのだろう。「このまま宇宙まで、行けちゃいそうだよね。」振り向いた泉が、俺を真 [続きを読む]
  • アニバーサリー (04)
  • ≪ 泉 ≫高度が上がり、地表が模型みたいになって眼下に半透明の雲が現われるまで、俺は明仁の手を握ってた。「相変わらず、飛行機が怖いんだか好きなんだか分からない反応するね。」明仁が笑ったから、悔しくなって握っていた手を解いた。「怖がってないから。」「そう? その割に俺の手ギュッて握って離さなかったけど。」そ、それは・・・「初めての時そうしたから、再現しただけっ。」ほんと、怖かったわけじゃないよ? 海 [続きを読む]
  • アニバーサリー (03)
  • ≪ 明仁 ≫「今年のゴールデン・ウィークさ、1年前の再現しようよ!」今年に入って早々に泉がそう言い出した時、正直かなり照れ臭かった。1年前、出会ったときの再現・・・など、少女趣味過ぎるだろう?泉と出会う前まで、長期の休みには一人で海外逃亡するのが俺の常だった。 1年前のゴールデン・ウィークも、仕事を忘れ、南国のゆったりとした時間の中に身を置き自分をリセットする目的で、グアムに向かった。その機内で泉 [続きを読む]
  • アニバーサリー (02)
  • 席は・・・えっと、38H。窓際のその席に着いて、外を見る。 去年より翼に近い。この翼で空を飛ぶんだよな・・・あの日、緊張しまくってた俺の手に手を重ねて 『大丈夫。』 そう言ってくれた明仁。 ダメだ、明仁のことしか考えられない。 明仁に会いたい。「席、違いますよ?」・・・え?掛けられた言葉は、365日前と同じだった。振り返れば、白いシャツに濃紺のジーンズの、背の高い、精悍な眼差しの彼が、通路から俺を [続きを読む]
  • アニバーサリー (01)
  • ≪ 泉 ≫成田空港第2ターミナル。去年と同じ時刻、同じ場所。俺は去年と同じように一人で出国手続きをし、62番ゲートに向かっていた。10時40分発JL941便グアム行き、これも去年と同じ。去年は人生初の海外・・・って言うか初飛行機を前に緊張しまくりで不安で周りが見えていなかったけど、ゴールデンウィーク初日に男一人って俺だけで、周りは家族連れやカップルばかりで、急に心細く、少し恥ずかしくなった。大型連 [続きを読む]
  • ルージュ (後記)
  • こんばんは! 後藤です。【ルージュ】 最後までお読みくださいまして、ありがとうございましたっ!!後藤の過去作品もお読みいただいてる方は当初からお気づきだったことと思いますが・・・マナちゃんは、【海空Ⅲ】 で泉を悩ませたM建設の社長令嬢で あり、【刹那】 の刹那の同僚だったマナちゃんです。( *´艸`)クス【ルージュ】 中の遠野(明仁)と泉に触発されて 【海空】 を読み返して下さった〇〇さん、拍手コ [続きを読む]
  • ルージュ (25) 最終話
  • 快晴・・・。6月、昨日まで連日雨だったというのに、今日のこの青空。 青過ぎてイライラする。「お天気も二人の門出を祝福してくれています。」 そんなスピーチが容易に想像できた。今日は、慎司の結婚式。”本多家 古賀家” の結婚式と披露宴の会場は、都内の老舗一流ホテルだった。 新郎新婦、互いに祖父が政治家だから、列席者は錚々たる面々に違いない。実家に招待状が届いた日、「シンちゃんのお爺様の地盤ね、一人息子の [続きを読む]
  • ルージュ (24)
  • 夢? 現実? きっと現実。僕の唇に残る痺れるような感覚、シンちゃんの唇に残る僕のルージュ。セカンド・キス、人生で二度目のキス。 『行ってみる? オレと、エデンに。』うん・・・行きたい。シンちゃんと行きたい。永遠の愛の園に、今すぐ僕を連れて行って・・・。触れていい? シンちゃんに。 手を伸ばしたいのに、うまく体が動かない。「そんな、嫌そうな顔するなよ。 キス、遠野じゃなくて悪かったな。」だから、遠野が [続きを読む]
  • ルージュ (23)
  • 5人で飲めば、700mlのピンドン1本なんてたった2杯ずつで終わってしまう。「マナちゃん、ご馳走様。」ぁっ・・・シンちゃんに 『マナちゃん』 って呼ばれると・・・ドキっだかズキッだか分からない矢が心臓に刺さった。 その衝撃の理由を考え出せば堕ちてしまいそうで・・・エィッと気合を入れて見えない矢を抜いたけど、射られた胸はジクジク痛んだままだった。ピンドンの後は安価なロジャー・グラートのロゼに切り替えて [続きを読む]
  • ルージュ (22)
  • シンちゃん・・・?ぶわっと瞼を覆う桜吹雪の幻想。まるで、僕とシンちゃん、二人きりのような錯覚。不思議・・・人は何故、初恋に桜を重ねるんだろう。あぁ、変わらない・・・僕の大好きな、シンちゃん。ドクドクドク、全身が大動脈と化して破裂しそう。「遠野ちゃんいらっしゃい! マナったら何ぼぉーっとしてんのよ、さては遠野ちゃんのお連れ様にズキュン一目惚れ!? マナはいい男に目がないものねぇ〜?」やめてっ、ララっ [続きを読む]
  • ルージュ (21)
  • ”CLUB エデンの園”「・・・幼馴染さんの後、追い掛けなかったんですか?」そうね、あの時シンちゃんを追い掛けて、僕はシンちゃんを好きなんだ! って告ってたら、何か変わってたかも知れない・・・し、何も変わらなかったかも知れない。「シンちゃんを追い掛ける代わりに、すぐに ”エデンの園” へ行ったわ。 営業中の店内にズカズカ入り込んでララをトッ捕まえて、『僕を女にしてくださいっ。』 って叫んだの。 店中シンと [続きを読む]
  • ルージュ (20)
  • 「今日のアレ、なんだよ。」突然真後ろから慎司の声がして、悲鳴を上げそうになった。何で・・・何で慎司がいるの!?インターホン鳴った? 鍵は? 鍵は僕が閉め忘れたのかも知れない、ぼぉっとして帰宅したから。まぁいい、慎司が来てくれたことは嬉しい、けど何で、よりによってこのタイミングで現れるんだ。「あ、アレって、何?」振り返らずに訊いた。「学食でのことに決まってんだろ。 オレと飯食うっつって学食行ったのに [続きを読む]
  • ルージュ (19)
  • 午後の講義は慎司と同じだったけど、僕は遠野と並んでノートをとった。前方の席で慎司と倉田さんが肩を寄せ合う度に僕はペンが止まり、その都度、遠野が僕をつついた。 「気にするな。」 と言われてるようでもあり、「このままでいいの?」 と言われてるようでもあり、僕の心はざわついた。その日はそのまま、慎司と会話することなく帰宅した。珍しく専業主婦の母は不在で、ダイニングテーブルに 『夕飯は鍋のポトフを温め [続きを読む]
  • ルージュ (18)
  • 数日後の昼休み。僕は慎司と慎司の彼女の倉田さんと、午前の講義の後、学食に向かっていた。倉田さんは僕にも気を遣って話し掛けてくれたけど、目の奥が 「邪魔。」 って言ってた。 僕だって邪魔をしたいわけじゃないし、何より慎司と彼女を前に笑ってるのは凄く精神力が要ることで、出来ればこの場を離れたかった。 けど、きっかけがなくて・・・。日替わりランチのトレイを手にテラス席に向かう、倉田さんがテラスがいいと言っ [続きを読む]
  • ルージュ (17)
  • 「飲みましょ! こうなったら飲むしかないわ! でしょ!?」『こうなったら』 っていうのがよく分からないけど、まぁそんなのどうでもいっか。ララさんがグラスを掲げたから 「おぉっ!」 って言って乾杯して三人とも一気にグラスを飲み干した。「いいわっ、今日はあたしの奢りよっ。 スパークリングもう1本ちょうだいっ。」「おっ、ララさん男前。」「うるさい遠野っ、あたしは心は女よ!?」その後はもう大変だった。 僕 [続きを読む]
  • ルージュ (16)
  • 「本多に告白する気は?」僕は大きく頭を振った。「僕は・・・僕は、シンちゃんを好きだけど、僕は、シンちゃんの好きな女の子じゃないから。」「自分が女ならよかったのに、って、思う?」もしも僕が女の子だったら・・・って、今までに何度も思った。 思ってもどうしようもないことだけど、自慰をしながら、シンちゃんのペニスを太腿に感じながら、そういう時、僕の中の僕は女の子だった。「店、出ようか。」遠野が立ち上がった [続きを読む]
  • ルージュ (15)
  • 「何でもない・・・って顔じゃないよ? なに?本多がここでホストしてるの?」本多って、慎司のことだ。 確かに慎司はホスト似合いそうだけど・・・って、そうじゃなくて。「好きな人がホストしてて心配で仕方なくって様子見に来たはいいけど男一人で店に入り辛くって困ってる・・・って顔してるけど?」違う違うっ、慎司はホストなんてしてないしっ。・・・って言うか、「・・・好きな人?」「違うの? あんた、本多が好きなん [続きを読む]
  • ルージュ (14)
  • 大学2年生になった春、慎司にまた新しい彼女が出来た。今までの彼女は、明け透けな篠原さんとかお嬢様然とした年上の古賀先輩とか、陸上部のエースの子とか何とかってアイドルグループに入ってる子とか、色んなタイプがごちゃ混ぜで 「女の子なら誰でもいいの?」 って気がしないでもなかったけど、全員に共通してたのはスタイルの良さだ。 でも、今度の子は・・・よく言えばぽっちゃり系? 可愛いとは思うけど、慎司の好みから [続きを読む]
  • ルージュ (13)
  • それから、慎司と何度かHなことをした。ズボンと下着を脱いで、僕が慎司のをフェラチオして、慎司が僕の太腿に挟んで・・・。そう言えば、キスしたのって最初の日だけだったな・・・とか、僕のペニスには全然触れてくれないな・・・とか、そういう不満を言うのは烏滸がましいって分かってる。でも、今の自分が慎司にとって幼馴染以上の関係だ・・・って思うから、少し我儘になってしまう。 と言っても、それを言葉には出来ないん [続きを読む]
  • ルージュ (12) R18
  • 「咽るなよ、ショックだわぁ。」本気とも冗談とも取れる口調で慎司が言った。「ご、ごめん。」だって、本当に苦しかったんだもん。 シンちゃん・・・怒った?「ま、初めてなら仕方ねぇか。」頭頂にキスされて、慎司が怒ってないと分かってホッとした。「こっち来いよ。」こっち・・・って、ベッドの上、慎司の横?くっ付いて寝よう、ってことかな。 何だか、恋人同士みたいでくすぐったい。 でも、嫌なわけない。首の怠さを堪え [続きを読む]
  • ルージュ (11) R18
  • 出しちゃった・・・。恥ずかしくて、こんな淫らな僕をシンちゃんに見られたくなくて、顔を覆う手前で両手を掴まれた。「イッた後の顔って超可愛いんだから、隠すなよ。」か、可愛いわけない。 女の子ならそりゃ可愛いかも知れないけど、僕は男だもん、慎司が望む様な可愛いさなんてない、だから、ますます顔を見られたくなくて、僕は出来る限り慎司から顔を背けた。「そういう行動が可愛いんだって。 煽るなよ、オレ、まだイッて [続きを読む]
  • ルージュ (10) R18
  • 「んっ!?」ゾワッと快感が走った。 互いのペニスが偶然ぶつかったのだ。「なに今、凄ぇよかった、びっくりしたぁ。」う、うん、僕も、びっくりした。「今の・・・もう一回していい?」今度は故意に、慎司がペニスをペニスに当てに来る。「ん・・・ぁっ、シンちゃんっ。」嫌だ、これ、気持ち良くて、恥ずかし・・・っ。張り詰めた薄い皮膚が触れ合うって、こんなに熱いんだ? 自慰を覚えてから3年間、毎日のように右手で擦って [続きを読む]