後藤ゆり さん プロフィール

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後藤ゆりさん: BLやさい室
ハンドル名後藤ゆり さん
ブログタイトルBLやさい室
ブログURLhttp://gotoyuri.blog.fc2.com/
サイト紹介文胸キュン&ハピエン! 完結編多数。(連載中) ひねくれ童貞男子がオレ様モテ男子に好かれたら!?
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供248回 / 365日(平均4.8回/週) - 参加 2015/03/11 16:01

後藤ゆり さんのブログ記事

  • 独壇場Baby (21) シアターの二人
  • このビルは、渕上駅周辺で唯一と言っていいデートスポットだ。 昔ながらの商店や赤ちょうちん、チェーンの大衆居酒屋が軒を連ねる北口と違い、南口は、このシアタービルを中心にビストロやバルなど女子が好みそうな瀟洒な店が並んでいる。 映画を観てからビル内もしくは周辺でディナー、が定番のデートコース。 デートに縁のない俺は、このお洒落臭いビルに足を踏み入れたのは初めてだった。流石、キラキラの王子様はキラキラの [続きを読む]
  • 独壇場Baby (20) 王子様
  • その人は、海老フライを尻尾まで口に入れ咀嚼しながら、自分の右手をジッと見つめていた。あぁ、海老フライを摘まんだ指先の油が気になるのだろうと推し測り、弁当についていたお手拭きの小袋を 差し出したら、彼は 「ありがとう。」 と爽やかに微笑んだ。その笑顔に、ついドキリとしてしまう。 こんな綺麗な人が学内に居たなんて・・・。おそらく年上、4年生、院生かも知れない。 学部や学年が違っても、一度でもすれ違ったら [続きを読む]
  • 独壇場Baby (19) 多趣味
  • ≪ 七浦 彬 ≫ ”友達宣言” の翌日から、俺と神谷と多田、3人でつるむようになった。 先週と違うのは、多田に待ち伏せられ仕方なく・・・ではなく、俺も神谷も、望んで多田と一緒に居るということだ。取っている講義は違っても、同じ科だから授業スケジュールは似通っている。 自ずと空き時間も同じになるから、3人で学生課で就職活動の資料を集めたり、図書館へ行ったり、構内のカフェで時間を潰したり。 勿論、同じ講義 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (18) 我慢
  • ≪ 多田 颯介 ≫くぅ〜〜っ、堪らん!彬、クソ可愛すぎるだろっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゼミ後の二人きりの教室で、「友達、で、いいじゃないか。」 伏し目がちに言った彬。 最初は、ただ怒ってるんだと思ってた。彬がほんの少し震えてたから、「何震えてんの?」 って肩を抱こうとしたその時、フッと俺を見上げた彬の表情が何かを一生懸命に堪えるように歪んでて。あぁこい [続きを読む]
  • 独壇場Baby (17) 後の祭り
  • ≪ 七浦 彬 ≫月曜日・・・が来てしまった。目が覚めてから何度溜息をついただろう。 土曜の朝から降り続いてる弱い雨が、鬱々とした気持ちをますます意気阻喪させた。 どうせなら登校拒否の小学生よろしく腹痛でも起こってくれれば休む正当理由が出来たのに、身体に異変はない。今日は2限からの日だったが、敢えて早く、1限に合わせて家を出た。 どうにも俺のスケジュールを把握しているとしか思えない多田が駅で待ち伏せ [続きを読む]
  • 独壇場Baby (16) 多田の土曜日
  • ≪ 多田 颯介 ≫ほんとマジ、有り得ねぇ。雨の音で目が覚めたら、彬の姿は部屋になかった。今朝こそは裸エプロンの彬に起こされて・・・ってうちにエプロンはないけど、まぁとにかく恋人同士のイチャイチャっとした朝食を経て 「ぃやっ、朝ご飯食べたばっかでそんな・・・あっ?」 みたいな甘いAMを過ごした後、14時になったら二人でスーパーに買い出し行く。 「彬、6月に鍋って時期外れじゃね?」 「でも、恋人と二人で [続きを読む]
  • 独壇場Baby (15) 逃亡
  • あぁ・・・また快楽に流された・・・・・・。セックスの果てに眠ってしまった(気を失った?)俺は、気が付くと多田の腕枕の中にいた。暗い・・・夜だ。 何時かは分からないが、恐らく深夜だ。 その証拠に、物凄く腹が減っている。空腹はどうでもいい、とにかく、多田が目覚めないうちに部屋を出なくては。 だって、どんな顔して多田に 「お早う。」 と言えばいいか分からない、逃げるが勝ちだ。しばらく様子を伺って多田が寝入 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (14) R18
  • ≪ 七浦 彬 ≫今の・・・何?イッた・・・ような衝撃的な浮遊感に襲われたのだが、精を飛ばした感覚がない。 未だ体はふわふわと心許なく、幽体離脱とはかくやとばかり。 瞼の裏ではチカチカと、小さな光が羽虫の様に飛び回っている。おい多田、今の、何? 羽虫を振り払う様に瞼を開き見上げれば、多田が嬉しそうに微笑んでいた。抱き締められる。 多田の重さが、体温が、気持ちいい。気持ち良くて、また目を閉じた。アナル [続きを読む]
  • 独壇場Baby (13) R18
  • ≪ 多田 颯介 ≫Hして愛を確かめ合った相手に 『友達』 って言われるとか、彬はどれ程不安だっただろう。ごめん・・・でも、好きだから・・・。肩を抱いて唇を重ねたら、彬は俺を拒む様に硬直した。 けど、ゆっくり歯列や歯茎を舐めてる内に徐々に体が解れ、俺の舌を受け入れてくれた。 あぁもう・・・たまんね。 キスだけで、こんな気持ちイイなんて有り得ねぇ。 ペニスが熱い。 ドクドクと滾っていた。初めてHしてから [続きを読む]
  • 独壇場Baby (12) 友達
  • 3限、4限と同じ授業だった俺達は、何となく行動を供にした。クラスで多田の友人達に囲まれ、 「多田の連れって誰?」 「ゼミ友達の七浦 彬。 気が合っちゃってさぁ、これからこいつのこともよろしくね。」 などと紹介された。 多田の友人に 『よろしく』 されなくても一向に構わないのだが、社交的ではないが争いも好まない俺は、眉間に皺が寄るのを堪え愛想笑いをするのが精いっぱいだった。学バスを降りて駅に着いた頃には [続きを読む]
  • 独壇場Baby (11) 視線
  • 多田にセックス講座してから3日目の金曜日、2限目を終え昼飯食いに行こうかぁって席を立った時、七浦が呟いた。「おかしい・・・。」「『おかしい』 って、何が?」「何で・・・何で多田がいるんだ!?」七浦の目線を追うと教室前方の出入口に多田いて、俺達を見止めて「おぉ。」と片手を挙げた。 「この3日間、毎朝行き会うし、帰りの学バスも一緒になるし、昼だってあぁやって・・・何の偶然だ?」いやいや、『偶然』 じゃな [続きを読む]
  • 独壇場Baby (10) セックス講座
  • ≪ 多田 颯介 ≫「あれぇ〜!? 七浦じゃんっ、おはよぉ〜っ。」後ろからやけに明るく声を掛けて来たのは、昨日、広場で彬といちゃついていた男だった。「あ、多田 颯介! 間近で見るとやっぱカッコイイね〜。 七浦捕まえて何してんの?」『何してる』 って、これから彬を連れ帰ってナニするつもりだけど? 俺と彬は相思相愛だからな!お前に入る隙はない! 言ってやりたいけど・・・言えねぇ。 あぁもう何であんな約束 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (09) 接触回避
  • やたら眩しい部屋中に、漫画みたいなキラキラマークが溢れていた。座卓の真ん中にはでっかい鍋が置かれいる、味噌汁だ。 具はふわふわ立ち上る湯気で見えない。裸エプロンの彬が椀に味噌汁をよそう。 裸エプロンの破壊力! ドキドキを通り越して眩暈がする。「颯介、『あ〜ん』 ってして?」椀の味噌汁をスプーンで掬った彬が、『あ〜ん』 を強請った。 『あ〜ん』 どころじゃない、こっちは裸エプロンにノックアウト寸前だ。「 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (08) 多田の恋愛癖
  • ≪ 多田 颯介 ≫凄かった・・・。男とのセックスがあんなにイイものだったなんて・・・。穴の締まりが半端ないことは想像の範囲内だったけど(気持ち良さは想像以上だったけど)、普段は低い声の彬が、高く甘く啼き悶えるギャップに萌えた。出したのはたった2回だけど、気持ち良過ぎてクラクラしてた。 ゴムを外すと、おぉ、凄ぇ量出てるし。 これ、2発目のだよな、の割に出過ぎだろ俺、どんだけだよ。彬はどうだ? あぁ、 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (07)R18
  • あぁ、やはり、舌には快感のツボがあるらしい。舐めたり吸ったりが気持ちイイ。が、どんなにキスが気持ち良いからと言ってアナルの圧迫痛がなくなるわけではない。 颯介が俺の中を探る様にゆっくりと腰を回すたび、反射的に彼を押し出そうとソコに力が籠るのだけど、「イイからって、そんな締めんなよ。」颯介の囁き。勘違いするな、俺は拒否ってるんであって締めているわけでは決してない。 そう抗議しようとした時、だった。「 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (06)R18
  • 「ここまできたら、彬がネコってことでいいよな?」へ? 猫?体を裏返されると同時に、膝に引っ掛かってたチノパンとパンツを丸ごと脱がされ嫌な予感がしたが、シャツを捲られ始まった背中への愛撫に全身がゾクゾクとして抵抗出来ない。 駄目だ・・・このままじゃ、俺、多田に犯されちまう・・・けど、どうしよ、気持ちイイ・・・っ。ここまでの行為が、繋がるための前戯だと分かっていた。俺は童貞だけれど、セックスの知識は何 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (05)R18
  • 唇が合わさっていることは勿論だが、全身が多田と密着している現状に頭が真っ白になった。多田は重いし熱いしヌメッとするし・・・ヌ、ヌメッと!? しし、舌っ舌っ! 舌挿ってる!?きつく合わせられた唇、口腔内で暴れる多田の舌。息、息が出来ないっ。 キスって何処で息継ぎをすればいいんだ!?あぁでもなんか、気持ちイイぞおい。腰の辺りがむず痒い。 これはあれか、反射ってやつか? 足裏に肩こりのツボがあるように舌 [続きを読む]
  • 独壇場Baby (04)ちゃんとしたから
  • ゼミでなら、多田と話す機会もあるだろうと思っていた。が、話すどころか、多田は俺と一度も目を合わせなかった。「『清算してちゃんとするから、そしたら俺と付き合ってくれ』 って意味じゃないの?」 昼休みの神谷の言葉が何度も脳裏をかすめ、その度に 「ないない、それは100%ない。」 と否定した。 100%ないが、それに代わる理由も見つからず、ゼミの90分を悶々と過ごした。ゼミが終わり、サークルに行く奴らを除き [続きを読む]
  • 独壇場Baby (03)一週間
  • 今日は週に一度のゼミの日。多田の 『一週間待ってろ。』 発言の一週間目なわけだが・・・昼休み現在、多田からのアクションはない。 電話もメールもない。 って、そう言えばアドレス交換してなかったな。この一週間、構内で何度か多田と行き会った。今まで気付かなかったが幾つか同じ講義を受けていたらしく(同じ学科だから当然なのだが。)、教室で会って 「おぉ。」 と声を掛け合った。一度、多田が彼女連れのところに遭遇し [続きを読む]
  • 独壇場Baby (02)多田という男
  • 朝ごはんをゴチになった後、 「シャワー使うだろ?」 と薦められたが、替えの下着があるでもなし、俺のマンションは二つ目の路地を曲がってすぐだし、家に帰ると言うと多田は 「そっか・・・。」 と何故か肩を落とした。「七浦、今日は大学は?」「午後いち、3限からだけど。」「じゃぁ11時に渕上駅のバス停集合。 早めに学食行ってゆっくり飯食おうぜ?」今さっき朝ごはん食べたばかりなのに? ・・・まぁ、いいけど。「うん [続きを読む]
  • 独壇場Baby (01)はじまりの日
  • 目が覚めたとき布団の匂いが違うと、一瞬、思考が停止するものらしい。あれ、俺、何でここにいるんだっけ?って言うか、ここ、何処?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昨日はゼミの初顔合わせだった。 ゼミのメンバーは10人。 見知った学生がいなくて少し緊張した。いや、知ってる奴はいた、話したことはなかったが。多田 颯介。3ヶ月ともたず彼女を取っ替え引っ替え、噂では芸能人と [続きを読む]
  • アニバーサリー (43)
  • ≪ 明仁 ≫定刻通り、JL942便が成田空港の滑走路に降り立ったのは20時ちょうどだった。グアムを発ってすぐに寝息を立てた泉は、成田に着いてからもまだ眠そうに目を擦っていた。荷物を受け取り、駐車場に停めていた車に乗り込み、東関東自動車道に入ったところで、助手席の泉は微妙な前傾姿勢で再び眠りに落ちた。遊び疲れた幼子の様だ。 遊び疲れ・・・いや、ヤリ疲れか。明日は手を出さないでおいてあげよう。 明日は [続きを読む]
  • アニバーサリー (42) R18
  • 「泉、俺を好き?」好き、大好き。中に埋まった明仁のモノが俺を突き上げる。 その激しいリズムに翻弄されて、『好き』 って単語をうまく発せない。騎乗位で俺が主導権を握っていたのは始めの1、2分だけ。 明仁の腰が跳ね出したらもう、後はうねる波に身を任せるしか出来なかった。「ぁっぁっ! ぁあっ ぁあ!」「言って? 俺のこと、愛してる?」愛してる。 言いたいけど言葉にならないのは、明仁が俺を責め立てるせいで [続きを読む]
  • アニバーサリー (41)
  • ≪ 泉 ≫明仁がビールを落としそうになるほど動揺するなんて・・・『実家に来て』 発言は相当のインパクトだったらしい。明仁は長い息を吐きながらテーブルに缶を置いて、膝の上に肘をついて項垂れた。『実家に来て』 イコール ”親に会って挨拶して” って意味なわけで。 つまり、”泉さんを俺にください” をして欲しいわけで・・・突然そんなこと言われたら、流石の明仁も困るよね。「泉が俺のもので良かった・・・。」俯い [続きを読む]
  • アニバーサリー (40)
  • ≪ 明仁 ≫「ただいまぁ。」明るい泉の声。 サエコに会ったことがそんなに嬉しいの?テーブルを挟んだ椅子をわざわざ俺の横に並べて座った泉。「ビール、買って来ちゃった。」素面では別れ話を切り出せないからか? 「嬉しそうだね、サエコちゃんが来てくれたから?」あぁ、言葉に棘があるな。 これでは、泉に未練があると悟られてしまう。 努めて笑顔を作った。「明仁って、煙草、吸うんだ?」普段は吸わないからね、泉が驚 [続きを読む]