金さん さん プロフィール

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金さんさん: poems
ハンドル名金さん さん
ブログタイトルpoems
ブログURLhttp://nananosonetto.blog.fc2.com/
サイト紹介文詩とソネット
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供63回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2015/03/13 18:43

金さん さんのブログ記事

  • 水の惑星
  • 遥か彼方にある純粋な青い卵のような繊細な星のひとつ水の惑星いきものたちとその水から吐く息を繕い美しい水を還元するそれは捉えきれない程の質感に及ぶ水の惑星遥か彼方の恒星群は静寂の宵に眠り果てしない夜を看過しそして透き通った時の陰をひとつふたつあの惑星は享受している果てしなく湧き上がる水という透明な息吹をそしてかぞえきれない星たちの水の息吹を代価に生きることを [続きを読む]
  • プラネタリウム
  • 人口の星の瞬きのドームに座って転寝をする私の夢の追憶を求めて目覚めると星たちが解説者の重い言葉とともに空間に跳ね返ってくる星座の説明とともに私は星座に何の意味があるか判らずにいるというかそれらの占いに無意味を感じるローマ、アッシリア、新バビロンそれらに滅ぼされたユダヤ人にとって個人の運命など殆ど意味がないだろう私が出会い命を失った人もそうただ嘆くことはない死とともに新しい生命の息吹を教えてくれたか [続きを読む]
  • プラネタリウム
  • プラネタリウム友人と二人で見たあいつは不治の病でおれに気をつかず楽しんでみろと呟いたそれから数年後彼は死んだプラネタリウム彼女と二人で見に行った彼女は躁うつ病だったのでもうはしゃいで大変だったあれが本当の星だったら生きている甲斐もあるのもだとしかし彼女は一年後に自ら命を絶った今想う彼らに必要だったのはプラネタリウムではなくて本当の星たちではなかったのか今になって不治の病に冒された私は思う死を考えな [続きを読む]
  • 朝の歌
  • 微かな冷え切った風とともにかなしみの主軸が私を遮る溢れる程のの悲哀あれはなんだったのだろう私は希望という言葉が嫌いだその言葉は貴族の匂いがする絶望の果てにほんの少しだけ淡い俳句のような川筋がある私は検索する中也の朝の歌を気だるい未来の舞い上がる予測を [続きを読む]
  • 目を瞑ったまま
  • 今目に瞑ったまま初夏の優しく冷たい風が吹きすぎてゆく遥かな昔のことを追憶しながら言葉に出来ない太古の言葉を他国の言葉に変換しながら明滅をくりかえす前頭葉の不確かな初夏という季節の推移を追うそしてまた目を瞑ったまま私が私でなかった頃の初夏の追憶に辿り付く [続きを読む]
  • 別のもの
  • 別のものが目を覚ます沈黙している自分が傍らにいて目を覚ます暗闇に閉ざされていた森が陶土に満ちたバビロンを滅ぼす輪郭さえ持たない形象は声を枯らしている曼荼羅のない未来がユークリッドの点から始まるいきものの抱える柔らかな本質から見極めるちいさな解を差し伸べる意識のマントルで焼け付くからだ別のものを見据える未来への鍵 [続きを読む]
  • 感受性
  • 長い長い不審があった下西のような人格破壊者が正当に呼ばれることがでもどうでもいい私たちは国会議事等を敵に回している心情的に溢れる屑の感受性 [続きを読む]
  • 夜の歌
  • 夢の深さを暖める見えない海が拡がりその波しぶきが心にあたるそして暗闇の脳髄の奥に水が覆い側頭葉の内部から魂の海が満ちてゆく青い青い空が脳の内部からそれを見つめている夜に迸る銀河のため緑の仮想の草原を見つめるそれはどこか哀しみに満ちて人と人との境界線に溢れるその奥から夢のような海は微かな波音を響かせて今此処にある [続きを読む]
  • ブログについての雑文
  • あまり見る人のない、このブログ。誰にも文句を言われないかと思い、読みにくい行書体まで導入してしまった。詩とは何か、というよりも、最近ではそれに拘らず、書いているのが実情。ただ、嘘で飾らないことは、出来るだけ注意している。歌で言う歌詞のようなことを書くと、どうも言葉を飾ってしまってしまうので、古来の詩の伝統に沿って自分の宇宙を拡げている。そのことは、いずれにせよ考えている。ブログなどで、いろいろな詩 [続きを読む]
  • 定型押韻詩2
  • 夜の夢は暗闇のなかで深海のさかなを照射している仄かな灯りのなかで眠りを揺らしている夢の果てに零れ落ちる手脳下垂体のありかを探しているその広がりを求めて水飛沫で揺れる深海から見えない波が揺れる大陸棚をつぶさに覆うその場所から故郷に帰還する深海の爛れた底は果てしなく宇宙の境界線で邂逅するあの羽音は一遍の句 [続きを読む]
  • 定型押韻詩1
  • 夜を埋め尽くす風銀河の風を大気圏の塵に託す風そしてその宿命を受け止める星座からの風その配置を揺れを幻の新星の死に揺らす風現実を超えて揺れるのを星座を埋め尽くす地の風は見ている吹き荒れる風と銀河を覆う荒れた夜を人が見上げる星の瞬きを満たす夜風地が没落してゆくような焦燥が覆う銀の涙の雫が地に押し出す風 [続きを読む]
  • あの天を振り仰いではいけない
  • あの天を振り仰いではいけないあの空の成層圏の果てに偽の神が漂っているふわりと積乱雲のようにまま騙されることが得意な人類に向かって布教を始めている易しい言葉を投げ下ろすあの空からあの天を振り仰いではいけない君は海を濾過した慧眼を持ちあの天を探るのだ天使たちも囚われの身となり真実の天に戻れないでいる心という煉獄に惑わされたまま [続きを読む]
  • 風の風物詩2
  • 風の速さ木々の揺れるそのざわめきが背後から追いかけてくるつめたい風のなかを歩いていると自らの内部の樹木も微笑みながら揺れるその風の深度がいつのまにか心に甦るそうして命の漲る魂がそっと風の奥で揺れている [続きを読む]
  • 象徴詩I
  • 風の実態を語る言葉が可視できない空に散ってゆくその空は放浪しているそしてかなしみの陰を知る自ら喪失したあの故郷に向かい走っているという感覚それを引き起こす囚われの無意識自由という空に似た放浪意識を魂の飛沫に宿したまま収斂された言葉に無意識の変遷を辿るそれは惑星と名づけられた最後の部屋かなしげの陰と言われる銀河に点在しては隠れる [続きを読む]
  • 後悔
  • 風が靡くまるで後悔のように罪悪感に包まれたまま風が靡く爽やかな風を求めながら生に意味を託しながら親鸞の言葉を求めなお自ら阿弥陀仏に縋れず生は自らの責任なのだという煩悩を未だに捨てられないまま風が靡く俺は人間なのだと後悔は人の証拠なのだと確認し過ちを超越するために風が靡く [続きを読む]
  • 予言
  • 見えない霧に包まれている地球の中間層そこに悪の天子がいるだが彼は自ら悪を起さない起すのは人だ秘密の教団に唆されてそれは今まで自ら思考しようと考えも及ばなかった罰ゆえに警告者を笑い飛ばしたままTVや携帯電話を貪るだけの貧血した魂の私 [続きを読む]
  • たまには俳句を
  • オリオンの光に守られ帰宅する夕闇に染まりて蜻蛉口もなし鈴虫の静かに佇む夜明け前青空をちぎって鰯雲の空秋虫の声で目覚める夜長かな友逝きて秋のオリオン色染める秋風に請われて心静まりぬ柿木の枝重たげに実の揺れる鰯雲後悔募り見つめけり欝病みて隣の柿の姿見ず木犀の匂い遥かな詩人かなカンバスに秋空描く果てしなく [続きを読む]
  • 回復
  • 笑顔っていいなと思いつつ私は笑顔が苦手だ今のあなたのようにあんなふうに屈託なく笑えたらいいな喩えると花のように笑うということがあるけれども今のあなたがそうだねあなたのつらい涙をたくさん見てきたのに私にはどうすることもできないままずっと途方に暮れていたからだからこそ嬉しいそうしてそれはあなたのたいせつな魂の奥から自然に自然に溢れてくる喜びなのだから [続きを読む]
  • 太陽のように
  • 空がこんなに青いねまるであなたの心のように私の心は朝露のように濡れているのにあなたの心はつやつやしている東京駅の雑踏の中でもあなたはそしてしばしば考えるいつ地球は滅亡するのかとこんな暮らしぶりをしている私たちだったらいつでも地球は消滅するなんて考えてしまうけれどあなたは違うねそんなこの世でも太陽のように笑ってじっと現実を見据えるだろうそんなあなたを神のようだという人がいるけれど違うんだ彼は詩人とい [続きを読む]
  • 秋の兆し
  • 秋の腕がそっと季節を揺るがす半袖からセーターの半季節の間から今日は寒い朝実は寒いのは季節のせいだけじゃない心が寒いのだ秋は美しい季節なのに私の魂は遥かな夏空のなかにいるヴァレリーの風立ちぬという前句の呟きが焼けるように実に沁みる [続きを読む]
  • 思春期
  • この感覚を何といおう。中学生の頃 下半身が熱くなって 得体の知れない液体を四方1mに発射した 女子への想いが なんともいやらしく感じた。棒のように見えた女子の足が 急にむずむずと魅力的に感じ やはりあの感覚が戻ってくる。女の柔らかなしぐさとからだが妙に魅力的に感じる あの液体の感覚とともに。その意味を知ったのは 半年過ぎてからのことだったのだが。あの体験が苦痛であるか 会館であるかを比べても 若い [続きを読む]
  • 一瞬の夕暮れ
  • 銀河の流れに沿って夕暮れが走るこの星の在り処を永遠に示すように銀河という粒子の流れそこに存在する遥か彼方の惑星群はどのような夕暮れの交響楽を見つめているのか宇宙の暗黒のなかのほんの僅かな転生の幻を抱きながら僕は語りかける君の星の夕日の色彩は何色? [続きを読む]
  • マリアへ
  • マリアお前の屈託のない愛に満たされて僕は生きることを考えたマリア心の二重螺旋が柔らかに包み込むどんなときでも生きていいと君に出逢うまでにいくつもの星群れをさ迷い歩きそして疲れ氷の欠片のような業苦に苛まれてきたマリア今でも僕は死の淵の幻想を拒みながら君の愛のために生へと回帰する [続きを読む]
  • 秋の兆し
  • 秋の兆しが訪れる空が降りてきて掌で触れそうになり夜空の星が掴めそうだ哀しみともいえない哀しみが窓を開く聖母マリアが泣き出しそうな空星を掴んだままもう一度夜空に投げ上げることができるならきっと空は感謝の念で流星を降らせるかもしれない [続きを読む]
  • 霧の過ち
  • 空の色彩が夏になった海の季節になったでも遥かな高原に立ち込める霧が私の夏だ誘蛾灯のある大学の山荘からひそかに立ち込めてくる夏の霧あの頃何を思ったろうか遥かな人生への臣従私はまだ若かった霧のような人生が私に訪れることなど予想しなかった人生半ばにして道に迷ってしまうなどと(最後の一行はダンテの神曲から) [続きを読む]