金さん さん プロフィール

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金さんさん: poems
ハンドル名金さん さん
ブログタイトルpoems
ブログURLhttp://nananosonetto.blog.fc2.com/
サイト紹介文詩とソネット
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供54回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2015/03/13 18:43

金さん さんのブログ記事

  • 花火大会
  • 満天の夜空に花火が上がるひとふたつみっつとまるで空がふわっと光で拡がっているようあの頃初めて女の子と見上げた鞠のような花火手をつないだまま見た眩しく光る炸裂音とその後の静寂もう昔のこと取り戻せないおもいは懐かしい記憶に変わってしまった今ここで遠くに打ち当たる花火を見上げながらあの頃を思う二人でいるいることが幸せだった頃の季節は満天の星星のなかで配置を変えいつしか早い秋を迎えている [続きを読む]
  • 不死鳥
  • 不死鳥がふかい傷を負いながら海原を海面すれすれに低空飛行をしている不死鳥の瞳には涙がうっすらと浮かんでいるがそれでも新しい生を求めて新天地を求めて波間を飛んでゆく防空戦闘機の機銃弾に撃ちぬかれた速度の遅い偵察機のように傷に喘ぎながら生きなくてはいけないという任務を果たすために逸れてしまった同胞のためにも傷の痛みに耐えながら何処までも何処までも飛んでゆくそして不死鳥は何度でも何度でも蘇る0から創りだ [続きを読む]
  • 夏の記憶
  • 今日の風はあの時の風を想いださせる暑かった日々の汗を拭い去る記憶海が微かな淡い響きをたてて秋の気配を波立たせる砕けた貝殻を見つめてまた八月の記憶を取り戻そうとする忘れられた記憶のようにそれを脳裏に刻む [続きを読む]
  • マッシュルーム
  • マッシュルールを食べたどこか土と繋がっているような食感がする人工栽培なのか天然なのかは判らないしかし茸の一種には湿った土のぬくもりを感じされるものがあるそうしてそのうち人はアスファルトを本当の土だと思う時代が来るだろう土の湿った泥濘の嫌いになるときもくるそのなる前に待ちの中の僅かな土を踏みしめよう仄かな土の息吹をこの胸に吹き込むために [続きを読む]
  • 蒼穹
  • 空の彼方に何があるのか不安に涸れれて見ることのできない空があるのか哀しみに囚われて見ることのできない空があるのか哀しみに囚われて見ることのない空があるのかそれは心を反射したままこの星の意味を照らしている空の彼方になにがあるのかなにもない空白なのかなにもない空白なのかなにもない青空のなのか人は忘却をを装いあの空の不安から逃れようとふるそして想いだせない追憶をもそこに預けて平穏を目を装い夢のなかだけで [続きを読む]
  • サルビア
  • サルビアの赤を見つめているとあなたの遠い夏の記憶に嫉妬するだってサルビアの甘い汁をあなたが一緒に吸ったのはあの頃の彼女だったからきっと初めてキスをしたのも彼女なのかもしれない私と結婚したあなたは歳が離れていて中年に手が届く大人私は二十代でまだまだ子供だからかな真っ赤なサルビアの花たちと移っているあの頃の古い写真に嫉妬するああ私はちいさい人間だなあと思うのは彼との共有するおもいでがまだまだ足りないか [続きを読む]
  • 街路
  • みどりいろに満ちた街路樹のあいだを 歩くとわかる 原始の森が滅んでゆく幻 が見える人たちは森をコントロールして 森を消滅する姿が見える それが喜ばしいものか どうかは人々の耐性によるだろう森の幻は霧の奥で今でも彷徨っている その思考の窪みに 落ち込んだまま霧を封じようとする [続きを読む]
  • 海を見つめているとき感じるものはとおくなり青空と水平線に覆われてしまうだれもいないわたしだけの海ひとりでいるのにさびしくないわたしだけの海会の奥に包まれてゆくようなこの世の意味さえ寄せる波に表われてわたしはひとつのいきものでただそれだけのもの寄せては返す波のおとに目を閉じるとわたしという存在が不思議におもえるね [続きを読む]
  • 愛について
  • 愛なんてことば信じはしなかったそれは浮ついた建前と嘘の押し売りだとおもっていたでも存在するのかもしれないそれは自らの隠された心奥深くに [続きを読む]
  • MAY SONG
  • 柔らかな五月の微風に吹かれ過去のことを考えるそれはとてもかなしいことばりそれは微かな喜びの一瞬のうちに芽生える至福生きることはなかしいことそれをどう受け止めればいいのか判らないまま歳を重ねてゆくそれでいい希望だけがすべてではないただただこの地軸の上で息をし続けるだけ [続きを読む]
  • 心を抱きしめて
  • 心を抱きしめてこの心細い心を抱きしめて今日一日だけをこの弱い心でしっかりと抱きしめてたとえ今晩だけでもいいこの掌で握り締めて乗り越えてゆこうあのしなやかなポプラの樹木のように揺れながらそれでも風に靡いている揺れる心をそのまま受け入れながら哀しみはいつか喜びに変わると私だけの大切な神に祈りを捧げながらも [続きを読む]
  • 原点
  • 今 優しい言葉が心の奥に響く今 易しい歌声が心の片隅に芽生える今 世界中の残酷な易しさが本来の 優しさを切り裂いているそれでも私は 今ごく普通の人とともにかぎりなく 優しくありたいそうして微風のよう戯れながら優しさの原点に 向かうため賢明さの胸の奥に刻み求めながら [続きを読む]
  • ピアノ
  • 重いピアノの響きがきこえる森の 木々の樹液のように染み込んでくる パッセージが魂の守護神のように拡散する私には重すぎる巨大な森の揺らぎ その旋律の幻が私の耳を押し付けるあのピアノの不協和音とともに私には重すぎる その揺らぎが魂の織り成す あの鍵盤から零れ落ちる複音の旋律が 絡み合う幻と そうしてそれを含む生命の波立ち [続きを読む]
  • ギリシャ風
  • 地球の半球が香り立つ夜半オレンジを頬張る夜半おおなんと時間の渦巻きが二億年の時刻を黄金色に染めるそう現代人には理解できないだろう青空から振付ける青い巨大な卵がそれを溶かすオレンジを頬張る夜半私の健やかな感覚が絡み付くほど [続きを読む]
  • MINI MAY II
  • 柔らかな鼓動とともに微笑む風が頬を打つそんな夢を見ていたあれは緑んぼ季節の風だいつしか忘れてしまっていたあの遠い過去の音信の息吹が淡い夢の淵に佇む僕はそのまま瞳を沈黙させたままかろやかな魂の浄化を齎す僕の魂よあの五月の風で脳下垂体の欠片をひかり素足ですべて拾い集めてくれ [続きを読む]
  • 入院
  • 入院のため、少しお休みします。コメントの欄は削除(答えようがないため)しておきます。もっともコメントもあまりないのですが。(急がないコメントは、ブログ拍手でお願いします)まあ時々帰ってきますが、宜しく。 [続きを読む]
  • 本と空間
  • 本好きの方のなかには、壁一面に本を並べている方も多いと思う。しかし僕の場合は、手元にある2つの本箱しかない。200作くらいか。これは僕の性癖で、本に囲まれた生活というのが、駄目なのである。これは僕の病気の躁うつ病と関係しているかもしれない、本を手元に置いていくのが心理的圧迫になるらしい。他のものでもそうである、沢山のモノに囲まれて暮らすのが二が苦手である。女房は沢山のものに囲まれているが、それが僕に [続きを読む]
  • 霧を追って
  • 風を追って霧のなかを彷徨っていた動態と静寂がひとつとなり風はふかい霧に埋もれた生きてゆくのに必要なものはあの霧の奥に隠されていていつもあの奥の頂点に向かおうとするなにひとつ手にするものがなくとも裸身の彫像のようにからだを希望と失意に硬く震わせながら埋もれた未知の霧をすり抜ける [続きを読む]
  • マルス
  • 火星の北極冠に降り立ちその深さに驚くそして地球がなだらかな星だと知る僕らの大地といえば地球しか知らないそしてその地球上の神秘それは僕ら人類が把握すら出来ない広大な地球の穴だそうしてかつて栄えた火星を想うしかし太陽が枯渇して生き物の存在の陰すらない今の火星そしていつか地球も太陽の冷えとともに寒冷してゆくだろういつか火星に降り立つことが出来れば僕らの星の多様性に懐かしさを覚えるだろうこの星の机上の多面 [続きを読む]
  • 泉II
  • 手から零れる泉の水滴がかすかに囁くあなたは善人なの?いいや悪人のほうだろうその想いが胸を突いて掌を震わす今迄幾つもの悪いことを重ねてきただろうどんなに善人ぶっても自分の心は誤魔化せないせめて普通の人でいたかったそして水滴が落ちる掌は淀んでしまったかのように無言のまま透明な囁きを繰り返す [続きを読む]
  • そっと泉の美しい水に手を翳す世界中にそんな美しい水は存在するだろうだが私が触れるのは心の泉絶え間なく揺れる水の粒子の囁きが私の魂の独語を浄化する私はいい人間なのだろうか多分現代人なのだから心より表層的な理論ばかりを崇拝しているに違いない泉よ水の中から天使たちの舞い上がる微かな羽音だけが空耳のように内耳に跳ねかえってくる [続きを読む]
  • 希望
  • 深海の底の泥濘に沈んでいる絶望深海生物のねむる淀んだ水砂の魂の暗部を捏ねくる動物たちの群れ漆黒の水底を見つめていると行く当てのない暗黒の命ある新約の預言者は呟いた地球を覆う絶望は実は夜明けの明星なのだとふかい砂を蹴って謙虚な勇気を抱いて水面へと飛び上がれば太陽の眩しく輝く今迄感受できなかったうつくしい朝焼けに出逢うだろうと [続きを読む]
  • 星の欠片
  • 一瞬の流星が一時のうちに消滅するそれが懐かしい記憶を手繰りたくなり夜の瞳がいつしか翳ってゆく深夜の星の破片に懐かしい夢を封印したまま私はひとのかたちのままここに存在するそうしてこの惑星のうえで喜怒哀楽を享受しているふりをしていながらいつか死が訪れる私と地球への鎮魂歌成層圏の夜空が無言で銀河を地軸で傾け私たち人類の不可避な至高の祈りを捧げている [続きを読む]
  • 水の惑星
  • 遥か彼方にある純粋な青い卵のような繊細な星のひとつ水の惑星いきものたちとその水から吐く息を繕い美しい水を還元するそれは捉えきれない程の質感に及ぶ水の惑星遥か彼方の恒星群は静寂の宵に眠り果てしない夜を看過しそして透き通った時の陰をひとつふたつあの惑星は享受している果てしなく湧き上がる水という透明な息吹をそしてかぞえきれない星たちの水の息吹を代価に生きることを [続きを読む]