Y.E.H さん プロフィール

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Y.E.Hさん: 陸奥と僕のこと
ハンドル名Y.E.H さん
ブログタイトル陸奥と僕のこと
ブログURLhttp://yehmutuboku.blog.fc2.com/
サイト紹介文艦隊これくしょん(艦これ)の艦娘、特に陸奥(むっちゃん)等の設定その他をお借りした二次小説ブログです
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供61回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2015/03/21 09:35

Y.E.H さんのブログ記事

  • 春秋に登場する人物
  •  こんなタイトルにしておきながら、実際には「春秋」に登場する歴史上の人物だけに関心があるわけではありません。ただ、有名な関帝の「左伝癖」を持ち出すまでもなく、前八世紀〜前四世紀頃の中国史には、魅力的な人物が多数登場してくるのは事実ですので、その前後の時代にもその裾野が広がるのは当たり前と言ったところでしょうか。この分野の創作においては、やはり宮城谷昌光氏の著作が群を抜いて多い様に感じますし、特に氏 [続きを読む]
  • 筍の季節
  •  筍が美味しい季節ですが、今年は天候の影響もあって不作とのうわさを聞きました。実際に調べてみると、地域によってはかなり深刻な不作のところもあるようです。そんなわけで…と言うわけでもありませんが、古くから「乙訓の筍」として知られた長岡京市のたけのこフェスタなるものに行って来ました。長岡天満宮境内が会場になっており、それなりに盛況なのですが、なによりも朝掘り筍の即売の人気が半端ではなく、瞬殺の勢いで売 [続きを読む]
  • 砂糖豆
  •  以前は普通にスーパーの店頭などで見掛けた砂糖豆ですが、すっかり見ることもなくなって久しいと感じます。似て非なるものである黒砂糖豆(がじゃ豆とも言うそうですが…)は、九州南部近辺に定着しているのか、ネット通販などでは良く見かけます。しかし砂糖豆は…レシピはやたらに出回っているようですが、あまりにも素朴すぎて需要が無いのでしょうか?もっとも、駄菓子的なものではなく、より高級感のある豆菓子としては存在 [続きを読む]
  • 水上機
  •  Y.E.Hは水上機が好きです。「下駄履き機」などという言い方もされますが、あの一種の機能美にはたいへん惹かれるものがあります。どうでもいいことですが、水に浮くために「下駄」を履くわけは無いのであって、あの見た目を野暮ったいと感じる誰かが言い出したのかもしれませんねぇ、全く野暮に感じないのは少数派なのでしょうか。さて、野暮ったい機体を作らせたら右に出るものは無い英国の人達は、水上機においてもかなり [続きを読む]
  • 彩雲……?
  •  写真を整理していたところ、数年前の初夏に撮った彩雲とおぼしきものがありました。確か当時、手元にカメラがなく、携帯で咄嗟に撮影したものです。ですので、肉眼でははっきり虹の様な色彩が見えたのですが、データに残っているものとしては、残念ながらご覧の通りです。ただ、もう少し良く調べてみると、当時の状況などからするに『彩雲』ではなく、似て非なる気象現象である『環水平アーク』の様です。まぁどちらにせよ、この [続きを読む]
  • 光の王
  •  Y.E.Hがたいへん好きな作家さんとして、真っ先に頭に浮かぶのがロジャー・ゼラズニィ氏なのですが、この方の作品の中でも最も好きな長編が、表題の作品です。最初に手にとったのはいつだったか正確なことは忘れましたが、ハヤカワ海外SFノヴェルズとしてハードカバーで出版されていたものを、市立図書館だかで借りて読んだと思います。その時は、まるで目が眩むような圧倒的なイメージに押し流されたようで、ただただイン [続きを読む]
  • The City on the Edge of Forever
  • タイトルはSTAR TREK(いわゆるTOS)の原題で、日本放映時の宇宙大作戦としての邦題は「危険な過去への旅」です…。まぁそもそも「宇宙大作戦」という邦題自体が、いかにも高度成長期的なセンスだなぁと感じるので、それはさておいて…久し振りに見ました。いやぁ〜やっぱり良いですね。スタートレック全シリーズを通じての、最高傑作に推す人もいるわけです。平和を愛し、博愛の精神を兼ね備えた素晴らしい女性なのに [続きを読む]
  • 日本人の身長
  •  「陸奥と僕のこと」を書き進めながら、登場人物たちの身長がどの程度ならばぴったりくるだろう? と考えているときに、ふと以前見た日本人の長期的な身長の推移についてのデータを思い出しました。統計数値があるわけではありませんので、専ら出土した人骨などから推定される値と言うことになるわけですが、それによると縄文期から古墳時代にかけて身長は増加した後、こんどは一転減少をはじめ、明治期にほぼ最低になった後、現 [続きを読む]
  • 天神地祇
  •  日本の神様を総称する時「天神地祇(てんじんちぎ)」という表現が使われることがあります…が、「天神」はともかくなぜ「地祇」なのか? とふと思ったので、今更ながらちょっと調べてみました。そうすると、概ね「天神」=天津神、「地祇」=国津神だと言う解説でした。つまり「天神地祇」=八百万の神という事のようです。しかし、そうなるとなぜ天「神」と地「祇」なのでしょう?さすがにこれについての詳しい解説はありませ [続きを読む]
  • 完結のごあいさつ
  •  2年半近くに渡ってお眼汚しを続けてきた「陸奥と僕のこと」ですが、これにてひとまず完結致します。当ブログに足を運んで頂いた皆様、長らくのお付き合い、まことにありがとうございました。今後のことは、あくまでもその時の気分によるのですが、少なくとも当ブログはこのまま存続させようと思っています。創作は…また気が向いた時にするかも知れませんが、暫くは気楽な雑談でも載せていこうかと…。 今後とも、どうぞお手す [続きを読む]
  • 終-2節
  •  僕が話してあげられることは、これが全てだ。僕が今こうしていることも、全ては只の結果なのだろうと思っているし、それはこれからも同じことだろう。人生を終えるまでに、後どれほどの時間が残されているのかは誰にも分かりはしないが、それでもなお僕は、あの日々に起こったことの結果を生きているのだとしか言えない。あの短くも――そして永遠の夏に起こった、僕の――………………いや……陸奥と僕のことの。 [続きを読む]
  • 終-1節
  •  最初に呪縛を打ち破ったのは長門だった。彼女は意識してぐいと背筋を伸ばし、拳を握って涙を拭おうと腕をあげかけたものの、ふとその手を止めるとゆっくり手を開き、改めてポケットに手を伸ばすとハンカチを取り出して顔を拭う。そして、自らの斜め前方で啼泣する仁に歩み寄ると、突然非情とも思える声を掛ける。「仁よ、お前も男子の端くれならば、もう泣くのはやめろ」これを聞いた仁の胸中には、どういうわけか突発的な怒りが [続きを読む]
  • 17-9節
  •  わずか数ヶ月前のことだというのに、それはとても遠い日に起こったことの様に感じられる。あの日、仁の前に立った陸奥は、眩い金色の陽光を背にして微笑んでいた。そして今、彼の前には再び微笑を湛えた陸奥が佇んでいるが、あの日とは異なり、彼女を縁取る金色の輝きは陸奥自身が発する光であって、しかもそれは先程より一段と強くなっている。間もなく彼女の全身は、この金色の輝きに完全に包まれるのだろう、そしてその時こそ [続きを読む]
  • 17-8節
  •  彼女の身体が輝き始めた時、仁は確かにひどく動揺したが、それ以上に、まるで雷に打たれたかのような衝撃を感じて立ち竦んでいた。口元にだけ微かな笑みを見せる陸奥の瞳の奥には、あの底知れぬ深い哀しみの色を見出すことが出来なかったからだ。(これは……これは、本当の救いなんだ! むっちゃんは救われたんだ!)その感動は彼を強いカタルシスと高揚感に押し包み、取り乱すことすら忘れさせたが、まるでその代りとでも言う [続きを読む]
  • 17-7節
  •  空は一面雲に覆われてはいるものの、雨の気配を湛えてはおらず、絶え間なく頬を撫でていく潮風のお蔭もあり、意外なほど蒸し暑さは感じない。しかし、もしも晴れ間の出た時に備えて、『おおやしま』の広々とした後甲板には、一部真っ白な天幕も張られていた。(結局、ここまで来てしまったか)引揚げ作業がいよいよ最終段階に差し掛かったとの知らせと共に、海上警備庁の船艇で現場に向かうことになったと知らされたのだが、たい [続きを読む]
  • 17-6節
  •  仁の言った通り、本当に葉月は居なくなっていた。初春らによれば、別れ際の言葉通りに風呂を沸かし始めてくれており、二人には笑顔を見せていたそうだが、それでも何やらバタバタしていると見る間に、荷物を抱えて二階から降りて来ると、短く暇を告げるなりさっさと出て行ってしまったらしい。陸奥が放り出していってしまったバッグもちゃんと初春に預けられており、相変わらず目に見える様な瑕は残さない葉月流は健在だった。た [続きを読む]
  • 17-5節
  •  ぼんやりとした光と影が次々と通り過ぎていく様な、不確かで頼りない世界を、独り当てもなく駆けている様だった。(どうだって良いわ――何もかもどうだって良い事よ……あたしは今すぐ消えて無くなる方が良いのよ……)なぜあの時――全てが始まったその時に、さっさと海底の自分自身のもとに戻らなかったのだろうか。そうしていればこんなことは起きなかったのに――自分も葉月も、そして自分が存在することで辛い思い、悲しい [続きを読む]
  • 17-4節
  •  胸の中を刻一刻と覆い尽くしていくどす黒い渦に、葉月は必死に抵抗してきた。(こんなこと位で理性を喪うなんて、心の弱い奴だけだわ!)ところが現実には、その位のことのために心が押しつぶされそうなのだ。仁がそれこそ一世一代の決断を下したことを誉めてやりたくて仕方無かったがために、大目に見てやると太っ腹なことを言ってしまったのは自分なのだし、何より精々一、二ヶ月の間ぐらいは十分我慢出来ると踏んでいたのに、 [続きを読む]
  • 17-3節
  •  はじめて人間の姿で経験する祭りに、艦娘達はめいめいのやり方ながら大いにはしゃぎかつ楽しんでいる。「うふふ、赤城ちゃんったらさっきから食べてばっかりね♪」「ほんとだねぇ、でも食べてる時の赤城さん、すごくいい顔してるよね」「全く……あれほど食い意地の張った奴だとは、さすがに思いもよらんかったぞ」「それでも姉さんは食べなさすぎよ?」「いや、正直に言うと胸が苦しくて、何か喰らおうと云う気が起こらんのだ」 [続きを読む]
  • 17-2節
  •  宿舎前の階段に座った僕の耳に、遠くからざわめきが聞こえてくる。間もなく開門の時間なので、お客さんが集まってきているらしい。(結構賑やかになりそうだな……)僕もこの祭りがあること位は知っていたが、祭りに花火と来れば、一体何を期待するのかなど聞くのも野暮な話であり、言うまでもなく自分には縁の無い話だったので、足を運ぶチャンスは一度もなかったのだ。とは言うものの、まさかこんな形で来ることになろうとは、 [続きを読む]
  • 済みませんが……
  •  今週分のアップを目指しておりましたが、どうにもまとまりませんので、更新をお休みさせていただきます。だからといって、所詮は素人の駄文なのではありますが……。なんとなくですが、休日が多いと筆が進まない傾向があるように思います。やはり休みは頭が回転していないのでしょうか?                                                                   [続きを読む]
  • 17-1節
  •  盆が近づき、斑駒が忙しそうにしている。教練隊のあるこの敷地には、陸上・航空の各防衛隊も学校や駐屯地を構えており、これらが合同で納涼祭を毎夏催すらしいのだが、どうやらその際に自分達が浴衣を着て祭りに参加できるよう奔走しているらしい。そんな費用を、今度はどこから捻り出してくるつもりなのかと思ったものの、斑駒がはぐらかすので仁にそれとなく聞かせてみたところ、なんと隊員達のカンパとのことだった。「僕には [続きを読む]
  • 16-8節
  •  斑駒に中嶋の行先を尋ねたところ、「今、史料館に行かれてると思いますよ! 多分お一人で♪」と意味ありげな笑顔で言われてしまった。(別にそんなことを期待してるわけじゃないのだけれど……)と口に出しはしないものの、敢えて胸の中で独り言ちてみるのは、やはり心の片隅に、秘かにそんなことを期待してしまう自分が見え隠れするからだ。(全く困ったものね……よく人間はこんな厄介なものを抱え込んで、数十年も生きていら [続きを読む]
  • 主要な登場人物について(その4)
  • 標記の通り、主要な登場人物の整理(その4)です。【防衛隊関係者】篠木 壮介(しのぎ そうすけ)…支援艦「とおとうみ」艦長で、階級は三等海佐。艦娘達を演習海域まで運び、初めての射撃演習を支援した。その後、ビキニ環礁から帰還した警備船「おおやしま」を登舷礼で出迎えている。ある特定の艦娘に好意を抱いている模様。宮咲 滋美(みやさき しげみ)…観測艦「くみはま」艦長で、階級は三等海佐。艦娘達を、最初の捜索 [続きを読む]
  • 16-7節
  •  話し終えたときには、あたりは一面夕焼けの赤一色に染まっていた。「ゴメンね、長々と喋っちゃって……」「ううん、いいのよ」その何気ない遣り取りをかわしながら、顔を上げてむっちゃんの方を向いた僕は、息が詰まりそうになる。彼女の瞳から零れた涙が、まるで大粒のルビーのように夕焼けの色を映して煌いており、その美しさにハッとさせられたのは事実なのだが、それ以上に、その瞳に湛えられた深い労わりと慈しみが、僕の心 [続きを読む]