昭和のマロ さん プロフィール

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昭和のマロさん: 昭和のマロ
ハンドル名昭和のマロ さん
ブログタイトル昭和のマロ
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/to3300
サイト紹介文昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供342回 / 365日(平均6.6回/週) - 参加 2015/03/30 05:40

昭和のマロ さんのブログ記事

  • 小説「社長、ちょっと待って下さい!」(5)プロローグ(5)
  • 「いいじゃん、経理のさっちゃんと秀三と、2対2で・・・」 さっちゃん、      つまり経理課の桜田幸子は高校出だが、ボクと同期入社のかっわいい子ちゃんだ。「そう言っていただくと、光栄ですが・・・」 ボクはそっと川田の顔をうかがい見た。 川田の心の内を斟酌して、そういいながら頭を下げた。「それじゃあ、明日行こう!」 とつぜん、川田はうちに秘めた気持ちを振り払うように大きな声を出した。「ええっ? 明 [続きを読む]
  • 小説「社長、ちょっと待って下さい!」(4)プロローグ(4)
  •  カレーパンを包んでいた紙袋をゴミ箱に捨てながら、俯いた姿勢のまま突然、川田が三上に東京タワーへ行く話を持ち出した。  5年前に特別展望台がオープンした。 会社がごく近くにありながら彼らはまだ行ったことがなかった。「ねえ、行かない?」 声が小さい。 実は三上ゆかりはこの九月、後期から専務秘書として専務室に入ることが決まっている。    同じ本社内の異動に過ぎないのだが、川田にとっては三上が遠いとこ [続きを読む]
  • 三鷹通信(192)三鷹市民大学・哲学コース(5)
  •  合田正人講師の二日目。  (茂木氏と並び称される合田氏だ・・・興味津々) 今日の主テーマは<心身問題> 先ず、心身を構成する<人間>とは? 人間=岩と水  水が減って硬化、最後は崩れて岩となる。 つまり、物質としての機能を果たせなくなる。そういう意味では、人間も油とか布とかと同じ物質 そして、「岩となるのを遅らせるのが<哲学>ということになる。 では、<生命>とは何か? 資料(物質)と形相(コン [続きを読む]
  • 小説「社長、ちょっと待って下さい!」(3)プロローグ(3)
  •  壁掛けの大時計の長針と短針が重なりそうになっている。 「おい、悪いけど行ってきてくれる?」 川田はボクにパンを買ってくるように命じた。 さっき自分が後輩に対していささかでも卑屈になった関係を解消しようというのだ。 先輩として後輩の頭を押さえつけておく必要があると思っている。 英語が分かるという専門的能力に対して格差があるし、社長の息子の家庭教師をしていたボクとは社内での立場がいつ逆転してもおかし [続きを読む]
  • 小説「社長、ちょっと待って下さい!」(2)プロローグ(2)
  • 「当然よ! あなたの方から行くべきよ。教えていただくのに呼びつけるなんて失礼よ!」 川田のとなりに座っている三上ゆかりが眉をつり上げ、目を見開いて言った。 ・・・やっぱり跳ね返りが飛んできた・・・ 川田はちらっとゆかりを見て視線を逸らせた。 相手の目を外さない彼女の鋭い視線をまともに受けると、邪な気持ちが抉りだされるような気がして怖いのだ。「いえ、いえ、ちっとも・・・」 ボクは返事の割にはゆるゆる [続きを読む]
  • 小説「社長、ちょっと待って下さい!」(1)
  •  (1)プロローグ 初夏の太陽を眩しく照り返す道路から隔絶された渡辺商会営業部の広々としたフロアには、机の合間にいくつかの黒い頭が、ぽつぽつと海底に沈んだ海栗のように存在しているだけだった。       営業部員のデスクには海藻や貝殻がこびりつくように書類や文具類が散乱しているが、一番奥にすべてを統括するように置かれた課長席のデスクはつるつるした大きな棚岩のように何も載っていない。 その背後、営業 [続きを読む]
  • 三鷹通信(191)三鷹市民大学・哲学コース(4)
  •  <暴力・戰爭と哲学> 「暴力はいけません」という漠然とした<正しい>モラルこそが、むしろ暴力の容認と、暴力の圧倒的な非対称性、そしてそれへの無感覚を肥大化させている一つの動きなのです。(酒井隆史「暴力の哲学」)  「直接行動的な表現なしには、非暴力はわたしの心にとって無意味です。人は消極的に非暴力であることはできません。・・・非暴力の方法は、どんな形をとるにしても、受動的な無気力な方法でありませ [続きを読む]
  • 三鷹通信(190)三鷹市民大学・哲学コース(3)
  •  <哲学とプレートテクトニクス>   「極度の事物はわれわれにとって無いに等しく、われわれはまたそれらの事物にとって無に等しい、それらがわれわれを逃れるかわれわれがそれらを逃れる」 これがわれわれの真のあり方である。「このためわれわれは確実に知ることができず、また全然無知でいることもできない」「われわれはたえず定めなく浮かびつつ、一つの端から他の端へと押しやられて空漠たる中間に漂う」「いずれかの端 [続きを読む]
  • 三鷹通信(189)三鷹市民大学・哲学コース(2)
  •  <哲学と幸福> 「幸福であるため以外に、ひとが哲学する理由は何もない」  アウグスティヌス「幸福な生活について」 ところが、「幸福でありたいという大層な野望、それこそが途方もないインチキだ! それが人生全体をややこしくするんだ。それが人々を意地悪で下劣に耐えられない者にするんだ。生存には幸福などない。大きいものも小さなものもあるが、不幸しかないんだ」 セリーヌ「メア・クルパ」なんて言う哲学者もい [続きを読む]
  • 三鷹通信(188)三鷹市民大学・哲学コース(1)
  •  先週開校式のあった三鷹市民大学は、5月19日(金)メイン講師の明治大学文学部長、合田正人氏をお迎えして<哲学コース>「海図のない哲学の大洋を漂流してみよう」が始まった。 書記の役を仰せつかったボクは項目だけでも書き留めるのにアタフタとするほどの盛沢山の内容だった。 家に帰って改めて内容を整理してみた。 (写真は独自で調べたのものであり、内容についても講師から訊いたものの他、独自で調べたものが含ま [続きを読む]
  • 小説「宇宙から還ってきたレロレロ姫」(82)再会(1)
  •  三鷹へ戻って来た石田 愛はパパとも会い、中学校への転校手続きも無事行われた。 担当は菅原もと子先生だ。「アメリカのロスアンゼルスから転校してきた石田愛さんです」  当然のことながら教室はどよめきに包まれた。「アメリカ?」「帰国子女かよ」「かわいいじゃん・・・」 そんな中、じっとわたしを凝視する男の子に気づいた。   ・・・間違いなく三島くんだ・・・「ひょっとして石田愛じゃない?」 横から彼にささ [続きを読む]
  • 詩歌(17)妹よ!
  •   「妹よ!」 黄泉の国に先だった妹よ! きれぎれの想い出が蘇る  幼き頃は戦争 疎開で離ればなれに 青春のころ ボクは上京し キミは結婚    時々キミの伴侶との生活を覗きに行ったね 金沢、名古屋、広島、浦和 幸せそうだったキミ キミたちが金沢の陽の当たる坂道に建てた邸宅に 母と訪ねたのが最後だったね 気がつけばキミたちは京都の介護施設に そして今日を迎えた キミはひと月前の伴侶を追って黄泉の国 [続きを読む]
  • 三鷹通信(187)三鷹市民大学
  •  市民大学・新年度受講生募集  「海図のない哲学の大洋を漂流してみよう」という講座に目が留まり、応募した。 幸いに1.7倍の中、当選する。 今回の会場は、三鷹市が新しく開設した「元気創造プラザ」の生涯学習センターだ。    5コースの中から、今日の開校式には「育児」「教育」「哲学」の3コース計90名あまりが集まっている。 清原市長の挨拶から始まった。 市長が確認してみると、30歳代から80歳代まで [続きを読む]
  • 女の魅力(65)和田明日香
  •  「和田明日香」  ? 知らないな・・・。 ほら、あのお騒がせ料理人で有名な「平野レミ」の嫁だよ!  平野レミの次男と結婚した頃は料理なんてやったことなかったんだって。 嫁として1から料理を習った明日香さん。今では三女の母となり、本を出すほどの食育インストラクターだ。  久しぶりで「母の日」を祝うため、義母を招いて作ったのは、最初に教わった冷蔵庫の余り物を使ったふりかけ。 「やるわね・・・」義母か [続きを読む]
  • 小説「宇宙からの使者・レロレロ姫」(77)
  •  <これまでのあらすじ> ・・・豊かな自然の香りの中に、何か生(なま)の異臭がする・・・  賽銭箱の横から人間の脚らしきものが垂れ下がっている。・・・ 二度も大きな地震に見舞われた後、数え切れないほどの余震に襲われた熊本市。  その郊外の神社に<姫>は戻って来た。 超難病で生まれた彼女は、ヨチヨチ歩きでレロレロとしかしゃべれない少女だったが、5年前東日本大震災の時大変身した。  運動会で、オリンピ [続きを読む]
  • エッセイ(386)ボクの心に残る歌
  •  先日テレビで<将来に残したい歌>というのをやっていた。 さて、ボクの心に残っている歌は? まず浮かぶのは、イルカの「なごり雪」 「汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしている 季節外れの雪が降っている 東京で見る雪はこれが最後ねと さみしそうに君はつぶやく なごり雪も降るときを知り ふざけすぎた季節のあとで 今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった」 なにげない語り口で、しかし切 [続きを読む]
  • エッセイ(385)憲法記念日に思うこと
  •  <憲法>とは何か? 国家のあり方を決めたルールである。   日本国憲法は第二次世界大戦で敗北した後、占領軍アメリカの指導の下で作られた。    まさしく世界に類を見ない<平和憲法>である。 「他国民の公正と信義に信頼して、陸海空軍その他は保持せず、国の交戦権を認めない」 他国民の信義に依存した憲法なんて、まさに<理想的な人間社会>を先取りしたユニークな憲法だ。 しかし、現状の国家間の対立抗争は< [続きを読む]
  • エッセイ(384)北朝鮮問題、解決のキーワードは<女>
  •  トランプ米大統領の<力>による恫喝に対する北朝鮮金正恩の反発、<ミサイル発射>がいろいろな憶測を呼んでいる。  北朝鮮の寸止め挑発は、失敗なのかそれとも意図的・戦術的自爆なのか? しかし、トランプは中国企業を含む第三国の企業を制裁対象にする<二次的制裁>に言及、さらに戦略爆撃機<B−1B>2機を朝鮮半島上空に飛行させたりと、圧力をかけ続けている。 北朝鮮は<核開発>の手は緩めないと豪語しているが [続きを読む]