矢嶋武弘の部屋 さん プロフィール

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矢嶋武弘の部屋さん: 矢嶋武弘の部屋
ハンドル名矢嶋武弘の部屋 さん
ブログタイトル矢嶋武弘の部屋
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro
サイト紹介文沖縄は独立せよ!
自由文941年生まれ。早大仏文科卒、フジテレビに就職、定年退職後、自由な思想生活に入る。
好きなもの⇒孫、美人、空想(妄想)、歴史、映画、音楽、インターネット、旅行、散歩
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供514回 / 365日(平均9.9回/週) - 参加 2015/04/12 14:34

矢嶋武弘の部屋 さんのブログ記事

  • サハリン物語(10)
  • プーシキンの遺体を返すと、スパシーバ王子は彼の最後の言葉が気になって仕方がありませんでした。プーシキンは「スパシーバよ、俺の負けだ。見事だったな。リューバ姫をよろしく」と言ったのです。そして、武人らしい立派な最期を遂げました。 スパシーバはたしかに勝負には勝ちましたが、心の大きさ・広さで自分がプーシキンに負けたような気がしたのです。彼は最後にリューバ妃のことまで気遣っていました。それは純粋な気持の [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(13)
  • 貞清は唖然とした。忠道・忠則親子が不仲なことは以前から知っていたが、まさか“家督相続問題”にまで発展しているとは思わなかった。彼は妹の小百合を忠則に嫁がせただけに、この問題を放っておくわけにはいかない。当主としての責任があるのだ。それに、藤沢家が鎌倉公方に敵対的な態度を示していることを見過ごすわけにはいかない。「これは重大な問題だ。すぐに忠道殿にお会いすることはできないのか?」貞清が急(せ)かすよ [続きを読む]
  • サハリン物語(9)
  • ノグリキの王宮では、ツルハゲ王とカチューシャ王妃が不安な日々を送っていました。王夫妻は、娘のリューバ妃と孫のマトリョーシカのことがいつも気になっていましたが、どうしようもありません。ツルハゲ王は時々後悔していました。 カラフト国と和平を結んでいれば、今ごろ娘や孫とも会えたかもしれません。和平のチャンスは何度もあったのです。それがシベリア帝国などの甘言に乗せられ、サハリン統一王朝を実現しようと戦いを [続きを読む]
  • 6月25日(日)
  • 今日は朝からボーっとしていて散歩をしてもフラフラする。気圧のせいか、いや昨夜の寝不足が原因だろう。血圧は大して高くない。豊田とかいう女代議士、もの凄くヒステリーで暴言・暴行をするのが分かり、自民党を離党した。あんな女の下にいたら、不出来な自分なんか殺されちゃうぞ!(爆)北朝鮮からミサイルが飛んできた場合のCMをやっていたが、まったくナンセンスだ。ミサイルが飛んでくれば“地面に伏せても”一巻の終わり [続きを読む]
  • あの夏の日々 
  •  少年は東京駅から列車に乗る 十数時間後に姫路駅に着いた 少女がやさしく出迎える 少年は少女の家に泊めてもらった 少女の母が少年の母に 電話で無事に着いたと報告する 次の日 少年と少女は姫路城を見に行った 木や草に夏の薫りがただよう 麗しい城 天守閣に登ると 汗がにじんだ肌を そよ風が心地よく撫でていく 帰宅すると 少女はピアノを弾く つっかえつっかえだが 「乙女の祈り」を これは彼のために弾いて [続きを読む]
  • サハリン物語(6)
  •  勇猛なジューコフ隊の側面攻撃を受けて、敵の部隊は混乱しました。スパシーバも剣を振るって突進し何人かの敵兵をなぎ倒したのです。ジューコフ隊はそのまま敵の隊列を突破し、さらにその後方の部隊にも襲いかかりました。また、他の別働隊も違った方向から敵部隊を急襲します。いわばゲリラ戦、遊撃戦となったため、敵は相当に混乱し思うように前進できません。一方、地下トンネルを通って、ロマンス・シベリア軍の部隊がカラフ [続きを読む]
  • サハリン物語(5)
  • その間、ソーニャ王妃やリューバ姫を乗せた馬車が全速力で発進しました。それを見たプーシキンの部下が追いかけようとしますが、オテンバ姫らが行く手を阻んで剣を振り回します。怒ったプーシキンは彼女らを排除しようと襲いかかりました。激しい戦闘が繰り返される中、馬車はどんどん遠ざかっていったのです。男勝りのオテンバ姫らはよく戦いましたが、さすがに強力な敵勢にはかないません。やがて、オテンバ姫もジャジャウマ嬢も [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(12)
  • はじめは武蔵国や甲斐国(かいのくに)といった近隣の豪族から始まった。武広は貞清の書状を持って主に領主や家臣らと会ったりしていたが、その間に、佐吉は地侍や百姓、商人など庶民の中に入っていった。領民の生活状況や意見を探るためである。2人で手分けした形で、その方が広く“客観的”に情勢を知ることができたからだ。“軍資金”は手土産代や情報収集のお礼などに使われたが、佐吉はこの手の使い方に慣れていた。こうして [続きを読む]
  • サハリン物語(4)
  • その頃、カラフト領内では、ロマンス・シベリア連合軍が快進撃を続け、着々と戦果を収めていました。ロマンス国のプーシキンの活躍も目覚しかったのですが、シベリア帝国軍はついにスターリン総司令官が陣頭指揮をとることになりました。 スターリンは途中から軍を二手に分け、サハリン島の東海岸と西海岸へ進めました。東へ向かったのがアントン・チェーホフ将軍らの部隊で、西へはユーリイ・ガガーリン将軍らが向かいました。 [続きを読む]
  • 6月22日(木)
  • 将棋の藤井聡太四段(14歳)の28連勝が大きな話題になっている。どうやら「天才」らしい。対局中も余裕があるのではないか。少しも緊張していない感じだ。26日に最多連勝記録の更新をかけて対局の予定。余裕を持つのはいいが、このところ「歴史ロマン」に熱が入らない。そろそろ本腰を入れるか?サハリン・樺太へ行ってからちょうど1年、ロシア人女性にメッセージを送っておいた。栗原小巻のコマキは、父親が「困り切って」 [続きを読む]
  • サハリン物語(3)
  • その頃、ツルハゲ王の指示を受けたロマンス国のラスプーチン宰相は、少人数の部下を連れてシベリア帝国に乗り込みました。帝国の極東軍総司令部がハバロフスクという所にあり、そこを訪れる予定なのです。ラスプーチンはもともと親帝国派で、何度もシベリアの地を踏んだことがありますが、極東軍総司令官のスターリン将軍とも面識がありました。スターリンはシベリア帝国軍の実力者で、あとで詳しく話しますが、「次期皇帝」の有力 [続きを読む]
  • サハリン物語(2)
  • 「まあ、スパシーバ王子様では・・・」「そうです、スパシーバです。ご無沙汰していました」 彼がそう言ってもリューバ姫は絶句したまま、なかなか言葉が出てきません。「どうして、あなた様がここに・・・」と言うのがやっとでした。「ごめんなさい。あなたにぜひ会いたくて、やって来たのです。私の商人(あきんど)姿は満更でもなかったですか、ハッハッハッハ。ところで、私が忍び込んできたことは、もちろん内密にしてくださ [続きを読む]
  • サハリン物語(1)
  • <空想、夢想、幻想、妄想の物語>この小説をリューバ・カトレンコさんに捧げる【主な登場人物】<カラフト王国>ヒゲモジャ王  ソーニャ王妃  スパシーバ王子(王室の長男。マトリョーシカの父) ナターシャ姫(王室の長女。のちにヤマト国・スサノオノミコトと結婚) オテンバ姫(スパシーバ王子の従姉妹) イワーノフ宰相 ジューコフ将軍 ゲジゲジサタン(重臣。裏切り者) ほか多数 <ロマンス王国>ツルハゲ王  [続きを読む]
  • 6月20日(火)
  • 安部内閣の支持率が急落、不支持と逆転するケースが目立つ。加計問題や共謀罪法成立で安部の本性が暴露されたからだろう。ようやく国民は分かってきたか。あとはもう不支持が拡大するだけだ。これで、来月の東京都議選は自民党の惨敗が確定的だろう。そのあと「安部降ろし」が始まるか。前田忠明さんに言われたこともあるが、歴史ロマンは少し余裕を持ってじっくりと書いていきたい。急ぎ過ぎないようにしよう。妻が古希・70歳に [続きを読む]
  • 髪を梳く女
  • ぼくが散歩をしていると家の外に出てきた女が 長い髪を梳いていた中年風の女だったが なぜか気になる髪を梳くと 女は美しく見えるのだろうかノースリーブのその女は 気持良さそうに梳いている目と目が合うと 彼女がほほ笑んだように見えたぼくもにこりとしたが そのまま通りすぎる髪は女の命なのか かぐわしい雰囲気が漂う(2010年6月17日) [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(11)
  • ちょうどその頃、尾高家では小巻が第二子を出産した。女の子である。第一子が男子の太郎丸だったから、武広や両親の武則、栞(しおり)も大喜びだった。生まれた女の子は玉のように可愛く、早速、武則が鈴(すず)と命名した。太郎丸の時は安産そのものだったが、鈴の場合は少し難産だった。武広が床の小巻に声をかける。「でかしたぞ。2人の子に恵まれ、ありがたいと言ったらない。あとはよく養生してくれ。お前が回復したら温泉 [続きを読む]
  • 6月15日(木)
  • このところ日記をサボっていたから書こう。歴史小説をいま書いているが、武将らの名前がまぎらわしい。例えば忠則、忠道、忠宗、忠勝などが出てくると混乱することがある。この前、父と息子の名前が逆になっていたので、あわてて訂正。すべり込みセーフだった(笑)。二度と歴史小説は書きたくないね。2日に1回のペースでなんとかやっている。国会は「共謀罪法案」がけさ成立した。昨夜からの徹夜国会、You Tubeで時々見ていたが [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(その2。連載中)
  • (2)それから5年の月日がたち、応永22年(西暦1415年)を迎えた。武広と小巻の間にはすでに一子・太郎丸が生まれ、小巻はちょうど第二子を身ごもっていた。尾高家とその一族にはこれといった問題もなく、平穏な日々が過ぎていった。問題があるとすれば、武広は最近やや肥満気味になったのを気にして、このところ佐吉とともに武術の鍛錬に精を出している程度だ。一方、藤沢忠則に嫁いだ小百合はけっこう気苦労が絶えなかった [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(10)
  • その女は背が高くて美しく、どこか知的な感じがする。忠則の説明では、詩織は藤沢家の傍流の末裔で、父の死後に主家に仕えるようになったという。小百合は彼女と打ち合わせ、翌日には書状を兄の山口貞清に届けてもらうことにした。こうして詩織が書状を山口城へ持って行くと、取次ぎ役の尾高武広がそれを貞清に渡した。彼はそれに目を通したあと、心外だという面持ちで武広に語った。「小百合の話では、鎌倉府が公方派と管領派に分 [続きを読む]
  • 戒石銘(かいせきめい)
  • 三度読んで三度泣いた碑文がある。福島県の二本松城にある「戒石銘」の碑文である。 意訳すると「お前ら(藩士たち)がいただく俸禄は、民の汗と脂の結晶である。人民は虐(しいた)げやすいが、神を欺(あざむ)くことはできない」というものだ。 この碑文の精神を体すれば、全ての官僚・公務員は立派な“公僕”になれる。そして、あらゆる“税金泥棒”や“年金泥棒”は姿を消すだろう。戒石銘・・・http://www.city.nihonmatsu [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(9)
  • それから5年の月日がたち、応永22年(西暦1415年)を迎えた。武広と小巻の間にはすでに一子・太郎丸が生まれ、小巻はちょうど第二子を身ごもっていた。尾高家とその一族にはこれといった問題もなく、平穏な日々が過ぎていった。問題があるとすれば、武広は最近やや肥満気味になったのを気にして、このところ佐吉とともに武術の鍛錬に精を出している程度だ。一方、藤沢忠則に嫁いだ小百合はけっこう気苦労が絶えなかった。当 [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(8)
  • その娘は色が白く実に美しい容貌をしている。彼女は手をついて挨拶しようとしたが、その時、女中頭のような中年の太った女が現われそれを制した。「お嬢さま、ここは私がうけたまわります」中年の女がそう言うので娘は奥に下がった。武広は名前と身分を明かし、牧の方より書状を持参したと告げると、女は急に明るい笑顔を浮かべ丁寧な口調で言った。「まあ、牧の方さまのお使いですか。それはご苦労さまです。さあ、どうぞお上がり [続きを読む]
  • 6月10日(土)
  • 今年一番の暑さか。蒸し暑いので初めてのランニング、半袖だ。家内が岡山の金光教ご本部にお参りに行ったので、今夜は一人っきり。のびのびとしそうだ(笑)。巨人の連敗は最悪の13で止まる、これで立ち直るか?申し訳ないが、最強の素晴らしいFBの「友達」をストップした。いつも非常に気になるので、落ち着いて小説に取り組めない。『落城』は相当に長くなりそうだ。次々にアイデアが浮かび複雑になりそう。まだ序の口で、こ [続きを読む]
  • 歴史ロマン『落城』(7)
  • 小百合が山口からいなくなると、武広は心にぽっかりと空洞ができたように感じた。張り合いがなくなったというか力が抜けたというか、むなしい気持になったのである。彼はそれを忘れるために、これまで以上に仕事に精を出した。農地の管理や農民からの意見聴取、領内の見回りなどに全力を挙げた。それを見てかどうか分からないが、ある日、主君である貞清が武広を自室に呼び入れた。彼の側には夫人の牧の方(かた)が同席していたが [続きを読む]