えりんぎ さん プロフィール

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えりんぎさん: HOTミンな関係
ハンドル名えりんぎ さん
ブログタイトルHOTミンな関係
ブログURLhttp://eringi1023.blog.fc2.com/
サイト紹介文天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなホミンペン
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供160回 / 365日(平均3.1回/週) - 参加 2015/04/19 13:14

えりんぎ さんのブログ記事

  • あなたが笑えば〜愛慕〜5
  •     ───すべてのはじまりは、あの夢から。ユンホはその日、夢を見た。辺り一面むせかえるような薄桃色だ。何気なく手のひらをかざせば、ヒラヒラとそれはユンホの手を覆いつくす。よく見れば桜だった。桜の花びらが吹雪のように舞い散る。息をのむような美しさにユンホがまず思ったのは。──ああ、チャンミンにも見せてやりたい。夢だと認識してるのに現実のような、ひどく曖昧な境界線。分厚い桜のカーテンをかき分け走っ [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛慕〜4
  • っくん、…くん、…夢見心地で擽るような感覚をユンホはやりすごしていた。昨夜はシステムのトラブルがあり、復旧に手間取り帰宅が明け方になってしまった。シャワーだけ浴び倒れるように用意された布団へ潜りこんだのはついさっきだ。「ユノ〜、ご飯は?」囁くような声が近い。顔に触れる感触も続いていて、目を開けたいのに泥のように沈んだ意識がなかなか覚醒しない。ふわりと風を感じて心地よい香りにくるまれる。頬に柔らかい圧 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛慕〜3
  • 「おい、ジノいるか!」乱暴にオフィスのドアを開けたユンホへ何人かの従業員が体を強張らせた。「あ、あの社長?どうしました?」「ジノはどこだ!」ユンホは怒っていた。普段それほど感情を表にだすことのないユンホが怒るなんてめずらしいと誰もがユンホへ注目する。「1階のカフェにみえるかと。あの、…最近通ってらっしゃるから、…」つい発言してしまって従業員は後悔した。ユンホと目が合い、その鋭い視線にゾクリと鳥肌が立った。 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛慕〜2
  • 離れへ帰ったのは、日付もとうに変わった頃だった。ユンホはもうずっとこんな生活を続けている。昼前に起きて昼過ぎにはオフィスへ顔をだす。ビルの最上階にあるメンテナンス会社と輸入会社は別会社の為どちらにも顔を出さなければならない。ツインタワーはそれぞれにコンセプトがあり、世界各国の料理を出すカフェやレストランを集め、ワンフロアーを使ったギャラリーやちょっとしたパーティ用のホールもあるⅠ号館とダーツバーや [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛慕〜1
  • 都心の駅前は平日だというのに夜が更けても賑やかだった。オープンして数年というひときわ目を引くモノトーンのツインタワー。そこの地下1階にあるアクアリウムバーは、壁にはめ込んだ水槽内を泳ぐ色とりどりの熱帯魚が迎えてくれる人気の店だ。店内の青みがかったダウンライトがより幻想的な雰囲気を醸し出し、不規則に置かれた観葉植物が規則的な調和を生むインテリアにも趣向を凝らした大人の店だった。そこの広いカウンター席 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜9(完)
  • ガンソクが出ていくと続いて男達も出ていき、嘘のように静まり返った部屋はユンホとチャンミン、そしてジノだけになった。ジノはどう声を掛けていいのか迷い、結局壁際で言葉なく立っていた。「…チャンミン。チャンミナ、…、っ、」チャンミンの前に膝をつき、だらりと垂れた両腕を鷲掴む。抑えた低い声で冷静を装ってはいるがユンホの顔色は悪く、ジノは見てられないと思う。「…ユノ?」「俺が、…俺がもう一度父さんを説得するから [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜8
  •       その日は突然やってきた。 チャンミンがこの家に人質として来てから3カ月が経とうという長雨が続く梅雨の夜だった。「っ、ユノ!いるか、おい!」勢いよく玄関の引き戸が開けられ、転がるようにやって来たのはジノだ。ユンホはといえばチャンミンにねだられ、かるた遊びにつき合わされていた。平仮名ばかりの取り札とは違い、読み札は漢字混じりのうえ行書体だから読みにくい。ユンホの役目はもっぱら読み手だった。「 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜7
  • 「チャンミン!チャンミナ〜!」何の挨拶もなくドタバタ入ってきたのはハイルだった。チャンミンはユンホの離れではなくエナの部屋に来ていて、あちこち探したのか息せき切って文句言いたげにやってくる。「もうっ、探したろ!せっかくチャンミンの為に給食のパンを持ってきてやったのに!」「ぅわぁ、ホント?///」別にこの家でパンすら食べさせてもらえないわけではない。むしろ細っこいチャンミンを皆で太らせようとこれでもかと食べ [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜6
  • 8歳といえば本来なら小学3年生。それなのにチャンミンはまったく読み書きができなかった。ずっとあの小さな部屋に閉じこめられていたんだ。それも仕方のないことかとユンホは読み書きを教えはじめた。「チャンミン、すごいな。あっという間に平仮名を覚えた。」「これでユノへ手紙が書けるね。」「あ、ああ、…」言うことがいちいち可愛くて困る。そして本当に毎日ユンホへ手紙をよこすのだから、そのマメさにもユンホはたじたじだった [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜5
  •  ユンホの思いは取りあえずチャンミンへ伝わったらしい。翌日からたどたどしくではあったけど誰とでも話すようになった。伏し目がちだったのが少しずつ相手の目を見て喋るようになった。バッサリと切った髪の毛はもうチャンミンの澄んだ眸を隠さない。くっきりとした二重瞼にくるんとカールした長いまつ毛。それが笑うとふにゃり崩れる。その愛らしいさまに誰もが好感をもった。おいしいお菓子があるぞとコワモテの男達が入れ替わ [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜4
  • ユンホの住む離れはそこだけ洋風のダイニングキッチン以外に純和風の和室が四部屋あった。「チャンミン。特別にユンホ坊っちゃんの寝室の隣へお布団ひいてあげたからね。お利口さんで寝るんだよ。」そこのひと部屋へ、まったくとんだ特別待遇だと口は悪いが意外に親切なエナによって寝床を用意してもらったチャンミンだったが。「おい、何してんの?」寝室のパソコンでニュースを見ていたユンホが開いた襖の音で顔をあげる。 誰もいな [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜3
  • 格闘技で鍛えた身体は着痩せするものの脱げば一目瞭然だった。男らしい広背筋の隆起や窪みのような筋を残す脊柱起立筋を惜しげもなく晒す。ユンホの姿勢の良さはこれらに因るものが大きい。これが女性ならうっとり見惚れるところだが生憎チャンミンは興味がないらしい。それよりも一緒に風呂へ入るという行為が嬉しいようで、ずっとへの字に結んでいた口元がむずむずしている。一通りユンホに洗ってもらい見違えるほどさっぱりして [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜2
  • 総檜の立派な門を抜けると広大な庭園が広がっていた。この季節は桜が満開でそれは美しく、ユンホに縋りついたままどうしても剥がれず結局赤ん坊のように抱かれたチャンミンがチラチラと視線をなげる。「綺麗だろ?」ベンツの後部座席をおりながら抱いたままのチャンミンへユンホは声をかけた。一瞬体を強張らせ怯えたように顔を埋めながらも、それでもウンと微かに頷く。自宅へ戻るまでにいくつか質問をしたが頷くか首を振るだけで喋 [続きを読む]
  • あなたが笑えば〜愛憐〜1
  • まさか段ボールの中に人が閉じ込められてるとは思わなかった。子供だ。それも痩せ細り見るからに弱った子供。膝を抱え丸くなり震えていた。震えてるから生きてると認識できた。それほど顔色が悪く薄汚い。驚いたがここで声をあげたら他の組員に笑われるとユンホは静かに喉を鳴らした。その時視線の先で、油っぽくベットリした前髪の隙間に鈍い光を見る。目が合った。離せなくなった。その瞬間、首をもってかれるほどの重力を感じ両 [続きを読む]
  • お知らせ
  • おはようございます、えりんぎです。大変ご無沙汰しております(〃∀〃)ゞ ←高校受験がおわりましたよ〜、やれやれ(´-д-)-3ブログお休みの間に2人のセンイルや真ん中バースデーなどイベント盛り沢山でしたね。真ん中バースデーは友達とDVD鑑賞会でお祝い。0時きっかりに流れてきた怒濤の滝のようなホミン画像(〃艸〃)素敵な演出ありがとうございました♪さて、『キスは1日3回』を待ってらっしゃる方がみえるかどうか。。。実 [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省22完
  • チャンミンside「ヒョンっ、…ヒョンってば!」住宅が建ち並ぶなだらかな傾斜の道をひた走る。姿は見えるのに一向に止まる気配がなくて、あと数メートルという所で力尽きた。両膝についた手で体を支え、「っ、ユノヒョンっっ!」思いきり呼んで、そこでやっと振り向く。もう、…僕、酔ってるんだけど?ハァハァと息は荒いし心臓は飛び出そうだし、勘弁してよと顔をあげれば、「…ヒョン?…っ、どうしてそんなに真っ赤?」日が傾き臼桃色 [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省21
  • 妹sideお兄ちゃんの恋愛に口出しするつもりはないけど、でもちょっと待って。兄妹として生まれたからには全く関係ないとは言わせない。だから少〜しだけ気になるし、少〜しだけ探りたくなってしまう。だからお兄ちゃん。これは兄を愛するがゆえの可愛い妹心だと思って、どうか許してほしい。ふとした話題から思い出話で盛り上がり、みんなで懐かしい写真をめくった。お兄ちゃんのアルバムを中心に、幼児でドレス姿のお兄ちゃん、で [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省20
  • 妹side幼い頃、兄妹で並べば三姉妹のようで零れそうなデッカイ目が誰より可愛かった。近所のおばさん達に可愛い可愛いと言われ親戚一同には遊ばれた。多分ね、それがトラウマになっちゃったんだと思う。そのうちヒョロっと背が伸びさすがに女子には見えなくても、──出来るだけ目立たないように、そうするのが癖になってたから。毎年学級委員に任命される私と違って役員と名のつくものに無縁で。コツコツ勉強するから成績だって兄 [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省19
  • 「推薦が決まって春から大学生になる妹がもうひとりいるんですけどね。昨日の夕方から友達とスキーへ行っちゃったんですよ。」「あ、そうなんですか。いいですねぇ、今年は雪が豊富だって聞いてますよ。」そんな会話をしたのは、お茶でも飲みましょうか?と誘われた対面式キッチンのカウンターだった。3脚あるカウンターチェアにはチャンミンを挟んで右側に俺、左側にはチャンミンの妹が座る。チャンミンの目的は、まぁ、アレだな。チ [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省18
  • チャンミンsideリビングの奥から酔っ払い特有の笑い声が響く。今年はまだもうひと家族が来てないというのにいつになく騒がしくて。 「お兄ちゃん?…何むくれてるの。」「べ、べつにっ!」お酒を燗したから持っていってと渡され、伏し目がちに受け取る。ぬっと下から覗き込んだ母さんが可笑しそうにふふっと笑った。「なに?なんで笑うんだよ。」「いえね、お酒の席で貴方がいつまでもキッチンに居るなんてめずらしいなぁと思ってね。」「っ [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省17
  • チャンミンside「っ、お兄ちゃん!!」何度目か鬼のような形相の妹に起こされ、気怠い体をやっとのことで起こした。2日続けて明け方まで起きていて、しかも酷使された体は疲れきっていた。あともう少し、…もう少しでいいから寝ていたい。起こした体がぼすんと沈む、意識が遠のく、あとほんの少しだけ、…「お兄ちゃんってば!もう伯父さん達、飲みはじめちゃってるわよ。いい加減起きてよ!」飲みはじめてるならいいじゃないか。僕の [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省16
  • チャンミンside真夏なら夜明けまであと少しという時間帯。吐く息まで白く凍りそうな夜だけど、真っ暗な冬でよかった。会計は部屋で済ませられても、そこから自転車までワープできるわけなく。心臓の音が聞こえそうなほどドキドキしながら廊下を歩く。堂々と歩いていくユノヒョンが不思議で仕方ない。こそっと背中に隠れれば、「チャンミナ〜、初々しいなぁ。もしかしてこういう所、初めて?」なんて嬉しそうに聞いてくる。初めてだよ [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省15
  • チャンミンside少し鼻にかかった声が甘く僕の名をよぶ。ウトウトしてたらしい。シャボン玉が弾けたように目が醒め、視界に飛び込んできた近すぎるアップ顔にのけ反ってしまう。小さな顔に配置良く並んだパーツは嫌味なほど整っていて、それが緩やかにカーブを描く。真っ直ぐ見つめるアーモンドアイが、思わず触れたくなるような唇が、嬉しそうに“チャンミナ”と形を成して。自然とはやる鼓動の、僕はもう止め方を知らない。「僕、 [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省12
  • チャンミンside最後はユノヒョンを押し退け殆ど走ってるみたいに部屋へ駆け込んでしまった。まだ心臓がドクドクしてる。───っもう、ユノヒョン、…サイテー、僕だってこういった場所を初めてだとは言わない。でも、こんな地元で。しかも男同士で。そのうえ、自転車の二人乗りだ。入るときは運良く誰とも遭遇しなかったけど、帰りもそうとは限らない。くらくら目眩がしそうで目頭を押さえながら入口脇の壁に背を預ける。それなの [続きを読む]
  • キスは1日3回−SS **帰省11
  • すっげすっげぇ〜寒い。何枚も着込んでマフラーもぐるぐる巻きで、それでも寒い。刺すような風が顔を直撃し、マフラーの隙間から漏れる真っ白な息がすぐにも凍りそうだ。それでも会いたい。どうしても会いたくて、母親のママチャリを勝手に拝借した。チャンミンから送られた住所を探索してスマホのナビを頼りにひたすら漕ぐ。20分って話だったのに、ソレ絶対嘘。よく考えたらチャンミンは俺んちなんて知らない。アイツ、適当に言 [続きを読む]