柚木 ノア さん プロフィール

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柚木 ノアさん: primrose
ハンドル名柚木 ノア さん
ブログタイトルprimrose
ブログURLhttp://yuzukinoah.blog.fc2.com/
サイト紹介文大人女子の為の恋愛オリジナル小説です。R-18表現含む時もありますのでご注意ください。朝8:00更新。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供1回 / 365日(平均0.0回/週) - 参加 2015/04/26 10:41

柚木 ノア さんのブログ記事

  • お読み下さい
  • こちらはトップページになります。最新記事は一つ下になります。大人女子向けのオリジナル恋愛小説ブログです。R-18表現を含む事がありますのでご注意ください。(R指定記事には☆マークつけます)毎朝8:00に更新します。好物は年の差CPですが、現代物からファンタジー物までなんでも。ハピエン至上主義です。ただいま連載中は「小鳥の受難」 で現代物とファンタジー物「約束か契約か」 二本です。5日交替でupします。小説 [続きを読む]
  • 小鳥の受難 120
  •  『じゃ明日、な…』 「ん…ごめんね…ホント何でもないから」 『何でもない事ないだろ? 明日…お前一コマ空いてたよな?』 「え? あ! いいよ! 私は空いてるけど北原は空いて無いでしょ! そんな…」 『いい。明日の一コマよりも鈴の方が優先だ』 うわぁ…と鈴は言葉だけで顔が火照ってくる。 「……ん…ありがと…」 やっぱり声を聞いているだけでも安心してきてしまう。さっきまでの不安な気持ちがあっという間 [続きを読む]
  • 小鳥の受難 119
  •  『なにしてた? なんで慌ててんの?』 くすりと笑う気配が電話から響いてきて鈴は見られているわけでもないのにさらに慌ててしまう。 「慌ててないよ! 耳元で電話が鳴ってちょっとびっくりしただけ」 『そう? 俺は今日はジジイの相手にちょっと疲れた…』 はぁと北原が耳元で溜息を吐き出してまたどきりとする。婚約とか、そういう話は出たのだろうか…? それとも今日の事言った方がいい…? でも相手の名前も聞かな [続きを読む]
  • 小鳥の受難 118
  •  北原に学校帰りにあった事をメールしようか…と思ったけれどなんだか嫉妬に塗《まみ》れているようだし北原を信じていないようでもあるし…と結局携帯は手から離した。 今日はお祖父さんの所に行くと言ってたから…もしかして婚約の話が出てる? それとも昨日今日の事ではなくて前からそんな話はあった…? 疑心暗鬼になりそうだった。 それに宮田グループの、とわけの分からない事を言っていた。 言っていたけれど、夏休み [続きを読む]
  • 小鳥の受難 117
  •  「ねぇ? ちょっと車に乗ってくださらないかしら?」 え? と周囲を見ればちらちらと視線を感じて恥かしくなる。 歩道で高級車から降りてきた?お嬢様?と顔をつき合わせているものだから何があったのだろうと計るようなちらちらとした視線が突き刺さってくる。 「……車には乗りません。私の方には何も用事がございませんから」 嫌味っぽいな…と思いながらも理不尽な事を言われた事だし気をつかう事もないかと開き直る。 [続きを読む]
  • 小鳥の受難 116
  •  自宅近くの駅に着きいつも通りに帰り道を歩く。 駅の小さな繁華街を過ぎればあっという間に住宅地だ。 その住宅地に入る前に鈴の歩いている横に大きな外車がすっと停まった。 自分に関係があるはずもない、と思いつつ視線をちらと向けた。 すごい車、と。 そういえば北原が今度またドライブに行こうと言ってくれていた。車は人の目も気にならないし、それに運転してる所はちょっといつもよりもさらにかっこよく見える。 … [続きを読む]
  • 約束か契約か 110
  •  夜通し捜索は行われたがどうしても見つからない。 兵がぬるいのか、それともすでにここの界隈を出た後なのか…。 出たにしても連れもいず一人であれば行く当てもないはず。 「さらに広範囲の宿屋、空き家などくまなく探せ!」 門を閉めている宿屋の主をたたき起こし一部屋一部屋、一人一人を確認する。 だが酒場の主人が見たという風貌に当てはまる人物はなかなか見つからない。 怪しそうな者がアレクサンドルの前に連れて [続きを読む]
  • 約束か契約か 109
  •  「殿下! 見失ったそうです」 「何をやっているんだ…」 くそ! と毒づきたくなる。 リディアーヌから話がしたいと言われた誘いを蹴ってまで追いかけてきたのに! 夜の喧騒な酒場街で近衛兵が忙しく走り回っている様子を市井の者達は何事か起ったのかと遠巻きに見ている。 酒場で一人飲んだくれていた男が酔って正体をなくし隣の客に絡んできたらしい。  自分はブランダンの王子だと言い張って。 ブランダンの王子の消 [続きを読む]
  • 約束か契約か 108
  •  「やっぱりこの薄青のドレスかしら…」 「そうよね。殿下の瞳のお色でもあるし」 「殿下は多分いつもの様に黒いお衣装でしょうから、金の飾りに合わせてリディアーヌ様の装飾品も金にして」 「髪は?」 「結い上げるのもいいけど…やっぱり綺麗なまっすぐの黒髪なら垂らした方がいいわよね。横の部分だけ編みこんで金の飾りも垂らすのがいいかしら」 侍女達はリディアーヌにドレスをあてがいあれこれと論議を繰り返している [続きを読む]
  • 約束か契約か 107
  •  アレクサンドルは何があったのか結局昨夜は戻らなかったらしい。 朝餉の場にもアレクサンドルの姿はなかった。 近衛の兵に呼ばれて慌てて姿を消し、何か大事があったのかと心配したけれど王宮はいつも通りの落ち着いた雰囲気で国を揺るがす何事かが起きたわけではないらしい。 ではどうしてアレクは戻ってこないの…? 勿論何事かあったにしてもリディアーヌにわざわざ教えてくれるはずもないだろうとは思いはするけれど…。 [続きを読む]
  • 約束か契約か 106
  •  ウルグランが裕福な国というのは湯浴み一つとってもよく分かる。 薔薇から抽出された貴重な薔薇の香油をたっぷりといつもリディアーヌは侍女の手によってお湯にも体にも髪にも振りかけられる。 こんな贅沢な事ブランダンでは考えられない。 建物も部屋もドレスもどれもこれもが洗練され煌びやかで豪奢だ。 それでいてごてごてと厭らしくぎらぎらしているわけではない。世界に君臨する大国であることをまざまざと感じる。 小 [続きを読む]
  • 小鳥の受難 115
  •  講義を終えて彩奈と一緒に駅まで向かう。 いつもは北原が一緒だけど今日はいない。 付き合うようになってから…いえ、フェイクの時からか、帰りがほとんど一緒だったからなんだか物足りない感じだ。 大学に入ってからの二年間はずっと彩奈と一緒でその期間の方が長いはずなのに何ヶ月かの北原の存在が大きすぎる。 「寂しい?」 くすりと彩奈に笑われてしまった。 「そんなんじゃ…」 ない、とも言い切れなくてもごもごと [続きを読む]
  • 小鳥の受難 114
  •  「この間はどうも」 「いや、こっちこそお礼だし。気にしないでいい」 彩奈はいつも通りにクールだ。 「鈴、今日ちょっと用事入ったんだ」 「そう? うん、分かった」 今日はバイトがなくて帰りにどこか行こうかと言っていたのに残念。 夏休み中は里帰りしていたバイトの学生が多かったので結構な割合でバイトのシフトに入っていたけれど、学校が始まれば元通り一日置きな感じのシフトに鈴は戻った。 北原は相変わらずバ [続きを読む]
  • 小鳥の受難 113
  •  あっという間に夏休みが終わってまた大学生活が始まった。 初めての彼氏との夏休みはバイトとデートと充実していたといってもいいかもしれない。 ただやっぱり学校が始まれば視線がうるさいな…とは思う。 夏休み中も北原と一緒に歩いていれば視線は突き刺さってきたけれどそれは道行く知らない人からの視線である程度気にする事はなくなっていたけれど、大学に出てくればやっぱり女子から向けられる視線が痛い。 しかもそれ [続きを読む]
  • 小鳥の受難 112
  •  やっぱ家行こうかと言われて鈴も頷く。 少なくとも北原の部屋に行けばキスは出来る。 …そんな事を思ってしまう自分にも恥かしくなるが、キスしたいにハグしてほしいと鈴だって思うのだから反対するはずもない。 北原の家はお父さんがいるにしても家が広いし北原の部屋まで入ってくるわけでもないから…。それに比べ鈴の家ではマンションで狭いし今は夏休みで弟も妹もいていつ部屋に乱入してきてもおかしくはないし寛げない。 [続きを読む]
  • 小鳥の受難 111
  •  彩奈はありがとうと北原に礼を言ってデートの邪魔だろうからと颯爽と帰ってしまった。 別に邪魔、ではないけれど…と思ったけれどもし反対の立場なら鈴も帰っただろうから手を振ってメールするねと別れた。 北原は鈴の持っていた紐のついた紙袋を黙って取り上げ持ってくれる。 「本当にいただいちゃってよかったのかな…」 「いいからよこしたんだろ。貰っとけ」 「うん…。ありがとうございますって北原からも言っておいて [続きを読む]
  • 約束か契約か 105
  •  行ってしまった…。 かくりとリディアーヌは肩を落とした。 折角勇気を出して話がしたいと言ってアレクサンドルにも了承をもらったのに…。 すごく…雰囲気が柔らかで恥ずかしい位にアレクサンドルの目が優しかったのに…。 兵がなにやらアレクサンドルに耳打ちした途端に厳しい眼差しと表情にがらりと変わってしまった。 それでもすまない、と謝ってくれた…。それに後日、と言ってくれたもの。 意気込んで、勇気をかき集 [続きを読む]
  • 約束か契約か 104
  •  何が話したいのか…? 話がしたいと言ったリディアーヌが肌を紅潮させているのが目に見えた。 落ち着かなげに胸を押さえながら顔から耳まで紅く染め、その姿はまるで告白でも受けているかのようでこちらまでリディアーヌの胸の鼓動が聞こえてきそうな位に見えた。 どう見ても好意を持っているとしか見えないようなリディの態度にアレクサンドルの心も大きく波打つ。 今まで自分がリディアーヌにした仕打ちを思えば憎しみや蔑 [続きを読む]
  • 約束か契約か 103
  •  「母上の所に行ったと聞いたが?」 侍女に案内され食堂に行くとすでにアレクサンドルが席に着いていてそう声をかけられた。 「あ、はい」 「母上はご健勝であらせられたか?」 「…はい」 ご健勝で…ってそんな事を聞く位にお母様に会っていなかったのだろうか? とリディアーヌは不思議に思いながらこくりと頷いた。 「あの…ご公務ご苦労様です」 「ああ…」 おや? というような顔つきでアレクサンドルがリディアー [続きを読む]
  • 約束か契約か 102
  •  だからといって公務中のアレクサンドルの邪魔をするわけにはいかずにリディアーヌはアレクサンドルに用意してもらった王太子宮の?青の間?でじっと時が過ぎるのを待った。 何から言ったらいいのか。どう言ったらいいのか…頭は混乱していた。 侍女達は下げ、一人顔を赤らめたり青くしながら色々と考えを渦めかしていた。 王妃様はああ言ってくれたけれどそれが勘違いだったら? でもこうしてアレクサンドルは自室の隣にリデ [続きを読む]
  • 約束か契約か 101
  •  「リディアーヌ様っ」 アレクサンドルのお母様との楽しいお茶を終えて東屋を辞すと待ち構えていたアネットが心配そうな顔でリディアーヌを待っていてくれた。 侍女達に疎まれるのではないかと思っていたのにここウルグランの侍女達はリディアーヌを気遣ってくれる。それが嬉しい。 「どうしたの? そんな心配そうに…」 鷹揚にリディアーヌが答えるとアネットが安堵の溜息を吐き出した。 「いえ…その王妃様にはあまりよい [続きを読む]
  • 小鳥の受難 110
  •  「おせぇよ」 「悪いな。鈴ちゃんは可愛いし原田さんは美人さんだしついつい」 北原のお母さんに案内されたのは社長室でそこで北原はソファセットに座って待っていたらしい。 「鈴」 座れ、と北原が自分の隣をぽんぽんと手で叩くと北原のお母さんにも疲れただろうから座って、と促され紙袋を抱いてちょこんと座った。彩奈は向かい側に座る。 そこに綺麗なお姉さんがコーヒーを運んできてくれた。 社長室も重厚というだけで [続きを読む]
  • 小鳥の受難 109
  •  「さ、脱いで」 ぬ、ぬ、脱いで!? 連れて行かれたフィットルームのある広い部屋でニコニコと北原のお母さんに言われた言葉が?脱いで?!? さらに失礼します、と女の人が4人ほど次々と部屋に入って来る。 「あら、可愛い子に美人さん…どっちが光輝くんの彼女ですか? 社長」 「可愛い子に決まっている! アレは私と趣味が一緒だからね!」 「…でしょうねぇ〜」 社長!? もう何も言えなくて彩奈と目を白黒させて [続きを読む]
  • 小鳥の受難 108
  •  「ここだ」 北原に連れられて大きなビルに鈴と彩奈は入った。 「マ・シュシュ?」 鈴は彩奈と顔を合わせて首を捻る。 マ・シュシュは女性の下着ブランドの会社だ。可愛いブラとかいっぱいあるけれどお値段もよくてなかなか手が出せない。欲しいは欲しいんだけど! でも…こんな所に北原がなんで? しかも売り場じゃなくて本社なのかビルの中だし。 「ちょっと待って」 鈴と彩奈にそう断ると北原が受付の綺麗なお姉さんに [続きを読む]
  • 小鳥の受難 107
  •  「鈴、原田もこれから用事ある?」 北原が電話を切らないまま聞いてきて鈴は勿論これからデートの予定だったわけで特別何か用事はない。 彩奈を見れば彩奈も別にないけど? と不思議そうにしながら答える。 「もしもし? じゃ今から行ってもいい? 連れてくけど? ああ、と、鈴の友達もいる…。ああ、分かった。じゃ」 北原がそう言って電話を切った。 「悪い。ちょっと今から付き合って欲しいとこあるんだけど? 一応 [続きを読む]