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街の弁護士本音ブログ http://blog.livedoor.jp/workingpoorlawyer/

中堅弁護士が、弁護士の愚痴や不満を書き散らします。相談者・依頼者に対して思うことが中心です。

弁護士の置かれた立場や実態と依頼者・相談者の求めるものに絶望的なギャップを感じることがしばしばあるので、できれば、弁護士に相談・依頼する人に知ってもらいたいと思っています。おそらく共感はしてもらえないでしょうが、弁護士に接する際の心構えにしてもらえばと思います。

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2015/04/29

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  • 「完全成功報酬制」とか「損はさせない保証」とか

    「完全成功報酬」とは 最近は「完全成功報酬」をうたう法律事務所のHP等をよく見るし、そういう事務所の弁護士を相手にした事件も何度かあった。 ここで「完全成功報酬」というのは、金銭を得られるなどの「成功」という結果がでたときにのみ弁護士への報酬が発生し

  • 契約の範囲外のことは義務ではない

    3年近くも前の記事から開いてしまった。 この間も過去のブログで書いた認識を改めなければならない出来事は、残念ながら、一切なかった。引き続き、気の向いたときに思いつきを書くことにする。 さて、依頼をされた事件をしていると、その過程で、本来依頼された範

  • 決断できない人たち

    和解交渉で様々な条件を調整するにしても、あるいは、訴訟で和解に応じず判決まで進むことを選択するにしても、さらには判決後に控訴するかどうか選択するにしても、すべては「あり得た他の選択肢」を排除して1つの結論を下すしかない。弁護士に依頼して事件を進めていく

  • 法テラスの有効活用法

    以前の記事で、法テラスの利用はお勧めできないと書いた。 弁護士に依頼する者にとって、法テラスを利用するリスクは以前の記事で述べたとおりであり、提供されるサービスの「質」に影響するおそれがある。弁護士の側から法テラスの利用を勧めてくれない限りは、利用を避

  • 弁護士は探偵ではない

    依頼した弁護士が証拠集めまでしてくれると期待する人が時々いる。あるいは、相手方の財産調査をしてくれると期待する人もいる。 しかし、これはいずれも過大な要求だ。弁護士からみれば「ドラマの見過ぎ」と言いたくなる。 まず、弁護士は探偵ではない。相手方を尾行し

  • 弁護士の腕で結果は変わるか

    実は難しい問題である。 典型的な「結果」である裁判(民事訴訟)の勝敗に関して考えてみよう。貸した金の返還を求めるだけの単純な貸金返還請求事件(借用書など書類が整っている場合)とか、どうあがいても結果の見えている訴訟というものはある。そうでなくとも、最初

  • 依頼者の主張を十分に取り上げてくれない弁護士

    前回の記事で、依頼者の言い分をそのまま主張する弁護士が良いとは言えないと書いた。 しかし、その一方で、依頼した弁護士が言い分を十分に取り上げてくれなかったという不満を聞くことも少なくない。そして、そうした依頼者の不満がもっともなケースもあるのは事実だ。

  • 言葉だけ百万言費やしても裁判官には届かない

    訴訟において、「あいつはこんなに悪いヤツなんだ。」「あいつがこれだけ悪いヤツだということをしっかり裁判官に伝えてくれ。」という依頼者。あるいは、相手のどうでもいい主張に対しても全て反論しないと気が済まない依頼者。感情的な言葉で相手方に対する非難をしたが

  • 弁護士の切り替えはお早めに

    依頼した弁護士に不満や不審を抱いたりして信頼できないと思うようになることは、時としてあり得る。弁護士から見ても、既に別の弁護士に依頼しているがあれこれの点で不満があるといって、弁護士を変えたいという相談を受けることも、時々はある。依頼者が弁護士に不審・

  • 100%の保証はない

    「この事件は勝てますか」「どういう結果になりますか」というのが、相談者・依頼者にとって最大の関心事なのは当然だ。 しかし、これに対する回答はじつに難しい。 まず、弁護士の決まり事として、「依頼者に有利な結果となることを請け合い、又は保証してはならない。

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