あだぢいとらまる さん プロフィール

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あだぢいとらまるさん: 水流「季・とき」折々…
ハンドル名あだぢいとらまる さん
ブログタイトル水流「季・とき」折々…
ブログURLhttp://www.gofukuyasan.jp/hpgen/HPB/entries/7.html
サイト紹介文初老の回想/古日記其の?「季・とき」折々・・・ 2008年 10月1日(水)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供195回 / 365日(平均3.7回/週) - 参加 2015/05/05 17:26

あだぢいとらまる さんのブログ記事

  • 型絵染九寸名古屋帯/荒川眞理子・はっぱ
  • 背景に引いたくすみの深蒸した苔色(深緑を少し薄くしたような)は荒川眞理子の中の秋めく心のセンチメントをとっぷりと浮かび上がらせているように見えます。 また見ようによっては無意識のうちに息を止め、作品に見入っているかのような静寂も想わせてくれます。 こちらの絹布は帯として描き染めてあります。 それゆえ見るだけでなくぜひお使い頂きたい名品です。 心を耳を澄ませ、想像力を膨らませて名品と対峙してみません [続きを読む]
  • 手描き友禅九寸名古屋帯/木原工藝 オモダカ
  • 対象物も、デッサンも、彩色も、そのすべてが「そこに在るように美しい」ところが良いと思うのです。 他の誰の作品にも似ていないところも良い。 対象物をわざと歪めて見たりしていないところも、とても良い。 いつも思うのです。 手で描いたから、といって、そこにどんな価値があるのだろう…、そんなことを想うこともあります。 でも、こうした美しさを真正面で見るとそんな詮ない考えもどこかに吹き飛んでしまうのです。  [続きを読む]
  • 型絵染九寸名古屋帯/紬地 創作花模様
  • 制作者の彩色の魔法の中にかけられてしまうようです。 女性ならばきっと一度は締めてみたくなるようなビビットな色の帯。 いったい誰が創作したのでしょうか。 こうした帯、私は案外好きです。 原画となる下絵をそのまま作品として染め描いてしまったかのような、いわゆる原画感にも惹かれます。 オリジナル図案のまま、とでも言うのでしょうか。 実際の染色に向けたチープな方向修正を施していないように感じるのです。 つ [続きを読む]
  • 久米島紬/嘉味元あけみ作
  • この久米島紬はとても綺麗です。 冒頭に書きましたように消え入りそうな儚げな縞の美しさです。 車輪梅とホルトノキ、椎で染められた糸を使い白練りの色味の味わい、嘉味元あけみさんの手による手織り、その特有の柔らかな彩が実に見るものの目に馴染み、その織感と相俟って綺麗な印象を想わせてくれる、そうゆう意味での綺麗さです。 琉球染織の着物、とりわけ久米島紬に憧れはあるけれど、あの鳶色は苦手…、と躊躇されていた [続きを読む]
  • 手描き友禅/九寸名古屋帯・キャッツハーモニー
  • さてさて、こちら、、。 猫の音楽団と言えば良いのでしょうか。 薄墨色に染められた地色に並び描かれた猫たちががなんとも魅力的な九寸名古屋帯です。 猫を擬人化した仮想の中の舞台はどこかぼんやりとした姿をしている。 現実の世界で出会う猫のツンデレ?のイメージに翻弄されながらも、人はいつまでたっても猫の本質をきっと捉えることは出来ない。 うすぼんやりとしかわからないからこそ、猫たちは私たち人間にとっていつ [続きを読む]
  • 伊勢木綿/灰色、黄色、墨色の格子
  • こちらのお品は伊勢木綿/灰色と黄色、墨色の格子です。 片貝木綿や遠州木綿などと比べると生地にしっとりとした感触を感じます。 木綿にありがちな毛羽立ちの少ない生地で、単衣でお仕立されるには最上の一枚となるかと思います。 着れば着るほど、また、洗えば洗うほど、柔らかく身体に添うと言われる伊勢木綿です。 日常の普段着きものとして着物を愉しんでおられる方には扱いやすい一枚となるのではないでしょうか。 是非一 [続きを読む]
  • 型絵染九寸名古屋帯/猫猫猫・・・岡田その子
  • さてこちら、、。猫です。(笑)弛緩の限りを尽くした猫です。 もう眺めているだけでこちらまで弛緩して頬が緩んでしまいます。 猫特有のやわらかさが巧く表現されています。 私は個人的に猫が大好きなので、時々ネットサーフィンをして猫の帯の画像を見たりもするのですが、あまりにも写実的であったり(それはそれで好みの方も居られるのだと思いますが、私はあまり好みではありません。) また、とても稚拙であったりします [続きを読む]
  • 型絵染九寸名古屋帯/唐花・五味桂子
  • 古い陶器、古九谷焼を想わせるのかもしれません。 使われている彩色がそう思わせるのだと思います。 私があえて申し上げるまでもなく、九谷焼の特徴と言えば、その重厚な色彩の絵付けにあると思います。 それは九谷五彩(くたにごさい)と称される赤」黄」緑」紫」紺青」の五色を中心に描かれるのですが、時代により、あるいは陶工により、その手法は異なると言われます。 しかし特徴的な絵付けという点は古九谷の時代から一貫 [続きを読む]
  • 型絵染九寸名古屋帯/五味桂子 菊唐草
  • 型絵染で「菊唐草」が染め描かれています。 菊はなんでしょうか。 丸い形から万重菊のようでもありますが、花筋が描かれていますのでそうではないのでしょう。 型絵染は抽象的な捉え方をすることが少なくないの文様としての菊、なのかもしれないですね。  記憶を辿るまでもなく、日本人の心象風景にある模様かもしれません。 いかにも民芸的な趣を想わせるような意匠です。 伝統的に着物や帯の意匠として使われてきた模様で [続きを読む]
  • 本場結城紬/地機十字絣
  • こちらに掲載させて戴いた結城紬は勿忘草色の地色の中に藍色の十字絣が浮かぶかのように織り上げられた本場結城紬です。単なる十字絣の織物であるだけならば、数多ある手織りの紬織物にいくらでも見られます。 しかしこの結城紬はそれだけに留まるものではないのです。 藍色で作られた絣が整然と並ぶのですが、整然と並び配されたその絣は手仕事の揺らぎを持って見る者を魅了してくるのです。 手間暇を惜しみなく尽くされた細工 [続きを読む]
  • 手描き友禅/九寸名古屋帯 矢鱈格子・阿部容子作
  • 格子と言う意匠を眺めながらいつも思うのは、一見至極単純なように見え、その実こんなにバランスするのが難しいものはない、ということ。 染色家の多くが手描きの格子の制作を手掛けない理由の一つはそこにある。 誰にでも容易く出来そうでいて、どこまでも難しい、、。 阿部容子さんの仕事を眺めていると、こうした美しい格子を描く染色家の仕事を見ると嬉しさがこみ上げ、染織の未来の可能性に対する安堵が入り交じった気持ち [続きを読む]
  • 江戸小紋/人間国宝 小宮康孝作品「かぶ」
  • 江戸小紋の人間国宝、小宮康孝さんの江戸小紋「かぶ」のご紹介です。 縞や角通し、行儀などに代表されるある意味無機質とも表現出来る柄が少なくない江戸小紋の中にあって、いわゆる「云われ柄」と称される意匠です。 その型紙を彫り上げたのは武田忠孝さん、染め上げたのが小宮康孝さんです。 緊張強いることの少なくない万筋や角通しなどに比べ、江戸の職人の遊び心が感じられます。 江戸小紋の粋を知り尽くしているしょくに [続きを読む]
  • 手織真綿紬織物/伊那紬別注品
  • 胡粉色の地に濃藍色(こいあいいろ)薄縹色(うすはなだいろ)煤竹色(すすたけいろ)胡桃染(くるみぞめ)などの色に染められた絣糸を遣い、黎明のアルプスが織り上げられた草木染め手織り紬織物/信州伊那紬です。 ご覧戴けますように極めて美しい彩でアルプスの峰々が表現された山型が織り上げられています。 表面的には胡粉色の地に上記した色系統の峰々が織られた紬織物として目に映るのかもしれません。 でも、そうした表 [続きを読む]
  • 型絵染九寸名古屋帯/リラの街 竹田園子作品
  • こちらに掲載の型絵染ですが、リラの街という銘が付されています。 リラの街、制作者である竹田園子さんは札幌に住まわれて制作活動をなさってるのですが、そのお住いの街、札幌市の花がリラなのです。 閑静な住宅街に咲くリラを描かれたのでしょうね。  型絵染めにしては極めて繊細な型が使われながら、表現力の在る彩色が施され個性的な印象とされています。 その意匠/designと紬の素材感が相俟った印象は、あるひとつの染 [続きを読む]
  • 有松絞工藝絞り/段杢目絞り
  • この絞り染め、よく見掛ける絞り浴衣とはちょっと異なった雰囲気/表情を保っている事が画像からも伝わっているかと思います。 こうした浴衣も興味の薄いひとにとっては、たかが浴衣なのかもしれません。 唯、たかが浴衣なのですが、日本の職人の「手」によって括られ、絞られたこの浴衣を眺めていると、興味の薄い筈である人でさえ、心のどこかを魅了され、思わず手に取りたくなるようです。 矛盾を承知で申し上げますが、絞り [続きを読む]