海老澤毅 さん プロフィール

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海老澤毅さん: 司法書士 海老澤毅 ブログ
ハンドル名海老澤毅 さん
ブログタイトル司法書士 海老澤毅 ブログ
ブログURLhttp://shosiebisawa.blog.fc2.com/
サイト紹介文辰已法律研究所で司法書士試験の講師をしている海老澤毅です。勉強に役立つ情報等を発信していきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供58回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2015/05/12 11:22

海老澤毅 さんのブログ記事

  • 大津事件
  •  来日中のロシア皇太子ニコライ・アレクサンドロビッチが、滋賀県の大津で巡査津田三蔵に切り付けられた事件。たしか中学か高校の社会の授業で勉強したと思います。 このブログをご覧の皆さんは、“司法の独立”というテーマを通じても、この事件を覚えているのではないでしょうか。 皇太子は、後のニコライ2世となりました。「愛するママ」の誕生日に結婚し、愛妾を持たず、妻と子供たちを愛し、「怪僧」ラスプーチンを宮廷に [続きを読む]
  • 破天荒
  •  以前から時々書物などで見かけ、またテレビなどで聞いて気になっていたのですが、最近もCMで見かけました。 どうも“破天荒”というのを「無鉄砲」とか「奔放」のような意味で使っているようです。 言葉の意味や発音は変化していくものですが、故事成語に関しては固有の意味があり、それと異なった意味で使われることはないはずです。 日常生活における会話で言い間違えたり、誤った言葉の使いかたをするのは、まあそれ程問 [続きを読む]
  • 監督
  •  早押し問題です。“公開会社(監査等委員会設置会社及び指名委員会設置会社を除く)において取締役の職務の執行を監督する機関は何でしょうか?”「監査役!」 ブー 正解は、「取締役会」です(会社法362条2項2号)。 監査役は、取締役の職務の執行を「監査」する(会社法381条1項)のであって、「監督」するのではないのです。 監督と監査の違いは・・・。 まずは広辞苑によると。 「監督」は“目をくばって指図をしたり [続きを読む]
  • ルビ
  •  六法を開いて、そうですねぇ刑法9条とお隣の10条を見て下さい。 何か、お気づきになりましたか。 禁錮の「錮」の字に、9条の方には「こ」とルビが振られていますね(私は、老眼鏡を掛けないと、ただの点にしか見えませんが)。 刑法が口語化(今は、現代語化と言っていますが、刑法のときは口語化との表現であったと記憶しています)されたときに、常用漢字に含まれていない漢字には最初に条文で出てきたときに、ルビを振るこ [続きを読む]
  • 憲法前文
  •  「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」“ミサイル発射”“海洋埋立基地設立”“空母発信”“領空侵犯”“壁の建設”そして、ついには“毒殺” いやー実に、信頼できる平和を愛する諸国ばかりですねぇ。 それにしても、立派なことを謳っていることは確かなんだけど、私には何かこう心に響かない文章なんですよね。 新幹線の車窓から。 この景色を見たその日に「富士の高 [続きを読む]
  • 天神さま
  •   京都の北野天満宮にお参りに行ってきました。 学問の神様ということで、みなさんもそれぞれの地の天神さまにお参りに行かれたこともあるのではないかと思います。 私も、毎年7月になると、湯島天神に合格祈願に行っています。 お参りを済ませ、ちょっと遅めのお昼を頂くことにしました。 神社の周りを歩いていると、なんだか良さそうなお店を見つけ、入ることに。 町屋というのでしょうか、間口が狭く奥行の深い造りで、 [続きを読む]
  • 正当防衛
  •  刑法36条1項 “急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。” 違法性阻却事由としては、刑法37条の緊急避難もありますが、緊急避難が、現在の危難(発生事由が「不正でなくても」)を避けるために、やむを得ず他人の法益を侵害するものであるのに対し、正当防衛は、「不正」な侵害に対して、権利の防衛のために、侵害者に対して反撃を行うものです。 考えてみれば、 [続きを読む]
  • 株券の喪失
  •  平成4年午前第33問選択肢4。 株券を喪失した株主は、喪失の事実を証明して、会社に株券の再発行を請求することができる。」 トホホな問題です。 物の「喪失の事実を証明」することは、その物が何であろうと、絶対にできないはず。 株券を喪失した場合、平成14年の商法改正前は、公示催告を経て除権判決により喪失した株券を無効とした上で再発行を請求する手続きでした。 現行法でも、新株予約権証券や社債券を喪失した場 [続きを読む]
  • 宣誓
  •  宣誓に関する条文をいくつか(「」は、私が付けました。)。 証人の宣誓(民事訴訟法201条1項)  証人には、特別の定めがある場合を除き、宣誓を「させなければならない」。 当事者尋問の際の宣誓(民事訴訟法207条1項後段)  当事者に宣誓を「させることができる」。   宣誓の禁止(民事訴訟法201条2項)  16歳未満の者又は宣誓の趣旨を理解することができない者を証人として尋問する場合には、宣誓を「させることが [続きを読む]
  • 縦書き
  •  平成28年大晦日の南西の空。 細いお月様が少し離れたところから、輝く金星を見守っています。 明けましておめでとうございます。 お正月の楽しみの一つに年賀状があります。 横書きの文章の多くなった今日ですが、年賀状は縦書きの割合がまだ高いような気がします。 商業登記規則35条1項 “申請書の記載は、横書きとしなければならない。” 私が受験生の時からも商業登記の申請書は上記の規定があったので横書きでしたが [続きを読む]
  • 映画
  •  今年も残すところあと僅かになりました。 年々、一年が過ぎるのが早くなっていくと感じています。 この一年、仕事に関するもの以外でどれくらいの本を読んだのかを振り返ってみました。多分30冊くらい。もっともっと読まなくてはいけないなと反省しています。 今年最後に読んだのは、ジョン・ル・カレの「われらが背きし者」です。 ル・カレは、東西冷戦時代を舞台とした重厚なスパイ小説で有名です。 今回の小説も、さすが [続きを読む]
  • 初日参入
  •  民法140条本文「日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日は参入しない。」 初日不算入の原則ですね。 この原則に対する例外的な規定が、年齢計算に関する法律の第1項にあります。 「年齢は出生の日より之を起算す。」 したがって、例えば12月の20日に生まれた方は、生まれた時間にかかわらず、毎年12月20日になると、 「おめでとうございます!」 となります。 この冬も、バカラを贈ります。 ←にほんブ [続きを読む]
  •  沈んでゆく今年最後の満月。 昨夜も影ができるほどに輝いていました。 ご覧になりましたか。 そしてまた、お日様が昇り一日が始まります。 良い一日をお過ごし下さい。←にほんブログ村はこちら。 [続きを読む]
  • 弾劾
  •  “弾”には、「ただす」「罪過をせめる」といった意味が。 “劾”には、「罪を暴いて訴える」の意味があります。 “弾劾”は、「公の責任ある地位にある人の犯した不正の事実などを暴露して責任を追及すること」と新明解では説明されています。 我が国においては、みなさんご承知のとおり、裁判官の罷免において「公の弾劾によらなければ」ならないとされていますね(憲法78条)。 せっかくだから、弾劾裁判所の規定も確認し [続きを読む]
  • 享有
  •  一般的な国語辞典でも法律用語辞典でも、だいたい「権利・能力などを生まれながらにもっていること」であると説明されています。 憲法12条の「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。」の“享有”は、まさにこの意味で用いられています。 一方、民法3条1項の「私権の享有は、出生に始まる。」の“享有”はすこしニュアンスが違っている気がします。生まれながらにして持っているものを、出生に始まると表現するのは [続きを読む]
  • ジン
  •  「いらっしゃいませ。海老澤さんがお出でになるのをお待ちしていたんですよ。」 と、ニコニコしながら出迎えてもらいました。 新しいジンを仕入れたとのこと。 先ずは、いつものレシピで一杯目のマティーニを作っていただき、飲みながらお話を聞きました。 なんと国産のジンで、京都の蒸留所でつくられているのだそうです。 ボトルを手にしながら(ボトルは深い緑色で、洗練された「和」のイメージを感じるものです)、二杯 [続きを読む]
  • 訴訟能力
  •  大手町でも紅葉狩りができます。 さて、外国人の訴訟能力について。 訴訟能力については、民事訴訟法(以下、「民訴法」と記載します。)に別段の定めがある場合を除き、「民法その他の法令に従う」とされています(民訴法28条)。 外国人の行為能力の準拠法は、法の適用に関する通則法(以下、「法適用通則法」と記載します。)の4条1項になります。 同項は「人の行為能力は、その本国法によって定める。」と規定しています [続きを読む]
  • 神曲
  •  “我等の人生の歩みの半ば、 気が付けば私は暗き森に迷っていた。 まっすぐな道を見失って。“ 今、トムハンクス主演の映画、「インフェルノ」が上映されています。 古今の名作の例にもれず、神曲も非常に印象的な出だしで始まります。私は(多分多くの方もそうだと思いますが)、「地獄篇」は興味深く読めるのですが、「煉獄篇」になると何か物足りなさを感じ、「天国篇」にいたっては、信仰心がないせいでしょうか(という [続きを読む]
  • 最終発表
  •  「おめでとうございます。」 平成28年度の司法書士試験合格者の皆さん。 筆記の合格発表のときに比べると、嬉しい気持ちより、ホッとしたという気持ちが強いかもしれませんね。 今後、合格証書の交付や研修の申し込みなど、いろいろとしなければならない手続きがあると思いますが、怠りなく、かつ楽しんで行って下さい。 また、各予備校において合格祝賀会を実施するようです。 辰已法律研究所でも、東京においては11月3日 [続きを読む]
  • レース終了
  •  すっかり涼しい日が多くなり、今年のトライアスロンのシーズンも終了。  私は今年3つのレースに参加し、無事に終えることができました(エントリーはしたのですが、佐渡島には行けませんでした)。 主観的には毎年同じくらいの負荷を感じているのですが、年々タイムが落ちています。悲しいことですが、これが歳をとるということなのでしょう。 残念ながら今年も年代別入賞は果たせませんでした。でも来年また頑張ります。  [続きを読む]
  • 合併
  •  新聞の記事。 出光興産と昭和シェル石油との合併が、出光興産の創業者サイドの反対で暗礁に乗り上げているとのこと。 創業者グループが33.75%の株式を保有しているので、合併契約にかかる承認決議が得られないことによるものであると報じていました。 新聞では、合併契約の承認の決議要件である特別決議について次のように記載していました。 『株主総会で株式の「3分の2以上」の賛成を得る必要があり』 皆さんは、どう思 [続きを読む]
  • 市場価格
  •  あと数日で口述試験です。 条文やテキストの重要な部分の文章を実際に声に出して読むなどしておきましょう。 本番で緊張していると、急に用語が出てこなかったり、思いもよらない言い間違いなどしてしまうものです。 しっかりとした準備を。 以前一度だけこんな質問が。 「先生、いちばの価格って具体的になんですか。」 一瞬、何の価格かなと思いましたが、会社法の条文を見ていたので「市場価格(しじょうかかく)」のこ [続きを読む]
  • 合格発表
  •  筆記試験に合格された皆さん、おめでとうございます。 口述試験に向けて、しっかりと、緒を締めなおしましょう。 来年の合格を目指すことになった受験生の方々、今年の結果を踏まえて、勉強の仕方も含めて、今後何をすべきかをよく検討して下さい。 来年はもう受験をしないことを決めた方もいらっしゃるかも知れません。 受験を決意したこと、勉強したこと、試験を受けたこと、そして今回断念したことも含めて、すべてあなた [続きを読む]
  • ク?・グ?
  •  先日、ブログを見ていただいている合格者の方にお会いした時に、以前掲載した「カラバッジョ(2016-4-14)」に関してこんなお話しがありました。 サンクトペテルブルクの最後は、「ク」じゃなくて「グ」じゃないですかと。 ロシア第二の都市は次のように綴ります。 “Санкт-Петербург” 最後のгは「ゲー」なので、たしかに綴りとしては「ペテルブルグ」なのですが、発音は濁らずに「ペテルブルク」なのだそう [続きを読む]