海老澤毅 さん プロフィール

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海老澤毅さん: 司法書士 海老澤毅 ブログ
ハンドル名海老澤毅 さん
ブログタイトル司法書士 海老澤毅 ブログ
ブログURLhttp://shosiebisawa.blog.fc2.com/
サイト紹介文辰已法律研究所で司法書士試験の講師をしている海老澤毅です。勉強に役立つ情報等を発信していきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2015/05/12 11:22

海老澤毅 さんのブログ記事

  • 確信犯
  •  刑法の、違法性の意識に関する勉強をしていましたら、「確信犯」という単語が出てきました。 よく、“悪いことであると知っていながらする行為”の意味で間違って使われているんだよなぁと思ったのですが、ちょっと気になって辞書を調べてみました。 広辞苑  ① 道徳的・宗教的または政治的確信に基づいて行われる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯などにみられる。  ② 俗に、それが悪いことと知りつつ、あえて行う行為。  [続きを読む]
  • 消えた遺言書
  •  民法1024条前段  遺言者が故意に遺言書を破棄したときは、その破棄した部分については、遺言を撤回したものとみなす。 平成13年午前22問オ  遺言者が甲土地をAに遺贈した後に、その遺言書を他の書類と誤認して焼却した場合には、Aは、甲土地の所有権を取得しない。 この問題は、「故意」に破棄したものではないので、民法1024条による遺言の撤回の効力は生じないので、遺贈は有効であり、よってAは、甲土地の所有権を取 [続きを読む]
  • エレベーターにて
  •  週に何日か、専門学校で講義をしています。 私が担当しているクラスにはほとんどいないのですが、学校全体では多くの留学生がいます。 廊下でも階段でも、さまざまな国の言葉を耳にします。英語やヨーロッパの言語はほとんど聞くことはなく、中国語や韓国語も最近は少なくなりました。ここ数年は話しの内容はもちろん、どこの国の言葉かもわからない会話で溢れています。 先日も、講義後にエレベーターに乗っていたところ、数 [続きを読む]
  • 民法122条物語
  •  私が受験生として勉強していたときの条文です。 「取消シ得ヘキ行為ハ第百二十条に掲ケタル者カ之ヲ追認シタルトキハ初ヨリ有効ナリシモノト看做ス但第三者ノ権利ヲ害スルコトヲ得ス」 “初ヨリ有効ナリシモノト看做ス”と言ったって、取り消すことができる行為は、もともと有効ですよね。 この規定の表現ですと、追認によってはじめて有効になるみたいで、よろしくありません。 そこで、平成16年の現代語化の際、次のように [続きを読む]
  • 信じて
  •  今年の択一の基準点が発表されましたね。 1問に泣いた人が、午前で754人、午後で474人いました。さぞかし、悔しい思いをされていると思います。 基準点に達しなかった受験生の皆さん、改めてご自分が間違えた問題を見直して、来年の合格に向けて再スタートを。しっかりと勉強を続けていけば、必ず合格できると信じて頑張りましょう。  地面師(2017‐06−09)のタイトルでお届けした、シェイクスピアからの引用。Doubt thou [続きを読む]
  • 朱抹
  •  商登規則41条 変更の登記をする場合には、変更に係る登記事項を抹消する記号を記録しなければならない。 たとえば資本金の額を「金100万円」から「金200万円」に変更する旨の登記をした場合、「金100万円」の登記について抹消する記号を記録しなければならないのです。 商登規則41条には、「しなければならない」の主体が記載されていませんが、登記所における事務は、登記官が取り扱う(商登法4条)のですから、それはもちろ [続きを読む]
  • 沖へ
  •  自宅から南にいく電車を約一時間乗り、駅から15分ほど歩くと茅ケ崎の海岸に着きます。 休日、時間があるときには一人で行って泳いできます。 今年も、いつもの海の家で荷物を預けました。 海の家の人に「あら、お久しぶり。」なんて声をかけてもらうと、なんだか嬉しくなります。 当然ですがプールと違って、海では波で体が上下したり、横向きになったりと思うようには泳げませんが、これがまた楽しいのです。 遊泳区域を [続きを読む]
  • 法務太郎様
  •  記述についてですが、試験の問題として作成されるものですから、あまり現実的でない事例設定になるのはやむを得ないことです。 私が作成する記述の問題も、現実にはあまりないだろうという事例になっているのも多々あります。 しかし、余りにも無理な展開になってしまったり、登場人物の行為が不自然にならないようには気を付けます。 また、依頼を受ける司法書士の対応にも注意を払うようにしています。 今年の商登法の記述 [続きを読む]
  • 試験終了
  •  受験を終えた皆さん。 お疲れ様でございます。 上手く出来たと結果を期待している方、ミスに気付いて悔やんでいる方、既に来年こそはと気持ちを切り替えている方、さまざまだと思います。 でも、とにかく今年の試験は終わりました。 お忙しい方も多いと思いますが、できれば一日お休みをとって、ご自分を試験や日常の様々なことから解放されてはいかがでしょうか。 行きたいなと思っていたところや、隣の街にでもふらっと小 [続きを読む]
  • 合格祈願
  •  近年の本試験の午後は、記述にどれだけ多くの時間を割り当てることができるかが重要です。 ということは、いかに択一を短時間で処理できるかという問題でもあります。 私は択一を効率よく解くために、ア、イ、ウ…、1,2,3…の順序ではなく、次のような選択肢から読んでいきます。 ① 問題文の行数が少ない選択肢。 ② 具体的な事例問題でない選択肢、すなわち、ABCや日付、金額が記述されていな 選択肢。 ③ もち [続きを読む]
  • 法定相続情報証明制度
  •  5月29日から運用が開始された、法定相続情報証明制度。 概要は以下の通りです。 ① 申出書に、法定相続関係を証する戸籍謄本等と、法定相続情報一覧図を提出します。 ② 登記官による確認がなされ、問題がなければ法定相続情報一覧図が保管され、認証文付の法定相続情報一覧図の写しが交付されます。戸籍謄本等は返却されます。 ③ 法定相続情報一覧図の写しは、相続登記をはじめ各種相続に関する手続きに利用できます。 [続きを読む]
  • 地面師
  •  新聞の記事の見出しに、“「地面師」再逮捕へ”というのを見ました。 バブルの頃はよく活躍?していて、逮捕された地面師集団の中に、元司法書士事務所で補助者をしていた者がいたのを覚えています。 司法書士としては、こうした犯罪者に利用されないように充分に気を付けなければなりません。 日曜日は、一週間分のワイシャツのアイロンをかけます。 ワイシャツの生地であるとか、気候によって、また気分に応じて好みの糊加 [続きを読む]
  • 業務執行の決定の委任
  •  取締役会設置会社における業務執行の決定の委任について整理します。 ① 監査等委員会設置会社・指名委員会等設置会社以外の会社  「重要な業務執行」の決定を、“取締役”に委任することができません(会社法362条4項)。 ② 監査等委員会設置会社  原則として、「重要な業務執行」の決定を、“取締役”に委任することができません(会社法399条の13第4項)。  例外として、一定の事項を除き、次の場合には「重要な業 [続きを読む]
  • 小さな巨人
  •  本棚の奥から探しだして、久しぶりに旧約聖書の「士師記」を読みました。 なんで「士師記」を読んだのか、私が司法書“士”で、講“師”だからでしょうか。 違います。 少し前に、電車の中でテレビドラマの宣伝を見かけました。 「小さな巨人」 こういう表現の趣旨は分かるのですが、表面的には形容矛盾ではないか。 「四角い円盤」「木製の鉄塔」…。 実は、ちょっと気になっていたのですが、“縦書き(2017-01-05)”の [続きを読む]
  • 役員等
  •  問題です。 「役員等は、株主総会の決議によって選任する。」 〇ですか、×ですか。 答えられませんよね。 なぜなら、役員等の定義がなされていないからです。 会社法329条では、“役員”を「取締役」「会計参与」「監査役」であると定義しています。 また、同法330条では“株式会社と役員及び会計監査人との関係は、委任に関する規定に従う。”と規定し、条文見出しを(株式会社と役員等との関係)としているので、ここで [続きを読む]
  • 怪物
  •  一週間程まえの新聞に、テレビドラマの広告が載っていました。 “フランケンシュタインの恋” 広告のなかには更に“怪物は人間に恋した”との記述も。 とても有名な誤解(?)なので、ご存じの方も多いと思いますが、フランケンシュタインは怪物ではなくて、怪物を造った科学者の名前です。 もちろん、ドラマの作成サイドは、そのことは承知の上でこのタイトルにしたのだと思います。 “フランケンシュタインが造った怪物が恋 [続きを読む]
  • 株主リスト
  •  昨年の10月1日から、商業登記規則61条3項により、「登記すべき事項につき株主総会又は種類株主総会の決議を要する場合」には、申請書に株主リストを添付しなければならないことになりました。 記述対策としては、大体において株主総会議事録の添付を要する場合に株主リストを添付しなければならないと思っていればよいでしょう。 商業登記法(以下、単に「法」と記載します。)46条2項によって株主総会議事録を添付する場合は [続きを読む]
  • 赤レンガ
  •  法務省旧本館です。 私が受験生だった頃は、まだここで法務省の職務が行われていました。 もう随分前のことなのでどういう経緯だったか覚えていないのですが、ここに来て司法書士試験の願書をもらいました。 すぐ近くの桜田門の桜。風に吹かれて花びらが舞っています。 この時期、もう散ってしまったところ、今が満開の地域、これからが楽しみな場所、さまざまですね。←にほんブログ村はこちら。 [続きを読む]
  • 相続放棄取消
  •  不動産登記における更正登記の原因といえば、「錯誤」ですよね。更正登記は登記の一部が原始的に実体と不一致(つまり、登記の内容の一部が初めから間違っていた)ことによってするものですから、その原因が「錯誤」になるのは当然であり、他に登記の原因は考えられないと思います。 ところが、平成21年通達による不動産登記記録例には、所有権移転登記の更正登記において「年月日相続放棄取消」というのがあるのです(記録例19 [続きを読む]
  • 信託
  •  三月の最終の週末、辰已法律研究所の横浜本校と東京本校で、「信託の登記」というテーマで講演をさせていただきました。  信託の起源についてはいくつか説があるようですが、中世イギリス説が通説のようです。 ざっと整理すると、十字軍の従軍する騎士たちが、その有する土地を信頼できる友人などに移転し、そこからの収益を家族の生活費などに充て、自分が生還すれば土地を返還してもらうということを行っていました。当時は [続きを読む]
  • 大津事件
  •  来日中のロシア皇太子ニコライ・アレクサンドロビッチが、滋賀県の大津で巡査津田三蔵に切り付けられた事件。たしか中学か高校の社会の授業で勉強したと思います。 このブログをご覧の皆さんは、“司法の独立”というテーマを通じても、この事件を覚えているのではないでしょうか。 皇太子は、後のニコライ2世となりました。「愛するママ」の誕生日に結婚し、愛妾を持たず、妻と子供たちを愛し、「怪僧」ラスプーチンを宮廷に [続きを読む]
  • 破天荒
  •  以前から時々書物などで見かけ、またテレビなどで聞いて気になっていたのですが、最近もCMで見かけました。 どうも“破天荒”というのを「無鉄砲」とか「奔放」のような意味で使っているようです。 言葉の意味や発音は変化していくものですが、故事成語に関しては固有の意味があり、それと異なった意味で使われることはないはずです。 日常生活における会話で言い間違えたり、誤った言葉の使いかたをするのは、まあそれ程問 [続きを読む]