感想ライブラリー さん プロフィール

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感想ライブラリーさん: 感想ライブラリー
ハンドル名感想ライブラリー さん
ブログタイトル感想ライブラリー
ブログURLhttp://www.kanso-library.com/
サイト紹介文「感想ライブラリー」は読書感想文の検索/投稿サイトです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供327回 / 365日(平均6.3回/週) - 参加 2015/05/16 21:34

感想ライブラリー さんのブログ記事

  • 読書感想文「忙しい日でも、おなかは空く。(平松洋子)」
  • とにかく自炊をしてご飯が食べたくなる本。もともと料理や美味しそうな食べ物の描写がある本が好きである。それが物語でもエッセイでもかまわない。そんな本のタイトルを探して出会ったのがこの本だった。出会いは図書館だったが、読み終わった後即買いに走るくらい気に入った本である。 まずタイトルのインパクトがすごい。『忙しい日でも、おなかは空く』である。当たり前のことのようだが、意識して言葉にしたことがあった [続きを読む]
  • 読書感想文「砂漠の女ディリー(ワリス・ディリー)」
  • 人は自分の思い通りに生きていたいと思う。でも、なかなかそうはいかない。諦めや妥協をしながら生きていく。決められた道を生きるのではなく、自分自身の人生を生きるために進む女性の話である。 主人公のワリスはアフリカの遊牧民に生まれ、決して恵まれた環境ではない。生きていくために必死で働くそんな生活だ。私は嫌な事があるとなぜそうなったか原因を考える。自分の何がいけなかったかどうすれば良かったのか。 [続きを読む]
  • 読書感想文「プライドが高くて迷惑な人(片田珠美)」
  • 本書は、「プライドが高くて迷惑な人」をテーマに、そうした人への心構えや対策法を講じている。私自身も職場の人間関係に悩んでいた時にこの本を手に取った。自分が悩まされていた人物も、この本に主として取り上げられている、「プライドが高くて迷惑な人」そのものだったからだ。 私はこの本を読むまで、そもそも「この人の何にそんなに嫌悪感に感じるのか」を言語化することができなかった。嫌悪には感じるが、その人の発 [続きを読む]
  • 読書感想文「アイの物語(山本弘)」
  • 読み終わって一番に思ったことは、本来人と人の関係もこういうものなのだろうなということだった。本著「アイの物語」はAI(人工知能)と人間の関係をえがいたSF作品だ。アイビスというロボットが人間である主人公にいくつかの物語を話していくという形で物語が進んでいくのだが、そのどれもがAIと人間を題材にした物語だ。 物語ごとに出てくるAIは様々で、ゲームの中のAIや、介護用ロボットに搭載されたAIなどが出てくるのだ [続きを読む]
  • 読書感想文「キップをなくして(池澤夏樹)」
  • 「キップをなくしてはいけないよ」幼い頃、このセリフを耳が痛くなるほど言われ育った人は少なくないだろう。現在ではICカードやスマートフォンそのもので改札を通過できるようになっているが、数年前までは皆、券売機で切符を買って改札を通っていたのだ。 この本は運悪くキップをなくしてしまった一人の少年の物語。 その少年は、同じようにキップをなくしてしまった子供たちと東京駅の中で暮らすのだと、突然告げら [続きを読む]
  • 読書感想文「空飛ぶ広報室(有川浩)」
  • 主人公の元報道記者、その相手になる航空自衛隊の元パイロット。この2人に関係するすべての登場人物に好感が持て、大好きな作品である。作品の内容はフィクションであるが、航空自衛隊への徹底した取材が元となっており、ストーリー展開も無理がなく一気に読破することができた。 元々、あまり航空自衛隊には興味はなかったが、この作品を通し、航空自衛隊を含め、海上自衛隊、陸上自衛隊の存在意義や存在価値を考えるきっか [続きを読む]
  • 読書感想文「二千七百の夏と冬(荻原浩)」
  • この話はある考古学者が大昔、紀元前2700年、縄文時代の骨を発掘するところからから始まる。骨というかミイラは、まだ、10代の男女が向かいあって手を繋いだ物だ。そこから、古代に生きた二人の物語がはじまるのだか、私はこの本を読んで、今、私達が豊かに不自由なく暮らしていけるのは、古代の人達の功績のお陰だと言う事を感じた。 そして、古代の人達は、生きる事、食べていく事に必死で、朝日とともに起き、夕日とともに [続きを読む]
  • 読書感想文「光の帝国―常野物語(恩田陸)」
  • きっと私たちの周りにも、彼らは生きている。私たちと同じように。そう強く感じさせてくれる、暖かくもたくましい物語だ。きっと私たちの周りにも、彼らは生きている。私たちと同じように。そう強く感じさせてくれる、暖かくもたくましい物語だ。 この本は独立した10の章で構成されていて、不思議な能力を持つ常野一族たちが主人公。いつの時代も、この一族はひっそりと人間に紛れて暮らしている。その穏やかで柔らかい文体が [続きを読む]
  • 読書感想文「国家の品格(藤原正彦)」
  • この本は日本という国ひいては日本人がどのような方向に進めばいいか、わかりやすく諭した本である。私はこの本を読み、以下のように独自解釈したのでここに記す。 現代の日本は荒廃している。世界標準に近づきすぎている。そして、古来よりの伝統であった、日本人の美学や美徳が消え去りつつある。そういったことに危機感を持った作者が著した本である。なぜ世界標準ではいけないのか。 それは、現在に至るまで、日本人 [続きを読む]
  • 読書感想文「キリン(山田悠介)」
  • この本を読んだ時最初に思ったこと、それは「こんなことが実際にあるのか」ということ。 精子バンク自体は日本にも存在するが、その精子をオークションで売り出すというイベントはない。この世界にも優秀な子どもを産みたいという女性は数多くいるだろうが、その女性たちの願いに応えたようなイベントを存在させた本である。 人によって、出会いがなく出産には縁がない女性や、セックスレスな夫婦、子どもを作る前に離婚 [続きを読む]
  • 読書感想文「Another(綾辻行人)」
  • 怖かったの一言だ。ホラーでもあり推理小説でもある。都市伝説のような小説と思いきやそれを超えていた。本当に怖いのに推理小説だから最後まで読まないと犯人がわかない。だから本を読むことをとめられなかった。 小説の中に出てきた学校のようにもしかして日本のどこかでそのような事をしている学校があるんじゃないかと思った。最初はただの学校のいじめ問題から発展した推理小説だと思っていたのに見事に裏切られた小説だ [続きを読む]
  • 読書感想文「ヤモリ、カエル、シジミチョウ(江國香織)」
  • 弟、たくとは始め何か問題がある子供のように描かれている。たくみは、家族以外の人を認識していない、いくみの事でさえ、あんなに可愛がってくれているのに「一緒なら外に出れる人」くらいに思っている。そしてちっとも喋らない。 姉、いくみは、まだ小学生なのに変に気をつかう癖がある。言葉を選び、発している様は気の毒にさえ思う。子供らしくその日の出来事さえ伸び伸び話すことさえしない。 たくとも、いくみも母 [続きを読む]
  • 読書感想文「「20代」でやっておきたいこと(川北義則)」
  • 「失敗しない者は、ついに何事もし得ない」 二十代にたくさん失敗することは、失敗の本質を知ることにつながる。そうすれば、いくつになっても粘り強く行動するクセがつく。私がこの本を読んでとても印象に残っている言葉である。 思っていたよりも全然読みやすく、ためになりました。所々「いまの若者は○○だ」と決めつけっぽい書き方をしてるところは少し気になりましたが、私たち若い世代も「今の老人は」と決めつけ [続きを読む]
  • 読書感想文「大きな音が聞こえるか(坂木司)」
  • この本に出会った時は、このインパクトのあるタイトルから、何が起こるのか気になって手に取った。そして、読破して感じたことは、主人公の高校永の行動力に感心してしまい、自分の事のようにわくわくして若いっていいなぁ、若いってずるいなぁだった。 しかも、1つの目標(ここでは、アマゾンで起こる自然現象のポロロッカでサーフィンをすること)に向かって、なりふり構わずまっすぐに突き進む姿が眩しくて、ちょっと羨ま [続きを読む]
  • 読書感想文「暗いところで待ち合わせ(乙一)」
  • 私がおすすめするのは「乙一」の「暗いところで待ち合わせ」だ。駅のホームで殺人事件が起き、それに巻き込まれるアキヒロ。彼はその事件の容疑者として追われるようになります。そして、逃げ込んだ先は、ミチルという女性の家。彼と彼女は全くの他人でした。 しかし、彼は彼女の家の居間の隅にうずくまり逃亡生活を過ごします。彼女が彼の存在に気付かない理由・・・。しかし、彼女も徐々に家に自分以外の誰かが居る気配を感 [続きを読む]
  • 読書感想文「左京区七夕通東入ル(瀧羽麻子)」
  • 何も考えずにサラッと読める、というと悪口のように聞こえてしまうかもしれないが、本当にサラッと読める。女性作家の書く恋愛小説というと、どうしてもドロドロ、ジメジメした湿っぽい作品が多くなるが、この物語は恋愛なのに全然ドロドロした雰囲気がない。 甘酸っぱくて可愛くて、サラッと読めて読了感がとても良い。京都の架空の大学を舞台にした物語だが、私は京都に住んでいるので、舞台となっている大学や町並みが「あ [続きを読む]
  • 読書感想文「ぼくらの哲学(青山繁晴)」
  • 私はこれまで歴史とか、経済や世界情勢など、自分自身の事以外はいろんなことに無頓着でした。学生のときは学校の授業がおもしろくなかったので、テストのためだけに暗記をしてもその場限りで忘れてしまうという日々が続いて大人になってしまいました。そんな中この本に出会いました。 仕事で世界に出たりすると日常会話や仕事の話以外にも深い話をする場面も出てきます。日本について聞かれることもあるし、自分の考え方を話 [続きを読む]
  • 読書感想文「エンジェルフライト 国際霊柩送還士(佐々涼子)」
  • この本をしおりを入れることなく夢中で読み終えて、しばらくは感情が追いつかなかったが、今はただただ尊敬と感謝の思いでいっぱいだ。自分はまだ幸いお世話になったことがないが、この尊い仕事をしてくれているエアハースの方達に、上辺だけでなく、心から「ありがとう」と伝えたい。 人は確かに、どんな時間でもどんな場所でも関係なく死ぬ。そして自身がそれを選べない。当たり前のことなのに、そんなことを考えることは今 [続きを読む]
  • 読書感想文「車輪の下 (ヘルマン・ヘッセ)」
  • 車輪の下と聞いて思い浮かべるものはなにか?わたしは真っ先に駅のホームから飛び込んで轢死してしまったイメージが浮かぶ。生暖かい血が止まること無く冷たい車輪の下を染めていくそんな光景が見えてくる。もちろんこの作品はそんな血なまぐさい話ではないのだ。 電車に轢かれるとかそんな描写などはない。ただわたしは、「車輪の下」という冷たい世界観のことを表しているのではないかと思う。どのような話かというと少年ハ [続きを読む]