感想ライブラリー さん プロフィール

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感想ライブラリーさん: 感想ライブラリー
ハンドル名感想ライブラリー さん
ブログタイトル感想ライブラリー
ブログURLhttp://www.kanso-library.com/
サイト紹介文「感想ライブラリー」は読書感想文の検索/投稿サイトです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供330回 / 365日(平均6.3回/週) - 参加 2015/05/16 21:34

感想ライブラリー さんのブログ記事

  • 読書感想文「大きな音が聞こえるか(坂木司)」
  • この本に出会った時は、このインパクトのあるタイトルから、何が起こるのか気になって手に取った。そして、読破して感じたことは、主人公の高校永の行動力に感心してしまい、自分の事のようにわくわくして若いっていいなぁ、若いってずるいなぁだった。 しかも、1つの目標(ここでは、アマゾンで起こる自然現象のポロロッカでサーフィンをすること)に向かって、なりふり構わずまっすぐに突き進む姿が眩しくて、ちょっと羨ま [続きを読む]
  • 読書感想文「暗いところで待ち合わせ(乙一)」
  • 私がおすすめするのは「乙一」の「暗いところで待ち合わせ」だ。駅のホームで殺人事件が起き、それに巻き込まれるアキヒロ。彼はその事件の容疑者として追われるようになります。そして、逃げ込んだ先は、ミチルという女性の家。彼と彼女は全くの他人でした。 しかし、彼は彼女の家の居間の隅にうずくまり逃亡生活を過ごします。彼女が彼の存在に気付かない理由・・・。しかし、彼女も徐々に家に自分以外の誰かが居る気配を感 [続きを読む]
  • 読書感想文「左京区七夕通東入ル(瀧羽麻子)」
  • 何も考えずにサラッと読める、というと悪口のように聞こえてしまうかもしれないが、本当にサラッと読める。女性作家の書く恋愛小説というと、どうしてもドロドロ、ジメジメした湿っぽい作品が多くなるが、この物語は恋愛なのに全然ドロドロした雰囲気がない。 甘酸っぱくて可愛くて、サラッと読めて読了感がとても良い。京都の架空の大学を舞台にした物語だが、私は京都に住んでいるので、舞台となっている大学や町並みが「あ [続きを読む]
  • 読書感想文「ぼくらの哲学(青山繁晴)」
  • 私はこれまで歴史とか、経済や世界情勢など、自分自身の事以外はいろんなことに無頓着でした。学生のときは学校の授業がおもしろくなかったので、テストのためだけに暗記をしてもその場限りで忘れてしまうという日々が続いて大人になってしまいました。そんな中この本に出会いました。 仕事で世界に出たりすると日常会話や仕事の話以外にも深い話をする場面も出てきます。日本について聞かれることもあるし、自分の考え方を話 [続きを読む]
  • 読書感想文「エンジェルフライト 国際霊柩送還士(佐々涼子)」
  • この本をしおりを入れることなく夢中で読み終えて、しばらくは感情が追いつかなかったが、今はただただ尊敬と感謝の思いでいっぱいだ。自分はまだ幸いお世話になったことがないが、この尊い仕事をしてくれているエアハースの方達に、上辺だけでなく、心から「ありがとう」と伝えたい。 人は確かに、どんな時間でもどんな場所でも関係なく死ぬ。そして自身がそれを選べない。当たり前のことなのに、そんなことを考えることは今 [続きを読む]
  • 読書感想文「車輪の下 (ヘルマン・ヘッセ)」
  • 車輪の下と聞いて思い浮かべるものはなにか?わたしは真っ先に駅のホームから飛び込んで轢死してしまったイメージが浮かぶ。生暖かい血が止まること無く冷たい車輪の下を染めていくそんな光景が見えてくる。もちろんこの作品はそんな血なまぐさい話ではないのだ。 電車に轢かれるとかそんな描写などはない。ただわたしは、「車輪の下」という冷たい世界観のことを表しているのではないかと思う。どのような話かというと少年ハ [続きを読む]
  • 読書感想文「そして生活はつづく(星野源)」
  • 著者、初のエッセイ集。星野源の全てがわかると言っても過言ではない。ドラマや舞台、文筆業、そして音楽家として何足ものわらじを履いて、突っ走る星野源。だが、一時は仕事のしすぎから過労で倒れ、休養を余儀なくされた。その経験をもとに、ワーカホリックの自分と向き合い、書かれたのが『そして生活はつづく』である。 コンセプトは「つまらない生活をおもしろがる」こと。「掃除とか洗濯とか、そういう地味な生活を大事 [続きを読む]
  • 読書感想文「精霊の守り人(上橋菜穂子)」
  • ドラマ化され、話題になっている『精霊の守り人』を読了した。まずはその世界観が素晴らしい。完全なるフィクションであることはわかっているのに、かつてこの世界のどこかに本当にこんな国があって、本当にこの物語に出てきた登場人物たちが実在しているような気持ちになるほど作り込まれた世界観である。 特に歴史背景や文化、風土の作り込み方は秀逸で、草の匂い、その土地の景色が目の前にあるかのように感じてしま [続きを読む]
  • 読書感想文「チョコレートコスモス(恩田陸)」
  • 『チョコレートコスモス』、私にとって久しぶりの超長編小説となった。また久しぶりの恩田陸作品でもあった。それは文庫で500ページを超えるものを読んだことがあったけなと振り返った時に思うくらいに。書店で手にとった時はあまりの分厚さにうーん読み切れるかなと不安になったものの、読み始めると続きが気になってしょうがなくなる物語だった。 一気に読む時間をとる事ができなかったため、とぎれとぎれで読んでいたけれ [続きを読む]
  • 読書感想文「ナイフ(重松清)」
  • 私は重松清さんの大ファンで、重松さんの本はたくさん読んでいる。重松作品の中でも、読んでいて心が痛くなるような話(最後はハッピーエンド)が好きで、好んで読んでいる。この「ナイフ」という小説は、「イジメ」が題材の5つの短編のお話が入っている。 5つとも、それぞれ面白いが、その中でも本のタイトルにも使われている「ナイフ」という話が好きだ。この話は、背がすごく小さくて、それ故に自分に自信がもてず、いろんな [続きを読む]
  • 読書感想文「きことわ(朝吹真理子)」
  • 体験した瞬間に出来事は過去になり、体験によって生じた感情も同時に過去へと流されていく。それらは脳の片隅にありつつも、多くは脳のダストボックスへと送られ、再び浮かび上がることなく過去として廃棄されていく。人間にとって自然な現象、自然な在り様。廃棄される多くの出来事や記憶は捨てられるだけの価値だけしかなく、覚えておくだけの価値が薄い。 いわば特筆すべき鮮烈な印象がないものの多くを、私たち人間は自然 [続きを読む]
  • 読書感想文「首都直下地震“震度7”(柘植久慶)」
  • この本を読んで、地震の怖さと言うものを嫌と言うほど味わった。東京に震度7強の地震があるという設定だったたが、書かれ方がとてもリアリティに富んでおり、実際に地震があったのではないかと思ってしまった。いろんな登場人物の視点から、地震の被害状況やその後の避難などの様子が書かれており、一つの判断が生死を分けるものだと書かれてあった。 実際に自然災害に遭遇すると一つの判断が生死を分けるということは [続きを読む]
  • 読書感想文「潮騒(三島由紀夫)」
  • 三島由紀夫の作品には小説、戯曲、評論、あるいは映画など様々なものがある。そのうちのどれがいいかとなると、余りに作品が多すぎて甲論乙駁だろう。私自身が読んだ限りでは、小説に関してはそのきらびやかな文章が鼻について、素直に好きだとは言えない作品が多い。 よく言われるように戯曲などの方がその構成力に感心する。しかし、小説の中でも「潮騒」だけはその文体に癖がなく、三島作品が苦手な私でもストーリーに没頭 [続きを読む]
  • 読書感想文「小僧の神様・城の崎にて(志賀直哉)」
  • 『小僧の神様・城の崎にて』には18編の作品がおさめられていて、たいへん読み応えのある短編集だ。先日、城崎温泉に行くことになり、城崎といえば志賀直哉の『城の崎にて』だと思い、改めて読むことにした。 この小説は、電車事故で命拾いをした主人公が城崎に湯治へ行き、そこで蜂、鼠、イモリなどのさまざまな小動物の死に様に触れて、生死について考えるという内容の話だ。著者自身もかつて山手線の事故に遭い、城崎温泉で [続きを読む]
  • 読書感想文「CHANCE(犬飼ターボ)」
  • 【これまで読書嫌いであった】理系だったのが原因なのか、読書の習慣が全くなかった。自分の意志で最後に本を選んだのは小学校だったのかもしれない。そんな私が今年になって読書に励んでいる。なぜか?身体を壊したことから話は始まる。アラフォー既婚(男)であるが、昨年、身体を壊して半年間休職していた。 原因は不明であるが、ブラック企業なので働きすぎによるものであろう。手術をして1ヶ月で退院したが、その後はリ [続きを読む]
  • 読書感想文「野良女(宮木あや子)」
  • 28歳から30歳の女性5人が主人公の連作短編集だ。まず目次を見て笑うと思う。一つ目の短編の目次が「尻の穴に座薬」だからだ(笑)。それだけでインパクト大で、引き込まれてしまった。どの短編も基本的に、仕事と恋愛に悩む女性の話で、この説明だとよくある感じを想像すると思うが、全然違うのだ! 仕事をしている描写はあるものの、真面目に働いている雰囲気や、キャリアアップを目指している雰囲気は全くない。表現するなら [続きを読む]
  • 読書感想文「よるのばけもの(住野よる)」
  • 「君の膵臓をたべたい」の作者の第三作目ということで読んでみたのだが正直に言うと個人的に一作目のほうが面白い作品だと感じるものである。内容としては普段は普通の人間である少年が夜になると突如真っ黒な化け物になってしまうというものだ。 なぜ少年が夜になると化け物の姿に変身してしまうのか、何か決まったことがあるのかなど色々ツッコミどころはあるのだが作中でもその点は解決されないのでほっておいたほうがいい [続きを読む]
  • 読書感想文「贅沢貧乏のお洒落帖(森茉莉)」
  • 『舞姫』などでも知られる日本の文豪、森鴎外の長女である森茉莉の作品。幼い頃から父親の鴎外から、蝶よ花よと愛情を注がれた生粋のお嬢様育ちの森茉莉。この作品では、そんな森茉莉の幼い頃から成人以降までのファッションに対する独特の価値観を、森鴎外の娘らしい美しい日本語で綴られている。 更に、作中では森茉莉を溺愛する鴎外の様子も事細かに描かれており、これまで抱いていた森鴎外のイメージとはまた異なる人物像 [続きを読む]
  • 読書感想文「峠 (上巻) (司馬遼太郎)」
  • この本は上中下の三部作だ。1番目の、上巻では主人公継之助の人となりについて詳しく描かれている。継之助は、自分の心の中に一本の太い木のようなものを持っていて、それもしっかり地に根付いている木だ。その木を、この時代に生きた偉人と言われるような人々と実際にであって、話したり姿、行動を見ることによって、それを肥料にして育てているような感じがある。 本文中の言葉を少しかりると、「自分自身の原則を作り出さ [続きを読む]
  • 読書感想文「少女(湊かなえ)」
  • この少女の本についての感想は、まず高校生2年生の敦子と由紀という2人の主人公がお互いの「死」についての興味のために色々な行動によって死ぬ人はどのようにして死ぬのか、死ぬ人の最後はどのような死に方なのかと言う事を敦子と由紀一人ずつ違う観点から描かれているので凄く不思議ですが、読み続けたくなるような文章になっている。 敦子は凄く周りを気にして、周りに話を合わす由紀に不信感というかこれでいいのかと思 [続きを読む]
  • 読書感想文「鉄の骨(池井戸潤)」
  • 中堅ゼネコンの建設現場の作業員として働いていた富島平太。現場の仕事のまじめさと技術力を買われて営業部に配属されることになる。しかしその営業部は社内でも談合課と皮肉られていた。外回りで役所などを周り畑違いの公共事業の受注の仕事を覚える毎日。地下鉄工事の入札に真正面から挑もうとするなか談合のボスと呼ばれる業界の大物、三橋萬造と出会う。 池井戸潤さんの作品のなかで半沢直樹シリーズよりも私はこの鉄の骨 [続きを読む]