図書館から借りていた、葉室麟著「蜩ノ記(ひぐらしのき)」(祥伝社)を、読み終えた。本書は、著者創作の架空の小藩「羽根藩(うねはん)」を題材にして描かれた長編時代小説「羽根藩シリーズ」の第1作目で、2012年(平成24年)に、第146回直木三十五賞を受賞した作品だった。「羽根藩シリーズ」には、第2作目「海鳴り」、第3作目「春雷」、第4作目「秋霜」、第5作目「草笛物語」が有ることが分かり、引き続き読んでみたくなっているところだ。読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう老脳。読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも、その都度、備忘録として、ブログ・カテゴリー「読書記」に、書き留め置くことにしている。▢目次(一)~(二十二)▢主な登場人物戸田秋谷(とだしゅうこく、元羽根藩勘定...葉室麟著「蜩ノ記」