上江洲 規子 さん プロフィール

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上江洲 規子さん: 守護神のさがし方|神話ライター上江洲が教える
ハンドル名上江洲 規子 さん
ブログタイトル守護神のさがし方|神話ライター上江洲が教える
ブログURLhttps://ameblo.jp/norichan-obachan/
サイト紹介文自分だけの守護神を見つけませんか?日本の神様を知りたい人に。
自由文弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなた。ふ、としんどさを感じたとき、気軽におしゃべりできる相手のような自分にぴったりの守護神を見つけてみませんか?
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供378回 / 365日(平均7.2回/週) - 参加 2015/05/21 13:37

上江洲 規子 さんのブログ記事

  • 《永遠の命を授ける》非時香菓 1
  • 「非時香菓」は、「ときじくのかくのこのみ」と読みます。つまり、何かの実なんですね。神様のことではない。 だから、神話としては、非時香菓ではなく、これを見つけてきた田道間守(たじまもり)の話になります。 田道間守の曽祖父は、天日槍(あめのひぼこ)。新羅からやってきた渡来人です。 新羅は朝鮮半島東側の広い国ですから、現在の北朝鮮や韓国あたり。ソウルも新羅に位置します。 風土記の中で、天日槍は葦原志許乎(あ [続きを読む]
  • 立石神社
  • この神社はとっくの昔に紹介してるつもりでした。奥出雲にある立石神社です。ここも、祠しかない、自然の中に鎮座する神社です。真っ二つに割れた磐座がご神体。私が参拝したのが朝だったからということもあるとは思いますが、そりゃもう神聖な雰囲気で、岩の間から差し込む朝日が本当に暖かかった。 往古、人びとはこの地でどんな神祭りをしたのでしょうか?雨乞いの霊験があらたかだったと言いますから、何か雨乞いの儀式が行わ [続きを読む]
  • 愛と恋
  • ずいぶん青臭いタイトルだなと思ったでしょ?思いましたよね?わかってるわよっ!! 愛とはなんで恋とはなんだみたいな定義が陳腐だなんてこと、理解してます(笑)ただ、最近なぜか立て続けに、「恋は3年で終わる」というセリフを聞いたので、なんとなく書いてみようかなって。 理屈は、恋をしたときに分泌されるファミニルエチルアミンが、同じ対象に対しては、3年で出なくなるからでしたよね。じゃあなに?人の心はファミニルエ [続きを読む]
  • 讃岐〜土佐巡り
  • 13日は3時半に起床。瀬戸大橋を渡って旅してきました。 普段ならまだ渋滞が始まらない時間帯なんですけどね〜……。お盆休みは特別っすわ。 ってことで、最初の目的地に到着したのは9時過ぎでした。東宮山古墳。木梨軽皇子の陵墓と伝わっています。軽皇子は、同母妹の衣通姫との恋が原因で、皇太子の位をはく奪され、讃岐に配流された悲劇の皇子。地元の伝説では、皇子は当地で篤く遇され、亡くなった後も慕われたとか。 軽皇子と [続きを読む]
  • 六本木歌舞伎を観てきました
  • 市川海老蔵さんのことはほっとんど知らないんですが、麻央さんの病気に関する、そして死を報告する記者会見は立派だなと思いました。 悲しみを表面に出さない日本人を、欧米人は「何を考えているのかわからない」「気持ち悪い」と感じるそうですが、私は日本人ですから理解できます。 自分の悲しみを人に押し付けたくないんです。他人までつらい思いをさせたくない。ただそれだけなんですけどね。 それで、海老蔵さんのブログを読 [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具ゆかりの神社
  • 伊呂具の話はこれだけです。でも、餅が白い鳥になった話は、これだけじゃないんです。 たとえば、『豊後国風土記』には、豊国直らの祖先である菟名手が、豊国に派遣されたとき、仲津郡中臣村で宿をとったとき、来たから白い鳥が飛んできて、舞い集るのを見ます。 そこで、じっくり観察していると、鳥は餅となり、さらに芋の蔓となったというのです。 そしてこれを天皇に報告すると、「この芋は、天から授かっためでたい徴、地から [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具 7
  • 稲の的に射かけた伊呂具は没落しますが、飛び去った餅の的……いや、それが変じた鳥はどこへ行ったのでしょう? ある山の峰に止り、化身して、「伊禰奈利生いた」と書かれています。 「伊禰奈利生いた」は「いねなりおいた」。それが転訛して「いなり」となったというわけですね。 そこに、稲荷の社が建てられ、それが現在の伏見稲荷となったというのです。 伊呂具は不幸なまま亡くなったようですが、その子孫の代になって、先祖が [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具 6
  • 「暇だ。何か楽しみはないか」そんな贅沢な苦しみをもてあました伊呂具は、収穫した米を搗かせて餅にしました。 そしてそれを丸く伸ばし、同心円状の線を刻ませました。 そう。弓矢の的を餅で作ったわけです。 ……普通に、藁で作ればええやん?なんの工夫も洒落っ気もない。奇想天外ってわけでもない。 多分、伊呂具は根っから凡庸な男だったのでしょう。 そして、その的に向かって、弓矢を射かけます。 ……楽しいか?藁の方が「 [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具 5
  • 暇で暇で、幸せではなかった伊呂具。彼は、なんとかして、人生を楽しみたいと考えました。 でも、「人生を楽しむために」を目的に何かを始めても、あまりうまくいかないことが多いんじゃないかな。 昔、OLをしていたとき、「君はいいね。趣味が多くて」と、やたらめったら私を羨む上司がいらっしゃいました。 「係長も趣味を見つけたらいいじゃないですか」と言ったら、「何が楽しいのかわからない」 「どんなことが好きなんですか [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具 4
  • 稲荷神についての記事は、山城国風土記逸文に載っています。逸文ですから、原本は残っておらず、『神名帳頭註』からの孫引き。 これによれば、稲荷の始まりは、秦中家忌寸らの遠い祖先ということになっています。秦氏ですから、明らかに渡来系ですね。弥生人の子孫と言っても、大きくは間違っていないと思います。 彼の名前は秦伊呂具(はたのいろぐ)。とてつもないお金持ちでした。 お金だけじゃなく、時間ももてあましていた。 [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具 3
  • 豊川稲荷が、仏教系の神社であることは説明しましたが、それでは伏見稲荷は? これは、日本古来のアニミズム系の神様と言えるでしょう。 ただし。稲作を日本にもたらしたのは、いわゆる弥生人。 縄文人と弥生人の定義も、生半可ではできませんが、旧来の説の通り、縄文人が南方系……つまり、ニュージーランドあたりを出発したマオリなのだとしたら、主食はイモ類だったでしょう。 日本に渡来してからは、栗などの木の実を主食とし [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具 2
  • では、稲荷神社とは、どんな神社なのでしょうか? それはね? ……と言いたいところなんですが、これが一筋縄ではいきません。 というのも、少なくとも、二つの信仰がごちゃ混ぜになってるからなんです。 日本三大稲荷といえば、伏見稲荷と豊川稲荷、そしてもう一つを茨城県の笠間稲荷と佐賀県の祐徳稲荷が争っているようですね。 でも、伏見稲荷と豊川稲荷がツートップであることはゆるぎない。 そして、この二つはまったく違う系 [続きを読む]
  • 《全国的な信仰を作った》秦伊呂具 1
  • 日本には無数の神社が鎮座します。 ここでは便宜的に士農工商で考えてみますが、それぞれに信仰する神様は違ったと考えられます。 武士の神様といえば、八幡様が代表格でしょう。応神天皇のことですが、生まれつき腕に弓矢を射るための「ほむた」があったということで、武勲の神様として信仰されました。源氏の氏神でもありますね。 農民の神様と言えば、稲魂(いなだま)でしょう。保食(うけもち)神などという名前で呼ばれるこ [続きを読む]
  • 神道とお盆、そして七夕
  • そろそろお盆の準備が始まってます。 これまでにも何度か書いていますが、お盆にご先祖が帰ってくるという感覚は、仏教由来ではなく、日本古来のものです。 そもそも、お釈迦さまが生まれたインドでは、死んだら生まれ変わっちゃいますから。既に、別人となってこの世にいる「ご先祖様」が、帰ってくるなんて、変でしょ(^^ゞそれがまかり通るんなら、お金持ちの家にいって、「私、あなたの先祖です!ご馳走食べさせて!!」とお願 [続きを読む]
  • 「いい人」
  • 時々、「この人は菩薩か?!」と、驚愕する人を見かけません? 私は見かけます。 以前、アメトーーク!か何かで「怒らない芸人」なんてのをやってましたが、明らかに3パターンはありましたよね。 1.気が弱くて怒れない人2.ごく当たり前に、ものごとの良い面に注目する人3.「怒り」という感情を持ってない人 気が弱くて怒れない人でも、徒党を組んだときに態度を変えるんじゃなきゃ、「良い人」に違いないでしょうけど、ストレスた [続きを読む]
  • 長女気質のしんどさ 14
  • 人に何かを伝えるのって、ものすごく難しいと思いません? 学生時代は学級委員や生徒自治会に入ることも多く、社会人になってからは、「なんとかリーダー」とか「なんとか委員長」みたいな役割を任せられることが結構あったので、人に指示する機会がよくありました。 が!! ほとんどの人が、聞いてないんですよね〜!!!!! ええ、わかってます。ほとんどの他人は、私が何を言ってるかに興味がありません。それは仕方ない。 [続きを読む]
  • 《報われない美女》八上姫ゆかりの神社
  • しかし、なんで木の股だったんでしょうね? 「お前は木の股から生まれたのか?」と言う言葉は、「お前は人間か?」の意味。 つまり、木股神は常人ならざる力を持ち合わせていたのかもしれません。 あるいは……。枝が二股に別れ、Yの字になっている木を「股木」と言います。この股には神秘的な力が宿るとされたそうですから、八上姫は、木股神に力を与えたかったのかもしれません。つまり、「生み直し」でしょう。自分の子では、 [続きを読む]
  • 《報われない美女》八上姫 7
  • 須勢理姫は魅力的な女性ですが、自分の意志がはっきりした女性ですから、きちんと嫉妬も表現しました。 八上姫は、大国主と結婚し、出雲で暮らしていた……と古事記には書いてありますが、正妻と一緒では肩身が狭い。 須勢理姫が八上姫に何かしたとは書かれていませんが、八上姫は正妻を恐れていたようです。 八上姫の方が先に結婚していたわけで、須勢理姫のような正妻をもらうと予知できるわけではないですから、困ったもんです [続きを読む]
  • 《永遠の命を授ける》非時香菓 5
  • なんとなく「4」で終わりたくないので、引っ張ります(笑)「よろこびのよん」でもあるんだけど、なんかやなの。 1から数えていったとき、最初に登場する素数ではない数なんですよね。 6だったら完全数になるんだけど。あ、完全数っていうのは、その数字以外の約数をすべて足し合わせると、その数字になる自然数のこと。 6の約数は1,2,3の3つですよね。これを足し合わせると、1+2+3=6。これならかっこいいじゃないですか。 7な [続きを読む]
  • 恐れのマネジメント
  • 今はだいぶ下火のようですが、アンガーマネジメントが流行りましたよね。でもさ。日本人って怒り下手じゃないですか(-_-)私みたいな怒りん坊には必要かもしれないけど、ほとんどの人には、「怒りをコントロールする」より、「怒りを上手に出す」技術の方が大事なような気がしました。 それよりも、私がもっと大切だと感じるのは、「恐れをコントロールすること」です。 東日本大震災のとき、友人が国交省の災害対策室長を務めてい [続きを読む]
  • 《報われない美女》八上姫 6
  • 根の国へやってきた大国主は、素戔嗚(すさのお)の娘である須勢理姫(すせりひめ)と出会います。 きっとそれは運命だったのでしょう。二人は一目見るなり恋に落ち、いきなり結婚したのでした! ……「結婚した」っていうと、マイルドですけど、「性交した」ってことですからね。なかなかに情熱的。 どこで出会って、どこでどうなって、どこでどうやったのか、つまびらかに描写してほしいところですが、古事記の表現は非常に素っ [続きを読む]
  • 《報われない美女》八上姫 5
  • 傷を治してもらったうさぎは、大国主に感謝します。そして、彼とその兄たちが八上姫に求婚するため因幡へ来たことを知ると、 「八上姫は、意地悪な兄たちではなく、大国主様を結婚相手に選ぶでしょう」 と予言したのでした。 この時代、言葉には力があると信じられていました。うさぎのこの言葉は呪い。 呪いは「のろい」とも「まじない」とも読みますが、両者の源は同じなのでしょうね。 人の力ではない何かで、ことを成そうとす [続きを読む]
  • 《報われない美女》八上姫 4
  • 日本のうさぎはインドネシアの小鹿ほど狡猾ではなかったため、ワニに毛をむしられてしまいます。 そこへやってきたのが意地悪な大国主の兄、八十神たちでした。毛をむしられたうさぎを見ると、「海水に浸って潮風に当たると治るよ」と教えます。 信じたうさぎは海に飛び込みますが、塩水が傷口に染みて、痛いのなんの。それでも我慢して潮風に当たっていたら、さらにひりひりしてきたので、泣いていたというわけでした。 でもね。 [続きを読む]
  • 《報われない美女》八上姫 3
  • 兄たちからずいぶん遅れた大国主。因幡の浜へやってくると、しくしく泣いているうさぎを見つけました。 「やぁ、どうしたの?」大国主が問いかけると、うさぎは事情を話します。それはこんなお話しでした。 私は隠岐の島に住んでいたうさぎです。でもどうしても因幡へ来たくなり、ワニザメに声をかけました。 「ねぇねぇ、ワニザメさん。僕の仲間と君の仲間、どっちの数が多いか、競争しないかい?」 負けず嫌いのワニザメは、仲間 [続きを読む]
  • 《報われない美女》八上姫 2
  • 八上姫に求婚するため、出雲から因幡へと旅をする大国主と八十神。大国主は兄さんたちの荷物を一人で持っていますから、どうしても遅れます。 それに引き換え、兄さんたちは手ぶら。スタスタと先に行っちゃうんだな〜。 だって、兄さんたちは、なぜだか知らないけど、末っ子の大国主が嫌いなんですよ。 「若い弟が嫌い」っていうんなら、下から2〜3番目の弟も嫌われてしかるべしですから、大国主という男が気に入らなかったんでし [続きを読む]