歌舞伎見物のお供 さん プロフィール

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歌舞伎見物のお供さん: 歌舞伎見物のお供
ハンドル名歌舞伎見物のお供 さん
ブログタイトル歌舞伎見物のお供
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku
サイト紹介文歌舞伎の諸作品の解説です。これ読んで見に行けば、どなたでも混乱なく見られる、はず、です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2015/05/22 04:28

歌舞伎見物のお供 さんのブログ記事

  • 「暫」 しばらく
  • 「歌舞伎十八番(かぶきじゅうはちばん)」のひとつになります。もともと、「暫(しばらく)」というタイトルの独立 した演目があったわけではありません。「悪人が横暴を極め、善人側の人々を殺そうとしているとき、「しばらく」と声をかけて圧倒的に強い正義の味方が現れ、善人たちを助けて悪人の陰謀を暴く(そのあと悪人の手下たちをなで斬りにして去っていく)」簡単に言うとこんな感じの一連の展開が、お芝居の中の約束ごと [続きを読む]
  • 「鳴神」 なるかみ
  • 「歌舞伎十八番(かぶきじゅうはちばん)」のひとつになります。「鳴神不動北山桜(なるかみ ふどう きたやまざくら)」というお芝居の四段目です。全段通して出すことは今はありません。と思ったら近年復活上演しました。三段目の「毛抜(けぬき)」、五段目の「不動(ふどう)」も歌舞伎十八番に入っています。古劇らしい、おおらかで力強いストーリーです。主人公の「鳴神上人(なるかみしょうにん)」はえらいお坊さんです。山 [続きを読む]
  • 「毛抜」 けぬき
  • 「鳴神不動北山桜(なるかみ ふどう きたやまざくら)」という古いお芝居の三段目でもあります。近年復活通し上演されましたが、初演時の上演台本は残っていません。歌舞伎には、「歌舞伎十八番(かぶきじゅうはちばん)」というものがあります。単語を聞いたことがあるかたも多いかと思います。江戸初期の代表的な「荒事歌舞伎」を中心とした18の作品群です。「毛抜」はそのなかのひとつです。同じ「鳴神不動北山桜」から四段目の [続きを読む]
  • 「鳴神不動北山桜」 なるかみ ふどう きたやまざくら
  • 「歌舞伎十八番(かぶきじゅうはちばん)」の「毛抜(けぬき)」「鳴神(なるかみ)」「不動」の3作品の原型になっているお芝居として有名です。とても古いものなので、上演台本は残っていません。古典的な作品のだいたいの流れを書きます。最近の復活上演の内容も併記してみます。いま上演される「毛抜」「鳴神」の部分についても、ここでは流れしか書きませんので、詳しい内容は当該作品のリンクをご覧ください。全体を通しての [続きを読む]
  • 「大森彦七」 おおもり ひこしち
  • 明治30年初演の、いわゆる「新作もの」です。最近上演機会が減っているのですが、いわゆる「歌舞伎十八番(かぶきじゅうはちばん)」に対抗して明治以降に作られた「新歌舞伎十八番」のひとつになっており、以前はけっこうな人気演目でした。時代設定は「太平記」、南北朝の時代です。主人公は「大森彦七盛長(おおもり ひこしち もりなが)」といいます。「太平記」中、もっとも有名な武将である「楠正成(くすのき まさしげ)」 [続きを読む]
  • 「金閣寺」 きんかくじ 
  • 「祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれい しんこうき)」というお芝居の四段目になります。もともとは文楽の作品です。この四段目以外の部分は上演されることはありません。この四段目と「祇園祭礼信仰記」という正式タイトルとの関連性が薄いため、「金閣寺」という副題で親しまれています。というわけで京都の金閣寺のリアルなセットが印象ぶかい、豪華なお芝居です。舞台は一幕です。ずっと金閣寺のセットです。庭に大きな滝と桜の木 [続きを読む]
  • 歌舞伎って刀剣乱舞を舞台化すればいいのでは
  • ってタイトルで語り終わった。ワンピースを歌舞伎化して話題になった歌舞伎ですが、ワンピースもいいですが、刀剣乱舞のほうが客層的に歌舞伎を見に来そうです。そもそもお金持ってるしイベント慣れしている。和物への興味も強い。ネタが和物だから歌舞伎と相性がいいし、歌舞伎ならではの衣装デザインという強みも生かせる。「サニワ」は上手屋屋体の御簾の中に入れておいて姿を出さないという演出も歌舞伎なら可能。ミュージカル [続きを読む]
  • 「高時」 たかとき
  • 明治17年初演の、いわゆる「新作もの」です。正確には「北条九代名家功(ほうじょうくだい めいかのいさおし)」というタイトルです。鎌倉幕府の、事実上最後の執権であった「北条高時(ほうじょう たかとき)」が題材の作品です。明治時代に「活歴」というのが流行りました。歴史上の人物を細かく考証してリアルに描こう、というような運動です。その一環として作られたののです。とはいえ高時についてはあまり歴史資料がないらし [続きを読む]
  • 「鎌髭」 かまひげ
  • 「歌舞伎十八番(かぶきじゅうはちばん)」のひとつになります。短い作品です。基本的にはこれ単独で上演されるものではなく、長いお芝居の中にこの場面が定番の趣向として取り入れられる、という形態で上演されていたものです。江戸時代の台本はすでになく、今存在するのは少し前に復活上演されたときの台本です。これは短いものを単体で上演しました。この作品の説明をここでは書きます。歌舞伎を知っているひとたちが「歌舞伎十 [続きを読む]
  • 「景清」 かげきよ
  • 「歌舞伎十八番(かぶきじゅうはちばん)」のひとつになります。主人公は「悪七兵衛景清(あくしちびょうえ かげきよ)」という人です。平家の武将です。源平の戦の後も生き残って、あの手この手で「源頼朝(みなもとの よりとも)」の命を狙ったことで有名です。そのドラマチックな人生と荒々しく力強いキャラクターから人気があり、「景清もの」と呼ばれる多数の作品が作られました。この作品もそのひとつということになります。 [続きを読む]
  • 「かっぽれ」
  • 今は、神社の境内などで「願人坊主(がんにんぼうず)」に扮した役者さんがたくさん並んで踊るだけの作品になっています。途中で身内ネタをばらしあうなどのいろいろおかしみがあり、そこが見どころになっています。最近は現代風の踊りや女装ダンスなど、かくし芸大会というか、少々学芸会めいた内容になることもあります。基本的にファンサービスということで、まあ客がよろこべばいいのでしょう。一応明治19年の初演時にはもう少 [続きを読む]
  • 「源太勘当」 げんた かんどう (ひらかな盛衰記)
  • 「ひらかな盛衰記(ひらかな せいすいき)」という長いお芝居(文楽作品)の二段目になります。三段目の「逆櫓」は=こちらです。古典作品の「源平盛衰記」が元ネタですので、舞台は源平の戦の時代です。とはいえ時代背景はほとんどど意識せずに楽しめる、わりと気楽な演目です。さて、当時の戦には、勝敗とはべつに、「先陣争い」という手柄あらそいがありました。誰が敵の陣地に一番乗りで切り込むかという、味方同士のかけひき [続きを読む]
  • 「鞘当」さやあて(「浮世柄比翼稲妻」)
  • 鶴屋南北(つるや なんぼく)の、「浮世柄比翼稲妻(うきよのがら ひよくのいなずま)」という長いお芝居の一部です。ただ、「鞘当」の場面はこのお芝居ではじめて作られたのではなく、さらに古いルーツがあります。そのへんも少し説明しながら書いていこうと思います。ストーリーは短くて単純ですので、場面場面の、もとのお芝居から引き継がれた細かい意味がわからないと、あっさり終わってしまいます。登場人物のかっこよさや、 [続きを読む]
  • 3分あらすじ「文七元結」
  • 3分で読む簡単あらすじです。・主人公の「長兵衛」は職人だけどなまけものでギャンブル好きで借金だらけ・奥さんと娘は困っている。・ある日娘がいなくなった。と思ったら遊郭に相談に行っていた。・お父さんのせいでウチはお金がない。身売りしてお金作るからそのお金で借金返してまじめに働いて。と娘が言う。・遊郭のおかみさんにも説教される。・おかみさんがいい人で、3ヶ月以内に返してくれれば娘は遊女にしないと言って、50 [続きを読む]
  • 3分あらすじ「魚屋宗五郎」
  • 見る前に3分で読む用のあらすじです。・宗五郎は江戸の町の魚屋さん。・酒飲みで貧乏だったが、美人の妹がいる。お蔦(おつた)ちゃん。・とあるお殿様が妹に惚れてお屋敷に呼ぶ。・お殿様が宗五郎にもお金をくれたのでそれをもとでに頑張って商売をして、宗五郎も金持ちになる。・お蔦ちゃんもお殿様とラブラブで暮らす。・しかしある日お蔦ちゃんが殺されてしまった。ショック、浮気したのだという。・悲しいけど浮気したのなら [続きを読む]
  • 3分あらすじ「矢の根」
  • 見る前に3分で読む用のあらすじです。・「矢の根」というのは矢のうしろのほうじゃなく、先端のとがったところのことだよ。・主人公のごっついお兄ちゃんは歌舞伎界では定番の有名キャラで、父親の敵を討とうとしている。・いまは潜伏中で貧乏だけど、砥石で矢の根を研いでいつでも敵を射殺せるように準備している。・お正月なのでおせち料理との語呂合わせで、がんばって敵を討つぞみたいな台詞を言う。このへんは動く五月人形み [続きを読む]
  • 3分あらすじ「松浦の太鼓」
  • ・忠臣蔵の話です・討入りの直前、12月の半ばくらいの話。・主人公は浪士のひとり。今は討入りするのは秘密で、ただの浪人のフリをして大掃除に使う笹を売って歩いている。・有名な俳人が通りかかる。じつは主人公も俳句をするのでふたりは仲良し。・討入りしないのかと聞かれて、主人公はもうやめたーと答える。・俳人はがっかりしながら俳句を読みかける。主人公が付け句をする。「明日待たるる その宝船」・場面変わってお殿様 [続きを読む]
  • 3分あらすじ「一条大蔵譚」
  • 3分あらすじ「一条大蔵譚」3分で読む用のあらすじです。・平家が強かった時代の話。源氏はいっぺん負けたので今は潜伏している。・義経のお母さんは平家に捕まった。いまは平家側の貴族の妻にされている。・この貴族が主人公。「一条大蔵(いちじょうおおくら)」さん。ちょっと(かなり)頭が足りないので有名。・義経の母さんの昔の家来がお母さんを助け出そうとしている。・家来の奥さんは踊りが上手いので、うまいこと気に入ら [続きを読む]
  • 「文七元結」  ぶんしち もっとい
  • もとは落語ですからわかりやすいストーリーです。初演も明治のなかば、五代目菊五郎の晩年のころだからそのはず(調べろよ)、なので、肩の凝らない小品に仕上がっています。わかりにくい点というか、タイトルから誤解されてしまうのですが、主人公は「文七」という名前の人ではありません。「なかなか主人公出て来ないなあ」と、うっかり前半部分を流して見てしまうと悲しいことになります。主人公は「長兵衛」さんといいます。左 [続きを読む]
  • 「松浦の太鼓」 まつうらの たいこ
  • 忠臣蔵が題材です。明治に入ってからの「新作」です。いわゆる=仮名手本忠臣蔵=等の「忠臣蔵」関連作品のなかで、江戸期に作られた作品群は「実在の事件を題材にしてはいけない」という幕府の禁止があったので、関係者の本名を使っていません。設定も表向き南北朝時代になったりしています。これは新作なので登場人物もみんな本名です。討ち入り直前の江戸の街が舞台です。赤穂浪士は深く静かに潜伏しているので、誰も討ち入りの [続きを読む]
  • 「小春穏沖津白浪(こはるなぎ おきつ しらなみ)」 -2
  • 前半は=こちら=です。・四幕目瀬田の里 藤棚の場ここで急にぜんぜん違う話になります。ついて行きにくいと思いますががんばって説明します。通し上演でもここカットになる可能性があると思います。「瀬田」は滋賀県の地名です。急に鎌倉を離れます。琵琶湖のそばです。楠(くすのき)の巨木があり、その前に藤棚があります。藤は楠にまで巻き付いていて見事な眺めです。この藤棚が見事なので見物客がやってきます。見物客を目当 [続きを読む]
  • 「小春穏沖津白浪(こはるなぎ おきつ しらなみ)」 -1
  • 「小春穏沖津白浪(こはるなぎ おきつ しらなみ)」「小狐禮三(こぎつね れいざ)」という副題がついています。ストーリー的にわりと破綻しており、ただご覧になるとちょっと混乱なさるかと思います。書いたのは江戸末期のとても有名な作者、「河竹黙阿弥(かわたけ もくあみ)」です。「弁天小僧」とか「三人吉三」とか書いたかたです。なぜその黙阿弥が、このような一見てきとうな話を書いたのかも含めて説明していきたいと思い [続きを読む]
  • 3分あらすじ「髪結新三」
  • 見る前に3分で読む用のあらすじです。・「白子屋(しらこや)」は材木屋さん。ぶっちゃけつぶれそう。・娘は美人なので、金持ちが婿になりたいと言ってくる。・娘は好きな人がいる。両想い。お店の従業員の忠七。だから結婚なんてしなくない。・これを聞いていたのが、髪結いの「新三(しんざ)」。忠七をそそのかしてお嬢さんと駆け落ちさせる。・お嬢さんは先に新三の家に逃げた。・忠七も新三に連れられて家に行こうとしたら、 [続きを読む]
  • 3分あらすじ「伽羅先代萩」
  • 3分あらすじ「伽羅先代萩」見る前に3分で読む用のあらすじです。よく出る「竹の間」「御殿」「床下」の説明です。・お家騒動の真っ最中。前のお殿様は陰謀で失脚したよ。・今のお殿様は鶴千代さま。まだ子供。鶴千代さまも命を狙われている。・乳母がいっしょうけんめい鶴千代さまを守る。・乳母の子供の竹松くんも子供だけど手伝う。・食事に毒が入っている可能性が高いので、病気だと言いはって家来が作ったごはんは食べさせない [続きを読む]
  • 3分あらすじ「紅葉狩」
  • 見る前に3分で読む用のあらすじです。・平安時代・主人公は優雅な平安貴族だけどじつはかなり強い武将でもある。・紅葉を見に家来をつれて山の中にやってきた。・豪華に幕を張ってどこかの貴族が宴会をしている。お姫様と侍女らしい。・ジャマしたら悪いなと思っていたらむしろ誘われる。・お姫様が踊って誘ってくれるので一緒に宴会する。・お酒を飲んだり家来の踊りを楽しんだりしていたら寝てしまった。・お姫様はなんかアヤシ [続きを読む]