伊田 六鹿 さん プロフィール

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伊田 六鹿さん: 六鹿宿
ハンドル名伊田 六鹿 さん
ブログタイトル六鹿宿
ブログURLhttps://rokusika.muragon.com/
サイト紹介文介護という仕事を通して思ったことや感じたことを綴っています。時々、脱線もします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2015/05/23 13:04

伊田 六鹿 さんのブログ記事

  • 紫色が嫌いだ。 なんだか公家っぽいし、冠位十二階では上の方だ。 けれど、ときどき僕の唇は紫色になる。 寒かったり、プールに入ったり。 そんな時、僕の唇が紫色に変わる。 唇を引きちぎって、地面に叩きつけたい衝動に駆られながら、あぁ、僕の唇は紫なのだとため息をついてみる。 そうして古代の高貴な色に対して僕はますます嫌悪の気持ちを強くする。 よし、それならこの紫を熱湯に浸けてやろう。 そうすれば紫は、一 [続きを読む]
  • 雷様
  • どやねん、こらー!! と叫ぶ。 すると腹が痛くなる。 まるで臍を取られたかのように。 それで、昨日の明け方に鳴った雷様に、僕は臍を押さえた。 これを取られてはたまらない。 こんなもの要らないけど、絶対取られるのは嫌だ。 オカンと、間違いなく繋がっていた、臍。 要らないんだけど。でも取られるのは、やっぱり嫌だ。 それで僕は、要らないとは思いながらも、今日も臍を大切にしている。 [続きを読む]
  • 観覧車??
  • 高みへと心を弾ませながら登っていく。 どんどんと視界が広がって世界が丸く見えた。 こんなにも世界は美しいのだと感嘆し、僕は生きていることに心から感謝をする。 感謝が心を満たし、空に向かって手を広げた所に頂点があった。 空が驚くほど、近い。 そうして、空を見上げている間に下降は始まる。 そんなはずは無い。降りたいなんて思わない。僕は降りたいなんて一言も言っていない。 けれど下降は止まらない。決して、 [続きを読む]
  • こんなはずじゃなかっただろ?
  • 仕事は楽しい方が良い。 そりゃそうだ。 けれど、仕事は苦しいことも多い。 苦しくなって、逃げたくなることだってある。 それでも人として生きて、自らの営みを全うする為には、働かなきゃならない。 働くからこそ、人としての社会的役割を果たすことが出来るのだから。 だから、できれば仕事は楽しい方が良い。働かなければならないのなら。 そうして、ふと考える。 介護職は楽しいか?それとも苦しみの方が随分と多いの [続きを読む]
  • 桃源郷
  • ユートピア、シャングリラ、桃源郷。 夢みたいな、心地よくて、不快とは無縁の世界へ。 行ってみたいと、誰もが思う。 現実逃避。今いる世界から、逃げて離れる。 けれど現実は、簡単に今居る世界から逃げることを許してはくれない。 何故…。 それは、何故かを考えてみよう。 双肩にかかる責任か? 人としての矜持か? 自己防衛か? 隣人愛か? それとも、あきらめか? 結局、明日も明後日も、その先の未来であるこれ [続きを読む]
  • 闇の中で笑う。
  • 真っ暗闇の中で過ごした体験を持ったことがあるだろうか? 現代を生きる人々には、ほとんどそれは、無いものなのかも知れない。 現代は、真夜中でも明るい。24時間オープンのコンビニはまるで誘蛾灯の様に夜の闇に徘徊する人々を誘う。 森や山の中で、暗闇の中で、一夜を過ごした経験のある者など、そうはいないだろう。 胎内巡り、という例外はある。お金を払って、暗闇の中を巡るあれだ。京都で言えば清水寺に、それはある [続きを読む]
  • 扇動と本質的な事実。
  • 例えば、トランプだとかカールビンソン。 大陸間弾道ミサイルだとか、豚に囲まれてご満悦な北の指導者だとか。 シリアの難民だとか、イギリスのEU離脱だとか。 安倍政権のダメっぷりを知りつつ、政権交代を託す選択肢が皆無な日本の政治状況だとか。 もはや、世紀末的様相を帯びている人類社会。 ちっぽけな事で、些細なことで悩む自分に、嫌気がさす毎日を生きている自分。 扇動されていると知りつつ、盲目的に豚の大好き [続きを読む]
  • 咲いたとおもったら、散り初め。
  • 桜が咲いた。例年に比べると開花が遅れた今年の桜。 約束を違えることなく咲く花は、今年もやはり美しい。 ようやく、満開になった桜だが、満開になれば後は散っていくばかり。しかも満開になった途端に連日の雨ときている…花を散らす細い雨が今日も降り続いている。 寂しいけれど、今年の桜は驚くほど短命なようだ。 新年度に入っても、職場の状況は悪くなるばかりで心を、どんどん、どんどん、すり減らしていた。それでも桜 [続きを読む]
  • 盛衰の狭間で
  • 思えば9年間。僕はユニットケアを標榜する新型特養であるこの事業所で夢を追いかけ続け、時には挫折を味わいながらも、それでも、これが自分の進むべき道だと信じて、事業所運営の根幹を形作ろうと努力を続けて来た。 有難いことに、共感してくれる多くの仲間達が逆境に晒された時にも僕の事をいつも支えてくれていた。だから僕は努力を続けたし、迷うことなくその道を順調に前を見て歩むことが出来た。 だが、今の状況は違う。 [続きを読む]
  • 訳が分からねぇ。
  • 今日、職場で会議があった。事業所運営の責任者が集う会議。 次年度の方向性も含め雑多な事柄を話し合うのだけれど、どうにもこうにも、次年度の職員配置や職員体制が不透明なままで話し合いをしようとするものだから…なんだか訳が分からない。 次年度はうちのサブリーダーが引き抜かれて他事業所へ、代わりに来るのはどうにも育たない3年目か4年目くらいの若造。更に一人欠員が出る予定で、その補充はこの期に及んでも未確定 [続きを読む]
  • あぁ、やがて悲しき年度末。
  • 1月は行き、2月は逃げ、3月は去る。 毎年、この時期に唱える呪いの呪文を今年も僕は反芻している。 雪溶けて、桜舞う季節を心待ちにしてはいるのだけれど、毎年必ず呪わしい思いに捕らわれてしまう、この季節。 それは何故か? 答えは至極、単純だ。 仲間が辞めていく、そういう季節だからだ。そして新しくこの業界に参入する仲間が、辞めていった仲間の数に比例するのかと言えば、そうでは無いからだ。 どんどん、どんど [続きを読む]
  • 愛媛
  • 時々、旅に出る。 今回はプラッと愛媛に行ってみた。 鯛にジャコ天、ミカンにレモン。思った以上に美味しいものが沢山でビックリした。 宇和島の闘牛 大洲の古い町並み 砥部の焼き物 道後の湯 今治のタオル 何だか、どの町にも昭和、あるいは大正や明治の香りが残っていて楽しかった。 帰りに、しまなみ海道を北上。村上水軍の史跡を巡りながら本州に戻った。 日本のシルクロードの役割を担った瀬戸内海航路の番人。商人 [続きを読む]
  • そう、これで100話。
  • ブログを始めて、1年半。 脳味噌がその動きを停止し、まるで言葉を紡げない時期もあるにはあったが、それでもこのブログは100話まで辿り着いた。 ここまで綴る事が、何とか僕にも出来た。 ブログを書き始めた頃は社会福祉に対して、今では考えられないくらいに至極、前向きに取り組む姿勢を持っていた。けれど、ブログの内容の変遷を辿ってみれば誰もが理解してくれるだろう。今の僕には、自分のこの先に進むべき道が見えな [続きを読む]
  • F
  • 昔から漫画が好きだった。自分で描いていた時期もあるぐらいに大好きだ。 一番好きな漫画家は誰かと問われれば僕は迷わず藤子・F・不二雄先生だと答える。 ドラえもんは誰もが知っているし、世界中の子供たちに今なお素敵な夢を与え続けている。僕の子供の頃は先生の漫画やアニメの全盛期だった。本当に有難いことに。 パーマンにおばけのQ太郎、キテレツ大百科にエスパー魔美。ジャングル黒べえも大好きだった。みんなみんな [続きを読む]
  • スケートリンク
  • 今日は家族でスケートに行ってきた。 20年ぶりの氷の上。最初はなかなか感覚が取り戻せなくて、転ばないことを優先にした消極的滑走。壁に沿って時々、縁に手を付きながら氷の感触、滑る感覚を掴んでいく。 徐々にスケートリンクの中央へと移動。そうだ、スケートってこんな感じだった。 シューズに馴染めず足に痛みはあるのだけれど、風を切って滑るこの感覚が気持ち良くて。あぁ、これこれ…やっぱりスケートって楽しい! [続きを読む]
  • ニーズとデマンド
  • 介護の仕事は、「お年寄りへの奉仕」の一点張りでは進めることが難しい。 お年寄りの訴える様々な事柄に対して、その欲求の全てに応えることは現実的に不可能だからだ。 例えば、5分おきに「トイレに連れて!」と、あるお婆さんが仰り続ける。 お婆さんは、介助で立つことは出来ても歩くことが出来ない。神経因性膀胱炎なのか、本当に5分しか溜めることが出来ないくらいに膀胱が小さかったり硬かったりするのか、それは良く分 [続きを読む]
  • 塾から宿へ
  • これまで、僕は六鹿塾というタイトルでブログを綴っていた。 知らない人に対して、僕の知っている世界を、知っていることの片鱗を教えよう、伝えようという浅はかな感覚が、そこにあったことは否めない。 けれど僕には今、人に教えることや伝えることなど、実は何も存在しない。 僕には分からないのだ、この先の世界や日本が。人が生きることの意味さえも。 だからブログのタイトルを六鹿塾から六鹿宿に変更します。 塾は止め [続きを読む]
  • ADLとQOL
  • 介護職が当たり前に知って、それを考慮して仕事に取り組まなければならない事柄。 ADLの維持とQOLの向上。 ADLとはactivities of daily livingの略。訳すと、日常生活動作。 簡単に言えば生活の中での食事や排泄といった様々な場面で、その人がどの程度自分でそれができるか?ということ。 QOLとはquality of lifeの略。訳せば、生活の質。 端的に言っても、そのままな [続きを読む]
  • 死に向かうこと。
  • 僕たちの仕事において、お客様と言えばそれは間違いなくお年寄りで。 お年寄りは僕らより随分長く生きてこられていて、おそらく死にも僕らよりも随分と近い。 ピンピンコロリが一番だと言うけれど、そんな綺麗な死は稀で。 どちらかと言うと、老衰によってゆっくり、じんわりと死に向かう人の方が多い。 死に向かう過程で、言葉を失ったり、歩くことが難しくなったり、座ることすら自力では出来なくなったりしていく。そう言う [続きを読む]
  • 褒める。
  • 褒める言葉の数は多い。 「よく頑張ったな。」「出来たじゃん!」「頑張ってるね!」「期待に応えたね。」 だけど、そう言う言葉をかけるのって意外と難しい。 たぶん僕自身も、そういう言葉を先輩諸氏から、もらうことなく今まで仕事をしてきた。 いや、そういう言葉を受けていたのかもしれないが、褒め言葉で発奮するようなことは今まで一度も無かった。なんせ、心がねじ曲がっているものだから。 だから後輩への褒め言葉が [続きを読む]
  • じぃが、ばぁを壊す話。
  • 僕には小学一年生の、可愛い姪っ子がいる。 彼女が言った「ジィがな、バァを壊してん」という謎の言葉。 笑えない。とても笑うことなど出来ない正月の物語。 「ジィがバァを壊した。」…それだけを聞いた僕は、彼女にとってのジィ。つまり僕の父親が、彼女にとってのバァ、つまり僕の母親に対して何らかの危害を加えたのか?と最初に思った。 違った。そのほうが幾分かマシだと思えるような事実をその言葉は示唆していた。 昨 [続きを読む]
  • 師走が、急かす。そして乱れる心。
  • また、今年も約束したように、この時期がやってきた。 心乱れる、師走。 まるで多くの蟻達の群れが、その巣へと運ぶ極彩色の食物のような確かさで。 それは、死んでいるのか生きているのかも、悲しくなるほどに判然とはしない。 動いている様に見えても永遠に死んでいたり、全く微動だにしなくても、しぶとく逞しく生きて、やがて蠢く。 それを無条件に受け入れなければならない側は、たまったものでは無い。 蟻の巣はいつも [続きを読む]
  • 7月に僕の妹の義父が66歳で亡くなった。 そして先日、うちの嫁さんの従兄が38歳で亡くなった。 二人とも癌だった。 そして僕の親父も、2度目の肝臓癌のオペを、ついこの間に行った。 親父の場合は幸い、死に至ることなく、至極、まるで何事も無かったかの様に退院。 癌による死が身近な人々に影を落とした時に、何とも言えない気分になるのは僕だけでは無いだろう。 死について考えるときに、僕は思う。 それは決して [続きを読む]
  • 僕だけが昭和
  • いつの間にか気が付けば、僕の担当するユニットの職員は僕以外は全て平成の世に生まれた人ばかりになっていた。 26歳のサブリーダーから22歳の1年目さんまで…。 そして一児の母親であるパートさんもやはり、平成の生まれ。 何とも若いユニットだ…。 ほんの数年前までは、職場に平成生まれの人間が存在すらしなかったように思うのだが。 僕は昭和50年の生まれで平成元年に中学1年生くらいだったから、それ以降に産声 [続きを読む]
  • 上半期総括の会議終了
  • 僕の所属する事業所では、半期ごとの総括の会議を設けている。 で、2016年度もUターンってことで上半期の総括を行った。 年度の真ん中で行う総括の会議は、上半期の振り返りを行うと伴に、だいたいにおいて下半期の活力と成るべきテーマを設定する。つまり、勢いを得て今年度を駆け抜ける為のテーマを提示し、それについて討論する機会を設けるわけである。 今年度は「仕事のやりがい」をテーマに挙げた。 至極分かりやす [続きを読む]