Kailas さん プロフィール

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Kailasさん: 仄暗いお散歩
ハンドル名Kailas さん
ブログタイトル仄暗いお散歩
ブログURLhttp://honoguraiosanpo.blog.jp/
サイト紹介文廃墟、廃屋、事件現場・・・ひとり探索記ブログ〜ダークツーリズム
自由文廃屋巡りがおすすめ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供129回 / 365日(平均2.5回/週) - 参加 2015/06/08 18:20

Kailas さんのブログ記事

  • 「彼女が語る、二人のアイドル」 実録、廃屋に残された少女の日記.39
  •  日記の冒頭で『昨日 は. た なばた なんだったんだ って さ ! ???』と、いくら彼女がそそっかしいとはいえ、一ヶ月も遅らせての勘違いはしないだろうから、兄弟大喧嘩の気まずさを中和させるために繰り出した一言だろうと思っていた。小説家でも書き出しには悩むもの。兄貴との喧嘩をいつまでも引きずってしまえば、恨み節を延々と吐く自分に嫌気がさしてきてしまう。心機一転、めくられた次の白紙ページ [続きを読む]
  • 「家主の理想郷、ディストピア」 夕張廃墟世界、孤独探索.8
  •  無音の夕張ゴーストタウンの廃屋内階段にて。 乾燥により踏板(ふみいた)と蹴込み板の間に隙間が生じ、一歩登るごとに、自身の荷重でその間隙が撓み圧せられ、木と木が擦り合い乾いた二重奏。その度に小さい鳥の絶叫音のようなものが響き渡る。咎める者がいないとわかっていても、ひと踏みごとに心臓が締め付けられる思いがする。 階段を登りきる数歩手前。胸あたりから上が床より見えている状態。二階室内をこわごわ見回す演 [続きを読む]
  • 「少女退行期」 実録、廃屋に残された少女の日記.38
  •  もういい歳をした成人でもある二十歳の兄貴と、まだ”いたいけな・・・”と言ってもかろうじて許される年齢の中学三年生のキョーコさんが、蹴っ飛ばされ叩かれの乱暴な兄弟喧嘩の大立ち回りを演じてしまう。もちろん、暴力の前に一方的に苦汁をなめさせられことになったのは、キョーコさんその人。 振り返って冷静に考えてみると、以前は当然酪農を手伝っていただろうガタイの良さそうな兄貴が、肉体的な力を行使して中学の妹と喧 [続きを読む]
  • 幻湖、森の上の廃墟「白鳥湖ホテル」
  •  次なる行き先は、廃ホテルの「白鳥湖ホテル」。もう地図上では存在しない幻の湖と言われる「白鳥湖」という湖の湖畔にあるという。地元の人でも野鳥愛好家ぐらいしか知らない私有の湖で、正式名は「丹治沼」。 この湖の近くには白鳥が大量に飛来することでも有名な「ウトナイ湖」もあり、紙の地図やPCの地図で大方の位置は掴めたので、準備万端向かってみることにする。 苫小牧市内から国道三十六号線をひた走る。ウトナイ湖が [続きを読む]
  • 「欺きの歴史地区」 バックパッカーは一人北朝鮮を目指す.15
  •  前の日に高齢の方のガイドさんから、「明日、参鶏湯(サムゲタン)が名物のレストランに寄りますけど食べますか?大変仕込みに時間のかかる料理ですので、前日からの予約制になります」と聞かれる。 ということはツアー料金に含まれていないということになり、追加料金が発生をするということだ。たいしてやりたくもなかったボーリングに散在をしてしまい、ドルの現金はもう僅かばかり。でもここまで来て、もう一生来るか来ない [続きを読む]
  • 「彼女の憤怒と兄の罪」 実録、廃屋に残された少女の日記.37
  •  キョーコさんの住む街で、一年の中でも最大のイベントでもある「港まつり」。毎年八月の第一周の週末三日間、市民総出で賑やかに『短い夏をここぞとばかり楽しめ』と開催をされているようだが、残念ながら彼女は今回参加をすることはなかった。大漁を祝い山車で市内をパレードしたり、時にはキョーコさんも好きなピンク・レディーの曲を演奏しながら踊りまくったりしていただろうこの行事。人一倍イベントが好きそうな彼女が、年 [続きを読む]
  • 「夫婦の残照と希望の芽」 山荘風の空き家、ぬくもり探訪.2
  •  鎮座していたシニアカー。全体に赤錆がびっしりと。固定物入れ兼、時には背負ってリュックにもなる2WAYバッグの汚れやくたびれ具合を鑑みると、シニアカーがここに置いたままにされてから、十年前後ほど経過しているだろうか。塀を一つ隔てて、完全に時間が止まってしまっている。 どういうわけか、このシニアカーを転がして街を歩いている人はお婆さんばかり。支えてくれて安定感良し、荷物を入れて良し、街中で腰掛けて休憩に [続きを読む]
  • 「崖を下る男」 秘境・小幌駅、冬のひとり滞在.3
  •  秘境駅ブームでもなければ、待てど暮らせど一日の乗降客は存在しなかったのかもしれないのに、ご丁寧にも立派なトイレが設置してある。 接続列車のことを考えると、小幌駅の滞在は最低でも一時間は必要になってしまう。真冬の寒い中、例え訪問時には体調が良かったとしても、寒空の下、暖房施設もないような場所で、身もすくむような寒風に小一時間も吹きさらされれば、ゴロゴロとお腹が悲鳴をあげてきてしまう人もいるのではな [続きを読む]
  • 「チニカの拾い物」 廃墟、『チニカ山荘』荒くれ探索.7
  •  進むたびに、チニカの忘れ形見と遭遇をする。 どう使われたのだろうか。どのようにして、入手をしたのだろうか。ここへともたらされた経緯を詳細に考察する。 様々な廃墟にて、僕が常に頭に思い描いているのは「創造主(オーナー)」のこと。 オーナーになりかわり、廃墟や廃屋に散らばる歴史の断片を、創造主の視点側より検証をしていく。 柱の引っかき傷が不等間隔に天井へと刻まれている痕跡があったなら、そこにはかつて [続きを読む]
  • 廃墟交流会、廃アパート
  •  当ブログ読者より、「仄暗いお散歩」の熱烈なファンなので是非、会合のようなものを開催してくれと懇願される。 僕は今までネットの集まりのようなものには参加をしたことがなく、 ましてやホスト側にまわるのは及び腰というか、カリスマ性の欠如であるとか、要するに積極的ではなかった。 そのような理由を並べながら、その熱心な読者にやんわりと遠回しにお断りのサインをほのめかしてみるも、『今のKailasさんならイケます [続きを読む]
  • 「彼女の人間革命」 実録、廃屋に残された少女の日記.35
  •  現在ではもう日曜の昼でも人の姿を見つけることが難しいような遙かなる北の大地のとある街。 キョーコさんが大草原にある自宅から始発の汽車に乗り、歯医者へと通っていた当時は、主要産業などの衰退による過疎化の波がまだやって来る前だった。 その証拠に、街にあるかかりつけの歯医者の診療時間までまだ時間があったので、彼女が街中を”ぶらぶら”と歩いていた時のこと。 ある異様な集団の流れを目にする。 自分と同じぐ [続きを読む]
  • 山荘風の空き家、ぬくもり探訪.1
  •  このようなブログをやっている手前、普段から廃墟や空き家物件の更なる開拓に余念がない。その手法としては自転車に乗って本来の目的地へと行く場合に、わざわざ遠回りをして知らない路地をとにかく巡るという方法がある。 他にも読者から寄せられる情報だったり、グーグルマップを衛星写真モードにして荒れた屋根の家を探しまくる、なんて方法もある。ちなみに、ブルーシートのかかった屋根は要チェックポイント。 今回の「空 [続きを読む]
  • 「グリーン・フォールのトラップ」 夕張廃墟世界、孤独探索.7
  •  置かれていったままの、ミレニアム・イヤー、2000年十月十二日の読売新聞。安室奈美恵が「LOVE 2000」(ラヴ・トゥーサウザンド)という歌を出した年でもある。今や聞くだけでも恥ずかしいタイトル名。 思えば、小室哲哉の作詞における言語能力が限界に達した年。当時は『なんて安直でやっつけな歌(詩)なんだ・・・』と誰もが呆れたものだった。引き出しは枯渇か。粗製濫造にもほどがある。愛と2000年にどんな関係があるのかと。 [続きを読む]
  • 「少女が訝しる集団」 実録、廃屋に残された少女の日記.34
  •  人生を左右するような高校進学への受験日が、もうそこまで迫って来ているというのに、この期に及んで、キョーコさんは現実から目を背けようとしている。『だれ か遊びに来んかな    』 まともな友達だったら、今のこの時期に遊びに来るわけがない。自分の中に溜まっている膿を、翌日に勢い良く吐き出すための、前フリであったのか。泣く前に虚勢を張るような。 翌日、彼女は思うに進まない受験勉強の停滞ぶりを、取り [続きを読む]
  • 退廃、空き家ファイル.1
  •  平成二十七年の二月二十六日に施行された”空き家対策特別措置法”が徐々に浸透してきているのか、それとも僕の 周辺だけなのか、目に見えて空き家が減ってきている。 先日も、いい具合に熟成具合が進行しつつあった近所の廃屋を、『そろそろ撮り時だな・・・』と満を持して撮影決行の判断を下し、早速行ってみたら、ちょうど家の解体途中だった。呆然と立ち尽くす僕の前で、大工の職人さん達が瓦礫を囲んで休憩中。大工さん [続きを読む]
  • 「かどやの顔と最終決断」 昭和の栄華、廃墟ドライブイン『かどや』の夢.9
  •  昭和に退行する館内巡りもようやく終わりに近づいてきた。思い出の取りこぼしはこれ以上無かろうかと、来た道を細心の注意を払いながら戻っていく。 床に突っ伏したままの団体客用名前表示板。 倒されたのは、昭和か平成か。外から侵入をした草が枯れ果て、その上に表示板が倒れ込んでいることから、倒されたのは比較的最近のこと(今夏)であろうと、推測してみる。 ここかどやでは、富士フイルムの営業より、コニカの営業が [続きを読む]
  • 「廃施設、重点見回り」 秘境・小幌駅、冬のひとり滞在.2
  •  前後をトンネル。左右を山と崖に阻まれた、隔絶され取り残されたかのような狭い空間に存在をするのが、「小幌駅」。  もう一方の逆側のトンネル。  山側。 ジムニーでも登って来るのは無理だろう。  廃屋長屋の奥を行った先の崖を下っていくと、そこは入江に囲まれた海。  工事労働者の宿泊施設だろうか。一部が板で覆われている。その他のドアも抜け目なく施錠されている。 役目をとうに終え、 [続きを読む]
  • 「前に進んだ、廃墟探索者」 廃墟、『チニカ山荘』荒くれ探索.6
  •  2004年のエネオス(新日本石油)のカレンダーが壁に。 チニカの最期を、積丹の海のごとくその眠たげなアクアマリン色の眼で、何の因果か見届けるに至った、ゴッホ作の「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」。 おまえの行動は逐一監視しているぞ    下手なことはできないなと、探索の許可申請を願い出るかのような潤んだ物乞いのような眼をしながら、ルーランを見つめ返す。不機嫌さを装ってはいるものの、眼の奥に宿る灯火に際 [続きを読む]
  • 「女子中学生のラスト・キャンプ」 実録、廃屋に残された少女の日記.32
  •  学校が夏休みを迎えるにあたり、授業という名目で校庭の除草をやらされる、キョーコさんとクラスの生徒達。二時間も割いてみっちりと。 東京の中学校だったら業者にまかせるところだろうが、地方の衰退しつつある小さな町の予算ではいかんともし難く、これも教育の一環であるとのもっともらしい理由をつけて、生徒にやらせていたのかも。 この様子だと、トイレ掃除もさせていたに違いない。教師に歯向かわないよう生徒の自我を [続きを読む]
  • 「安息の地のヴィレ・コーヒー」 夕張廃墟世界、孤独探索.6
  •  数ある廃墟や廃屋の中から、無作為に選び出して侵入を試みる。 横たわるパチンコ台。手動のレバー式ではなくて、丸いハンドルの電動式。台は羽根物でメーカー名は「HEIWA」。家庭用に改造された物だと本体に後づけされた枠や台があるはず。この台はパネルのみで構成されているので、実際にお店で使用されていた台に違いない。 手前にシャッターの中柱。室内は奥行きがあるものの、パチンコ屋のようなきらびやかさはない。 そ [続きを読む]
  • 「もたれかかるスピンドル」 昭和の栄華、廃墟ドライブイン『かどや』の夢.8
  •  宴会場とおぼしき地下の大空間。すでに金目の物は盗られたか撤去でもされている。残っているのは再利用価値のなさそうなガラクタばかり。 ガス設備まで完備。 個人の客には上の階で定食や揚げたてポテトなどを食べてもらう。団体客には地下の宴会場にて、目の前でジュージューとジンギスカン鍋を提供。かどやなりの棲み分けはきっちりとできていたようだ。 今のトレンドはどうだかわからないが、当時、札幌で一番人気のあった [続きを読む]