Kailas さん プロフィール

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Kailasさん: 仄暗いお散歩
ハンドル名Kailas さん
ブログタイトル仄暗いお散歩
ブログURLhttp://honoguraiosanpo.blog.jp/
サイト紹介文廃墟、廃屋、事件現場・・・ひとり探索記ブログ〜ダークツーリズム
自由文廃屋巡りがおすすめ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供135回 / 365日(平均2.6回/週) - 参加 2015/06/08 18:20

Kailas さんのブログ記事

  • 「最後の夏の回想」 実録、廃屋に残された少女の日記.43
  •  その人の深夜ラジオを聴き逃しただけで、悔しさのあまり、三十分間も震える拳で枕を叩き続けた、彼女。 住む世界が違う芸能人とはいえ、恋い焦がれるばかりに、勉強もろくに手がつかずに、心の奥が締め付けられるかのように、悩ましく、ただひたすらに、悶々とした日々を送るということが、誰しも、青春時代に一度や二度は、あったかもしれないが    キョーコさんは大変まずいことに、長風呂でのぼせでもしたかのようなアイ [続きを読む]
  • 「塀の中の失われた時間」 山荘風の空き家、ぬくもり探訪.3
  •  物干しを吊るしていた紐の先にあったフック。 次にこの空き家内から物音が発せられる機会があるとしたら、強い風の日に、物干し竿がカランコロンと地面に転がり落ちる時か。  新興住宅地のような風景の並びに、たった一軒、昭和の面影を色濃く残す、家主やご近所からも見捨てられた、随所に損傷著しい、山荘風の廃屋    近所の子供がうっかり入れてしまう。謝罪をして返してもらおうとチャイムを鳴らしてみたが、無反 [続きを読む]
  • 「新手法に挑む少女」 実録、廃屋に残された少女の日記.42
  •  人や勉強といった束縛から逃れ、開放感に思うがまま浸りきる。ともすれば、一生後悔することになるかもしれないこの夏休みを、傍目には満喫してしまっている、まだまだだこれぐらいと、平静を装っている風の、キョーコさん。 スターとしての憧れ、所さん。現実社会での、等身大の愛、金山君。入試までにはまだじゅうぶん日がある。親の仕事だってしっかりと手伝っている。もしかしたら、キョーコさんは僕が思う以上に、物事を使 [続きを読む]
  • 「SF文学少女が目を瞑る未来」 夕張廃墟世界、孤独探索.9
  •  炭鉱の街、夕張で生まれ育ち、石炭産業全盛期の恩恵を存分に享受。この地へ、後世に訪れることになる廃墟散策者にアラ探しをされようが、決して恥ずかしくもない、大層な家を構えるまでに至った、当該住居の家主。 子供の時分に駆け回っただろう、夕張の草原に見立てた、グリーンのカーペットは、苛烈な紫外線の照りつけにより、窓のガラスから陽射しの差し込むその部分だけに、退色が進行中。日曜には、家主が昼寝をするための [続きを読む]
  • LGBT先輩推薦、廃墟アパート合同探索
  •  日のアクセス数が五千を行ったり来たりで、閉塞感の漂う現状を何とか打開すべく、新規読者を増やそうと、新しい切り口は無いものかと、常日頃試行錯誤を繰り返している。 少し前になるが、元都知事の舛添さんが政治資金の不正疑惑でマスコミからバッシングを受けていた時、彼の自宅や自家用車の写真をあらを探すように何枚も撮って検証をすれば、関心を呼ぶのではないかと思い付き、わざわざ自宅まで行ったことがある。 舛添さ [続きを読む]
  • 「成吉思汗コーナーでの伝達」 幻湖、森の上の廃墟「白鳥湖ホテル」.2
  •  建物自体は、いつ倒壊してもおかしくないような傷みをそこかしこにみせているのに、看板だけはやけに新しい。 雪が積もろうが、雨が叩きつけようが、全天候型の「室内ゲートボール コーナー」内にて、かつてご老人達が、スティックを元気にブンブンと振り回し熱狂をした、”宴のあと”を覗き込んでやろうと、見るからに底が抜け落ちそうな板敷きの体育館のようにも見える併設施設内へと、丁寧にゆっくりとつま先の一点から足を [続きを読む]
  • 「双建の空き家」 下町、空き家巡りの旅.2
  •  ひしめき合う住宅街に、突如ひらけた、見晴らしの良い広大な敷地の駐車場。 地上げしたてか。下町ならではの昔からの工場を取り壊し、更地にしたばかりなのか。 敷き詰められたアスファルトは真新しく、まだ黒々とした艶を放ち、強く足で踏み込むと、深く沈み込みそう。 駐車場奥に取り残されたようにたたずむ、双建の廃屋を訪問してみることにする。  向かって左側の建物。 人の気配はないようなので、一安心。 蚊に [続きを読む]
  • 「紳士と個性、逡巡する少女」 実録、廃屋に残された少女の日記.40
  •  金山君という、現実世界での恋い焦がれる人が大前提として存在してはいるものの、キョーコさんには、現在、急に突発した熱病のごとく、連日に渡って”金山愛”そっちのけで、繰り言のように口さえ開けば、深夜ラジオを聴くような若者の間で目下のところ大人気の、ある二人のタレントの名前を執拗に口にするようになる。 それは、タモリさんと 所さん。 MAMMUT(マムート)のアウトドア・ジャケットをさり気なく着こなし、街中 [続きを読む]
  • 「崖の下の占有空間」 秘境・小幌駅、冬のひとり滞在.4
  •  小幌駅からの崖を下り、ただひとり、地平線までこの眺めを独占できる権利を、たった今、得る。  好きな形の石を拾っても集めても良い。裸足になり、ズボンの裾を膝下まで捲り、波打ち際へ立ち、氷のような冷水を受け、肌の凍えからくる急激な皮膚の収縮による刺すような痛みを、ひゃっこいと称して、腰を崩して大袈裟に後ずさりをしても結構    『ひゃっこい』 とは、東京の言葉だと思い、今のこの歳まで使ってきたが [続きを読む]
  • 「彼との唯一の共通項」 廃墟、『チニカ山荘』荒くれ探索.8
  •  もはや、廃墟におけるルーチンワークとなった、トイレ確認。 旅行施設それぞれのオーナーが、旅人をいかに愛しているか。それはトイレの快適さでわかると言っても、過言ではない。 思えば、夕張財政破綻を招いた張本人、以前の夕張市長の肝いりで、夕張市内に複数設置された、「爽やかトイレ」だけは、素晴らしく立派で感激し、今でもあの清潔で暖かくぬくもりのあるトイレのことを、時折良き経験として思い出し、うっすら笑み [続きを読む]
  • 下町、空き家巡りの旅.1
  •  『退廃、空き家ファイル』という記事カテゴリーを華々しく新設したものの、その登録数はいまだ、たった一件だけにとどまってしまっている。 いざ自分の足にて空き家を探す活動をしてみると、『退廃、空き家ファイル』の001に選出されたような、味わい深い廃屋はなかなか無いものだ。ただ壊れている家で良いというわけではなく、ご近所の人に長きに渡り愛され、歴史が染み込み発酵でもしているかのような、熟成具合が欲しいとこ [続きを読む]
  • 「彼女が語る、二人のアイドル」 実録、廃屋に残された少女の日記.39
  •  日記の冒頭で『昨日 は. た なばた なんだったんだ って さ ! ???』と、いくら彼女がそそっかしいとはいえ、一ヶ月も遅らせての勘違いはしないだろうから、兄弟大喧嘩の気まずさを中和させるために繰り出した一言だろうと思っていた。小説家でも書き出しには悩むもの。兄貴との喧嘩をいつまでも引きずってしまえば、恨み節を延々と吐く自分に嫌気がさしてきてしまう。心機一転、めくられた次の白紙ページ [続きを読む]
  • 「家主の理想郷、ディストピア」 夕張廃墟世界、孤独探索.8
  •  無音の夕張ゴーストタウンの廃屋内階段にて。 乾燥により踏板(ふみいた)と蹴込み板の間に隙間が生じ、一歩登るごとに、自身の荷重でその間隙が撓み圧せられ、木と木が擦り合い乾いた二重奏。その度に小さい鳥の絶叫音のようなものが響き渡る。咎める者がいないとわかっていても、ひと踏みごとに心臓が締め付けられる思いがする。 階段を登りきる数歩手前。胸あたりから上が床より見えている状態。二階室内をこわごわ見回す演 [続きを読む]
  • 「少女退行期」 実録、廃屋に残された少女の日記.38
  •  もういい歳をした成人でもある二十歳の兄貴と、まだ”いたいけな・・・”と言ってもかろうじて許される年齢の中学三年生のキョーコさんが、蹴っ飛ばされ叩かれの乱暴な兄弟喧嘩の大立ち回りを演じてしまう。もちろん、暴力の前に一方的に苦汁をなめさせられことになったのは、キョーコさんその人。 振り返って冷静に考えてみると、以前は当然酪農を手伝っていただろうガタイの良さそうな兄貴が、肉体的な力を行使して中学の妹と喧 [続きを読む]
  • 幻湖、森の上の廃墟「白鳥湖ホテル」
  •  次なる行き先は、廃ホテルの「白鳥湖ホテル」。もう地図上では存在しない幻の湖と言われる「白鳥湖」という湖の湖畔にあるという。地元の人でも野鳥愛好家ぐらいしか知らない私有の湖で、正式名は「丹治沼」。 この湖の近くには白鳥が大量に飛来することでも有名な「ウトナイ湖」もあり、紙の地図やPCの地図で大方の位置は掴めたので、準備万端向かってみることにする。 苫小牧市内から国道三十六号線をひた走る。ウトナイ湖が [続きを読む]
  • 「欺きの歴史地区」 バックパッカーは一人北朝鮮を目指す.15
  •  前の日に高齢の方のガイドさんから、「明日、参鶏湯(サムゲタン)が名物のレストランに寄りますけど食べますか?大変仕込みに時間のかかる料理ですので、前日からの予約制になります」と聞かれる。 ということはツアー料金に含まれていないということになり、追加料金が発生をするということだ。たいしてやりたくもなかったボーリングに散在をしてしまい、ドルの現金はもう僅かばかり。でもここまで来て、もう一生来るか来ない [続きを読む]
  • 「彼女の憤怒と兄の罪」 実録、廃屋に残された少女の日記.37
  •  キョーコさんの住む街で、一年の中でも最大のイベントでもある「港まつり」。毎年八月の第一周の週末三日間、市民総出で賑やかに『短い夏をここぞとばかり楽しめ』と開催をされているようだが、残念ながら彼女は今回参加をすることはなかった。大漁を祝い山車で市内をパレードしたり、時にはキョーコさんも好きなピンク・レディーの曲を演奏しながら踊りまくったりしていただろうこの行事。人一倍イベントが好きそうな彼女が、年 [続きを読む]
  • 「夫婦の残照と希望の芽」 山荘風の空き家、ぬくもり探訪.2
  •  鎮座していたシニアカー。全体に赤錆がびっしりと。固定物入れ兼、時には背負ってリュックにもなる2WAYバッグの汚れやくたびれ具合を鑑みると、シニアカーがここに置いたままにされてから、十年前後ほど経過しているだろうか。塀を一つ隔てて、完全に時間が止まってしまっている。 どういうわけか、このシニアカーを転がして街を歩いている人はお婆さんばかり。支えてくれて安定感良し、荷物を入れて良し、街中で腰掛けて休憩に [続きを読む]
  • 「崖を下る男」 秘境・小幌駅、冬のひとり滞在.3
  •  秘境駅ブームでもなければ、待てど暮らせど一日の乗降客は存在しなかったのかもしれないのに、ご丁寧にも立派なトイレが設置してある。 接続列車のことを考えると、小幌駅の滞在は最低でも一時間は必要になってしまう。真冬の寒い中、例え訪問時には体調が良かったとしても、寒空の下、暖房施設もないような場所で、身もすくむような寒風に小一時間も吹きさらされれば、ゴロゴロとお腹が悲鳴をあげてきてしまう人もいるのではな [続きを読む]
  • 「チニカの拾い物」 廃墟、『チニカ山荘』荒くれ探索.7
  •  進むたびに、チニカの忘れ形見と遭遇をする。 どう使われたのだろうか。どのようにして、入手をしたのだろうか。ここへともたらされた経緯を詳細に考察する。 様々な廃墟にて、僕が常に頭に思い描いているのは「創造主(オーナー)」のこと。 オーナーになりかわり、廃墟や廃屋に散らばる歴史の断片を、創造主の視点側より検証をしていく。 柱の引っかき傷が不等間隔に天井へと刻まれている痕跡があったなら、そこにはかつて [続きを読む]
  • 廃墟交流会、廃アパート
  •  当ブログ読者より、「仄暗いお散歩」の熱烈なファンなので是非、会合のようなものを開催してくれと懇願される。 僕は今までネットの集まりのようなものには参加をしたことがなく、 ましてやホスト側にまわるのは及び腰というか、カリスマ性の欠如であるとか、要するに積極的ではなかった。 そのような理由を並べながら、その熱心な読者にやんわりと遠回しにお断りのサインをほのめかしてみるも、『今のKailasさんならイケます [続きを読む]
  • 「彼女の人間革命」 実録、廃屋に残された少女の日記.35
  •  現在ではもう日曜の昼でも人の姿を見つけることが難しいような遙かなる北の大地のとある街。 キョーコさんが大草原にある自宅から始発の汽車に乗り、歯医者へと通っていた当時は、主要産業などの衰退による過疎化の波がまだやって来る前だった。 その証拠に、街にあるかかりつけの歯医者の診療時間までまだ時間があったので、彼女が街中を”ぶらぶら”と歩いていた時のこと。 ある異様な集団の流れを目にする。 自分と同じぐ [続きを読む]