Kailas さん プロフィール

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Kailasさん: 仄暗いお散歩
ハンドル名Kailas さん
ブログタイトル仄暗いお散歩
ブログURLhttp://honoguraiosanpo.blog.jp/
サイト紹介文廃墟、廃屋、事件現場・・・ひとり探索記ブログ〜ダークツーリズム
自由文廃屋巡りがおすすめ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供137回 / 365日(平均2.6回/週) - 参加 2015/06/08 18:20

Kailas さんのブログ記事

  • 「廃墟「ピンクハウス」の消えた家族」 下町、空き家巡りの旅.5
  •  今思えば、本当にどうでもよかった「みどり荘」の見学を終え、ようやく本来の目的である「ピンクハウス」の前へとやって来る。 つい数日前、政府から「まち・ひと・しごと創生基本方針」案なるものが発表をされる。街中の思い出遺産ともいうべき、空き家をなかば強制的に撤去しようとしているばかりでなく、ゆくゆくは、それぞれ本人達が抗いようのない手段により、空き店舗を町中から消滅させるという方策が決められようかとし [続きを読む]
  • 「上の高校を狙う彼女」 実録、廃屋に残された少女の日記.47
  • 『私くるっている・・・』を連呼したりと時折端々に情緒不安定さをみせる彼女が、どうにか笑顔を保っていられるのは、「タモリと所のおかげ」だと弱々しくも儚げに日記に訴える。 思えばこの一ヶ月の夏休みの間、一応受験生であるという手前もあり、世間体を気にしていたのか、キョーコさんはろくに外出もせず、自主的な監禁状態へと自分を追い込んでしまっていた。 そこで勉強に励むならまだしも、ペンを握るのは一日の締めであ [続きを読む]
  • 「バックヤードの変遷」 山荘風の空き家、ぬくもり探訪.4
  •  一見すると平和そうなどこにでもあるミドルクラスの方々が集っているだろう多少なりともある程度の歴史の面影を感じさせる、とある住宅街    数十年も封印された廃屋の壁の内側を探索することになり、まず庭の調査を終える。次にはより一層荒れ果てた裏庭へと移動をしてみるが、そこで僕の目に飛び込んできたのは、小窓のガラス戸の隙間に”そっと”挟み込まれたれた金属タワシ。 この小窓は、こういった古い家などでは便所 [続きを読む]
  • 廃城と廃ラブホへの旅
  •  休日が続くものの、持つものを持たざる身分ゆえ大遠征は難しいけれど、片道の交通費が、どうにか五百円以内で行ける大物案件はないだろうかと、まるで中学生のような懐事情に内心恥らいを感じつつ、果たしてそのような都合の良いおあつらえ向きなまだ見ぬフロンティアがいまだ都下に眠っているものかと、すがる思いで半信半疑ながらも、熟考と取捨選択を重ねていく。 毎度のようにグーグルマップを眺めながら無駄な時間がいたず [続きを読む]
  • 小説、ドライブイン「かどや」の活路
  •  この小説は、僕のブログ記事にインスパイアされた方が書き上げたものです。自分ひとりで更新を続けていることに息苦しさを感じていたこともあり、そういったこともいいのではないかと、掲載へと踏み切るに至りました。昭和の栄華、廃墟ドライブイン『かどや』の夢 他にも”我こそは”という方は、当ブログの記事に則したものではなくても、退廃的、郷愁、昔日の夢、などが沁み出ているような小説、街角退廃探索記事、画像コレク [続きを読む]
  • 「国民的番組を力説する彼女」 実録、廃屋に残された少女の日記.46
  •  以前から度々つぶやいていたキョーコさんによる辟易とした言いようの「史之舞は松沢さんのことばっかり!」。 若干十五歳の中学三年生の少女の口にすることである。史之舞の通う施設にいる”松沢さん”に関するユニーク・エピソードをしつこく聞かされ、キョーコさんはもう”うんざり”といった感じなのだろうと僕は推測していた。 ちなみに、前回は松沢さんの名を伏せて仮名で記述していたが、サザエさんにも出てくるようなス [続きを読む]
  • 「地上への眩しいドア」 幻湖、森の上の廃墟「白鳥湖ホテル」.3
  •  うねって黒カビが繁殖をしたカーペットに隠れてはいるものの、床板は多数至る所が崩れていると思われ、場所によっては、カーペットの張力にみに支えられて足が中空状態の箇所もあったりして、身の危険さえ感じるほど。 なので、こんもりと盛り上がっている、基礎部だろう一本の木材が通っているらしき中央の小山の安全地帯を、バランスを保ちながらゆっくりと進んで行く。 廊下の真ん中の僅かな安全地帯で、体の均衡をとるため [続きを読む]
  • 「お隣の廃墟アパート訪問」 下町、空き家巡りの旅.4
  •  小岩の街を歩き回り、足の裏に適度な痛みを感じ始めた頃、情報提供者である”えっちゃん”さんの言う、”ピンクハウス”へと、ようやくたどり着く。 下町というと、狭い路地に古い木造家屋が密集しているイメージがあったが、ここ小岩は、それらが淘汰されてきているのか、そこかしこに真新しい更地が見受けられ、ある一定の間隔をもって、廃屋が点在している。 地元民ではない全くの他人ごとながら、そう遠くないたかだか十年 [続きを読む]
  • 「遮蔽部屋の住人」 LGBT先輩推薦、廃墟アパート合同探索.2
  •  横から、ネームプレートをただ引き抜くという、たった1アクションで済むことを、なぜやらなかったのか。  廊下には、布団が敷き詰められていた。ホームレスがその場しのぎで、寝床にでもしていたのだろう。 東京に実家が無かったとしたら、僕も紙一重でこういう場所に寝ざるを得ない状況がありそうな時もあったので、これから先のことを考えると、笑ってばかりもいられなくなる絵でもある。  塗料は剥げ落ち、金属 [続きを読む]
  • 「もうひとりのやって来た彼」 秘境・小幌駅、冬のひとり滞在.5
  •  駅からの崖を下ってきて、大方の入江周りの探索は終えたので、ようやく、洞穴へと入っていってみる    僧円空が安置した仏像。言い伝えでは、修行僧が熊に襲われるが、仏像の後に隠れて難を逃れた。その際、仏像の首は熊に食いちぎられたという。以来、「首なし観音」と言われて来たが、1894年、泉藤兵衛により、首は修復された。 鳥居の後方に、闇がのぞく洞穴があった。 中学生ぐらいの時に来ていたら、怖くてとてもじゃ [続きを読む]
  • 「夏の総括と憎悪」 実録、廃屋に残された少女の日記.44
  •  今では信じられないことに、かつてのキョーコさんは、華麗なギターさばきを披露した金山君にたいして、『ハイ、良くできました   』の意味を込め、ピコットと呼ばれるチョコを(調教師が、芸をした動物にご褒美の角砂糖を与えるかのように)彼の手にのせたりして、対等というより、それ以上の、なぜか上から目線の立場によるコミュニケーションをとっていたことさえあった。 意識していなかった金山愛ゆえ、放胆な振る舞いで [続きを読む]
  • 「睨み合う二軒の墓石、雲仙荘」 退廃、空き家ファイル.2
  •  情報提供者より、「崩壊間際の、辛くも並びたつ二軒の廃墟アパートを、新宿の上落合で発見です。今なら、すんでのところで、撮影に間に合うかもです。でも、これからの梅雨を乗り越えられるかどうか・・・。是非、『退廃、空き家ファイル』入りの早急なご検討を   」との、切実な報告を受ける。 他人の文章をコピペして多少言い方を変えただけで、記事がいっちょうできあがりの、キュレーション・サイト。ライターの成果報酬 [続きを読む]
  • 「廃風呂で汲み取ったもの」 廃墟、『チニカ山荘』荒くれ探索.9
  •  その昔は山男達の山荘として愛された宿。 かつてのチニカを象徴的に物語る写真がある。マツダのサバンナというロータリーエンジン車のクーペに、フォークソングにどっぷり浸かっていそうな長髪の若者達が、ボンネットに十数人ぐらいで積み重なって乗って記念写真に収まっているという、ヒッピーの人達も訪れていたような、時代ごとに柔軟に顔を変えていた山荘。 八十年代になり、空前のバイクブームが訪れると、バイク乗りを目 [続きを読む]
  • 「最後の夏の回想」 実録、廃屋に残された少女の日記.43
  •  その人の深夜ラジオを聴き逃しただけで、悔しさのあまり、三十分間も震える拳で枕を叩き続けた、彼女。 住む世界が違う芸能人とはいえ、恋い焦がれるばかりに、勉強もろくに手がつかずに、心の奥が締め付けられるかのように、悩ましく、ただひたすらに、悶々とした日々を送るということが、誰しも、青春時代に一度や二度は、あったかもしれないが    キョーコさんは大変まずいことに、長風呂でのぼせでもしたかのようなアイ [続きを読む]
  • 「塀の中の失われた時間」 山荘風の空き家、ぬくもり探訪.3
  •  物干しを吊るしていた紐の先にあったフック。 次にこの空き家内から物音が発せられる機会があるとしたら、強い風の日に、物干し竿がカランコロンと地面に転がり落ちる時か。  新興住宅地のような風景の並びに、たった一軒、昭和の面影を色濃く残す、家主やご近所からも見捨てられた、随所に損傷著しい、山荘風の廃屋    近所の子供がうっかり入れてしまう。謝罪をして返してもらおうとチャイムを鳴らしてみたが、無反 [続きを読む]
  • 「新手法に挑む少女」 実録、廃屋に残された少女の日記.42
  •  人や勉強といった束縛から逃れ、開放感に思うがまま浸りきる。ともすれば、一生後悔することになるかもしれないこの夏休みを、傍目には満喫してしまっている、まだまだだこれぐらいと、平静を装っている風の、キョーコさん。 スターとしての憧れ、所さん。現実社会での、等身大の愛、金山君。入試までにはまだじゅうぶん日がある。親の仕事だってしっかりと手伝っている。もしかしたら、キョーコさんは僕が思う以上に、物事を使 [続きを読む]
  • 「SF文学少女が目を瞑る未来」 夕張廃墟世界、孤独探索.9
  •  炭鉱の街、夕張で生まれ育ち、石炭産業全盛期の恩恵を存分に享受。この地へ、後世に訪れることになる廃墟散策者にアラ探しをされようが、決して恥ずかしくもない、大層な家を構えるまでに至った、当該住居の家主。 子供の時分に駆け回っただろう、夕張の草原に見立てた、グリーンのカーペットは、苛烈な紫外線の照りつけにより、窓のガラスから陽射しの差し込むその部分だけに、退色が進行中。日曜には、家主が昼寝をするための [続きを読む]
  • LGBT先輩推薦、廃墟アパート合同探索
  •  日のアクセス数が五千を行ったり来たりで、閉塞感の漂う現状を何とか打開すべく、新規読者を増やそうと、新しい切り口は無いものかと、常日頃試行錯誤を繰り返している。 少し前になるが、元都知事の舛添さんが政治資金の不正疑惑でマスコミからバッシングを受けていた時、彼の自宅や自家用車の写真をあらを探すように何枚も撮って検証をすれば、関心を呼ぶのではないかと思い付き、わざわざ自宅まで行ったことがある。 舛添さ [続きを読む]
  • 「成吉思汗コーナーでの伝達」 幻湖、森の上の廃墟「白鳥湖ホテル」.2
  •  建物自体は、いつ倒壊してもおかしくないような傷みをそこかしこにみせているのに、看板だけはやけに新しい。 雪が積もろうが、雨が叩きつけようが、全天候型の「室内ゲートボール コーナー」内にて、かつてご老人達が、スティックを元気にブンブンと振り回し熱狂をした、”宴のあと”を覗き込んでやろうと、見るからに底が抜け落ちそうな板敷きの体育館のようにも見える併設施設内へと、丁寧にゆっくりとつま先の一点から足を [続きを読む]
  • 「双建の空き家」 下町、空き家巡りの旅.2
  •  ひしめき合う住宅街に、突如ひらけた、見晴らしの良い広大な敷地の駐車場。 地上げしたてか。下町ならではの昔からの工場を取り壊し、更地にしたばかりなのか。 敷き詰められたアスファルトは真新しく、まだ黒々とした艶を放ち、強く足で踏み込むと、深く沈み込みそう。 駐車場奥に取り残されたようにたたずむ、双建の廃屋を訪問してみることにする。  向かって左側の建物。 人の気配はないようなので、一安心。 蚊に [続きを読む]
  • 「紳士と個性、逡巡する少女」 実録、廃屋に残された少女の日記.40
  •  金山君という、現実世界での恋い焦がれる人が大前提として存在してはいるものの、キョーコさんには、現在、急に突発した熱病のごとく、連日に渡って”金山愛”そっちのけで、繰り言のように口さえ開けば、深夜ラジオを聴くような若者の間で目下のところ大人気の、ある二人のタレントの名前を執拗に口にするようになる。 それは、タモリさんと 所さん。 MAMMUT(マムート)のアウトドア・ジャケットをさり気なく着こなし、街中 [続きを読む]