小浜逸郎・ことばの闘い さん プロフィール

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小浜逸郎・ことばの闘いさん: 小浜逸郎・ことばの闘い
ハンドル名小浜逸郎・ことばの闘い さん
ブログタイトル小浜逸郎・ことばの闘い
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo
サイト紹介文評論家をやっています。ジャンルは、思想・哲学・文学などが主ですが、時に応じて政治・社会・教育・音楽な
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供57回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2015/06/10 12:13

小浜逸郎・ことばの闘い さんのブログ記事

  • もうすぐ「いざなぎ景気」だとよ!
  •       驚くべきことがあるものです。6月15日、内閣府が、景気の拡大や後退を判断する景気動向指数研究会なるものを、約2年ぶりに開きました。座長はあの悪名高き吉川洋東大名誉教授です。その報告によりますと、安倍政権が発足した2012年12月から今年4月までの景気拡大期間が53カ月で、バブル景気の51か月を抜き、このまま9月まで続けば昭和40年代の「いざなぎ景気」を抜いて、戦後2番目の好景気となるそうです! (産経 [続きを読む]
  • 誤解された思想家たち・日本編シリーズその8 一休宗純(1394〜1481)
  •        今回は一休さんを取り上げてみたいと思います。ところが書く方は一休みどころではなく、短い期間とはいうものの、この難物相手に格闘呻吟すること並大抵ではありませんでした。 理由は、第一に、私自身に禅思想や漢詩についての素養がまるでないため、彼の主著である漢詩集『狂雲集』(中公クラシックス)にほとんど歯が立たなかったこと。 第二に、この人物が非常に謎めいていてこれまで多くの揣摩臆測を呼んでき [続きを読む]
  • 憲法改正と「橋下大臣」
  •       安倍総理は、2020年までに憲法を改正し、9条1、2項はそのままにして新たに自衛隊の存在を盛り込む考えを今年の憲法記念日に明らかにしました。あたかもこれに呼応するかのように、5月31日、日本維新の会法律政策顧問の橋下徹氏が現職を辞しました。両者の間には関係がないといっても、「そりゃ聞こえませぬ」ですね。憲法改正は自民党の党是であり、悲願と言ってもよいでしょうが、これまで同党では、改正憲法草案 [続きを読む]
  • 紫陽花と生きる
  • 2年前に今の家に引っ越してきました。築年数はだいぶたっていますが、庭がわりと広く、いろいろな木が植わっています。キンモクセイ、ドウダン、サザンカ、ツツジ、ビワ……。ずいぶん昔、テラスハウスに住んでいて、そのころガーデニングにちょっと凝ったことがあったのですが、その後はさっぱりでした。今度の家の庭木も、勝手に花が咲くまま、実がなるままにして、格別何もしませんでした。1年前、青アジサイと赤アジサイの鉢 [続きを読む]
  • 日本虚人列伝――立花隆(その2)
  •        次に『脳死』(一九八六年)『脳死再論』(一九八八年)『脳死臨調批判』(一九九二年)。 脳死に関する議論は、厚生省が八五年に脳死の判定基準〈竹内基準〉を公表してから、九九年に「法的脳死判定マニュアル」を発表するまでの一五年間にわたって続きました。このうち前半の八年間、立花氏は精力的にこの問題に精力的に取り組み、右の三冊を発表します。 その主旨は、脳死を人の死と認めることに反対するという [続きを読む]
  • 日本虚人列伝――立花隆(その1)
  •       以下2回にわたってに掲載するのは、『正論』2017年6月号に寄せた論考にほんの少しの修正を施したものです。 立花隆? あんな人、もう終わってるよ――そう思われた人は多いのではないでしょうか。しかし仮にそうであるにしても、なぜ七〇年代から九〇年代にかけてあれほど日本の言論ジャーナリズムでもてはやされたのか、そこには当時の日本のどんな文化風土が背景としてあったのか、こうした歴史学的、文化人類学 [続きを読む]
  • 経済音痴が日本を滅ぼす
  •       以下は、5月13日付「日刊スパ!」デジタル版に掲載された、「自衛隊を守る会」顧問・梨恵華氏の記事の一部です。https://nikkan-spa.jp/1329422《ここでさらに防衛大綱で潜水艦の新造艦や延命措置によって大幅に増やされることとなり、人員を増やす計画がなされないまま潜水艦だけが増やされた形となっています。 財務省としては、防衛予算を毎年、少しでも削減することが目標ですから、潜水艦が増えた分のコスト削減 [続きを読む]
  • 中野剛志著『富国と強兵』読書会のお知らせ
  • 読書会のお知らせです。6月11日(日)、美津島明氏が主宰する「日本近代思想研究会」にて、中野剛志著『富国と強兵』の読書会が行なわれます。当日は、中野氏ご自身が参席されます。実施要領は以下のとおりです。どうぞふるってご参加ください。ご予約申し込みは特に必要ありません。直にお越しください。《実施要項》日時:6月11日(日)午後3時〜7時会場:ルノアール新宿区役所横店6号室アクセス:https://tabelog.com/tok [続きを読む]
  • サイコパスは生まれつきか
  •       *以下に掲げるのは、『Voice』2017年5月号に寄稿した記事にほんの少し訂正を施して転載したものです。◆独り歩きして濫用される言葉『言ってはいけない』(橘玲著・新潮新書)や『サイコパス』(中野信子著・文春新書)がよく売れているそうです。背景には、相模原障害者施設殺傷事件や小金井女子大生傷害事件の加害者がサイコパスではないかとの世間の判断があると思われます。森友学園問題の渦中の人もそういう悪口 [続きを読む]
  • プレミアム・フライデー狂想曲 働かなくてほんとにいいの?
  •       *以下に掲げるのは、『正論』2017年5月号に寄稿した記事にほんの少し訂正を施して転載したものです。◆「早く帰った」は3・7% 去る2月24日、私はある用事があって都心に赴きました。終わったのが四時半くらい。ラッシュアワーにはまだ早いのに、郊外に向かう帰りの電車が勤め人風の人でけっこう混んでいました。みなさん、何の日だったか憶えていますか。 そう、初めてのプレミアム・フライデー(プレ金)だっ [続きを読む]
  • 「教育、教育」と騒ぐなら金を使え
  •       5月1日付の産経新聞「産経抄」によりますと、日本の小、中学校の先生の労働時間は世界でも突出して長く、小学校教諭の33%、中学校教諭の57%が残業時間80時間を超えており、「過労死ライン」を上回っているそうです。先生の多忙というと、平教員の忙しさをイメージしがちですが(それももちろんあるのですが)、なかでも多忙を極めるのは、副校長、教頭で、調査報告書の作成、休んだ教諭のフォロー、会計業務などあ [続きを読む]
  • 誤解された思想家たち・日本編シリーズその7
  •       北畠親房(1293〜1354) 北畠親房の『神皇正統記』は、その考え方にいくつも屁理屈や矛盾があって、突っ込みどころ満載の書ですね。主なものを挙げておきましょう。①皇統の正統性の根拠を三種の神器(八咫鏡、八尺瓊勾玉、草薙剣)の継承に置いているにもかかわらず、三種の神器を具した安徳天皇が海の藻屑と消えて以後、後白河院の「伝国詔宣」のみによる後鳥羽天皇践祚を認めています。 これについては原文を引用 [続きを読む]
  • 日本学術会議というアホ集団
  •       北朝鮮の核実験やミサイル発射が度重なっています。アメリカはこれを阻止すべく、「あらゆる選択肢をテーブルに乗せている」として、空母カール・ビンソンを朝鮮半島沖に近づけつつあります。日本の自衛隊もアメリカのこの動きに対して協力体制を固めています。また日本本土への北朝鮮のミサイル攻撃に対して、政府をはじめとした国民の間に、防衛意識が一気に高まっています。一方、中国の大連では、国産初の空母「山 [続きを読む]
  • カジノ法案――米中のはざまで亡びの道を歩む日本
  •       政府は4日午前、カジノを含む統合型リゾート(IR)導入に向けた推進本部の初会合を首相官邸で開きました。以下、日経新聞電子版4月4日付より、一部を引用します。推進本部の本部長を務める安倍晋三首相は「世界最高水準のカジノ規制を導入する」と表明。政府はカジノの運営方法や入場規制について本格的な検討を進め、秋の臨時国会にIR実施法案の提出を目指す。ギャンブル依存症対策なども議論し、詳細なルール作 [続きを読む]
  • 大岡 信 編訳『小倉百人一首』はすごい
  •       季節外れの話題で申し訳ありません。詩人の大岡信さんが40年近くも前に編んだ『小倉百人一首』(1980年・世界文化社)が書棚にあったので、たまたま読んだのですが、これ、すごくいいですよ。さすがは一流の詩的センスと深い教養の持ち主と感心することしきりでした。百人一首って、日本人ならかなり耳になじんでいますよね。でもその一つ一つの意味や歌心、背景などをしっかり考えてみた人はあまりいないんじゃないで [続きを読む]
  • 森友学園問題は財務省の陰謀?
  •        北朝鮮の核ミサイル問題、韓国の親北政権誕生問題、中国の領土侵略問題、アメリカ通商省の対日FTA交渉問題と、国政全般に関わる喫緊の課題が山積しているにもかかわらず、日本国会村は、森友学園問題という矮小な村内スキャンダルで時間と税金を空費し続けています。 これについて書くつもりはありませんでしたが、あまりのくだらなさを見ているうちに、ふとあることに思い至り、一度は触れておいたほうがよいと考 [続きを読む]
  • 「新」国家改造法案
  •       安倍政権になってから、というと、まるで安倍さんだけが悪いように聞こえたり、民主党政権時代のほうがましだった、といっているように聞こえますので、どこを節目にしたらよいのか困るのですが、ともかく、ここ数年、日本の政治はひたすら亡国の道を歩んでいるように思います。どこを向いても状況はかなり絶望的です。当ブログを読んできてくださった方々なら、きっとこの私の感想に同意してくださるでしょう。この感 [続きを読む]
  • 誤解された思想家・日本編シリーズその6の③
  •       兼好法師③(1283?〜1352?) 翻って、初めの四つを世俗的な関心に由来するものと見てまとめれば、全体の六割近くを占めることになります。この書物の本領は、こうした世俗的、現世的な事柄について持ち前の批評精神をたくましく展開した点にあると言ってよいでしょう。明恵のように、堅苦しく純粋な僧の見本のような人をからかったとしか思えない段(一四四段)もあります。 さてその批評精神の主潮は、現世で生き抜 [続きを読む]
  • 誤解された思想家・日本編シリーズその6の②
  •       兼好法師②(1283?〜1352?) この作品の思想性をうまくつかまえるために、私は自分なりのやり方で、各段が何を主題にしているかを類別し、どこに何段入るかを数えてみました。もとよりこれは単なる便宜にすぎず、分類に迷うものも多くあります。なお序段と最後の二四三段は除きます。①世間的・世俗的な知恵、世界観と思われるもの。略号「世」と記す。以下同じ。②「をかし」「あはれ」「おくゆかし」など、風雅な [続きを読む]
  • 誤解された思想家・日本編シリーズその6
  •       兼好法師①(1283?〜1352?) 今回は『徒然草』を取り上げますが、作者名を「吉田兼好」とせずに「兼好法師」としたのには理由があります。 長い間この名随筆の作者は、神祇にたずさわる卜部氏の系統で京都吉田社の祠官・吉田家に生まれ、五位に叙されて左兵衛佐に任じたとされてきました。これは『尊卑文脈』にもとづく風巻景次郎の推定により、60年以上も定説とされていたのです。 ところが、二〇一四年の三月、 [続きを読む]
  • 「聖徳太子」を「厩戸王」に!?
  •        文科省が今回の小中学校指導要領改訂で、「聖徳太子」の名を「厩戸王」と改めようとしていることは、みなさんご存知ですか。理由は、聖徳太子の名は一世紀ほど後でつけられたものだからだそうです。まったく釈然としません。 ただし、文科省では、2000字以内でパブリックコメントを求めています。締め切りは3月15日まで。窓口フォームは、https://search.e-gov.go.jp/servlet/Opinion 私もコメントを送りました。 [続きを読む]
  • 北海道というエアポケット
  •        尖閣、辺野古基地移設、高江ヘリパッド騒動と、いま日本国民の視線は沖縄に集まっていますね。中国が沖縄を自国の領土として狙っていることは、いまや周知の事実です。私たちはもちろん、この安全保障上の危機に真剣に立ち向かわなくてはなりません。 しかし産経新聞が以前から連載している「異聞 北の大地」というコラムがずっと気になっていたのですが、北海道にも由々しき問題がじわじわと進行しつつあります。 [続きを読む]