しいな さん プロフィール

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しいなさん: ひきこもりさん
ハンドル名しいな さん
ブログタイトルひきこもりさん
ブログURLhttp://hkkmrsan.blog.fc2.com/
サイト紹介文12年間目を合わさなかった父と娘のものがたり
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供106回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2015/06/12 19:25

しいな さんのブログ記事

  • 240 最後に
  • 2014年12月から開始致しました「ひきこもりさん」ブログも2年続けるコトが出来ました。すぐに逃げ出したくなる私がここまでやってこれたのはひとえにお越し下さりお読み頂いた皆様の御力にほかなりません。多くの方にお勧めできる内容ではなく不快な思いをされた方も多かったのではないでしょうか。深くお詫び申し上げます。どのようなご意見も享受致します。気軽にお聞かせください。この物語は26歳ひきこもり脱出までを [続きを読む]
  • 239 父と娘は永遠に
  • 父に体を触られたりHなコトを言われたりすると体が硬まって身動きできなくなる。その後ガタガタ震えてくるのは父への怒りだと思っていた。12年振りに面と向かった時私は歯が噛み合わない程震えていた。ずっと怒りで震えていると思っていたものは父への恐怖だった。11才のあの日から私はずっと恐かったのだ。誰にも助けてと言えず一人で立ち向かった。これで終わると安心していた26歳の私であるが。しかし。長年、自分の気持 [続きを読む]
  • 238 ひきこもった理由
  • 私には長い長い夜だったが2〜3分の出来事だったらしい。この後、父は公園まで車を走らせ一人思い切り泣いたのだった。父と私の長い長い戦いはこの夜を機に変わる。一生恨み続けてやると思ったなら家出して親子の縁だって切れた。手に負えないと思ったならカウンセリングの人に任せたりも出来た。まるで手を繋ぎながら殴り合っているようなどっちも手を離さなかった。真正面からぶつかっていった。真正面から受け止めてくれた。何 [続きを読む]
  • 237 1999年26歳
  • 長い長い夜だった。12才から口を聞かなくなり14才で顔も見なくなった。1999年、26歳。2階から降りると台所に父と母が座っていた。父と母と私でこのテーブルに並ぶコトも14年振りだった。涙が出ていた。やっぱり目が合わせられない。ずっと喋ってなかったから言葉も出ない。母が口火を切る。私は2階にいる時からもうずっと震えていた。歯が噛み合わないぐらいガチガチうるさかった。私は噛み合わない歯と出ない声を振 [続きを読む]
  • 236 きっかけは再び末弟
  • 高校から帰って来た末弟が私の部屋に来て言った。息がつまった。私は父しか見ていなかった。私の世界には父と私しかいなかった。私は家族全員にツラい思いをさせていたのか。よんのすけは学校でもツラいのか。家の中も地獄だったのか。父も母も祖母も妹も弟も末弟も皆を苦しめていたのか。家族の誰もが限界だった。誰も言えなかったコトを私のトラウマを抱えた末弟が正面から言ってくれた。私の声は震えていた。関連エピソード&nbs [続きを読む]
  • 235 心に響くのは…
  • 父は宗教から帰って来るとたまに外面の良い人のまま良い言葉を使う。その日も宗教から帰って来た父はニコニコと私に手を合わせた。そんな父が大嫌いだった。良い言葉だけを吐く父が大嫌いだった。キレイな言葉じゃなくていい。宗教の本に書いてあるような正しい言葉じゃなくていい。侮辱するような言葉でいい。傷つけるようなヒドい言葉でもいい。心の底から湧き上がる感情むき出しの言葉がほしかった。関連エピソード [続きを読む]
  • 234 母「お祓いに行こ」
  • ナースを退職した母も専業主婦として家に居るようになる。腰痛に悩まされていたがゆっくり休むのも痛むからと動きまわっていた。母も家に居るようになって私の様子を気に掛けていた。ある時階段の下に盛り塩と御札が貼られていた。ショックだった。どうして閉じこもっているのか聞きもせず狐のせいにして早く解決しようとしている。聞いてほしかった。考えてほしかった。察してほしかった。何が嫌で無言の抵抗を選んだのか口を閉ざ [続きを読む]
  • 232 窓から見ていた背中
  • 2階のカーテン越しから仕事に行く父をよく見ていた。父はずっと同じ工場で毎日毎日働く。14時間も残業したコトがある。私は父の仕事に行く姿を見て泣いた。口を聞かない目も合わせないバイトに行き始めてはすぐ辞め2階から出て来ない。父は働かずずっと2階に閉じこもっている娘の為に毎日仕事に行き生活費を稼いでいるのか。関連エピソード -> 047 触られる前に反抗 &nb [続きを読む]
  • 231 トイレにも降りない娘
  • 父が仕事休みの日珍しく宗教にも行かないで1日中家にいる日があった。トイレは台所を通らなければ行けない。父が台所にいるのは食べている時と飲んでいる時。大抵は飲食の用が済むと他の部屋でテレビを見るのだが。その日は1日中、台所にいた。まるで私が降りて来るのを待っているようだった。私は朝からトイレを我慢し食べるのも諦め2階の布団の中でずっと耐えていた。どうしても尿意を抑えられずペットボトルの中に用を足しベ [続きを読む]
  • 230 外との繋がりは窓
  • 26歳になっていた。1年続いたコンビニも辞め短期でお中元のバイトをしたがそれ以外はずっと2階にいた。突然泣き出したり電気も点けずずっと暗闇の中で机に向かったり自分がどうしたいのかここで何をしたいのか行動しようにも解らず頭の中だけでパンクしそうだった。仕事から帰って来た妹が叫んだ。電気を消して下に降りた妹にほっとした。4、5時間後妹が寝るため2階に来た。私はずっと同じ格好のまま1日中ブツブツ言ったり [続きを読む]
  • 229 母、ナース退職
  • 母50歳の時ナース退職。46歳の頃腰のヘルニアで仕事を休んでいた。ひどい時は全く動けずオムツをしていた。母が退職して2ヵ月後、弟さんぞうが緊急入院した。県外の大学で自由気ままな1人暮らし生活。さんぞうは不摂生が祟り黒い血尿が出て倒れた。ちょうど退職していた母が県外の弟の元へすぐに駆けつけさんぞうは助かった。この後さんぞうは食べる物が制限され一生薬が手放せない体になるのだが一時の不摂生で恐ろしいもの [続きを読む]
  • 228 父49歳になっていた
  • 朝3時間のコンビニバイトには行き出したもののそれ以外変わらず2階にこもって同人誌を描いていた。もう何年も父の目を見ていない。父は酒に酔って2階に来るコトがちょくちょくあった。鍵を掛けたコトもあったがドアが壊れる程の力で抉じ開け意味がない。いつものように酒に酔った父が娘の嫌うようなコトを言いながら階段を上がって来る。私はいつものように怒りで体が震えてくる。ドアを開け入って来た父は私に覆い被さろうとし [続きを読む]
  • 227 コンビニの思い出
  • コンビニでもいろいろあった。いつも朝決まった時間に来るサラリーマンがいた。必ずレジ横のフランクフルトを頼むのだがわざとだろという位変な発音だ。毎日必死で笑いを堪えていた。タバコを買いに来る中学生も何人かいた。オーナーに売るなと言われ頑なに守っていた。他のバイト仲間は面倒くさくて売っていた。ある時ガタイのいい中学生男子が買いに来た。きっぱり拒否すると彼の手は震えていた。見た目は厳つくてもやっぱり中学 [続きを読む]
  • 226 久しぶりに働く
  • 履歴書を書くのにもドキドキした。電話を掛ける時も何を聞くか紙に書いた。体温が急激に下がって心臓がうるさかった。面接。こんな挙動不審な人物をよく雇ってくれたと思う。私は久しぶりにバイトした。朝3時間だけのコンビニバイト。働く一歩である。結局、一年弱でやめるのだが。その理由は店長に毎日詮索されるのが苦痛になったのだった。店長にしてみれば話題づくりだったものを。全く堪え性がない。関連エピソード &nbs [続きを読む]
  • 225 きっかけは末弟
  • 末弟よんのすけとの共通の話題はアニメやマンガだった。末弟のよんのすけはいつの間にか高校に進学していた。その日もいつものように他愛ないマンガ話をしていた。突然よんのすけが捲くし立てる。ドキッとした。他愛ない会話もするが末弟には鬼のように恐ろしい姉に教育されたというトラウマが存在する。よんのすけを真っ直ぐ見て言った。殴られても仕方ないと思った。殺されてもしょうがないと思った。末弟にも他の家族にも父と私 [続きを読む]
  • 224 一生恨み続けるコト
  • 父は3年間単身赴任し戻って来た工場で指を切ったコトもあり少し大人しくなっていた。しかし3交替仕事に復帰するとやはり酒の量が増え酒乱傾向。体を触ったりHなコトを言うのは変わらなかった。私も県外の専門学校、県外の仕事で寮生活の後実家に帰ったがバイトも次第にやらなくなりシロも死んでしまって益々2階の自室から出て来ない日が多くなった。ある時出掛けて帰って来ると大好きな同人作家の画集が破かれていた。心臓がド [続きを読む]
  • 223 妹にーこが立て替え
  • 働いてなかった24歳の頃私はそれまでの貯金とたまに誰かから貰えるおこづかいで暮らしていた。めったに出掛けないので化粧も新しい服も要らなかった。出掛けたとしても化粧もせず着の身着のままである。家の車を使っていたが近場で遊ぶ時はガソリン代は払わない。イベントで遠出する時だけ自分持ち。国民保険料もまともに支払えなかったので妹に立て替えてもらっていた。自分で領収書を作り妹に支払ったらハンコの代わりに妹に絵 [続きを読む]
  • 222 シロの夢を見た
  • 無音だった。前足で土を掘っていた。どんどんどんどん深く掘っていく。深く掘った穴に自分を潜り込ませていた。ああやっぱり庭の土に埋めてやればよかった。夢から醒めても泣いた。ずっとこんな調子で泣く私に妹にーこが言った。妹はやっぱり極限状態で神の言葉を放つ。関連エピソード -> 158 妹にーこと私 -> 199 新しい家族、シ [続きを読む]
  • 221 シロの死体を見ていた
  • 丸一日シロの死体を見ていた。ダンボールを足の間に挟みずっとずっと見ていた。私が見殺しにした。誰にも言えなかった。なんですぐ病院に連れて行かなかったんだと責められるのが恐かった。口とお尻からシロの体の中の水分が出てきた。取り替えても取り替えても何度も何度も出てきた。もう還してあげようそう思った。一日中、同じ格好でシロを見る私に母が泣いた。母が思うような良いものではないのだ。死後2日目の夕方ペット葬の [続きを読む]
  • 220 シロが死んだ
  • その日は朝からおかしかった。祖母の部屋でしんどそうにしていた。私は大人しくしているシロをブラッシングした。普段はすぐ噛みついてくるのに大人しくブラッシングされるままだった。その後鏡台の前で自分の髪を梳かしているとシロが来た。じーっとこちらを見ている。やっぱりしんどそうにゼイゼイ言っている。嫌な予感がした。家には祖母だけ。私が病院に連れて行かなければならないかも。死ぬかもしれない。まさかな。でもどう [続きを読む]
  • 219 しょせん腐女子
  • 末弟よんのすけ中学3年の頃多感な時期だろうに私はこんな世界もあるぞとBL同人誌を見せていた。よんのすけの机の上にそっと置いたりしていた。この頃もう1人の弟さんぞうは県外の予備校から県外の大学へ進学。大学近くのアパートで1人暮らししていた。そんな弟にもBLを薦めたコトがあるがさんぞうは高校時代陸上部だった。駅伝で自分の区を走り終え少し離れた所で休んでいるとと話し掛けられワゴン車に乗ったらしい。ワゴン [続きを読む]
  • 218 個人情報と悪口
  • 1990年代当時同人誌や情報ペーパーには自分の住所と名前を書くのが主だった。私もそのまま住所と名前を記載していた。ある時祖母が1人で留守番をしているとと若い女の子が訪ねて来た。幸い(?)私は居なかったので女の子は帰ったようだ。少々恐い。ある時はファンレターなるものを貰い浮かれていたのだが友人と合同誌を出した時便せん7枚程の抗議文が届いた。自分の悪口だったらしょうがないと思えるが合同誌を出した友人の悪 [続きを読む]
  • 217 男の喧嘩に口出すな
  • シロは外にも自由に出入りしていた為この周辺のボスになっていた。声は甲高いが目は鋭く強そうに見えた。ある時家の前でネコ同士のケンカの声..覗くとシロと見知らぬネコだった。人間の出現に怯んだ相手方だったがシロはますます声を荒げている。私はケンカを止めさせようと間に入る。後日、腫れた左手をシロに見せつけるとそのままずっと舐めてくれた。もっと小言を言おうと思ったのにやめた。そして男のケンカに口出すのはやめよ [続きを読む]
  • 216 イスにも限度がある
  • 日がな一日、2階にいる。月に4回お風呂に入れたら良い方。ごはんは1日1回、1分で食べる。2日に1回の日もある。トイレは1日2回。多いと3回。その他はずっと2階にいる。昼間はカーテンで真っ暗にし父の3交替仕事に合わせ父のいない時間に起きる。だいたい夕方から起きて夜生活。シロはよくちょっかい出して私を下に降ろしたもんだがやはり大半は2階にいる。あまりにも長くイスに座っているので曲がるはずのない角度でイ [続きを読む]