RHサポート さん プロフィール

  •  
RHサポートさん: RHサポート ブログ
ハンドル名RHサポート さん
ブログタイトルRHサポート ブログ
ブログURLhttp://rhsupport.org/page8
サイト紹介文わたしたちは、レイプ(R)の被害者(H)を サポートするグループです。
自由文成人女性の7.6%がレイプの被害を受けています。
わたしたちは、レイプ(R)の被害者(H)を
サポートするグループです。メール相談からサポート活動をスタートしました。
 
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供61回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2015/06/15 10:21

RHサポート さんのブログ記事

  • 中井久夫先生の治療
  •  中井先生の「新版・精神科治療の覚え書」(1982.4.20. 日本評論社)を読んでいて、先生の治療がどのようなものだったのか垣間見るような気がしました。以下、抜粋です。 沈黙思念のそばで治療者は一方では目に見えないリズムの波長をあわせつつ他方では自分の持っている(そう豊かでもない)余裕感が患者に伝わるのをかすかに期待しようとする。そのほかに方法はなく、しかも、この時点で、治療者はーとにもかくにもー患者と社 [続きを読む]
  • 心の柔軟性と精神の病
  •  中井久夫先生の『「伝えること」と「伝わること」』(2012.2.10. ちくま学芸文庫)に次のような文章があります。 「面白いことに脳はデタラメを積極的に発生させることができて、できる時ほど精神的に健康らしいのである。戦後日本で発展した、乱数発生テストというものがある。要するに乱数を100個唱えさせて解析するのだが、統合失調症の急性期などは解析するまでもなく、一二三四五六七八九、一二三四五六七八九、一二三四五 [続きを読む]
  • 罪の声
  •  「罪の声」(塩田武士 2016.8.2. 講談社)を読みました。友人から欲しいと言われて購入したのです。帯封に第7回山田風太郎賞受賞とありました。 読んでいて、どんどん引き込まれます。テンポがよくて、構成も練られています。そして、なによりも現実感がありました。最後のページに「グリコ・森永事件」に関する記事や論考が参考文献として掲載されていました。塩田さんはこれらの資料から構想してこの小説を書いたのです。そ [続きを読む]
  • 青少年囲碁大会とシェルターシンポジウム
  •  杉並区で恒例となった青少年囲碁大会(2017.8.5.)が開かれました。参加した子どもたちの多くは小学校の低学年生です。将棋の藤井4段の活躍で将棋への関心が高くなっていますが、囲碁の世界でも若手の活躍が目立つようになってきていて、次代を担う子供たちが少しずつですが増えてきているように感じます。今回、私は指導碁担当ということでの参加でした。 有段の部での参加者は6名と少なかったのですが、この中に毎年参加して [続きを読む]
  • アドラー心理学
  •  「アドラー心理学入門」(岸見一郎 1999.9.15. KKベストセラーズ)を読みました。ときどき電話で相談を受けている20歳になる青年から「アドラーって知っている?」と問われたのがきっかけです。彼は発達障害があって、数年の間に複数の家族を自死で亡くしたという経歴もあって、ほとんどの時間を家で過ごしています。その彼との話を豊かにしていこうと思ったのです。 アドラーは、フロイトの主宰するサロンのメンバーだった [続きを読む]
  • 日本への移民たち
  •  「移民還流―南米から帰ってくる日系人たち」(杉山春 2008.11.30. 新潮社)を読みました。 2006年に在日ブラジル人が交際相手の女性とその子ども2人を殺害した事件がありました。著者の杉山さんは、この事件の関係者に会って丹念に話を聴いていきます。そのためにサンパウロからバスで3日かかる被害者の故郷の田舎町に向かい、さらに国境を越えてパラグアイの村に行って取材しています。それらの話を紡いでブラジルのなかでの [続きを読む]
  • 発達障害者自助グループの実情
  •  先日(2017年7月17日)に東京都北区の北とぴあペガサスホールで、発達障害者当事者会フォーラム2017というイベントが開催されました。今回が初回のフォーラムとのことでしたが、会場は満杯で200人〜250人くらいの参加者でした。 前半は、「発達障害者当事者同士の活動支援のあり方調査」の報告でした。全国の発達障害者支援センターが把握している当事者団体(家族会は含まない)にアンケートを送って、その結果の報告というの [続きを読む]
  • リバース
  •  湊かなえさんのリバース(2015.5.19. 講談社)を読みました。面白くて引き込まれます。推理小説ですが、恋愛小説でもあり、そしてコーヒーを題材にしたエッセーでもあると思いました。 私は、推理小説作家としての湊さんの読者で、コーヒー豆の産地がどうのとか、その味がどうかといったことは、ほとんど関心がありません。それで、第1章を読んでいたときは、コーヒーの話ばっかりで、「なんなんだ、この小説は?」と感じていた [続きを読む]
  • フランス国内の人種差別
  •  「排除と抵抗の郊外―フランス〈移民〉集住地域の形成と変容」(2016.3.23. 東大出版会 森千香子)を読みました。本書の副題に「フランス〈移民〉集住地域の形成と変容」とありますが、このフランス移民というのは、実質的にアルジェリアとその周辺国からの黒人を指しています。この黒人たちへの差別意識の実態を丹念に調べて、その経緯を論文にしたものが本書です。 フランスの憲法第一条は、市民は出自、人種、宗教の違いに [続きを読む]
  • 「伝える」ことと「伝わる」こと
  •  中井久夫先生が、人間と人間との間の伝達、つまりコミュニケーションには。意識的に「伝える」場合と自然に「伝わる」場合があると説いています。(「伝えることと伝わること」2012.2.10. 筑摩書房)この「伝わること」の例に、赤ちゃんの「微笑み返し」や癌患者が周囲の反応からそれと察知すること、などを挙げています。 私は、傾聴電話のボランティアをしているのですが、同じ言葉でも、声のトーンや言葉のタイミングなどで [続きを読む]
  • 「あせり」の伝播
  •  中井久夫先生は、急性期の統合失調症の患者のそばに沈黙して座っていることが難しいといいます。(新版 精神科医療の覚え書 日本評論社 1982.4.20.) 患者のそばに座っていると、名状しがたい焦りが伝わってくるのだそうです。中井先生はこれを説明するのに「あくびの伝染」を例に引いています。「われわれは、視野の隅に隣人があくびをしているのを捉えるかその音を耳で聞くのであろうが、それはほとんど自覚されることなく [続きを読む]
  • いじめのある世界に生きる君たちへ
  •  中井久夫先生の「いじめのある世界に生きる君たちへ――いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉」(2016.12.10. 中央公論)を読みました。 中井先生は、人には権力欲があって、いじめには人を支配していく構造があると説きます。加害者が被害者を孤立化させ、無力化させ、そして、周囲から見えないよう透明化していく様子をダイナミックに描いています。とても説得力があります。 読んでいて、いじめの構造がDVの構造にそ [続きを読む]
  • スポーツ嫌いじゃダメですか?
  •  「スポーツ嫌いダメ?国の目標波紋」という記事が朝日新聞(2017.6.3.)で報じられました。スポーツが嫌いな中学生を現在の半分に減らす、というスポーツ庁が掲げた目標にネット上で反発の声が上がっている、という記事です。 私もスポーツが苦手で学校での体育の授業は大嫌いでした。それは、協調運動が苦手だったからです。協調運動というのは、複数の運動を組み合わせて行う運動のことで、ブランコをこぐ運動、転がってきた [続きを読む]
  • アルファ碁の衝撃
  •  α-GOが囲碁の世界チャンピオンに勝利しました。 α-GOは、ディープマインド社の開発した囲碁AI(人工知能)です。囲碁は変化が多く、手数の組み合わせが天文学的に多い。おおよそですが、手数変化の数は盤面の広さの階乗程度になります。チェスが64の階乗、将棋が81の階乗、囲碁が361の階乗です。人工知能が人間に勝利したのが、チェスでは20年前くらい、将棋で5〜6年前です。囲碁で人工知能が勝利するのは、ほんの1年前くら [続きを読む]
  • 密約ー沖縄返還交渉機密漏洩事件
  •  加計学園をめぐっての文部科学省前事務次官の発言とその経過を見て、澤地久枝さんの「密約―外務省機密漏洩事件」(2006.8.17.岩波現代文庫)を思い起こしました。 1971年、日本とアメリカで沖縄返還交渉がなされました。この交渉の中で、日本でアメリカが支払うはずの400万ドルを肩代わりすることを約束したのです。政府は、この約束を秘密にしていました。この約束の証拠を毎日新聞の記者が握りました。大変なスクープです。 [続きを読む]
  • 本当は恐ろしいグリム童話
  •  「本当は恐ろしいグリム童話」(第1巻1998.7.5. 第2巻 1999.3.5. 桐生操 KKベストセラーズ)を読みました。 この本はグリム童話(他に、アンデルセン童話、オオスカー・ワイルドの童話を含む)を素材に著者の桐生さんが現代の日本の状況などを加味して創作した短編小説集といっていいと思います。たとえば、「ブレーメンの音楽隊」では、窓際に追いやられた会社員たちが主人公として登場し、彼らのあだ名がロバであったり、 [続きを読む]
  • フランスの移民問題
  •  「排除と抵抗の郊外」(2016.3.22. 森千香子 東京大学出版会)を読み始めました。フランスの現代史についての本を読むのは初めてです。記載内容は、どれもみな新鮮でした。そして、戦後に日本で起こってきたこととフランスの事情に共通点が多いことにも驚きました。 第二次世界戦争で、フランスの国土は大きく傷ついて住宅は圧倒的に不足していました。このためにパリの郊外に団地が次々と建てられていきました。この時期、労 [続きを読む]
  • 日本トラウマティック・ストレス学会
  •  今年の日本トラウマティック・ストレス学会が6月11日と12日の2日間、武蔵野大学の有明キャンバスで開かれます。第6回目武蔵野大学の武蔵野キャンバスでの開催で、今回と同じように、大会長が小西聖子先生でした。あれから、ちょうど10年が経過しました。この10年でどのようなことが起こって、どのような変化があったのか、小西先生は大会長挨拶のなかで、次のように述べています。 「犯罪被害に関しては、虐待やDV、性暴力の [続きを読む]
  • 「日本型近代家族」を読んで
  •  千田有紀さんの「日本型近代家族」(2011.3.25.勁草書房)を読みました。とても良い本でしたので、ホームページの書籍紹介に簡単な書評を掲載しました。 読んでいて、思い起こした本が2冊あります。1冊は、「柔らかい個人主義の誕生」(山崎正和 1984.5.25. 中央公論社)で、もう1冊は「逝きし世の面影」(渡辺京二 1998.9.20. 葦書房有限会社)です。両書とも著者の圧倒的な読書量に支えられた内容に深みのある評論です [続きを読む]
  • ロジャース派の置かれた立場
  •  4月の初旬に、ロジャース派の方々が開いたシンポジウムに参加しました。ロジャースのクライエント中心のカウンセリングは、1980年代くらいから日本に急激に広まって、日本でのカウンセリングの中心的な位置を占めていたといっていいと思います。この技法・考え方を広めたのがロジャース派の先生方です。 この先生方が「ロジャースに帰れ」という言葉をキャッチフレーズにして開いたシンポジウムでした。つまり、今、ロジャース [続きを読む]
  • 「近代家族」という神話
  •  千田有紀さんの「日本型近代家族」(2011.3.25.勁草書房)を購入しました。この本の冒頭に次のように記述されています。 ………日本に「近代家族」論が紹介されてから四半世紀が経過した。近代家族とは、政治的・経済的単位である私的領域であり、夫が稼ぎ手であり妻が家事に責任を持つという性別役割分担が成立しており、ある種の規範セット―― 一生に一度の運命の人と出会って、結婚し、子どもをつくり、添い遂げるというロ [続きを読む]
  • 歯磨きの時間帯
  •  昨日、歯科医師の方の講演を聞きました。親を兄弟を自死により亡くされた方で、このことが主題で、自死遺族としての苦しみから回復していく、ご自身の体験を話されたのですが、歯科医師としての話もあって、その中に、ああそうだったのか、ということがあったので紹介します。 歯磨きは、食後がいいと思っていたのですが、本当は、就寝の前と起きてすぐ、朝食の前がいいのだそうです。 その理由です。就寝中は唾液の分泌が減っ [続きを読む]
  • ハナニラ
  •  家の近くを歩いてハナニラの咲いているのを見つけました。その名のとおりニラ科の植物です。直径で3センチくらいの白い花で雑草の扱いには似つかわしくなく、周囲に潤いを与えています。 この花をみると、15年ほど前の出来事を思い出します。 私の勤めていた職場で、女性の相談員同士での争いごとが起きました。それをおさめるために、何人かを集めて話し合ったのですが、その会議が終わった直後に当事者であった相談員が過呼 [続きを読む]
  • 二晩つづけて全然眠れない夜がつづき…
  •  「新版・精神科治療の覚え書」(中井久夫1982.4.20. 日本評論社)の中につぎのような一節があります。 中井先生の文章には、どこにも深い含蓄があります。……「二晩つづけて全然眠れない夜がつづき、しかも頭がますます冴え、同時になにか「頭の中が騒がしい」と感じるときは気軽にかくかくの所を訪れてください」という公衆衛生上の助言ができるかもしれない。この状態は前精神病状態である危険率をかなり持っているとともに [続きを読む]
  • 「心理療法の光と影」から
  •  「ユング心理学選書? 心理療法の光と影」(1981.7.20. A・グッゲンビュールークレイグ創元社)を読んでいるのですが、この本のなかに、ところどころはっとするような記述があります。 「同性愛に対する有害な不安」という章のなかからの抜粋です。……… お互いに好き合っている二人の男や、親しい二人の女は、身体的に退け合うということはしない。その身体的な面が吐き気を催すほどいやでたまらない人には、だれも友情を持 [続きを読む]