RHサポート さん プロフィール

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RHサポートさん: RHサポート ブログ
ハンドル名RHサポート さん
ブログタイトルRHサポート ブログ
ブログURLhttp://rhsupport.org/page8
サイト紹介文わたしたちは、レイプ(R)の被害者(H)を サポートするグループです。
自由文成人女性の7.6%がレイプの被害を受けています。
わたしたちは、レイプ(R)の被害者(H)を
サポートするグループです。メール相談からサポート活動をスタートしました。
 
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供63回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2015/06/15 10:21

RHサポート さんのブログ記事

  • 「あせり」の伝播
  •  中井久夫先生は、急性期の統合失調症の患者のそばに沈黙して座っていることが難しいといいます。(新版 精神科医療の覚え書 日本評論社 1982.4.20.) 患者のそばに座っていると、名状しがたい焦りが伝わってくるのだそうです。中井先生はこれを説明するのに「あくびの伝染」を例に引いています。「われわれは、視野の隅に隣人があくびをしているのを捉えるかその音を耳で聞くのであろうが、それはほとんど自覚されることなく [続きを読む]
  • いじめのある世界に生きる君たちへ
  •  中井久夫先生の「いじめのある世界に生きる君たちへ――いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉」(2016.12.10. 中央公論)を読みました。 中井先生は、人には権力欲があって、いじめには人を支配していく構造があると説きます。加害者が被害者を孤立化させ、無力化させ、そして、周囲から見えないよう透明化していく様子をダイナミックに描いています。とても説得力があります。 読んでいて、いじめの構造がDVの構造にそ [続きを読む]
  • スポーツ嫌いじゃダメですか?
  •  「スポーツ嫌いダメ?国の目標波紋」という記事が朝日新聞(2017.6.3.)で報じられました。スポーツが嫌いな中学生を現在の半分に減らす、というスポーツ庁が掲げた目標にネット上で反発の声が上がっている、という記事です。 私もスポーツが苦手で学校での体育の授業は大嫌いでした。それは、協調運動が苦手だったからです。協調運動というのは、複数の運動を組み合わせて行う運動のことで、ブランコをこぐ運動、転がってきた [続きを読む]
  • アルファ碁の衝撃
  •  α-GOが囲碁の世界チャンピオンに勝利しました。 α-GOは、ディープマインド社の開発した囲碁AI(人工知能)です。囲碁は変化が多く、手数の組み合わせが天文学的に多い。おおよそですが、手数変化の数は盤面の広さの階乗程度になります。チェスが64の階乗、将棋が81の階乗、囲碁が361の階乗です。人工知能が人間に勝利したのが、チェスでは20年前くらい、将棋で5〜6年前です。囲碁で人工知能が勝利するのは、ほんの1年前くら [続きを読む]
  • 密約ー沖縄返還交渉機密漏洩事件
  •  加計学園をめぐっての文部科学省前事務次官の発言とその経過を見て、澤地久枝さんの「密約―外務省機密漏洩事件」(2006.8.17.岩波現代文庫)を思い起こしました。 1971年、日本とアメリカで沖縄返還交渉がなされました。この交渉の中で、日本でアメリカが支払うはずの400万ドルを肩代わりすることを約束したのです。政府は、この約束を秘密にしていました。この約束の証拠を毎日新聞の記者が握りました。大変なスクープです。 [続きを読む]
  • 本当は恐ろしいグリム童話
  •  「本当は恐ろしいグリム童話」(第1巻1998.7.5. 第2巻 1999.3.5. 桐生操 KKベストセラーズ)を読みました。 この本はグリム童話(他に、アンデルセン童話、オオスカー・ワイルドの童話を含む)を素材に著者の桐生さんが現代の日本の状況などを加味して創作した短編小説集といっていいと思います。たとえば、「ブレーメンの音楽隊」では、窓際に追いやられた会社員たちが主人公として登場し、彼らのあだ名がロバであったり、 [続きを読む]
  • フランスの移民問題
  •  「排除と抵抗の郊外」(2016.3.22. 森千香子 東京大学出版会)を読み始めました。フランスの現代史についての本を読むのは初めてです。記載内容は、どれもみな新鮮でした。そして、戦後に日本で起こってきたこととフランスの事情に共通点が多いことにも驚きました。 第二次世界戦争で、フランスの国土は大きく傷ついて住宅は圧倒的に不足していました。このためにパリの郊外に団地が次々と建てられていきました。この時期、労 [続きを読む]
  • 日本トラウマティック・ストレス学会
  •  今年の日本トラウマティック・ストレス学会が6月11日と12日の2日間、武蔵野大学の有明キャンバスで開かれます。第6回目武蔵野大学の武蔵野キャンバスでの開催で、今回と同じように、大会長が小西聖子先生でした。あれから、ちょうど10年が経過しました。この10年でどのようなことが起こって、どのような変化があったのか、小西先生は大会長挨拶のなかで、次のように述べています。 「犯罪被害に関しては、虐待やDV、性暴力の [続きを読む]
  • 「日本型近代家族」を読んで
  •  千田有紀さんの「日本型近代家族」(2011.3.25.勁草書房)を読みました。とても良い本でしたので、ホームページの書籍紹介に簡単な書評を掲載しました。 読んでいて、思い起こした本が2冊あります。1冊は、「柔らかい個人主義の誕生」(山崎正和 1984.5.25. 中央公論社)で、もう1冊は「逝きし世の面影」(渡辺京二 1998.9.20. 葦書房有限会社)です。両書とも著者の圧倒的な読書量に支えられた内容に深みのある評論です [続きを読む]
  • ロジャース派の置かれた立場
  •  4月の初旬に、ロジャース派の方々が開いたシンポジウムに参加しました。ロジャースのクライエント中心のカウンセリングは、1980年代くらいから日本に急激に広まって、日本でのカウンセリングの中心的な位置を占めていたといっていいと思います。この技法・考え方を広めたのがロジャース派の先生方です。 この先生方が「ロジャースに帰れ」という言葉をキャッチフレーズにして開いたシンポジウムでした。つまり、今、ロジャース [続きを読む]
  • 「近代家族」という神話
  •  千田有紀さんの「日本型近代家族」(2011.3.25.勁草書房)を購入しました。この本の冒頭に次のように記述されています。 ………日本に「近代家族」論が紹介されてから四半世紀が経過した。近代家族とは、政治的・経済的単位である私的領域であり、夫が稼ぎ手であり妻が家事に責任を持つという性別役割分担が成立しており、ある種の規範セット―― 一生に一度の運命の人と出会って、結婚し、子どもをつくり、添い遂げるというロ [続きを読む]
  • 歯磨きの時間帯
  •  昨日、歯科医師の方の講演を聞きました。親を兄弟を自死により亡くされた方で、このことが主題で、自死遺族としての苦しみから回復していく、ご自身の体験を話されたのですが、歯科医師としての話もあって、その中に、ああそうだったのか、ということがあったので紹介します。 歯磨きは、食後がいいと思っていたのですが、本当は、就寝の前と起きてすぐ、朝食の前がいいのだそうです。 その理由です。就寝中は唾液の分泌が減っ [続きを読む]
  • ハナニラ
  •  家の近くを歩いてハナニラの咲いているのを見つけました。その名のとおりニラ科の植物です。直径で3センチくらいの白い花で雑草の扱いには似つかわしくなく、周囲に潤いを与えています。 この花をみると、15年ほど前の出来事を思い出します。 私の勤めていた職場で、女性の相談員同士での争いごとが起きました。それをおさめるために、何人かを集めて話し合ったのですが、その会議が終わった直後に当事者であった相談員が過呼 [続きを読む]
  • 二晩つづけて全然眠れない夜がつづき…
  •  「新版・精神科治療の覚え書」(中井久夫1982.4.20. 日本評論社)の中につぎのような一節があります。 中井先生の文章には、どこにも深い含蓄があります。……「二晩つづけて全然眠れない夜がつづき、しかも頭がますます冴え、同時になにか「頭の中が騒がしい」と感じるときは気軽にかくかくの所を訪れてください」という公衆衛生上の助言ができるかもしれない。この状態は前精神病状態である危険率をかなり持っているとともに [続きを読む]
  • 「心理療法の光と影」から
  •  「ユング心理学選書? 心理療法の光と影」(1981.7.20. A・グッゲンビュールークレイグ創元社)を読んでいるのですが、この本のなかに、ところどころはっとするような記述があります。 「同性愛に対する有害な不安」という章のなかからの抜粋です。……… お互いに好き合っている二人の男や、親しい二人の女は、身体的に退け合うということはしない。その身体的な面が吐き気を催すほどいやでたまらない人には、だれも友情を持 [続きを読む]
  • アディクションセミナー
  •  昨日(2017.3.12.)、横浜で開かれたアディクションセミナーに行ってきました。参加したセミナーはRANKAです。今年は、やや狭い部屋とはいえ、部屋に満杯に近い参加者がありました。昨年の倍くらいの参加者だったように思います。 レイプ被害者は声をあげにくいのですが、男性の場合はなおさらです。被害に遭ったことを否認して、その長い否認の期間を経て、やっと自分が被害者だったということに気づくという方が多くいるとい [続きを読む]
  • セルフネグレクト
  •  毎日新聞の記事「<セルフネグレクト>ごみ部屋SOS 60代母、苦悩の娘」(2017.3.5)を読みました。 私は、セルフネグレクトという言葉を知りませんでした。知らなかったという不明を恥ずかしく思います。虐待についての勉強で、ネグレクトという言葉は知っていました。医療ネグレクトの事例にも遭遇したことがあります。でも、セルフネグレクトという言葉を聞いたことがなかったのです。 不思議なもので、この言葉に接した [続きを読む]
  • 精神疾患と身体の病
  •  中井久夫先生の本(「新版・精神科治療の覚書(1982.4.20. 日本評論社)からの紹介です。精神科の患者さんの身体現象について、びっくりするようなことがあると述べています。(p.80~)……… 精神科以外の医師と共同作業したり、相談したりすると、心理面をまったく除外した身体現象のパターンが、彼らの常識を大きくはみ出していると告げられることが少なくない。 たとえば、円形脱毛症である。回復過程にこれが出現すること [続きを読む]
  • 小西聖子先生の講演
  •  昨日(2017.2.18.)ウイメンズプラザで武蔵野大学の小西聖子先生の「心の傷からの回復をめざして」という演題での講演がありました。 講演会の案内には、「回復に向けた実際の治療やその最新の動向について学びます」とありました。ですが、小西先生は、講演会の冒頭で、「DVサバイバーの方やPTSDの治療中の方々が多く参加していますので、当事者とその支援者向けに回復のノウハウを紹介することにします」とお話しされて [続きを読む]
  • なぜ、対話が回復につながるのか。
  •  精神療法は、症状を言語化することがポイントです。無意識の中に抑圧された欲望や葛藤を言葉に置き換えると除反応によって改善が起こる、そのことが原理です。いままで言語化できなかった体験を言語化すれば改善が起こるのです。訳の分からないもやもやを言語に置き換えると、それだけで人の心が癒されます。 そして、さらにもう一段階あります。それが共有です。喪失感情とか悲嘆反応は、言語化も大事ですけれども、それを他の [続きを読む]
  • 斎藤環先生の説く傾聴・会話の治癒作用
  •  先日、自死遺族の方たちを支援する人たちを集めた研修会がありました。この研修会で斎藤環先生がオープンダイアローグについて講演しました。 この講演で、統合失調症の患者さんへの接し方についてもお話しがあったのですが、幻覚とか幻聴といった、異常体験について話したときにも、そのことに興味と関心を示しながら新たな会話を作り上げていくことが基本姿勢で、「私には、それが理解できないので教えて下さい」と、好奇心を [続きを読む]
  • 傾聴とは?
  •  「ほんものの傾聴を学ぶ」(諸富祥彦 2010.8.25. 誠信書房)を読んで、私なりに傾聴ということを次のように理解しました。 受容、共感、一致について、たとえば、建物の建築を依頼する人がクライエントで建築を受託している人が傾聴している人とすると、下記のような対話になるのかなと思いました。依頼者:小さくて、窓が大きい家をほしいです。建築家:小さくて、窓が大きい家ですね。(受容して、クライエントの言葉を繰り [続きを読む]
  • 「はじめてのカウンセリング入門」を読んで
  •  諸富祥彦さんの「はじめてのカウンセリング入門」の上・下巻(2010.7.20. 誠信書房)を読みました。上巻は「カウンセリングとは何か」という表題の本です。これは、残念ながらほとんど勉強になりませんでした。 ですが、下巻の「ほんものの傾聴を学ぶ」という表題の本には、しっかりとした内容があったと思いました。それは、カール・ロジャースの考え方を解説した部分です。 著者は、ロジャースのいう「受容」「共感」「一致 [続きを読む]
  • 保育サービスの経済的効果
  • 「子育て支援が日本を救う」(2016.6.25. 柴田遥 勁草書房)からの紹介です。第8章の「子どもの貧困を減らす政策に次のような記載があります。すべての政治家の方々に読んでいただきたい一節です。……… 子どもの将来を視野に入れた長期的な視点で見ると、保育サービスは、「母親の就労環境を改善し世帯の脱貧困を支援する」だけでなく「子どもの将来の就業能力を高める」という長期的効果も発揮し、社会保障の投資的効果を長期 [続きを読む]
  • 家庭裁判所調査官
  •  「家裁調査官が見た現代の非行と家族」(2015.3.20. 創元社 編集:廣井亮一)を読んでの感想です。 家裁調査官という職種ですが、家裁調査官となるための採用試験を合格した公務員です。その職ゆえに職種内での昇格はありますが、ずっと家庭裁判所に勤務するという職業です。 私は、この家裁調査官という職の人たちがいるということを本書と同時に購入した「家裁調査官は見た」(2016.7.20. 新潮新書 村尾康弘)を読むまで [続きを読む]