尚(創作小説屋) さん プロフィール

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尚(創作小説屋)さん: 創作小説屋
ハンドル名尚(創作小説屋) さん
ブログタイトル創作小説屋
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/shou0530
サイト紹介文普通教師×超美形医師カップルの26年愛。現在28歳時代の物語連載中。その他、完結・読切・R18、色々
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供150回 / 365日(平均2.9回/週) - 参加 2015/06/15 10:23

尚(創作小説屋) さんのブログ記事

  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 10−1(浩介視点)
  •  今年の正月は例年通り……いや、例年よりも最悪だった。 結婚はまだしない、と言っているのに、母がしつこく早く結婚するように言ってきて……。おれに言う分にはまだいいけれど、新年の挨拶に来てくれたあかねに対しても、子供がどうとか余計なことをぺらぺらと………「…………ごめん」「別に? アドリブ力鍛えられていいわよ」 帰り道、あかねに謝ると、そう返事された。あかねは大学時代は舞台女優をしていて、今は中学の [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 9(浩介視点)
  •  山田ライトがおれを訪ねて学校にやってきたのは、終業式の日。12月25日のことだった。『浩介先生、ケニア行ってくれるんだってー!? シーナが喜んでたよー!』「わ、ちょ、ちょっと……っ」 いきなり英語で叫ばれ、慌てて手を振って、スワヒリ語で答える。『その話、まだ正式にOKしたわけじゃないから!』『え、そうなの?』 ライトもスワヒリ語に切り換えてくれたので助かった。職員室内、英語が分かる先生も何人かい [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 8(慶視点)
  •  大学時代から、女性から誘われた場合は「好きな人がいる」と言って断ることにしていた。「恋人がいる」と言ったら「会わせて」とか言われそうで面倒くさいからだ。普通に「この人です」と浩介を紹介できたらいいのに……といつも思っていた。 そんな中…… 11月下旬、おれが女性陣からしつこく合コンに誘われている現場に遭遇した真木さんが、「渋谷先生は恋人がいるんだから誘ったりしたらだめだよ」と、みんなの前で言って [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 7(慶視点)
  • *2014年11月29日 22:39:49 に投稿した「翼を広げる前(慶視点)」の再録になります。1年ほど前に非公開にしたものですが、もし、読んだことあるよ!覚えてるよ!という有り難い方いらっしゃったら申し訳ありません……*---------- 今朝の浩介は様子がおかしかった。 明け方、寝ているおれをみていた浩介の目……一瞬しか見ることができなかったけど、何というのだろう。果てしない……絶望、みたいな……。 そのあとも、お [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 6(浩介視点)
  • *2014年11月9日 22:00:45 に投稿した「翼を広げる前(浩介視点)」の再録になります。1年ほど前に非公開にしたものですが、もし、読んだことあるよ!覚えてるよ!という有り難い方いらっしゃったら申し訳ありません……*-------------「こんな簡単な問題もできないの?」 母の甲高い声。「お父さんに叱られてしまうわ……私が叱られるのよ?分かってる?あなたができないと私が叱られるの」 鋭く痛む背中。「ほら、背筋伸ば [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 5(浩介視点)
  •  慶はおれのことが好き。そんなことは知ってる。 好きと言葉でいってくれることは滅多にない。でも、おれを見つめる瞳が、名前を呼んでくれる声が、おれの腕の中で切なく喘いで、ぎゅっとしがみついてくれる指の強さが、「好き」と伝えてくれる。 訳あって、最近慶の勤め先の病院に出入りしているのだけれども、そこでチラリと会えた時も、すごく嬉しそうに笑ってくれる。おれがいるだけで「テンション上がる」のだそうだ。(ほ [続きを読む]
  • 今日の更新諦めます……
  • おはようございます。見に来てくださった有り難い有り難いかた、いつも本当にありがとうございます。有り難すぎてホント申し訳ないというかなんというか…いつも画面に向かって拝んでおります。火曜日と金曜日の朝に更新するはずのこのブログ、言い訳は山のようにあるのですが、結局書き終われませんでした。書いてあるのこれだけ↓↓↓ 大学生の時、日本語ボランティア教室のサークルに所属したことにたいした理由はなかった。  [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 4(浩介視点)
  •  慶に頼まれて、入院患者である5年生の女の子、山崎ゆみこちゃんの勉強を見るようになってから、一ヶ月になる。なんとか数字に対する理解が進み、光が見えてきた感じがする。 ゆみこちゃんにおれを紹介したのは、慶の独断なので、一患者に対して特別な措置をしたということが他の患者さんや病院側にバレるとまずいらしい。それなのに、真木さんにだけは話してたんだ……と思うと心臓が痛くなる。まあ、おれと真木さんは顔見知り [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 3(浩介視点)
  •  慶はおれの初めての友達。初めての親友。初めての恋人。 慶はおれにたくさんの初めてをくれた。 初めての自転車の二人乗り。初めての「友達のうち」。初めて思いきり泣いて、初めて抱きしめられて、初めて抱きしめて。初めてキスをして、初めて一つになって…… 初めての生徒も慶だった。「お前教えるの上手だな。本物の先生みたいだ」 初めて勉強を教えた時、慶はニコニコで言ってくれた。自分が教えることで「分かった!」 [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 2(浩介視点)
  • 『入院患者の勉強を見てほしい』と、慶に頼まれた。そんなこと初めてだ。嬉し過ぎる! あわよくば慶の働いている姿が見られるかも、という期待に胸がふくらむ。 それで10月最後の日曜日、面会時間のはじまる3時に、張り切って病院に行ったのだけれども……(これは………) ちょっと手こずりそうだな……というのが、間違えだらけの問題集を見ての第一印象。 小学校5年生の、とにかく算数が苦手、という明るい女の子なんだ [続きを読む]
  • 遅刻
  • すみません。本日遅刻決定で…もし、わざわざ続きを見に来てくださったなんて、そんな有り難い方いらっしゃいましたら、申し訳ないですーーーお待たせする上にまた真面目な話なんですけど……っていつものことですが……すみません、この投稿はそのうち消します……にほんブログ村小説(BL) ブログランキングへ↑ランキングに参加しています。よろしければ お願いいたします。してくださった方、ありがとうございました!「 [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 1(浩介視点)
  •  ぼくの背中には醜い黒いアザがある。 母に叩かれ続けてできたアザ。 誰にも、誰にも見られたくない。 こんなものを見られたら嫌われてしまう。 子供の頃からずっとそう思っていた。 その思いから解放されたのは、高校二年の修学旅行の時だった。『慶は、おれのこの痣みても……おれのこと、嫌いにならない……よね?』 大浴場の脱衣所で、そういったおれに、慶は背中をさすってくれながら、自信たっぷりに言ってくれたのだ [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜閉じた翼 目次・登場人物・あらすじ
  • 目次1(浩介視点)2(浩介視点)3(浩介視点)4(浩介視点)5(浩介視点)6(浩介視点)7(慶視点)8(慶視点)9(浩介視点):6月20日更新予定10・・人物紹介桜井浩介(さくらいこうすけ)28歳。身長177cm。高校教師。国際ボランティア団体所属。表は明るいが、裏は病んでいて、慶に対する独占欲は相当なもの。両親との確執に苦しんでいる。渋谷慶(しぶやけい)28歳。身長164cm。小児科医。浩介の親友兼恋 [続きを読む]
  • BL小説・風のゆくえには〜その瞳に・後日談
  • 「その瞳に」から3日後のお話です。---- 浩介の友人の一之瀬あかねさんが、真面目〜な顔をして、言った。「オレ、バリタチなんで、スミマセン」  バリタチ????「はい????」「何言ってんの?」 キョトンとしたおれと浩介に、あかねさんはさらに真面目に続ける。「慶君、真木と会うの気まずいでしょ?」「まあ………」「……………」 真木というのは、おれの勤める病院の系列病院の医師で、3日前、おれを襲おうとした [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 追加のおまけ
  • 【山崎視点】5月11日(木) 高校の同級生の溝部が、長年の片想いを成就させ、同じクラスだった鈴木と結婚したのは1か月半ほど前。鈴木の息子の陽太君とも意気投合して、幸せな結婚生活を送っている……と思っていたら、今日の朝、突然、集合の連絡が入った。場所はいつもの桜井と渋谷のマンション。桜井と渋谷は同性カップルなので、ついつい気兼ねなくたまり場にさせてもらっている。「おかしいと思わねえ?」 食後、溝部が [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 17 ・完
  • 【溝部視点】2017年4月7日(金)「必ず幸せにする」 抱きしめて、耳元に囁くと、「………ばーか」 腕の中にいる鈴木は、くすくすと笑いながら言ってくれた。「もう充分、幸せにしてくれてるよ」「………………」 きゅっと背中に回された手に力がこめられる。 ああ………幸せがここにある。*** 3月28日。 お互いの仕事の都合がついた、というだけの、別に記念日でもなんでもない火曜日。 オレと鈴木は入籍し、陽太 [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 16−2
  • *** 翌日、誕生日当日。 溝部はお父さんコーチとして野球の練習に参加している。先週に引き続き、ノックを打っているのだけれども……「次ー! サードかショート!」「えー!どっちー!?」「わー!ごめん!セカンドだったー!」「翔平、ナイスキャーッチ!」 溝部の声と子供達の笑い声が響き渡っている。まだ、宣言した守備位置にボールが飛ばないことが多いので、みんなそれを面白がっているのだ。「溝部、だいぶマシになっ [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 16−1
  • 【有希視点】2017年3月11日(土) 溝部の誕生日の前日夜。 新宿東口にあるダイニングバーに行くことになった。クチコミサイトでも評判のそのお店、なんと溝部のお母さんの妹さんのお店だそうで、「陽太君預かるから、誕生日デートしてきなさいよ〜」と、すき焼きパーティーの後で、お母さんにニコニコで提案されたのだ。結婚の挨拶も兼ねているので、断るわけにもいかず………「もし、変なこと言われても、気にしないでく [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 15 +おまけはBL
  • 【有希視点】2017年3月5日(日) 斉藤君の息子が無事に私達の母校、白浜高校に合格したそうで、そのお祝いに、10月に激励会をしたメンバー(大人12人+子供5人)で再び集まることになった。 前回は昼間にバーベキューをしたけれども、今回は夕方から溝部宅にてすき焼きパーティー……「溝部のうちってホント広いよね……」「まあ古いけどなー」 結婚する、と決めてから約2週間…… このすき焼きパーティーの後で、 [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 14 +おまけはBL
  • 【溝部視点】2017年2月20日(月)『溝部、すぐうちに来て』 夕方4時半近く、鈴木の携帯から電話があった。かけてきたのは陽太で、コソコソした声が切迫感を伝えてくる。『お父さんとおばあちゃんがこれから来るって』「え……」『それで、オレのこと引き取りたいって言ってるって、お母さんがおばあちゃんと話してて……』 何だと?!『なんか、弁護士さん?も一緒とか言ってて』「何時に?!」『5時には家にいてって言 [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 13
  • 【有希視点】2017年2月18日(土) お世話になっている出版社の担当の西嶋さんには、3月いっぱいでやめる……という方向で話をしていたのに、「鈴木さん、これ引き受けなかったら一生後悔するよ?」 これは運命。だから引き受けなさい。と、強い口調で言い切られた。 ある写真家さんが、私を指名で連載を引き受けても良いと、言ってくれたというのだ。リレー旅行記という形で、その写真家さんと毎回違うタレントやモデル [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 12 +おまけはBL
  • 【溝部視点】2017年2月18日(土) バレンタイン前日に、『明日の夜、チョコレート取りに行くから』と、鈴木にLINEしたところ、『そんなものはございません』と、速攻で返事がきた。なので、速攻で、『じゃあ、明日までに用意しといて』と、返したところ、『バカじゃないの?』と、返事がきて、それから既読がつかなくなった。 でも、既読をつけないでも読むことはできる。読んでるに違いない。そう思って、『鈴木さん [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 11−2 +おまけはBL
  • *** 二分の一成人式…… もう10歳。半成人。あと2か月で高学年になる、という自覚からか、司会も生徒たちでしていたけれど、感心するほど、皆、しっかりしていた。 運動チームの陽太は、8段の跳び箱も軽々と飛んでいた。8段に挑戦した子は3人しかいなかったので、学年でもトップクラスの『運動が出来る子』の部類に入るのだろう。その後のマット運動でも、バク転を披露して歓声と拍手を浴びていた。(これは、見にきてほ [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 11−1
  • 【有希視点】2017年2月8日(水) 今日は息子の通う学校で『二分の一成人式』が行われる。 二分の一成人式とは、ここ数年で一般的になってきた小学校行事で、小学校4年生の子供達が、10才の誓いを述べる式である。半成人式、10才式、ともいう。 この学校では、音楽チームと運動チームに分かれての発表(陽太は運動チームらしい)、将来の夢の発表、全体合唱、というプログラムで行われるそうだ。一昨年までは、式に出 [続きを読む]
  • 風のゆくえには〜現実的な話をします 10
  • 【有希視点】2017年1月23日(月) 年末の飛び込みの仕事のおかげで、次の仕事がもらえることになった。実家を出るためには、収入の安定しないライターの仕事はやめなくてはならない、と思っていたけれど、これならば、貯金と養育費合わせて、当面はなんとかやっていける。そう思っていた矢先のことだった。「今月末から養育費減らすから」 月曜日の夕方、突然、元夫が訪ねてきて、とんでもないことを言いだした。「は!? [続きを読む]