なすの さん プロフィール

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なすのさん: 妖怪・怪異・八百万の神々
ハンドル名なすの さん
ブログタイトル妖怪・怪異・八百万の神々
ブログURLhttp://kowabanakaii.com/
サイト紹介文日本の怪異譚、妖怪、心霊体験まとめ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供1016回 / 365日(平均19.5回/週) - 参加 2015/06/21 19:24

なすの さんのブログ記事

  • どの教室からも赤い鳥居が見える小学校に通っていた
  • 神社といえば、私の通ってた山奥の小学校の校舎の目の前に小さな神社が建ってた。どの教室からも赤い鳥居が見えて、みんなで怖がったりしたもんだ。一時期、友達の間でこっくりさんが流行って、よせばいいのに小雨の中、社の前で赤ペンを握ったこともある。私のよりかかった傘の柄が、ばきっと根元から折れてびびった思い出が。今は地震の影響で体育館が傾いてるし、生徒の数も50人ぐらい?廃校になったら、誰があの神社をお世話す [続きを読む]
  • 草を供えると皮膚病が治る正体不明の『焼け牛信仰』
  • 「焼け牛」というのは怖い話ではないので恐縮なのですが…。神様とは違うようですが、まあそんなものの一種のようです。焼け死んだ牛か何からしく、草をお供えすると皮膚病を治してくれるんだとか。ほこらがあるわけでもなく、何の目印もないただの茂みの一カ所のことをそう呼んで、顔にあばたが出来たりするとそこへ草を一束投げてお参りするのだそうです。宮本常一(東和町出身)の「忘れられた日本人」の中にもこの話は出ていま [続きを読む]
  • 【時間が止まる】真っ白い女が忘れていった湯呑み
  • 旅先で聞いた話。冬の終わり、日当たりの良い山の斜面で植え付けのための地拵えをしていた。昼までに一仕事終え、休息をとる。火を熾し、腰を下ろして弁当を拡げた。頭上には晴れ渡った空。南中の太陽から降り注ぐ日差しに目を細める…パンッ突然、目の前で柏手が一つ打たれた。いわゆる猫だまし。驚くと同時に我に返った。見上げると陽光が少し傾いている。まるで午睡から覚めたような気分。掌を打つ乾いた音が、まだ耳朶に響いて [続きを読む]
  • ある時を境に、崖の方向に散歩する大人が出没するようになった
  • 子供の頃、家の周りの山を駆け回って遊んでいた。女の子の癖に直線距離で山手線の半分はあろうかと云う距離を尾根伝いで歩いていた。電話局の基地局のある山頂に上れば、三角州の向かいにあるテレビ塔のある山から雲が流れるのが見え、もうじき雨が降るとわかる。岩のごつごつした山の山頂に登れば眼下に美しい海が広がる。ある日トンネルの上の登山口の公園で友人と遊んでいた。段々日が傾き、野犬が降りてくるといけないので帰ろ [続きを読む]
  • 【土の中の食器】キャンプの夕飯を一緒に食べていた知らない子
  • 友人の話。顔見知りの家族と一緒に、キャンプに出かけた時のこと。夕食を食べ始めると、娘が藪をじっと見ているのに気がついた。「どうしたの?」尋ねると、神妙な顔をして娘が答える。「いただきますだって」大して深く考えずに「そうだね挨拶しなくちゃね」と、娘の頭を撫でてやった。娘は「ふうん」と答え、黙々と御飯を食べだした。食事を食べ終えると、藪に向かって「ごちそうさま」と手を合わせる。すると、友人の耳にも確か [続きを読む]
  • 某温泉宿の露天風呂から見える景色があまりに奇妙だった
  • 5年前、家族で山間の温泉宿に泊まった時。露天風呂から見える山の表面で何かが移動しているのが見えた。背の高い木で覆われている山、つまり木の上を何かが移動しているのかと思い目を凝らして良く見ると、人だ。木の上に頭が出るほどに細長い、人。あまりに不思議すぎて目をはなせずにいると、男湯から弟の声がした。「あんまり見るな。」あわてて目をそらしたが、気になってしかたなかった。 [続きを読む]
  • 遭難した仲間の遺体の隣で寝た晩の不可解な体験
  • 詳細は忘れた、10年以上前にラジオで聞いた話。2人で雪山登山していたが遭難し、途中で1人が死んでしまった。なんとか途中の山小屋まで遺体を運び、助けを待つことにした。仲間とはいえ遺体の側では寝れないので遺体から離れた場所で眠りについた。何時間眠っただろう、ただならぬ気配で目が覚めると、離れた位置に置いておいたはずの仲間の遺体が自分のすぐ隣にいる。気味が悪くなってまた遺体から離れた場所で眠った。また目が覚 [続きを読む]
  • 【地獄の夢】乗客全員が泣いている奇妙なゴンドラ
  • 地獄の夢。スキー場にあるような大きなゴンドラがしたに向かって動いていて、私以外もたくさん人が乗っている。じじいばばあばかりなんだけど、だいたいみんなシクシク泣いている。ゴンドラが降りているのは岩だらけの山。洞窟のような場所に入って行き止まる。ゴンドラを出ると岩に人一人が入れるくらいの穴があり、係員のような感じで妙なばばあが立っている。極端に背が低く顔がでかい、ガマガエルの化け物のようなばばあで、頭 [続きを読む]
  • 【怪奇体験】妙に人間臭い顔の蝙蝠にバカにされた話
  • 友人の話。彼は学生時代、山道を自転車で通学していた。ある日、考えに没頭しながらペダルを漕いでいると、何かが肩に当たって落ちた。慌てて我に帰り、自転車を停めて地面を確認した。大きな蝙蝠が、ひっくり返ってもがいていた。それまで見たことがない大きさだったので、思わずまじまじと見てしまった。やがて起き上がった蝙蝠は、じろりと彼を見上げた。不思議に、どことなく人間臭い顔をしていたそうだ。「やれやれ、言葉の一 [続きを読む]
  • 【登山怖】天気から逃げる大人数パーティを見た【遭難】
  • 縦走路を歩き、いくつかのピークを越えていくと、稜線上で古い登山ルートと交差する場所がある。土砂崩れや風化により、今では誰も歩かなくなった道だ。遠く雲海に浮かぶ、うねりや波、島のような山々が細工物のようだ。そんな場所で、古いルートをやってくる10人以上のパーティを視界の端に捉えた。疲れてもいる。道は交差していて、向こうは大人数だ。立ち止まり、道を譲ろうとした。快晴の青空を見上げて一息つくと、雲が横切 [続きを読む]
  • 山のものを持ち帰った日、深夜にお迎えがきてしまった
  • 子供頃、小さな山の麓にある町に住んでいた。山へはよく遊びに行った。級友がある日化石が出るところを見つけた!と言うので、理科に詳しい小学校の先生と、クラスの皆で出かけた。結果化石ではなく、何百年前かの植物が、粘土層に含まれているだけだった。それでも硬く固まった粘土の塊を割ると、中に葉っぱが入っている。面白くて、いくつかリュックに入れて持ち帰った。 その夜だった。夜中に便所に行く為、リュックを置いてい [続きを読む]
  • 稲を振る音がした年は、集落で必ずあることが起きるという地方の話
  • これは人に聞いた話。その地方では、春に田の神様となって里に下りて来られた山の神様を、秋に我が家にお迎えし、正月に歳徳神になって山へ戻られるまでお世話する。そして、田の神様をお迎えに行く朝、夜明け前のまだ暗い頃に、部屋の中にシャラシャラ…と神社の巫女さんが持つ鈴の音にも似た、稲穂を振る音がする年がある。時にはさりげなく、時には舞うように、それは姿を見せぬまま家の中を通り過ぎて行く。そんな時は、夜が明 [続きを読む]
  • 登山中、自分のザックに奇妙なものが入っていることに気づいた
  • 山って神聖な場所と思われがちですが、私はそうは思いません。ちょっと前まで、私はよく学生時代の友人と山に登ったりしていました。ある日、自分のナップザックにお葬式用の塩が入っているのを見つけます。私は1つのナップザックを仕事・休日問わず使っているので、きっとどこかで紛れ込んだのでしょう。ちょっと考えてから、神聖な山に登るんだから身体を清めようと、私は封を切って自分の身体にかけました。友人たちは山で清め [続きを読む]
  • 見えない何かに引っ張られていた黒い鳥
  • 同僚の話。山里で道路工事をしていた時のこと。ギャアギャアとけたたましい鳴き声が聞こえた。烏だ。夕暮れの茜空の中、黒い影が必死に羽ばたいている。何を騒いでいるんだろうと見ているうち、おかしなことに気がついた。烏は何かから逃げるように力一杯羽を振っている。しかし、その身は少しも前進していないのだ。まるで見えない綱に引っ張られているかのように。やがて力尽きたのか、烏は羽ばたきながら竹薮の中に引き込まれて [続きを読む]
  • 「あんた、死にましょかぁ〜。あんた、死にましょかぁ〜」
  • 地元に伝わる話。夕暮れ時、A助が山を歩いていると、森の中に奇妙な集団を見つけた。よく見るとそれは様々な形、大きさをしたお米の集団で、何かを話していた。よく聴いてみると、誰かを驚かそうという相談のようだった。集団の中で一番大きいお米が「由、俺の田圃乃持主、A助を驚かしてやる。」と言い放った。皆、「おぉ、頼むぞ!でも驚かすだけではチト詰らん…」 A助は驚いて、一目散に家路に着いた。幻覚でも見たんだろう [続きを読む]
  • 滝の中で聞こえた「ヒト」の声
  • 雪解け水の季節や、夏の降雨期を終え、水が少なくなった滝を登っていた。掌に吸い付く一枚岩の乾いた冷たさが心を浮き立たせ、指先に感じる小さな窪みが何とも気持ちよく、気温や湿気、光る空気が心地よかった。水が少ない滝はルートに幅があり、自分の技術に合わせて、好きなルートで登ることが出来る。俺は右斜めに登り、最後に水を避けて左へ逃げるルートで登っていた。顔にかかる水しぶきが増え始めた。そろそろ左へ方向を変え [続きを読む]
  • 身代わり地蔵にお供えをした先輩の話
  • 先輩の話。岩登りに出かけた時のこと。途中の峠道に、苔生した小さな地蔵があった。普段はまったく信心深くない彼が、なぜかその時は拝んでみる気になったのだという。手を合わせ山行の安全をお願いし、ポケットにあったキャラメルを三個ばかりお供えしてその場所を後にした。馴染みの岩場で油断があったのかどうか。彼は岩登りの最中、不覚にも滑落してしまい、結構な距離を落ちてしまった。激しく頭と身体を打ちつけたのだが、ど [続きを読む]
  • 『蛇の池』に落とし物をすると、落とした物によって色々なことが起きる
  • 同級生の話。彼の住んでいる地方の山には、「蛇の池」と呼ばれる池がある。大蛇が潜んでいるという伝説があって、一昔前には目撃者も結構居たそうだ。池の上には、切り出した材木を運ぶためのモッコが走っていた。モッコとは綱で編んだ籠のことで、これを滑車で吊るして動かしていたとか。時折その籠から池に落ちる物があった。木っ端とか道具とか、その他諸々。そういった落下物は翌朝、必ず池端の土手の上に、投げ出されていた。 [続きを読む]
  • 【兄さんの酒】頻繁に放火のある某現場を収めた方法
  • 私が現場に出ていた地方では猿のことはあんちゃん(兄さん)て言ってた。その現場内で頻繁に放火のある場所があって、こんな場所に道を通したから山の神が怒ってるんだって言われてどうしようかと考えあぐねて、結局「まあ、女同士なんだし、ひとつお手柔らかに頼みます。一献どうぞ」って酒を捧げた。そうしたら、その後、私の任期中には一度も火が出なかった。今もあの場所にそういう方がおられるのかどうか、もう遠く離れてしま [続きを読む]
  • 龍に関係する雨乞い信仰の山『大岳山』
  • 妖怪博士「水木茂」が何かの本に、多摩の「大岳山には今でも龍が昇る。たまにそれを見る」と書いていた。大岳山は昔から、龍に関係する雨乞い信仰の山。また、それとは別だが、ふもとの神社の入り口には雌雄の「龍」が奉納してある。これは五日市の実在の材木商が、台湾に注文して作らせたもので、ある晩、夢で2匹の白い竜が神社の前の川をさかのぼった。目が合ったその目が、非常に優しく懐かしく、霊夢としてその姿を御影石に刻 [続きを読む]
  • 私が担当した内装工事で床下に埋まっていた恐ろしいものの話です
  • かれこれ十年ちょい前の話です。横浜にあった内装工事屋で見習工みたいな感じの仕事をしてた時の話です。都内のあるマンションの洋間の改修工事の依頼が来ました。築年数はその当時で10年前後でしょうか、割と名のある通りに面したごく普通の外観でした。依頼された方は二年前に購入されたそうです。現場は一階でした。八畳ほどの洋間の床と壁紙の張り替えが主な内容です。依頼を請け、現調に行った時に家主から相談を受けました。 [続きを読む]
  • 【某村の掟】「山神の祭り」の日に山に入った男の話
  • 村の年寄りに聞いた話。山の神の祭りの日に、山に立ち入った男がいた。いつものように自分の山を見て回る。ふと辺りに何ものかの気配を感じ、思わず立ち止まった。そのとたん、肩を凄い力で下に押さえつけられ、足が地面にズブズブと沈んでいく。とっさに「御免!御免!」と謝ると、肩を押さえる力が一瞬弛んだ。男はその隙に逃げ出したが、後で年寄り達に呼び出され、ひどく怒られた。「もう少しで木にされるところだったんだぞ」 [続きを読む]
  • 神社の夏祭りに時々出る不気味な笑みの『にやりにやり』
  • 友人の話。彼女の実家は、山深い田舎にある。都市部では縁遠くなった祭りなどがまだおこなわれていて、彼女曰く、帰郷するのをけっこう楽しみにしているらしい。彼女がまだ小学生だった頃。従姉妹たちに誘われて、近くの神社の夏祭りに出かけた。出る前に祖父が声をかけると、こんなことを言われた。「にやりにやりに会わんようにな」意味がわからなかった彼女はさして気にも留めず、従姉妹と一緒に家を走り出た。境内は狭かったが [続きを読む]
  • 【盆踊りの怪異】祭り会場をこっそり使う何者かがいるらしい
  • 知り合いの話。大戦前のことだ。彼の里では、毎年夏の終わりに盆踊りを執り行っていた。規模は小さいながらも、会場には提灯を吊るし櫓が組まれ、夜店も出た。その里では大切な行事だったそうだ。彼のお爺さんは、会場の設営や撤去などを手伝っていた。常々、不思議に思うことがあったのだそうだ。撤去片付けは祭りの翌日と決まっており、当日は簡単に片付けてから帰っていた。次の朝来ると、誰かがこっそりと会場を使用した後が見 [続きを読む]
  • 【神の祭り】屋久島中の神様が通ると言われる道の話
  • むかし、尾之間のある年寄りが孫をつれて、モッチョム岳のふもとの宮方という山に、たきぎとりに行きました。この付近は、神無月(十月)になると、屋久島中の神様がモッチョム岳から割石岳の尾根に集まってこられるときの通り道であるといわれています。そのときは、笙、笛、太古の音がにぎやかに聞こえ、弓張りちょうちんの灯りもいくつも見えるそうです。じいさんと孫がたきぎをとっていますと、生あたたかい風が吹いてきて、そ [続きを読む]