ツカヤス さん プロフィール

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ツカヤスさん: ポケットに映画を入れて
ハンドル名ツカヤス さん
ブログタイトルポケットに映画を入れて
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/yasutu_1949
サイト紹介文今までに観た映画などを振り返ったり、最近の映画の感想や、本その他も綴っていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供74回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2015/07/04 23:02

ツカヤス さんのブログ記事

  • 『残像』を観て
  • 気になっていた『残像』(アンジェイ・ワイダ監督、2016年)を上映最終日に観てきた。第二次大戦後、ソヴィエト連邦の影響下におかれたポーランド。スターリンによる全体主義に脅かされながらも、カンディンスキーやシャガールなどとも交流を持ち、情熱的に創作と美術教育に打ち込む前衛画家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ。しかし、芸術を政治に利用しようとするポーランド政府が要求した社会的リアリズムに真っ向から反発し [続きを読む]
  • 忘れ得ぬ作品・7〜『邪魔者は殺せ』
  • 10代の時テレビで観て、今でもラストシーンが鮮明に思い浮かぶ作品がある。キャロル・リード監督の『邪魔者は殺(け)せ』(1947年)である。キャロル・リードと言えば、当然に『第三の男』(1949年)。それに引けを取らない傑作が、この作品だと言い切っていいと思っている。なにしろキャロル・リードは、1948年の『落ちた偶像』も入れて、3年連続で英国アカデミー賞の作品賞を取得した名監督である。ところは北アイルランド。非 [続きを読む]
  • 『千と千尋の神隠し』の主題歌、「いつも何度でも」
  • “宮崎駿”について書き留めておきたい。ビデオデッキ(ベータ版)を始めて購入した時、会社の後輩が『風の中のナウシカ』(宮崎駿監督、1984年)を貸してくれた。だから、この作品がビデオ再生の第1号で、時は1985年頃だったか。宮崎駿の名もその時に初めて知った。それ以後、宮崎監督作品は意識して観るようになり、『もののけ姫』(1997年)や『千と千尋の神隠し』(2001年)は家族みんなで観に行ったりした。宮崎作品は、 [続きを読む]
  • ペレス・プラードの『マンボのビート』
  • 20年ほど前のことで、妻の実家に行った時の話。その市の駅前デパートへ買い物について行ったら、階のコーナーに、ワゴンセールのような形でCDがいっぱい並べてあった。そのCDをくまなくチェックすると、中に、ペレス・プラードのヒット曲以前を含めた5枚組があった。いい値段なのでためらったが、妻の了承のうえ買ってしまった。その中にある一曲、『マンボのビート』。それはそれはご機嫌な曲で、「トーク・バラエティ番組 [続きを読む]
  • 懐かしの曲・5〜『セレソ・ローサ』
  • 『海底の黄金』(ジョン・スタージェス監督、1955年)という映画があった。内容は、キューバ沖の海底で、スペインの古い沈没船を発見した潜水夫のドミニクとジョニーが黄金を見つけるという海底冒険もの。ジョニーの妻テレサは、ジェーン・ラッセル。監督は、後に『荒野の七人』(1960年)、『大脱走』(1963年)を作るジョン・スタージェス。この作品を、高校の時にテレビで観た。これを、どうしても観たくって観たのは、主題曲が [続きを読む]
  • 『ゲルニカの木』を観て
  • 『ゲルニカの木』(フェルナンド・アラバール監督、1975年)のDVDがブック・オフにあった。内戦時のスペイン。ファシスト反乱軍がスペインのほぼ全土を制圧する中、ゲルニカに近いラミロ村もファシスト軍に包囲された。そんなラミロ村に、ゲルニカ大空襲を逃れた一人の女がやってきた。彼女は村人たちを鼓舞し、徹底抗戦を呼びかける。激しい戦闘が続き村人たちも善戦するが、ついに村はファシスト軍の手に落ちる。そして、村人 [続きを読む]
  • 懐かしの曲・4〜『デリカード』
  • 10代からラテンとイージーリスニングが好きだった。となると、必然的に「パーシー・フェイス・オーケストラ」にも行き着く。この楽団の好きな曲はいっぱいあるが、中でも全米ヒットチャート1位になった『デリカード』がとってもいい。この曲のハープシコード(チェンバロ)が何とも言えない。しかしこの曲に関しては、にがい思い出もある。高校1年の時、友人にラテン音楽を聞かせようと、学校に“パーシー・フェイス”と“ザビ [続きを読む]
  • 『セールスマン』を観て
  • やっと、『セールスマン』(アスガー・ファルハディ監督、2016年)を観てきた。教師のエマッドは妻ラナとともに小さな劇団に所属し、上演を間近に控えたアーサー・ミラー原作の舞台『セールスマンの死』の稽古に忙しい。そんななか、思いがけないことで住む家を失った夫婦は劇団仲間が紹介してくれたアパートに移り住むことに。慌ただしく引っ越し作業を終え、『セールスマンの死』の初日を迎えた夜。ひと足早く劇場から帰宅したラ [続きを読む]
  • 懐かしの曲・3〜『コーヒー・ルンバ』
  • 上映されたら絶対行かなくちゃと思っていた作品が、今上映されている。しかし、どうした訳か映画館に足が向かない。ちょっと、まずいなぁとの意識はある。そればかりか、DVDで観た作品も途中まで記事を書いて、ほったらかし。なので気分転換に、懐かしの曲。やっぱり、アルパと言えば『コーヒー・ルンバ』(ベネズエラ、1958年)。作曲はホセ・マンソ・ペローニ。そして演奏は、作曲者の甥のウーゴ・ブランコ。この曲を始めて聞 [続きを読む]
  • 『トンネル 闇に鎖(とざ)された男』を観て
  • 韓国映画 『トンネル 闇に鎖された男』(キム・ソンフン監督、2016年)を観た。自動車ディーラーのジョンスは大きな契約を成功させ、妻セヒョンと娘が待つ家へ帰ろうと車で向かっていた。しかし、車が山中のトンネルに差し掛かると、突然頭上から轟音が鳴り響き、尋常じゃない揺れがジョンスを襲う。ジョンスの脳裏に不安がよぎった瞬間、トンネルは崩壊し、車ごと生き埋めになってしまう。ジョンスが目を覚ますと、周囲は巨大なコ [続きを読む]
  • 『サラエヴォの銃声』を観て
  • 『サラエヴォの銃声』(ダニス・タノヴィッチ監督、2016年)を観てから、だいぶん日にちが経つ。前回の記事、同監督作品の『鉄くず拾いの物語』から日を開けずにレビューを書き出してみたが、途中放棄になってしまった作品である。サラエヴォのホテル“ホテル・ヨーロッパ”は、第一次世界大戦のきっかけとなったサラエヴォ事件から100年の記念式典を行うための準備に追われていた。その日、ホテルにはさまざまな人たちが集って [続きを読む]
  • 『鉄くず拾いの物語』を観て
  • レンタル店で『鉄くず拾いの物語』(ダニス・タノヴィッチ監督、2013年)を借りてきた。ダニス・タノヴィッチといえば、『ノー・マンズ・ランド』( 2001年)の監督である。だから当然に、期待が膨らむ。ボスニア・ヘルツェゴヴィナに暮らすロマの一家は、貧しくも幸福な日々を送っていた。ある日、3人目の子供を身ごもる妻・セナダは激しい腹痛に襲われ病院に行く。そこで医師から今すぐに手術をしなければ危険な状態だと、夫・ [続きを読む]
  • 「山口敬之氏」に関連するメモ書き
  • 山口敬之氏のスキャンダルについて、メモしながら整理しておきたいと思う。言葉としてスキャンダルがいいのかは、よくわからないが。山口敬之氏の職歴。1990年4月、TBSに入社。2013年からワシントン支局長。2015年4月にワシントン支局長を解任。2016年5月にTBSを退社。以後、フリーランスのジャーナリスト。2016年6月に『総理』を上梓。※ 安倍政権ご用立てのジャーナリストとして有名。2017年 [続きを読む]
  • 懐かしの曲・1〜『カスカ−ダ』(ディグノ・ガルシア)
  • 毎年のことになるが、気候が良くなってくると映画から遠ざかってしまう。観たい作品がないわけではない。それでも足が向かわなくなるのは、自分としてはやはり良くないことだなと思ったりする。そんな思いのなか、昔、夢中になった曲がやたらと懐かしくなったりする。というわけで、今でも持っているレコードの、気になる曲をYouTubeで探してみた。曲は、パラグァイのアルパ名手・ディグノ・ガルシアの『カスカーダ』。題は「滝」 [続きを読む]
  • 『暗黒街の弾痕』を観て
  • 購入したままで、置きっぱなしの『暗黒街の弾痕』(フリッツ・ラング監督、1937年)を観てみた。法律事務所の秘書をしているジョーは、結婚するのを姉から反対されている。その相手のエディ・テイラーが出所し、出迎えるジョー。二人は早速結婚し、新婚旅行に出かける。しかし、行った先の宿屋の主人に、エディが前科者であると気付かれて宿から追い出されてしまう。それに追い打ちをかけるように、エディは、トラック運転手として [続きを読む]
  • 『人生フルーツ』を観て
  • あるブロガーさんの『前編/森の妖精のようなスローライフ。。ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」』を読んで、是非、その映画を観たいと思った。『人生フルーツ』(伏原健之監督、2016年)、東海テレビ製作のドキュメンタリーである。今年の1月に上映されたのを評判の良さからか、アンコールとして丁度上映されていたので観てきた。高蔵寺ニュータウンの一角に住む津端夫妻。美しい平屋は果樹や菜園に囲まれている。建築家津端 [続きを読む]
  • 『コースト・ガード』を観て
  • キム・ギドク監督の『コースト・ガード』(2002年)があったので借りてきた。場所は、南北軍事境界線に近い海岸。韓国の海岸には北の侵入に備え、要所に鉄条網が敷かれている。そして、その軍事地域には「夜7時以降の侵入者はスパイとみなし射殺する」の立て看板がある。海兵隊のカン上等兵は、人一倍訓練に熱心で、北のスパイを捕まえる情熱に燃えている。ある夜、村人で恋人同士のヨンギルとミヨンは悪ふざけも手伝い、酔ってそ [続きを読む]
  • 『午後8時の訪問者』を観て
  • 『午後8時の訪問者』(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督、2016年)を観てきた。診療時間を過ぎた午後8時。小さな診療所のドアベルが鳴らされるが、若き女医ジェニーはそれに応じなかった。翌日、診療所近くで身元不明の少女の遺体が見つかり、診療所の監視カメラにはその少女が助けを求める姿が収められていた。彼女は誰なのか。何故死んだのか。ドアベルを押して何を伝えようとしていたのか・・・(Movie Walkerより [続きを読む]
  • 『悪魔を見た』を観て
  • チョット毛色が違ったモノを観ようかなと、『悪魔を見た』(キム・ジウン監督、2010年)を借りてきた。ある夜、雪の夜道で車がパンクし、レッカー車の到着を待っていた若い女性が、黄色いスクールバスに乗った男に連れ去られる。地元警察は大規模な捜索を開始。まもなく川底から切断された頭部を発見する。このバラバラ殺人事件の被害者は、引退した重犯罪課の刑事チャンの娘ジュヨンだった。一ヵ月前にジュヨンと婚約したばかりの [続きを読む]
  • 『ムーンライト』を観て
  • 『ムーンライト』(バリー・ジェンキンス監督、2016年)を観てきた。この作品の場合、あらすじを後半まで書いておいて、いつまでも記憶を薄れさせないようにしたい衝動にかられた。マイアミの貧困街に住む、内気な黒人少年のシャロン。彼は、“リトル”とあだ名され、学校でいじめられたりしている。ある日の学校帰り。いじめから逃げて廃屋に隠れていると、麻薬ディーラーのフアンが心配して話しかけてきた。フアンは何も話さない [続きを読む]
  • 『アリラン』を観て
  • キム・ギトク監督のドキュメンタリー作品『アリラン』(2011年)を観た。世界的映画監督のキム・ギドクは、2008年の『悲夢(ヒム)』の撮影中、ある女優が命を落としかけるという事故にひどくショックを受ける。そのことが尾を引いて映画を撮れなくなった彼は、トイレもない粗末な小屋に移り住み、家の中にテントを張って暮らし始める。薪ストーブで炊事する孤独な彼を慰めてくれるのは一匹の猫だけだった。(シネマトゥデイより) [続きを読む]
  • 『悪い女 〜青い門〜』を観て
  • レンタル店にほとんど置いてない『悪い女 〜青い門〜』(キム・ギトク監督、1998年)を、やっと探すことができた。近くに臨海工業地域が見える海辺。一軒の民宿に、スーツケースを持った若い女性が訪ねてくる。名はジナ。民宿を経営している夫婦には、ジナと同世代のヘミと高校生のヒョンウがいる。実は、このひなびた宿は隠れた売春宿として機能している。その夜から客を取るジナに、翌朝、ヘミはことごとく冷たく当たり嫌がらせ [続きを読む]
  • 『悪い男』を観て
  • 今回もキム・ギドク。『悪い男』(2001年)を観た。雑踏の街なかにあるベンチ。ヤクザのハンギは、ボーイフレンドと待ち合わせをしている女子大生ソナを一目で気に入る。ハンギを無視するソナは、やって来た彼の元に駆けよる。それを見たハンギは、突然ソナにキスし強引にそれをし続ける。公衆の前で、軍の部隊員から殴られたハンギは屈辱の怒りも手伝って策略を考える。書店で、出来心から財布の中身を抜いたソナは、手下を使った [続きを読む]