『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督、2023年)を観てきた。不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく・・・(映画.comより)奇想天外なお話。だって、河に投身自殺した女性ベラを「フランケンシュタイン」と同じようにゴッド(ゴッドウィン)は蘇生させたんだから。その方法は、死んでいるベラの脳と生きていた自分の胎児の脳を入れ替えるやり方。ゴッドの実験研究は、弟子マックスに記録させてベ...『哀れなるものたち』を観て