すんみぃ さん プロフィール

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すんみぃさん: 潤星会
ハンドル名すんみぃ さん
ブログタイトル潤星会
ブログURLhttp://ysumio.blog.fc2.com/
サイト紹介文主に自生の草花や、それにまつわる能の解説、趣味の小説などを掲載しています。
自由文金剛流能楽師として主に東京で活動する傍ら
趣味で撮った草花を、能の解説や小説と共に紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供53回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2015/07/17 15:29

すんみぃ さんのブログ記事

  • 乙女高原の春の花(1) 能「善知鳥(うとう)」 
  •    山はあっても山無(梨)県、こんな狂歌を聞いたことがある。山梨市は山に囲まれ風光の優れた地。乙女高原は山梨市の東、秩父連山の国師ケ岳のふところといった処。標高1700m。すぐ向こうは長野県。深い森林に囲まれ広さはそれほどではないが訪れる人も少なく静かな隠れスポット。フトしたことで発見、以来度々おとずれる。車なら甲府から秩父に抜ける国道140号線、三富村あたりから左の山道に入り30分程。下界は初 [続きを読む]
  • 高尾山の初夏の花 能「鵺(ぬえ)」
  • 滝行の霊場 2017年5月27日 高尾山にて写す。以下同じ高尾山は信仰の山。数か所に滝行の霊場がある。人は生きるために罪を重ね穢れる。穢れを洗い落とすのは水。水で穢れを払う、万国共通らしい。インドの人は毎日沐浴をするという。乞食でも清潔。ガンジス川の茶色に濁った水でインドの人達に混じって沐浴した。捻挫の痛みが消えたのを思い出す。高尾山はJR中央線一本で行けて深山の雰囲気があり手っ取り早いハイキング [続きを読む]
  • クマノミズキ ミズキ科  能「定家(ていか)」
  •  クマノミズキ ミズキ科 2017年5月30日 山梨県三富村で写すクマノミズキは大木。花を間近に見るのは難しいが、山道の崖下に咲いていて道までせり出しているのに出会ったことがある。真っ白の十字型の小花が手の平のようにかたまって咲く。山桜が終わり代わってクマノミズキが新緑の山を飾る。クマノミズキは漢字で熊野水木だが熊野特産ではないという。全国にあるそうだ。熊野には特に多いのかどうかは知らないが、熊野 [続きを読む]
  • ウツギ 能 「遊行柳」
  • ウツギ(卯の花) 2017年5月7日 奥多摩町丹波山で写す。純白の小花を、雪が積もったようにふんわりと咲かせる。美しい姿はまさにウエディングドレスの花嫁。夏が近づくと“卯の花の匂う垣根に”の唱歌「夏は来ぬ」がラジオやテレビから流れた。この頃トンと聞こえない。昔の歌だからという理由だけではないと思う。今や世の中は物質的には豊かな時代。国の隅々まで楽しいことが行き渡っている。野や山の木や草の花などには [続きを読む]
  • 大菩薩峠登山道の初夏の花(2)能「石橋(しゃっきょう)」
  • 大菩薩峠登山の苦楽を共にした杖。2017年5月7日写す。以下同じ。多分ブナの枯れ枝だったと思う。急峻なガレ道では寄りかかる体を支え、きれいな花を一緒に見た。用が済んだらハイ、サヨウナラかとかと思っていただろう、ごめんと手を合わせてサヨウナラをした。 水場うっかり水筒を忘れた。水が無いと危ない、途中で引き返すしかないと諦めていたら意外な所に水場があった。冷たくて美味かった。喉の渇きを潤してフト、水が [続きを読む]
  • 大菩薩峠登山道の初夏の花(1) 能「二人静」
  • 大菩薩峠稜線の肩 2017年5月7日写す。以下同じ小説「大菩薩峠」で知られた山。気にはなっていたが行ったことはなかった。奥多摩から塩山に抜ける国道411号、通称青梅街道は深い森林、深い谷、断崖絶壁をぬって走る変化に富んだ路。枝道に入って四季の花を見るのが楽しみで度々訪ねる。初夏の花を見に行こうと地図を見ていたら小菅村から林道を行くと白糸の滝があり、少し先から大菩薩峠への登山道があることがわかった。 [続きを読む]
  • サクラソウ 能「忠度」
  • サクラソウ サクラソウ科 2017年5月4日 写す。植栽花ビラの形が日本人の心の花、桜にそっくり。ピンク色の花弁、微笑んでいるように咲く姿が魅力だ。長野県原村近くの草むらの中に咲いていたのを頂いて植えていたのが増えて、毎年可愛い花を見せてくれる。サクラソウは日本の桜草。知らない人は多い。花屋の店先や花壇を飾るのは西洋桜草だから。昔は荒川の土手や湿地を覆うように咲いていたという。花の季節には花見用の [続きを読む]
  • 桜川の桜 能「桜川」
  • 桜川は筑波山近く、桜川市の山から流れ出、霞ケ浦にそそぐ小さな川。「常よりも春べになれば桜川、波の花こそ間なく寄すらめ」平安を代表する歌人、古今集の選者の一人でもある紀貫之の歌で桜川の桜を詠んだ歌だそうだ。桜川の桜は都にまで聞こえ、貫之が憧れた程の桜だったという。能「桜川」の舞台なので十数年前に訪ねたのが切っ掛けで度々訪ねた。「磯部の百色桜」といわれる自然交配の様々な種類の山桜が磯部桜川公園に植えら [続きを読む]
  • 裏高尾の春の花 能「鞍馬天狗」
  • 裏高尾は字の如く高尾山の裏。表の高尾は都心に近く、交通至便の手軽なハイキングコースで人気スポット。近年外国の人が急増している。裏高尾はひっそり、好き者の天国。都心近くにしては珍しい野生植物が多いことで知られている。国道20号線から右に甲州街道旧道をたどり終点小仏まで徒歩二時間ほど。一時間に一本ほどだがバスもある。浅川沿いに山道のハイキングコースがある。途中、高尾山山頂に出るコースと城山に出る静かで [続きを読む]
  • 節分草 能「藤戸」(1)
  • 節分草 キンポウゲ科 写真 USB青 3月30日 節分草 秩父セツブンソウ キンポウゲ科 2017年3月30日写す林の中など日陰に生え石灰岩地帯を好むという。派手な花を咲かせるキンポウゲ科のなかで、楚々と可憐な姿が魅力的だ。10数センチほどの花茎の頂上に1センチほどの花を1個咲かせる。花の下の、切れ込みの深い葉が2枚リング状に茎を抱き、まるでフリルかネックレスのよう。貴婦人の装いだ。この花に憧れる人は [続きを読む]
  • 秩父の早春の花 能「車僧」
  • 武甲山(ぶこうさん)2017年3月30日 秩父で写す。以下同じ秩父の代名詞のような存在の山。縄文時代からの信仰の山だったという。良質の石灰岩の山で長年削り取られ年々山容が変わっていく。1336Mあった標高が今1300にも及ばないという。今の世は、神も金には及ばないかとこの山を見上げる度に涙が出る程の感慨だ。武甲山には固有種の植物が生きていると聞いたことがある。彼や彼女らはどうなったのだろう。フキノ [続きを読む]
  • 都立農業高校神代農場 能「巻絹」
  • 都立農高農場 2016年3月20日写す。以下同じ府中市にある都立農業高校の実習農場。深大寺や都立神代植物園に程近い。深い谷になっていてマスの養殖施設、ワサビ田、小さな田んぼがある。青年学校の射撃訓練場だったそうだから昔は人里離れた処だったのだろう。車の騒音も聞こえず静かこの上もない。公開日には生徒たちが園内を案内してくれる。訪ねたお目当てはカタクリ。カタクリは桜と申し合わせたように同じ頃に咲く。今 [続きを読む]
  • 多摩湖 能「胡蝶」
  • 2017年20日写す。以下同じ多摩湖は東京の西、狭山丘陵にある人造湖。村山貯水池とも呼ばれる都民の水瓶。手入れが行き届き、きれいに整備されている。中央線、武蔵境駅北口から歩いて10分ほど、境浄水場がある。境浄水場から多摩湖まで水を引く導水管が埋設された上はサイクリングロード。境浄水場から多摩湖まで12K,このところ自転車、ジョギング。ハイカーなど急増、にぎやかだ。スミレ スミレ科単にスミレと名が付 [続きを読む]
  •  井の頭公園 能「竹生島」
  • 井の頭公園 2017年3月9日写す。以下同じ。井の頭公園は中央線吉祥寺駅南口から歩いて5、6分。神田川の水源の池が中心をなしている。桜の名所で花の頃は花見の宴で立錐の余地もないほどの賑わい。西に武蔵野の面影を残す雑木林、象のハナ子がいた井の頭動物園、南に人気のジブリ美術館に隣接する。開園は大正6年、この辺りは昔、狩場だったそうだ。徳川家康が関東随一の銘水と褒め称え、お茶をたてたという「お茶の水」と [続きを読む]
  • 町中の早春の花 能「経正」
  • お祝いに娘達が荻窪の割烹料理に招待するという。滅多に行けないのでワクワクの数日だった。荻窪は2、3思い出のある所でもある、周辺を歩いてみることにした。早春とはいっても野や山はまだ冬、花などある筈はない。野山より暖かい町から先に春は来る。郊外の我が家より荻窪には早い春は来ているのではと、招待された日カメラを担いで約束の2時間も前に勇んで出かけた。温かくなると雑草と嫌がれる草達の花もこの時期は見直され [続きを読む]
  • 伊豆 下賀茂温泉の桜 能「墨染桜」
  • 下賀茂温泉の河津桜 バラ科 2017年2月16日写す。以下同じ下賀茂温泉は伊豆半島の突端、石廊崎の近くにある温泉。山に囲まれ、青野川が流れる。青野川の両岸に桜並木、千本桜とか。ここも河津桜が満開だった。桜目当ての観光客は少なく静かだった。河津の賑わいに程遠い。見物客にせきたてられる雑踏もなく、ゆっくり桜を堪能した。駐車場もゆったり、にわか売店はなく道の駅でゆっくり休めた。太い幹からニョキリと直接咲 [続きを読む]
  • 河津桜 能「泰山府君」
  • 河津桜 バラ科 2月16日写す。以下同じ河津桜は早咲きの華やかな桜。近年、観光客の少ない時期の伊豆の観光目玉となった。河津桜を知ったのは十数年前、河津川の橋を渡っているとき偶然見つけた。以来毎年訪れる。その頃は河口から2,3百メートルの並木だったと思う。現在は河口から数キロ。花の頃には上流まで見事な花盛りだ。桜は日本では花の代名詞、花といえば桜を指したそうだ。河津桜は花の少ない時期に咲き,そのうえ [続きを読む]
  • 松戸「戸定邸」 能「源氏供養」
  • 戸定邸 2017年2月2日写す。以下同じ 千葉県の松戸に謡曲と仕舞の、同好がいて通っている。ひょんな切っ掛けで戸定邸を知った。松戸は上野から常磐線で15分少々、首都のベットタウンと云ってもいい距離。失礼な言い様だが、こんな処にこんな素敵な庭園、建物があるとは思いもよらなかった。戸定邸は最後の徳川将軍、徳川慶喜の弟、最後の水戸藩主、徳川昭武の住まいに建てられたそうだ。昭武は慶喜の名代でパリ博覧会に派 [続きを読む]
  • 五浦、五大堂 能「井筒」
  • 五大堂遠景 松林の奥が日本美術院跡 2017年1月14日写す。以下同じ。五浦は福島県境に近い茨城の北部、大津港の近くの景勝の地。上野の芸大の前身、東京美術学校を作った一人、岡倉天心が住んだ。五大堂は天心の瞑想の隠所だったという。美術学校での色々な問題で受けた心の負担を癒すためだったのだろうか。天心は日本美術院を五浦に移し、天心の門弟、横山大観、菱田春草、下村観山なども移り住み日本画の制作活動をした [続きを読む]
  • 勿来の関 能「東北」
  • 今年は裏日本、北海道、近畿、九州まで大雪がつづく。雪を心配しながら福島の勿来の関、茨城県の北端、五浦を訪ねた。殊の外寒かった。寒さのせいだけはなく此処は何時来ても訪れる人も少なく静かで昔を彷彿とさせる。勿来の関(なこそのせき)跡 2017年1月13日写す以下同じ。騎馬武者の銅像は源義家。肝心のカメラを忘れ同行のタブレットで撮った。逆光でうまく撮れなかった。福島県だが茨城県の県境に近い。常陸国と陸奥 [続きを読む]
  •  寂光院 能「大原御幸」
  • 寂光院 2016年12月24日写す。以下同じ静かな佇まいだった。観光客も少なく昔を偲ばせる辺りの風景だった。ここは平家物語「灌頂巻」、能「大原御幸」の舞台。平家滅亡後、建礼門院徳子は大原の荒れ寺、寂光院に入り我が子安徳天皇、一族の菩提を弔った。後白河法皇が寂光院に行幸し、建礼門院に平家滅亡の折の話を聞く。「一宇の御堂あり、甍破れては霧、不断の香を焚き、とぼそ落ちては月もまた常住の燈火をかかぐ」法皇 [続きを読む]
  •  初冬の野川公園(2)能「紅葉狩」
  • 野川公園 2016年12月8日写す。以下同じ野川公園は調布、小金井、三鷹市にまたがる広大な都立の公園。以前、街路樹の苗木を育てていた武蔵野公園と西部是政線を挟んで隣接している。野川公園は広々とした芝生が広がり、あちこちに大木が植えられている。遊園地的施設はなく自然いっぱい。武蔵野公園は大木に覆われ、森林浴散歩に最適。両公園の北の端は崖になっていて(ハケと云うそうだが)清水が湧く。この清水を集めて「 [続きを読む]
  •  初冬の野川公園(1) 能「雲林院」
  • 野川公園 2016年12月8日写す。以下同じ野川公園を知らない人は多いと思う。調布市、小金井市、三鷹市にまたがる自然いっぱいの広大な都立の公園だが遊園地的施設がないためか訪れる人も少ない。隣接する武蔵野公園、多磨霊園、調布飛行場、キリスト教大学と、とてつもなく広大な自然が広がる。北の端は崖(ハケとよぶ)になっていて崖下から清水が湧き出て小川を作っている。野川。暖かくなると子ども達がザリガニや小魚と [続きを読む]
  • 玉川上水の秋(2) 能「実盛」
  • 国木田独歩文学碑 2016年12月6日写す。以下同じ。明治末期の詩人、小説家、国木田独歩の代表作「武蔵野」の一節を刻んだ碑。武蔵野は荻窪あたりから川越辺り迄、武蔵野市が中心地だったらしい。平坦な原野に雑木林、牧畜などの草原が広がる独特な景観の地だったという。都までも聞こえ、古今集に「武蔵野は今日はな焼きそ若草の、つまも籠れりわれもこもれり」伊勢物語では二条妃高子の歌としている。能「小塩」でも謡われ [続きを読む]
  • 玉川上水の秋(1) 能「野守」
  • 水衛所跡。玉川上水の管理をする人が常駐していた所。2016年12月6日写す以下同じ。玉川上水は江戸初期に作った人造の川。多摩川の上流、羽村から四谷まで40数キロ江戸の飲み水対策で作られた。測量機器の無かった時代に100mの標高差を流す土木事業は驚異だそうだ。10数年前、一時水をとめたこともあったが今は滔々と流れていて橋が幾つもあり橋の下では大きな鯉が餌をねだって口パクしている。玉川上水は太宰治が心 [続きを読む]