閑人 さん プロフィール

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閑人さん: 閑人の絵日記
ハンドル名閑人 さん
ブログタイトル閑人の絵日記
ブログURLhttp://saitotomonaga.blogspot.jp/
サイト紹介文1. パステル画や水彩画などの自作品紹介 2. 絵画、映画、デザインなどに関する論評
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供97回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2015/08/14 16:49

閑人 さんのブログ記事

  • 「LA LA LAND」のポスターとフォント
  • The poster and the font of " LA LA LAND "またまた「ラ・ラ・ランド」の話題。ある人のブログに面白い投稿があったので紹介を。このポスター、左がオリジナル版で、右が日本版。映画の要素を何から何まで詰め込んだ「てんこ盛り」にしてどんな内容かを「説明」しようとしている日本版に対して、オリジナル版は内容を「ほのめかす」だけで、あとは見る人の想像にまかせようとしている。これは本来の日本文化の伝統からする [続きを読む]
  • 公募展で受賞するには?
  • Pastel painting for exhibitionある先生に「公募展で賞をとるにはどうすればいいですか?」と生な質問をしたら「研究的な作品でないと」と言われた。「研究的」とは何らかの主張があることで、単に写生的な絵ではどんなに上手くてもだめ、ということだった。そこまではなんとなく分かるが実際は簡単でない。初めての受賞はこんな作品だったのだが。「雨上がり」 2007 現代パステル協会展(一般佳作賞) [続きを読む]
  • 高潮展
  • 明後日からグループ展「高潮展」が始まる。( 3 / 22 ~ 3 / 26 目黒美術館 )今回は都合により新作を描けず、去年の公募展(現代パステル協会展)の出品作を流用。「崩れゆく神殿」 パステル F 40 号 [続きを読む]
  • 水彩画家 Kさんの「 "濃彩" のすすめ」
  • Watercolor painting昔からの知り合いの Kさん、すっかり人気水彩画家になってしまい、毎年個展を開いているが、今回も観に行った。 1 枚完成するまで現場へ3〜4日通い続けるというだけあってモチーフに向き合う真剣さが伝わってくる。著書の中でも「心に響いた情景を表現するにはサラサラっとしたスケッチでは物足りない。淡彩で次から次へと数をこなしたい誘惑にかられそうになっても、時間を費やしてじっくり描く。」と言って [続きを読む]
  • イタリアの水差しをパステルで
  • Italian pitcherこの素朴で暖かくユーモラスな水差しとカップは、イタリアの田舎をあちこち車で走りまわっていた時、古都アッシジの土産物店で買ったもの。こんないかにもイタリアンな雰囲気が個人的に大好きなのだが、それが今の時代でも生きている。アレッシ( Alessi)のテーブルウェアや雑貨は超モダーンなデザインで有名だが、精神は昔ながらの民芸品的な暖かさを受け継いでいる。「鳥」つながりで例をあげると、このクリップ [続きを読む]
  • ミュシャ展(国立新美術館)
  • Exhibition " Alfons Mucha "ミュシャ展が始まったので早速観に行った。おなじみのアールヌーボーのポスターの他に、「スラブ叙事詩」という超大作シリーズがあり、今回の目玉になっている。ミュシャにこんな絵があるとは知らなかったが、チェコ国外ではこれが世界初公開ということだ。「スラブ叙事詩」はスラブ民族の歴史を描いた歴史画のシリーズで、長さ8mという大作が 20 点も並んでいて壮観。淡い色と柔らかいコントラ [続きを読む]
  • 「マスカレード」をパステルで描く
  • "Masquerade" with pastelマスカレード(仮面舞踏会)は今風に言えばコスプレパーティのようなものだろう。その発祥の地がヴェネチアで、それ用の仮面はヴェネチアン・マスクと呼ばれている。全員マスクで顔を隠しているので怪しげなことがいっぱい起きたようだが、マスク自体も怪しげな雰囲気のものが多い。このマスクは昔、ヴェネチアに行ったとき買ったものだが、「Pantalone」と書いてある。16 世紀イタリアで大衆向けの仮面劇 [続きを読む]
  • 草間彌生展(国立新美術館)
  • Exhibition " Yayoi Kusama : My Eternal Soul "「草間彌生:わが永遠の魂」展(〜5 / 22)を国立新美術館で観た。「さあ見ろ!」と言わんばかりに迫って来る。パワーに圧倒されながらも吸い込まれるように見てしまい、最後にどっと疲れがきた。最新作のシリーズ 130 点を集めた第1室がとくに大迫力で、そこが撮影 OK になっているのが嬉しい。ミュージアムショップのレジに図録を買い求める人の長蛇の列ができていたが、初めて見 [続きを読む]
  • 「ラ・ラ・ランド」の車
  • The cars in " La La Land "先日、「ラ・ラ・ランド」について書いたが、今日(2 / 27)のニュースによれば予想に反してアカデミー賞を逃したようだ。映画界の反トランプ気分が影響したのか。それはともかく蛇足的なことをひとつ。「ラ・ラ・ランド」は超車社会のロスが舞台なので、車やフリーウェーのシーンがたくさん出てくる。女優志望のエマ・ストーンが乗っているのがトヨタ・プリウス。一方で昔ながらの古いジャズにこ [続きを読む]
  • 今週の映画
  • 「マリアンヌ」◯緊迫感たっぷりで最後まで引き込まれる。ラストの空港のシーンが「カサブランカ」を思わせるドラマチックなエンディング。「ラ・ラ・ランド」◎設定は現代だが、昔ながらのレトロなミュージカルの雰囲気そのままの映画。エマ・ストーンがいい。グリフィス天文台などロスの名所がたくさん出てくるのも楽しい。アカデミー賞最有力というのも納得。 [続きを読む]
  • 映画「イージー・ライダー」
  • ” Easy Rider "最近のトランプ大統領のニュースを見るたびに昔の映画「イージー・ライダー」のことを思い出す。我々には奇妙に見える大統領の言動と、それが多くのアメリカ人から支持されていることの理由がこの映画から見えてくる。アメリカ西海岸の2人の若者がバイクで旅するロードムービーだが、南部に来たとき地元の住民に射殺されてしまう。殺したのは善良な市民で、自分たちの古き良き生活と異なる価値観を持ち込む「よそ [続きを読む]
  • ルドンのパステル画
  • Redon of the Mitsubishi Ichigokan Museum, Tokyo三菱一号館美術館によく行く(現在は「オルセーのナビ派展」開催中)が、どんな企画展の最中でもこのルドンのパステル画は常に展示されている。この美術館の目玉コレクションなのだろう。ルドンはもともとは幻想的で不気味な絵が有名で、「げげの鬼太郎」の水木しげるも参考にしたという一つ目小僧の作品が代表例だ。それがどういう心境の変化か50歳を過ぎてから一転してパステル [続きを読む]
  • 大人の塗り絵 ウィリアム・モリス
  • An Arts & Crafts Coloring book "William Morris"大人の塗り絵が流行っているのは知っていたが、それを孫が熱中しているのを見てびっくりした。昔の塗り絵のイメージと違って緻密かつ複雑でけっこう面白そうだ。そうしたらたまたまウィリアム・モリスの壁紙を塗り絵化した本を見つけたので買ってみた。見開きの左がオリジナルで、右が塗り絵用になっている。(ロンドンのV&A美術館のコレクションどうりらしい)やってみると [続きを読む]
  • ナビ派展
  • Exhibition "Orsay Nabis"ナビ派をこんなにまとまって見れる展覧会は初めてかもしれない。遠近法と陰影法を無視して、ベタ塗りの色面で構成した平面的な絵は完全に浮世絵的な世界。絵のフォーマットも、日本美術的な掛け軸風あり、屏風絵風ありで面白い。作品を提供しているのは印象派の殿堂のオルセー美術館だが、その館長があいさつの中で、これからは印象派よりナビ派を重視していくと宣言している。確かに今まで、あまり [続きを読む]
  • 今週観た映画
  • 期待作がいっせいに始まり、映画館通いの一週間。「未来を花束にして」△ 女性参政権運動の歴史について勉強になったが、映画としては普通。メリル・ストリープが運動の指導者役で登場し、女性差別反対の演説をしているのが、彼女のトランプ大統領批判と重なって面白かった。「マグニフィセント・セブン」×「七人の侍」へのオマージュ的な宣伝につられて観たが凡作。「エゴン・シーレ 死と乙女」◯モデルの日常のさりげな [続きを読む]
  • 交番のデザイン
  • Koban30年くらい前に警視庁が、「ポリスボックス」の名前通りの「箱」だった交番を新しいデザインに変えようということで都内数十ヶ所の交番を建築家に設計させた。最近それを見て回ったがとても面白い。小規模で単純な機能の、ただ親しみやすくて目立てばいいという建物なので、デザインの自由度が高いのだろう。そのぶん力作や駄作いろいろだ。(左)数寄屋橋交番。幾何的形態と縞のカラリングがちょっとポストモダンを思わせる [続きを読む]
  • 絵画と「テーブル」
  • "Table"「テーブル」の意味について書いた高山宏という人の本がとても面白い。(「終末のオルガノン」作品社、1994 )「テーブル」はその周りに座る人たちの関係を秩序づける。食事場面での夫婦や親子といった家族秩序や、座る席順が地位という社会秩序を表す(日本の上座 / 下座も同じ)など。そういう意味の表現として、テーブルはたびたび絵画に登場する。そういえば「ちゃぶ台返し」という日本語があるが、ちゃぶ台(=テーブ [続きを読む]
  • 工場地区の風景
  • A rainy day of the factory area歩いて1時間くらいの海の近くに火力発電所やセメント工場などの大きな工場が並ぶ地域があり、その周辺地区には中小企業の工場や倉庫などが集まっている。ガランとして色彩感もない所だが、素っ気ない雰囲気がなんとなく好きでよく散歩に出かける。雨の日の風景は特にさびしい。 [続きを読む]
  • 映画「アイ・イン・ザ・スカイ」
  • Movie "Eye in the Sky"公開中の「アイ・イン・ザ・スカイ 」を観た。現代の最先端の戦争の実態を生々しく描いていてなかなか面白い。衛星カメラがテロリストが隠れている家を見つけると、鳥ドローンを屋根の上に飛ばして出入りする人間を確認する。そして虫ドローンが家の中に入り行動を監視する。最後に爆撃ドローンがミサイルを積んで発進する。このように今の戦争は何千キロも離れた場所にいる標的をすぐ目の前にいるよ [続きを読む]
  • 映画の階段のシーン
  • Film scene : A baby pram rolling down steps「アンタッチャブル」という映画を見ていたら、刑事が駅の階段で犯人を尾行している場面で、階段の上にある乳母車をちらちらアップで写すので、あれだなと思って見ていたらやっぱりそうだった。コットン、コットンと乳母車が階段を転がり始める。母親がきゃーと叫ぶと、刑事は思わず乳母車を止めようとして身をさらしてしまい・・・これ、「戦艦ポチョムキン」の有名なシーンの引用だ [続きを読む]
  • 映画「この世界の片隅に」
  • Movie "In this Corner of the World"話題の「この世界の片隅に」を観た。主人公の女性は絵を描くことが大好きで、そのシーンが繰り返し出てくる。それが「片隅」から「世界」を見ながら自分の居場所を確かめようとする主人公の生き方を表現している。「ある環境にポツリと取り残されたようなちっぽけな人物が生きた、想像力と現実との柔らかい移ろいとしての世界を描き出す。まさに『この世界の片隅』において、すずは現実 [続きを読む]
  • ?なビル、不条理な建築
  • Architecture of the absurdこれ Photoshop でいじったわけではなく、本当にこのとおりのビルが銀座のまんなかにあるのを発見した。調べたら某有名企業のショウルームとして5年くらい前にできたらしいが、上を見て歩かないので気がつかなかった。アメリカ人の建築家が書いた「不条理な建築」という本に世界中のナンセンスな建物が紹介されているが、その中にこんな建築は日本だけには無い、と書いてある。それは『日本の建築家は [続きを読む]
  • 宇宙と芸術展
  • Exhibition "The Universe and Art"終了間際に見に行った。(森美術館 〜1/9)ポスターのロケットの絵がよくない。宇宙飛行士や宇宙ステーションの話かと思ってしまう(それも少しあるが)。「宇宙」は古来から、世界とはどうなっていて、自分たちはその中のどこにいるのか、と人間が思い悩んできた問題だが、その意味での「宇宙」だ。古今東西の様々な人々が想い描いた宇宙の記録で、曼荼羅やかぐや姫やガリレオなど盛り [続きを読む]
  • ブレードランナー続編
  • Blade Runner「ブレードランナー」の続編が今年の秋に公開と決まったようだ。期待の声が高まっているが、まだチラ見せ的な予告映像しか出していない。前回はシド・ミードが「ビジュアル・フューチャリスト」という肩書きで美術に全面的に関わった。セットや小道具のデザインのほかマットペイントもやっていた。下は超高層ビルのシーンの原画( Syd Mead 画集「Oblagon」より)と実際の映像だが、近未来の世界をあえてゴシック風建 [続きを読む]