閑人 さん プロフィール

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閑人さん: 閑人の絵日記
ハンドル名閑人 さん
ブログタイトル閑人の絵日記
ブログURLhttp://saitotomonaga.blogspot.jp/
サイト紹介文1. パステル画や水彩画などの自作品紹介 2. 絵画、映画、デザインなどに関する論評
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供99回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2015/08/14 16:49

閑人 さんのブログ記事

  • 映画にみる住まい(1)インテリアの色
  • Interior colors in movieインテリアは住む人のキャラクターやライフスタイルを反映している。だから単なる場面の背景としてではなく、登場人物の「人」を表現する手段としてインテリアが使われることがある。その中でインテリアの「色」に重要な役割をもたせている映画3作。「インテリア」("Interiors" '78)白い壁は暖色系のオフホワイトにするのが普通だが、映画ではインテリアデザイナーの妻が自宅の色すべてを寒色系 [続きを読む]
  • 人類最古の芸術作品「ライオン人間」
  • "Lion-man" : The oldest artこの約4万年前の彫刻が人類最古の芸術作品だそうだ。頭がライオンの人間で、「ライオン人間」と呼ばれている。今の人類はすべてホモサピエンスの子孫だが、それ以前にはネアンデルタール人などの人類種もいた。彼らは生存競争でサピエンスに負けて消滅した。両者が縄張り争いで戦いをしたとすると、武器などの戦闘力では互角だったが、サピエンスのほうは、戦略を考える能力があったり、メンバーを組 [続きを読む]
  • 映画「美女と野獣」と「暗黒ディズニー入門」
  • "Beauty and the Beast"「暗黒ディズニー入門」(高橋ヨシキ著)という本がとても面白い。ディズニー映画ファンにはおすすめだ。(ただタイトルの「暗黒」という言葉は内容とあまり関係ない)ディズニーの魅力は幻想と現実を徹底的に混ぜ合わせることだという観点から代表作を読み解いている。いろんな作品に登場する「魔術」はその手段で、幻想を現実に転化し、現実を幻想に転化するというディズニー映画の根幹になっている。さら [続きを読む]
  • 銀座の新旧建築
  • The new and old buildings at Ginza銀座のビルが次々に新しくなっているが、最近のデザインはすごい。話題の新しいデパートなどは極め付き。キラキラ素材の飾りを表面に貼り付けていて、しかもテナントごとに別デザインになっているので、歩いていてこれがひとつの建物だとは気がつかない。昭和初期に「看板建築」という商店建築のスタイルが流行ったが、木造建物の道路に面した表面の皮一枚だけを飾って立派に見せようとした看板 [続きを読む]
  • 「バベルの塔」展(続き)
  • Exhibition " The Tower of Babel " #2前回書いたように、この絵は 75cm ほどの小さい絵なのだが、ここになんと1400人くらいの建設作業員が描かれているという。肉眼ではほとんど見えないのだが、同時展示されている300% の拡大複製でよく見える。ブリューゲルはなぜ空想の高層建築を、建設中として描いたのか。こんな天にも届くような塔を建てると、人間の傲慢さに神様が怒って天罰を受けるぞ、という世界観を視覚化したと言わ [続きを読む]
  • 「バベルの塔」展
  • Exhibition " The Tower of Babel "「バベルの塔」展が始まったのでさっそく観に行った。実在しない空想の高層建築を描いているが、なおも建設中でさらに高さを増そうとしている。ブリューゲルはなぜこんな絵を描いたのか、専門家の解説によれば・・天にも届くような塔を建てようとする人間の傲慢さが神の怒りに触れて天罰が下ったという聖書の伝説を、当時の時代に当てはめて描いたもので、建築を文明の象徴として描くことで世界 [続きを読む]
  • アプローチ R
  • Approach R何度見ても気になる。電車の窓は直線と円弧のつなぎ目が錯覚で凹んで見える。飛行機の場合は、直線と円弧の間にもう一つのゆるいカーブを挟んで視覚的歪みを補正している。このアプローチ R の効果は大きい。スマートフォンのような場合も、歪んだ形(左)が多い中で、さすがに i Phone(右)はきちんとやっている。感覚だけの問題で性能や機能に関係ないことだが、それだけに、メーカーのものづくりの姿勢が見えて面白 [続きを読む]
  • 池田学「The Pen」展
  • IKEDA Manabu " The Pen "池田学の「The Pen」展が佐賀県立美術館で終ったが、巡回して東京に来るのは9月だそうなので、ひと足先に図録を買ってながめている。表紙の絵は、東日本大震災の津波をモチーフにして、自然の破壊力と生命の再生力を描いた「誕生」という作品の部分拡大。長さ4mの大作だが、ペンとインクだけで描くので、一日に10cm 四方しか描き進められないそうだ。アメリカの美術館で公開制作をしながら [続きを読む]
  • AI が描いたレンブラントの「贋作」
  • The forgery drawn by AI最近、「The Next Rembrandt」というプロジェクトが話題になった。AI を使ってレンブラントの作風をコンピュータに学習させ、レンブラントの「新作」を描かせるというもの。贋作作家が巨匠の作風を徹底的に研究して、それ風の贋作を描いているのと同じことをコンピュータにやらせているわけだ。今は実在の画家の絵しか描けないのでまだ「贋作」の域を出ないが、やがては完全オリジナルでしかも人間には描け [続きを読む]
  • 映画「美術館を手玉にとった男」
  • "Art and Craft”「美術館を手玉にとった男」は 30 年もの間 100 点以上の絵で美術館をだまし続けた実在の贋作画家のドキュメンタリー映画。この人は贋作を美術館にただで寄付していたという不思議な人。だから発覚後も罪に問われなかった。金儲けが目的ではなく、自分の絵が美術館に展示されていることにひそかな喜びを感じていた。映画では絵の制作過程や、だましのテクニックなどを実際の証言から再現していてとても面白い。こ [続きを読む]
  • 懐かしの映画ポスターと野口久光
  • The retro movie posters by H. Noguchi昭和の匂いがよみがえってくる昔懐かしい映画ポスター。当時のポスターの多くは野口久光という人が描いていて、この人が映画ポスターのスタイルを作りあげた。高校の大先輩だが、東京芸大を出て映画会社の宣伝部に入り、昭和 40年くらいまで描き続けた。こんな情感たっぷりの手描きのポスターはすっかり姿を消してしまった。フランス映画全盛の時代から、 CG 多用のハリウッド映画時代に代わ [続きを読む]
  • 「LA LA LAND」のポスターとフォント
  • The poster and the font of " LA LA LAND "またまた「ラ・ラ・ランド」の話題。ある人のブログに面白い投稿があったので紹介を。このポスター、左がオリジナル版で、右が日本版。映画の要素を何から何まで詰め込んだ「てんこ盛り」にしてどんな内容かを「説明」しようとしている日本版に対して、オリジナル版は内容を「ほのめかす」だけで、あとは見る人の想像にまかせようとしている。これは本来の日本文化の伝統からする [続きを読む]
  • 公募展で受賞するには?
  • Pastel painting for exhibitionある先生に「公募展で賞をとるにはどうすればいいですか?」と生な質問をしたら「研究的な作品でないと」と言われた。「研究的」とは何らかの主張があることで、単に写生的な絵ではどんなに上手くてもだめ、ということだった。そこまではなんとなく分かるが実際は簡単でない。初めての受賞はこんな作品だったのだが。「雨上がり」 2007 現代パステル協会展(一般佳作賞) [続きを読む]
  • 高潮展
  • 明後日からグループ展「高潮展」が始まる。( 3 / 22 ~ 3 / 26 目黒美術館 )今回は都合により新作を描けず、去年の公募展(現代パステル協会展)の出品作を流用。「崩れゆく神殿」 パステル F 40 号 [続きを読む]
  • 水彩画家 Kさんの「 "濃彩" のすすめ」
  • Watercolor painting昔からの知り合いの Kさん、すっかり人気水彩画家になってしまい、毎年個展を開いているが、今回も観に行った。 1 枚完成するまで現場へ3〜4日通い続けるというだけあってモチーフに向き合う真剣さが伝わってくる。著書の中でも「心に響いた情景を表現するにはサラサラっとしたスケッチでは物足りない。淡彩で次から次へと数をこなしたい誘惑にかられそうになっても、時間を費やしてじっくり描く。」と言って [続きを読む]
  • イタリアの水差しをパステルで
  • Italian pitcherこの素朴で暖かくユーモラスな水差しとカップは、イタリアの田舎をあちこち車で走りまわっていた時、古都アッシジの土産物店で買ったもの。こんないかにもイタリアンな雰囲気が個人的に大好きなのだが、それが今の時代でも生きている。アレッシ( Alessi)のテーブルウェアや雑貨は超モダーンなデザインで有名だが、精神は昔ながらの民芸品的な暖かさを受け継いでいる。「鳥」つながりで例をあげると、このクリップ [続きを読む]
  • ミュシャ展(国立新美術館)
  • Exhibition " Alfons Mucha "ミュシャ展が始まったので早速観に行った。おなじみのアールヌーボーのポスターの他に、「スラブ叙事詩」という超大作シリーズがあり、今回の目玉になっている。ミュシャにこんな絵があるとは知らなかったが、チェコ国外ではこれが世界初公開ということだ。「スラブ叙事詩」はスラブ民族の歴史を描いた歴史画のシリーズで、長さ8mという大作が 20 点も並んでいて壮観。淡い色と柔らかいコントラ [続きを読む]
  • 「マスカレード」をパステルで描く
  • "Masquerade" with pastelマスカレード(仮面舞踏会)は今風に言えばコスプレパーティのようなものだろう。その発祥の地がヴェネチアで、それ用の仮面はヴェネチアン・マスクと呼ばれている。全員マスクで顔を隠しているので怪しげなことがいっぱい起きたようだが、マスク自体も怪しげな雰囲気のものが多い。このマスクは昔、ヴェネチアに行ったとき買ったものだが、「Pantalone」と書いてある。16 世紀イタリアで大衆向けの仮面劇 [続きを読む]
  • 草間彌生展(国立新美術館)
  • Exhibition " Yayoi Kusama : My Eternal Soul "「草間彌生:わが永遠の魂」展(〜5 / 22)を国立新美術館で観た。「さあ見ろ!」と言わんばかりに迫って来る。パワーに圧倒されながらも吸い込まれるように見てしまい、最後にどっと疲れがきた。最新作のシリーズ 130 点を集めた第1室がとくに大迫力で、そこが撮影 OK になっているのが嬉しい。ミュージアムショップのレジに図録を買い求める人の長蛇の列ができていたが、初めて見 [続きを読む]
  • 「ラ・ラ・ランド」の車
  • The cars in " La La Land "先日、「ラ・ラ・ランド」について書いたが、今日(2 / 27)のニュースによれば予想に反してアカデミー賞を逃したようだ。映画界の反トランプ気分が影響したのか。それはともかく蛇足的なことをひとつ。「ラ・ラ・ランド」は超車社会のロスが舞台なので、車やフリーウェーのシーンがたくさん出てくる。女優志望のエマ・ストーンが乗っているのがトヨタ・プリウス。一方で昔ながらの古いジャズにこ [続きを読む]