progressing pilgrim さん プロフィール

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progressing pilgrimさん: 世界文学全集への挑戦、2年目に突入
ハンドル名progressing pilgrim さん
ブログタイトル世界文学全集への挑戦、2年目に突入
ブログURLhttp://jesusfreak.seesaa.net/
サイト紹介文40代既婚の男がふと思い立って世界文学全集に挑んでいます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供364回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2015/09/02 21:37

progressing pilgrim さんのブログ記事

  • 尊敬されない王
  •  『マリー・アントワネット』によると、ルイ16世は妃であるマリー・アントワネットの尊敬を受けることができていなかったようです。 妻から尊敬されなければ、王として国民の尊敬を受けることもできないと思います。ルイ16世が尊敬しやすい人でなかったことも、マリー・アントワネットが自然に尊敬できなくても尊敬しようと思っていなかったことも、いずれもあったのでしょう。どちらかがそれを変えることができなかったことは不 [続きを読む]
  • 楽しみの目的化
  •  『マリー・アントワネット』の記述は、ルイ16世から再びマリー・アントワネットが中心になります。 考えることを好まず、楽しみを求めて常に動いており、落ち着きがなかったり、思慮に欠けていたりするようです。楽しみはもちろん役に立ちますが、それが目的になるとおかしくなるでしょう。 夫であるルイ16世が夫婦間でリーダーシップを取っていればうまくいったのかもしれませんが、実際にはマリー・アントワネットに引きずら [続きを読む]
  • 王らしくない王
  •  『マリー・アントワネット』の記述は、しばらくの間、マリー・アントワネットの夫である、新たに王位に就いたルイ16世についてのものになります。 ルイ16世は王らしくない人物だったようです。在位していた当時、存在感はあまりなかったように思われます。現代でも、ルイ16世自身というよりも、マリー・アントワネットの夫という位置づけで取り上げられることが多いのではないかと思います。 そういう王らしくない王が王だとい [続きを読む]
  • 王の交代
  •  『マリー・アントワネット』の今日読んだ箇所では、マリー・アントワネットの夫の祖父である王が他界して、夫が王になります。 この先代の王はキリスト教の信仰の面では教会から良く思われないような生き方をしていたようです。聖職者が、王の死の直前に死の恐怖を利用して信仰に対する態度を改めさせようとし、側室を去らせるように圧力をかける様子が描かれています。 そうしていたのかもしれませんが、本来ならばもっと前か [続きを読む]
  • 民衆に対する無関心
  •  『マリー・アントワネット』における、マリー・アントワネットとパリとの関係についての記述がさらに続き、パリという街の提供する歓楽に心を捕らえられている様子が描かれています。 マリー・アントワネットは楽しみを求めてパリに通うようになりますが、その一方でそこにいる民衆に対しては関心を持っていなかったことが記されています。 年の若さのためという面もあるでしょうが、王太子妃として民に心を向けられないところ [続きを読む]
  • 大歓迎
  •  マリー・アントワネットのパリ訪問が民衆に大歓迎された様子が、『マリー・アントワネット』の今日読んだ箇所で描かれていました。 その記述でもほのめかされていますが、その後、パリの民衆との関係がどのように変わるかがわかっているだけに、その対比が際立つように思います。 人の心は変わりやすい、ということを考えます。にほんブログ村 読書 [続きを読む]
  • パリ訪問
  •  『マリー・アントワネット』を読み進め、王の側室との対立の記述に一区切りついた次に、マリー・アントワネットがヴェルサイユからパリを訪問しようとする記述に移ります。 これまで知らなかったのですが、ヴェルサイユについて、パリまで歩いて6時間ほどだということが示されています。地位が高いとはいえ、その程度の移動も自分の一存ではできないというのは、とても窮屈な立場だと思います。にほんブログ村 読書 [続きを読む]
  • 屈服
  •  『マリー・アントワネット』で描かれている、マリー・アントワネットと夫の祖父である王の側室との対立は、マリー・アントワネットが折れることによって決着がつきます。 まだ17歳という若い時期の苦い経験は、心を頑なにし、その後の生き方に影響を与えているようです。事件自体は滑稽ともいえるようなできごとですが、その残したものは大きそうです。にほんブログ村 読書 [続きを読む]
  • どえらい番狂(わ)せ
  •  『マリー・アントワネット』に描かれている、マリー・アントワネットと王の側室との対立は、関係者の尽力により解決の段取りができ、あとは実行あるのみになります。 しかしそこで、それがうまくいくことを好まない人たちから横やりが入ります。「どえらい番狂せ」と表現されていますが、意外なことに計画が覆されます。 滑稽な感じがしましたが、その後で述べられている当時の国際情勢を背景として、当事者としては深刻な問題 [続きを読む]
  • 宮廷内の権力者
  •  『マリー・アントワネット』の記述によると、マリー・アントワネットが王太子妃になった頃、夫の祖父である王の側室が宮廷の中で権勢を誇っていたようです。 マリー・アントワネットは、そのことを快く思っていない人たちから影響を受けて、この側室と対立することになります。 このとき、王は本来すべきであるようには物事を正しく裁いていなかった様子です。リーダーシップを取るべき人が取らないことで組織の力が削がれるこ [続きを読む]
  • 後見人
  •  『マリー・アントワネット』で、マリー・アントワネットを監視するためにその母親である女帝から送り込まれた後見人が紹介されました。 自分で監視するだけではなく、自分がいられないところにいて様子を伝えてくれる仲間を何人も作って、四六時中監視を続けられるようにして、親展の便で女帝に報告していたようです。 お金はあまり制限をせずに使えたのだろうと想像しますが、単身で乗り込んで行って、命じられたら役割を十分 [続きを読む]
  • 2代前の王
  •  マリー・アントワネットの夫であるルイ16世の祖父の曾祖父であるルイ14世のことが『マリー・アントワネット』の中で紹介されていました。 絶対王政を確立した人物で、基礎になるようなものがないところからヴェルサイユ宮殿を建てて権勢を示したようです。「朕は国家なり」という言葉はこの人物によるようです。 2代後の王の時代に革命が起きたということですから、その転落には激しいものがあると思います。ルイ14世が財政を [続きを読む]
  • 歴史に影響を与える夫婦関係
  •  『マリー・アントワネット』における、ルイ16世とマリー・アントワネットの夫婦関係についての記述を読み進めました。 それは、マリー・アントワネットの考え方や生活、そしてこの夫婦の間の力関係に影響を与えただけでなく、それらを通じてフランスの歴史や世界の歴史にも影響を与えたということが説かれています。 当時すでに噂になっていたようですが、後の時代にもこうした問題がおもしろそうに伝えられるのは、気の毒な気 [続きを読む]
  • 王位継承の問題
  •  『マリー・アントワネット』によると、ルイ16世とマリー・アントワネットとの間には結婚の後しばらく子どもができなかったようです。ルイ16世の側の原因により、できる以前の問題だった様子で、文献が残っていることが紹介されています。 その中で、当時のスペインの大使による文章がスペイン語で引用されていて、注によると訳者は日本語訳を用意したようですが、原作でもスペイン語のままにしてあることを尊重して訳を示してい [続きを読む]
  • 将来の敵
  •  『マリー・アントワネット』の中で、マリー・アントワネットが結婚に向けて移動する道中に、ある人物と出会う場面があります。 語り手によると、将来この人物はマリー・アントワネットの敵になるようです。先のことをばらしてしまっていますが、そうしなければ印象に残らないという判断で早めにそのことを明示したのかもしれません。にほんブログ村 読書日記 [続きを読む]
  • 若き日のゲーテ
  •  『マリー・アントワネット』では、9ネットの結婚に向けての記述が続いていますが、その中で興味を引く登場人物がいました。 この人物は、マリー・アントワネットの結婚のために造られた施設に飾られた芸術作品に、ほかの人たちが見いださなかった否定的な意味を見つけ出します。 天才的な人物として描かれているこの人は、若き日のゲーテでした。意外な人物の登場が当時の背景に垣間見させてくれて、おもしろいと思います。に [続きを読む]
  • 政略結婚
  •  『マリー・アントワネット』の冒頭には、アントワネットが結婚することになる背景が記されています。 2つの王朝が対立して戦争をすることがないようにと、女帝の娘であるアントワネットが王の孫の妻になるべく結婚することが決められました。絵に描いたような政略結婚です。 母親の心配について触れられていますが、アントワネット自身の感情についてはまだ記されていません。にほんブログ村 読書日記 [続きを読む]
  • ツワイク『マリー・アントワネット』
  •  今日からツワイクの『マリー・アントワネット』を読み始めました。 岩波文庫に収録されている、高橋禎二氏と秋山英夫氏の訳によるものを読んでいます。 ドイツ語の名前のようですので、ツヴァイクとするのが正しいように思いますが、読んでいる訳の作者の表記を尊重します。 『一平凡人の面影』という副題が、マリー・アントワネットをどう捉えて描いているかをよく示していそうです。にほんブログ村 読書日記 [続きを読む]
  • 『イリアス』を読み終えました
  •  『イリアス』を読み終えました。 話の舞台になっている戦争の途中で決着がついていないことから、中途半端である印象もありますが、ある勇士が葬られるところで終わっていて、その場面はクライマックスにふさわしい描かれ方です。そして、その前にある、死体の受け渡しを巡って話し合う2人の男性がそれぞれ涙を流す場面が心を打ちます。 次は『マリー・アントワネット』を読む予定です。にほんブログ村 読書日記 [続きを読む]
  • 王の旅
  •  『イリアス』をもうすぐ読み終えられそうです。最後は、攻められている町の王が戦場で命を落とした息子の遺体を受け取る話で終わるようです。 財宝を荷車に積んで王自らが遺体を渡してくれるように頼みに行きます。道中で危険もあるでしょうが、それを恐れて動けなくなることなく向かっていく姿に息子に対する愛情を感じます。にほんブログ村 読書日記 [続きを読む]
  • 自己憐憫
  •  『イリアス』のある登場人物は、その大事にしている息子の命が戦場で奪われ、しかもその遺体は敵に持ち去られてしまいました。 その悲しみのあまり、大きな権力と富を持っているにもかかわらず、自分のことを不幸であると人に言います。 もちろん、つらいことを経験してはいますが、日々もっとつらい境遇で生活している人たちにとっては、この人物に自分は不幸だとは言ってもらいたくないのではないでしょうか。 自己憐憫はま [続きを読む]
  • 神による保証
  •  『イリアス』を読み進めて結末に近づいてきました。 ある登場人物が、神から本来ならば危険を伴う行動をするように促されます。しかしながら、それをしても危害を加えられることはないということも伝えられます。神が保証を与えたといったところでしょうか。 危険性があることを、危害を加えられることがないかを心配しながら実行するのが通常の人生だと思います。この作品を読みながら同じことばかりを考えている気がしますが [続きを読む]
  • 山井大介投手のホームラン
  •  今回は本とは別の話題にします。 中日ドラゴンズの山井大介投手が39歳でプロとして初めてのホームランを打ったことをTwitterで知り、動画も見ることができました。 ナゴヤドームの、最前列のあたりではなく、奥に入っていましたので、かなり良い当たりだったと思います。 これで本業のピッチングがうまくいかないと興ざめですが、勝ち投手になったようで、大活躍です。にほんブログ村 読書日記 [続きを読む]
  • 和解のしるし
  •  『イリアス』で描かれている競技の場面はさらに続いて、本物の槍を使っての対決や投擲種目も行われます。 この作品の初めから対立していた二人のうち一方がこの競技を主催して賞品を出していましたが、競技の最後に、対立していた相手に対してちょっとした計らいをします。恨みを持っていないことを示したようです。 この競技の場面は、矛盾したような記述があって稚拙さが注で指摘されていて、後からの挿入だという説もあるよ [続きを読む]
  • 戦車による競走に続く競技
  •  『イリアス』を読み進めたところ、戦車による競走に続いて格闘や競走が行われました。競技のたびに豪華な賞品が提供されています。 戦争を描いた作品の中では平和な場面です。その中で登場人物の性格が見えるような描写もあります。前の方にこういう記述があると、それをふまえて後に続く箇所を読めると思いますが、話の展開上そうもできないのだとも思います。にほんブログ村 読書日記 [続きを読む]