華 さん プロフィール

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華さん: 華とじぃじの中学受験
ハンドル名華 さん
ブログタイトル華とじぃじの中学受験
ブログURLhttp://nikachu.link/
サイト紹介文架空の公立中高一貫校「早乙女中学校・高等学校」を受験する孫娘と祖父の物語
自由文小学校6年生になったばかりの孫娘「華(はな)」と、祖父の「じぃじ」。架空の公立中高一貫校である「早乙女中学校・高等学校」を受験する華と、一緒になって応援するじぃじの物語です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供52回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2015/09/10 20:27

華 さんのブログ記事

  • 華・夏休みの宿題を3日で終わらせる その2
  • 「夏休みの宿題を3日で終わらせるにはな、まず『全体量の把握』がいるんだな。」じぃじの言葉を聞いた華とハルトは「???」という表情を浮かべています。「全部でどれだけの宿題があって、どれだけやらなきゃならないの?ということだな」華とハルトは「あぁー」という顔でじぃじの言葉を聞いています。「山登りはな、頂上というゴールが見えてるな。登れば登るほど頂上に近づいていくから『よし、やろう』という気持ちになるな [続きを読む]
  • 華・夏休みの宿題を3日で終わらせる その1
  • 「ほほーっ、ずいぶんたくさんあるな。大したモンだ。」じぃじが感心したように言いました。華とハルトは、下を向いたまま身動き一つしません。二人の目の前の机には、夏休みの宿題が山のように積まれています。漢字や計算のプリント、作文、日記、絵、工作、自由研究など、積み上げるとかなりの高さで、小学生にとっては絶望的な量です。夏休みの宿題と言えば、華もハルトも最後の数日間で泣きながら終わらせるのが定番でした。二 [続きを読む]
  • 華・やる気スイッチを見つける その3
  • じぃじの道場(通称「朝ごはん塾」)で合宿生活を続けながら、さりげなくじぃじの行動パターンを観察し、じぃじの行動パターンが毎日決まっていることに気が付いた華。パパも毎日同じ時間に会社に行きますが、帰りの時間はいつもバラバラ。会社の人とお酒を飲みに行った翌朝は遅く起きて、急いだ様子で会社に出かけています。そして休日は遅くまで寝ていて、動物園にいるシロクマみたいにグターッとして過ごしています。休日も全く [続きを読む]
  • 華・やる気スイッチを見つける その2
  • そういえば、華はじぃじがやる気がなさそうにグターッとしている姿を見たことがありません。真夏の暑いときでもダラダラとしていないし、真冬の寒いときでもこたつでぬくぬくとはしていません。ご近所のお年寄とゲートボールをしたり、敬老会に出たり、デイサービスに行くことはありません。常にやることがあって、ヒマそうにしている時間がない、そんな感じです。なぜ、じぃじはボーッとしている時間がないのか。なぜ、じぃじはい [続きを読む]
  • 華・やる気スイッチを見つける その1
  • 「ア゛〜〜」「あっつー」ハルトはじぃじの道場(通称「朝ごはん塾」)の扇風機の前に陣取って、自分の声が扇風機の風でふるえるのを聞きながら、生ぬるい風を浴びています。華は右手に鉛筆、左手にうちわを持って、パタパタながら勉強していますが、さっぱり進んでいないようです。黙っていても額に汗が浮かび、汗で塗れた髪の毛が額にくっついています。手の甲に浮かんだ汗でプリントがヨレヨレになっています。Tシャツは汗でぐ [続きを読む]
  • 華・中学受験対策親子セミナーを受ける
  • 中学受験対策親子セミナーを受講した華。眠い目をこすりながら参加したパパと、華をオトメ中に合格させて母子3代オトメ出身にしたいママも一緒です。最初にストレッチで身体をほぐします。運動不足で身体が硬いパパは、前屈がとても辛そうです。「6年生だと12歳かな?12年かけて身体を固くしちゃったから、12年かけて身体を柔らかくしようね〜。お父さんお母さんは40歳かな?40年かけて身体を固くしちゃったから、40年かければ柔 [続きを読む]
  • 華・空間図形にチャレンジする その5
  • 「さて・・・次はこれだな。」じぃじが取り出したのは、1センチのサイコロと、1センチ四方の折り紙でした。1センチ四方の折り紙はまるで、くす玉を割った時に落ちてくる紙ふぶきくらいのサイズです。「まずはな、1センチのサイコロを作ってみるんだ」「えーっ、できない!」「ムリムリムリムリ!」華とハルトが同時に声を上げたのを聞いて、じぃじは「あっはっは」と笑いました。「まずはな、『できない』という思い込みをなく [続きを読む]
  • 華・空間図形にチャレンジする その4
  • 「ほれ、これを作ってみろ」じぃじはそう言うと、紙で作られた2センチ四方のサイコロを投げました。サイコロは「2」を上にして止まりました。華とハルトはサイコロを手に取ってみました。方眼紙で作られたサイコロ。大工の棟梁だったじぃじの工作ですから、キッチリと作ってあります。華もハルトも、サイコロの展開図は知っていますから、早速作業に取り掛かりました。華は方眼紙にていねいに展開図を描いて行きます。のりしろも [続きを読む]
  • 華・空間図形にチャレンジする その3
  • 華とハルトが折り紙で「ごみ箱」を作ると、じぃじは鉛筆の削り方を教えてくれました。華もハルトも、いつも鉛筆を差し込んでクルクル回す鉛筆削りを使っています。カッターで鉛筆を削った事はありますが、上手に削れなかったのです。「右手にカッター、左手に鉛筆。カッターの刃を左手の親指で押しながら削るんだ。」じぃじの右手と左手が器用に動いて、あっという間に鉛筆を削っていきます。華はじぃじの作業を見ながら、ママが包 [続きを読む]
  • 華・空間図形にチャレンジする その2
  • 「ただいまー」「お願いしまーす」華とハルトがじぃじの道場(通称「朝ごはん塾」)にやってきました。じぃじは読みかけの本から目を上げて「おっ」というと、二人に座るように言いました。長机の上には、A4サイズの紙、新品の鉛筆と消しゴム、カッター、定義、方眼紙、のり、それと雑誌が、きちんと並んで用意されています。二人は長机の前にして座ると、目を輝かせながらじぃじの話を待ちました。「これからな、鉛筆を削る。鉛筆 [続きを読む]
  • 華・空間図形にチャレンジする その1
  • 「早起きして100ます計算」を毎日してきた華。おかげで計算問題はものすごいスピードで解けるようになりましたが、それでも算数で出てくる「立体」や「空間図形」はとても苦手なのです。「ねぇじぃじ、算数の図形問題って、どうやったら解けるようになるの?」華が問いかけると、じぃじは「ふむ・・・」と言って目をつぶったまましばらく考えていましたが、やがて目を開くとこう言いました。「華、大工はな、図面が読めなきゃ仕事 [続きを読む]
  • 華・遠くからコツコツと その2
  • 「人は『差』を楽しむために生まれてくる」じぃじのその言葉は、華の心に引っかかりました。「富士山に登るとしよう。頂上に立つためには、華だったらどうする?」「う〜ん、電車で近くまで行って、そこから歩いていく?」「そうだな。まずは電車やバスで富士山の近くまで行って、そこからは歩いていくしかないな。それが普通だ。」華はウンウンとうなずきます。「でもここで、頂上まで一直線のエレベーターやエスカレーターがあっ [続きを読む]
  • 華・遠くからコツコツと その1
  • アヤネとの3番勝負で引き分けに持ち込んだ華。じぃじの言う通り、その後アヤネは表だって華にイジワルをすることはなくなりました。オトメ中の受験が近づいてきて、アヤネも華を気にしている余裕がないのでしょう。オトメ中の受験が近づいているのは華も同じなのですが、逆に華はアヤネの存在が気になり始めました。アヤネのお父さんもお母さんも、有名な国立大学を卒業しています。お父さんは商社勤務で世界を飛び回り、お母さん [続きを読む]
  • 華・お釣りを素早く計算する その3
  • 「パパ!起きて!あのね、じぃじがね、引き算をたし算にして解く方法を教えてくれたの。簡単なお釣りの計算だったらね、暗算でできるようになったよ!」土曜日の朝、華はまだ寝ているパパを強引に起こして、じぃじから教わった事をパパに話しました。じぃじからは「覚えたことはな、さっそく誰かに話すんだ。そうするとな、忘れないんだ」と言われています。本を読む。授業を聞く。これは「インプット」と呼ばれています。インプッ [続きを読む]
  • 華・お釣りを素早く計算する その2
  • 華とじぃじは、夏祭りの会場から大急ぎでじぃじの道場(通称「朝ごはん塾」)に戻ってきました。「ひき算をな、たし算にしてやればいいんだ。」「ひき算をたし算にするの?どうやって?」じぃじの意外な言葉に、華はキョトンとして聞きました。「今から説明する。いいか?1は何を足したら9になる?」「え?8でしょ?」「そうだ。じゃぁ2は何を足したら9になる?」「7だよ。」「そうだ。そんな感じでな、3なら6、4なら5、 [続きを読む]
  • 華・お釣りを素早く計算する その1
  • 華がじぃじと一緒に、近所の公園で毎年行われる夏祭りに行った時のことです。その夏祭りは地元商店会が毎年企画・実行するもので、金魚すくいやコイン落とし、焼き鳥やフランクフルトなどの出店や、ビンゴ大会、盆踊りなど、様々な企画が行われています。華はゆかた姿、じぃじはいつもの着流しで、顔なじみの人に「ヨッ」と片手を挙げて挨拶しています。「じぃじ、焼そば食べたい!」「おー分かった」「じぃじ、輪投げやりたい!」 [続きを読む]
  • 華・親子セミナーに申し込む
  • 「ねぇじぃじ、これ見て!」華が急いだ様子でじぃじの道場に飛び込んできました。「ん〜、なんじゃ〜?」 じぃじは読みかけの本から目を上げると、華からパンフレットを受け取りました。そのパンフレットは三つ折りになっていて、表には「中学受験対策セミナー」と書いてあります。じぃじは最初は眺める程度でしたが、やがて姿勢を正すと、熱心に読み始めました。華も姿勢を正すと、パンフを読むじぃじの横顔をじっとみつめました [続きを読む]
  • 華・ウサギとカメのおはなし その5
  • ガトー小田原のオトメスイーツを食べながら、じぃじは続けます。「ウサギとカメのおはなしを聞いたことあるだろ?ウサギは圧倒的に足が速い。そのウサギと、足が遅いカメが競争するんだな。ウサギは油断して、ゴールの前で寝てしまう。その間にカメが追い越してゴールしてしまうというお話だな。」華とハルトがウンウンとうなずきます。「カメが勝った理由、それはウサギが油断したから。だからどんな勝負でも油断するな、そう教え [続きを読む]
  • 華・ウサギとカメのおはなし その4
  • 「ただいまー」「おじゃましまーす」華とハルトが学校からじぃじの道場(通称「朝ごはん塾」)に帰ってきました。じぃじは読みかけの本から目を上げると「おーおかえり。まず上がらい。」と目を細めて二人を迎えてくれました。長机の上には、ガトー小田原の「オトメスイーツ」が置いてありました。水色の透明なカップの中にプリンと生クリームとフルーツが配置され、オトメ中の校章をあしらったビスケットがその上に乗っていて、オ [続きを読む]
  • 華・ウサギとカメのおはなし その3
  • 「ルールを確認するよ。二人同時に解き始めて、100ますを埋め終えたらえんぴつを置くこと。どちらかが先にえんぴつを置いたら、その時点でもう一人も書くのをやめること。その状態で採点して、正解の多い方が勝ちとする。いいね?」ハルトのルール説明に「うん分かった」「さっさと始めて」と華とアヤネが答えます。「よーい、スタート!」ハルトの掛け声で、華とアヤネはいっせいにえんぴつを走らせます。アヤネも100ます計算には [続きを読む]
  • 華・ウサギとカメのおはなし その2
  • 翌日。華は毎朝解いているプリントを何枚も持って学校へ行きました。「よーい、スタート!」ハルトの掛け声で、華とクラスメイトの女の子が100ます計算を始めました。華はいつもよりも丁寧に答えを書き、クラスメイトの女の子とほぼ同じ、1分ちょっとで全部のマス目を埋め終わり、鉛筆を置きました。華は答えを埋め終わった100ます計算のプリントをクラスメイトの女の子と交換して、採点を始めました。華のプリントは全問正解、ク [続きを読む]
  • 華・うさぎとかめのおはなし その1
  • ドッジボールの一件があってから、華に対するアヤネのイジワルはだんだんとひどくなってきました。すれ違いざまに「チッ」と舌打ちされたり、イスの上に水たまりができていたり、消しゴムの中にシャープペンの芯が埋め込んであったりと、小さいイジワルがいくつもいくつも行われるようになりました。小さいイジワルは、アヤネ本人が手を下さずに、取り巻きの女の子を使って行われるようです。たたいたり、つかみかかってくるならば [続きを読む]
  • 華・勉強する理由を知る その3
  • じぃじはお話を続けます。「職人の仕事というものはな、盗むものなんだな。他人の仕事を見て、盗んで、モノにするんだな。そうやって覚えていくもんだが、資格を取ったり、人を使って仕事をするとなると、どうしたって勉強しなきゃならん。新しい道具や材料、工法も出てくるからな、その都度勉強が必要なんだ。だから本を読むようになったんだな。」華は若い頃のじぃじが、現場で休憩中に本を読んで勉強する姿を思い浮かべました。 [続きを読む]
  • 華・速読でイジワルをスルリと避ける
  • 華はじぃじから教えてもらった速読法を、毎日毎日練習しました。目を上下や左右に動かす練習、遠くと近くを見る練習をしてから、読み取れない程の速さでページをめくる。その後ページをめくるスピードを落とすと、書いてあることが頭に入ってくるようになります。動体視力も良くなったらしく、小学校でドッジボールをしていても、ボールを上手によけたり、落とさずにキャッチできるようになりました。いつも華にイジワルするアヤネ [続きを読む]
  • 華・勉強する理由を知る その2
  • じぃじは華に、本を速く読む秘密を語り始めました。「6年生の時にな、なぜ本を『読む』んだ?と思ったのが最初なんだな。」「???」華は小首を傾げてじぃじを見つめます。「よく考えてみるとな、目で文字を追いかけてな、頭ん中で読み上げてな、読み上げながら頭の中で想像するだろ。これって遅くないか?これをもっともっと早くできんか?そう思ったんだな。」華はだまってじぃじの話を聞いています。「それでな、水道の蛇口を [続きを読む]