ken さん プロフィール

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kenさん: 読書ノート
ハンドル名ken さん
ブログタイトル読書ノート
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/ken01east
サイト紹介文読書ノート
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供78回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2015/09/12 23:49

ken さんのブログ記事

  • ブータン、これでいいのだ 御手洗瑞子2012
  • ブータンシリーズ続きます。この著者の本は気仙沼に続き2冊目。この本からうかがい知れるブータン人気質・時間感覚がルーズ。手帳もカレンダーも使わず、予定はせいぜい1週間先まで。集合時間に遅れても悪びれない。・生き物を殺さない。ハエやアリでも。来世を信じるから。・いつも自信満々、に見える。期限に間に合わなくても、さわやかに答え、反省しない。・あきらめがいい。運命に任せるしかないと思う範囲が広い。自分を責 [続きを読む]
  • 地方創生大全 木下斉 2016  
  •  「地方創生失敗大全」というタイトルの方が内容に合致しているような気もするが、それじゃ売れないよね。 この本には、地方創生あるいは地域活性化が失敗する原因が、事例を添えつつ網羅的に書かれている。 地方自治体や事業者団体(商店会、旅館組合、観光協会など)の側の問題点指摘を書き出すときりがないので、ここでは、国側の失敗の指摘をピックアップしてみる。1 国が予算を用意し、支援制度を作り、画一的な基準で採 [続きを読む]
  • 私たちの国づくりへ 西水美恵子
  •  東日本大震災の被災地を歩き、災害時にも平静・威厳・品格・優しさ・良心等を失わない日本人、復興に立ち上がる被災者を讃える一方、復興支援対象をグループ事業や漁協に限定し、被災者個人を支援しようとしない「国」を厳しく批判。 この人もブータンに惚れ込んだ一人のようだ。遺伝子的に日本人と近く、かつての日本人が持っていた文明を今も保持していること。総選挙の立候補者が民に仕えるリーダーの情熱と信念に満ちている [続きを読む]
  • 県庁そろそろクビですか? 円城寺雄介 2016
  •  著者がしたことは、・県庁医務課に配属になったばかりのとき、消防署に無理をたのみこんで救急車に同乗させてもらい、救急隊員は患者の受入れ先を探すために電話をかけまくっている現実を見てショックを受けた。・救急搬送情報の共有と見える化をするためにiPadを救急車を配備し、情報を医療関係者で共有するシステムの開発を思いつき、実現した。・それにより、救急患者の搬送時間を短縮できた。同じようなシステムの導入が [続きを読む]
  • 稲と米の民族誌〜アジアの稲作景観を歩く 佐藤洋一郎 2016
  •  著者は主に遺伝学の立場からイネの起源を研究している人。アジア各地のイネや稲作景観をどういう視点で見ているのだろうか。 ブータンでは一つの田で早生から晩生までいろいろなイネが栽培され、稲刈りは熟したイネから順番に1か月もかけてやっていた。 シッキムの棚田を見ていると日本にいるような錯覚を覚える。段々の棚田、よく似た顔つき、常緑照葉樹、畦に植えられた豆。 イネにはモチ米とうるち米がある。タイの東北部 [続きを読む]
  • 政治が危ない 御厨貴・芹川洋一 2016
  •  政治学者と政治記者の対談で、テーマは政治家人物評。 政局を理解したり予想したりするには役立ちそうだが、私はあまり興味ない。 政策を理解するには、あまり役立たない。唯一踏み込んでいるのは憲法論で、自民党の憲法改正第二次草案はできが悪すぎる、という発言。象徴天皇制を否定。個人を認めず、家族が助け合わなければならないと憲法に規定し、大家族制を復活させようとしている。 ダメ政権といえば鳩菅、というのはお [続きを読む]
  • 人間の居る場所 三浦展 2016
  •  三浦展の対談集。全部で10人。 陣内秀信先生との対話から。・行政がプロデュースした街というのは60年代にいっぱい出てきて、大阪万博が最後。オイルショック以降は大規模開発は行われなくなった。逆にそこが熟成する時期だった。・60年代は建築家がスーパースターで建築家だけが都市を語った。丹下、黒川。アンチテーゼで廃墟を語ったのが磯崎。70年代は建築家は都市から撤退して小さな作品にのめり込み、市民活動、環 [続きを読む]
  • ブータンの小さな診療所 坂本龍太 2014
  •  今や日本ではブータンは「幸福の国」としてよく知られている。ブータンの人々は素晴らしい、今のままで変わらないでいて欲しい、と言う人もいる。この本の著者もブータンでたくさんの感動をしてきた。 しかし、ブータンが変わらなければいけない理由がこの本からもうかがい知れる。 例えば、・医療は無料だが、国が貧しいために薬を十分に買えない。診療所にはレントゲンも心電図もない。CTは首都にしかない。・頭部に大怪我 [続きを読む]
  • 移民の経済学 ベンジャミン・パウエル 2016
  •  2月5日の日経新聞に、外国人材受け入れについての新浪剛史と冨山和彦のインタビュー記事がある。 新浪が「外国人材受け入れに機は熟した」と語るのに対し、冨山は「社会的ストレス甘くない」「食い詰めてやってくる人がローカル経済圏の賃金の低いところに入ってくると衝突が起こる」と慎重だ。ただし、高度な知識や技術を持つ人材の受け入れが必要と考える点では2人は一致している。 そこでこの本を読むと、第1章イントロ [続きを読む]
  • いたいコンサルすごいコンサル 長谷川智也 2016
  •  会社の根幹に関わる経営戦略を、外部のコンサルに教えてもらうというのも不思議な話だ。経営陣や経営企画本部は何をしているのか? しかし、それを教えるコンサルが業として成立し、コンサルタントというプロの仕事がある。 すごいコンサルになるための資質は、本書によると、①苦しい労働環境を求めるマゾヒスト、②自分の立ち居振る舞いの演出が好きなナルシスト、③強い知的好奇心、④天邪鬼な性格、だそうだ。 すごいコン [続きを読む]
  • 東大のクールな地理 伊藤彰芳 2016
  •  最近の東大入試の地理の問題から、世界経済分野を中心に取り上げて解説した本で、河合塾の地理講師が受験生向けに書いたもの。図書館で見つけて借りてきた。 私は昔、地理は大得意で、40+α年前の入試ではアフリカの地図を書いたりしてガッポリ点数を稼がせてもらった。 もちろん今は入試問題を解くことも参考書や統計集を見ることも皆無だが、やってみると以外に簡単に解ける。多少迷った問題でも結果は正解だった。サブタ [続きを読む]
  • 東京道路奇景 川辺謙一 2016
  •  第1章は、最近完成し、バスで巡ることのできる東京道路奇景。市街地を貫く長大な山手トンネル、コロッセオのような大橋JCT、上下8層構造の初台交差点、線路上の巨大バスターミナルバスタ新宿。確かに、世界の他の都市では見かけることのなさそうな、東京の新しいて壮大な道路奇景だ。 第2章では東京道路奇景を6つに分類。①上下2層構造の街路、②街路・建物等との立体交差、③水路を生かした道路、④街路上の高架橋、⑤ [続きを読む]
  • 幸福立国ブータン 大橋照枝 2010
  •  この本は、ブータンを事例としながら幸福とは何かについて考えたり、経済にやや偏りすぎた日本人の考え方を見直すきっかけとするためには良い本かもしれない。 確かにブータンは1人当たりGDPは日本の10分の1以下の貧しい国であるけれども、平和で、治安が良く、基礎教育も行き届き、固有の文化を守り、環境保護意識が徹底した国ではある。 しかし、ブータンという国をよく知るためにこの本を読んだら、「美しき誤解」を [続きを読む]
  • 世界しあわせ紀行 エリック・ワイナー 2012
  •  イラクやアフガニスタンなど、不幸な国の不幸な人々の取材ばかりしていたジャーナリストが、「幸せ」を探す旅に出た。・売春も麻薬も合法な国オランダ。・国民総幸福量の追求を国是に掲げる国ブータン。・豊富な天然資源のおかげで税金のいらない国カタール。・辺境、極寒、でも失敗には寛容な国アイスランド。・何事も「気にしない」が合言葉の国タイ。・ヨーロッパでもっとも不幸な国モルドバ。・人生の意義は幸福にあるとは考 [続きを読む]
  • カザフスタンを知るための60章 宇山智彦+藤本透子 2015
  • カザフスタンについて知りたかったことと、この本による答1.カザフスタンは事実上の独裁国家か? ソ連末期から17年にわたり一貫して、ナザルバエフ大統領が国家元首であり最高権力者である。憲法を改正し三選禁止の例外となっている。 しかし、制度的には独裁ではなく、大統領直接選挙で4回、90%の得票率で選ばれている。 二院制の議会もある。比例代表制で7%の得票率がないと議席を得られず、反対派は一議席もとるこ [続きを読む]