ホタルの独り言 Part 2 さん プロフィール

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ホタルの独り言 Part 2さん: ホタルの独り言 Part 2
ハンドル名ホタルの独り言 Part 2 さん
ブログタイトルホタルの独り言 Part 2
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/hotaru-net
サイト紹介文ホタルをはじめとして様々な昆虫と美しい自然風景を追い求めて撮影した写真を「独り言」とともに掲載します
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供103回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2015/09/15 20:44

ホタルの独り言 Part 2 さんのブログ記事

  • 東山魁夷に学ぶ
  •  東山魁夷(1908年〜1999年)は、昭和を代表する日本画家の一人で、作品の多くに青い絵の具を使うことから「青の画家」とも呼ばれた。平明な描写のなかに深い精神性と豊かな叙情を湛えた風景画は、日本人の自然観や心情を普遍的に表現したものとして高く評価され、私の好きな画家の一人である。お会いしたことはないが、戦後から千葉県市川市に住んでおられ、やはり画家であった私の叔父に親友でもあった。 私は、会社員であるがホ [続きを読む]
  • ウラクロシジミ
  •  ウラクロシジミ Iratsume orsedice orsedice (Butler, [1882]) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)/ミドリシジミ族(Tribe Theclini)/ウラクロシジミ属(Genus Iratsume)のゼフィルス。北海道の南部の一部、本州、四国、九州に分布し、食樹であるマンサク科のマンサク、マルバマンサクの生える山間部の渓谷等に、局所的に生息している。 環境省RDBに記載はないが、12の府県におけるRDBで準絶滅危惧種に選定されている。 ウ [続きを読む]
  • ムラサキシジミ(夏型開翅)
  •  ムラサキシジミ Arhopala rama (Kollar, [1844]) は、チョウ目シジミチョウ科(Family Theclini)ムラサキシジミ属(Genus Arhopala)属するチョウで国内では、本州、四国、九州、南西諸島に分布する普通種である。翅表が、黒色の広い帯で縁どられた濃い青紫色が特徴である。 成虫で越冬し、越年した母チョウから生まれた卵が成虫になるのは、5月下旬頃からで、以後は連続的に秋まで数回の世代を繰り返す。幼虫の食草はアラカシ、イ [続きを読む]
  • 平地性ゼフィルス
  •  平地性ゼフィルスとは、樹上性のシジミチョウの一群(ミドリシジミ族)25種に内、平地や丘陵地等に生息する以下の6種を言う。一方、山地に生息する19種は「山地性ゼフィルス」と呼んでいる。ミドリシジミ Neozephyrus japonicus japonicus (Murray,1875)オオミドリシジミ Favonius orientalis orientalis (Murray, 1875) ミズイロオナガシジミ Antigius attilia attilia (Bremer, 1861) アカシジミ Japonica lutea lutea(Hewits [続きを読む]
  • ゲンジボタルの飛翔風景(2017)
  •  ゲンジボタルの飛翔風景を撮影してきた。2017年は、これまで訪れたことがない場所を選んだ。近隣には、いくつか観察と撮影を行っているゲンジボタルの生息地があるが、今回訪れた場所は発生数がとても多く、また「ホタルが舞う景観の美しさ」という点では、関東随一であると思う。 初訪は6月2日。昨年は、この頃が発生のピークだったらしいが、今年は、まだオスのみ数頭の発生で、快晴の夜空に半月が明るく照っていたため、飛 [続きを読む]
  • エゾイトトンボ
  •  エゾイトトンボ Coenagrion lanceolatum (Selys, 1872) は、イトトンボ科(Family Coenagrionidae)エゾイトトンボ属(Genus Coenagrion)のイトトンボで、岐阜県を南限として福井県から上信越地方、東北、北海道に分布し、山地の池や沼、高層湿原の開けた明るい池に生息。分布及び生息環境ともに先述のカラカネトンボと同じである。 形態は、同属で北海道、および新潟、長野、群馬、栃木、茨城県以北に分布するオゼイトトンボ [続きを読む]
  • サラサヤンマ(飛翔と静止)
  •  サラサヤンマ Sarasaeschna pryeri (Martin, 1901)は、ヤンマ科(Family Aeshnidae)サラサヤンマ属(Genus Sarasaeschna)で、北海道から屋久島にまで分布し、丘陵地や低山地のほとんど水のない小さな湿地や休耕田などに生息している。環境省RDBに記載はないが、22の都道府県で絶滅危惧種に選定しているヤンマである。 2日の金曜日は、仕事の後にゲンジボタルの生息地に行き、観察と撮影することもできた。(掲載は少し先 [続きを読む]
  • オオトラフトンボ(飛翔と産卵)
  •  オオトラフトンボの飛翔と産卵を撮るべく、一週間前に訪れた池を再訪した。前回は羽化個体は撮影したが、成熟個体は1頭を見かけたのみ。今回の再訪では、多くの成熟個体が池面上を飛んでいたことから、羽化から10日ほどで成熟して池に戻ってくることが分かった。 同属のトラフトンボのオスは数秒というホバリングを行うが、オオトラフトンボのオスは全くホバリングをしない。岸辺から数メートルの所を左右10mほどの範囲を縄張 [続きを読む]
  • オオトラフトンボ(羽化個体)
  •  オオトラフトンボ Epitheca bimaculata sibirica Selys, 1887 は、エゾトンボ科(Family Corduliidae)トラフトンボ属(Genus Epitheca)の北方系トンボで、北海道と本州(長野県以北)に分布し、北海道や青森県等では、平地の池でも見られる。その他の地域では、標高の高い寒冷地の山岳地域の森林に囲まれた池に生息しているが、局所的で数も少ない。早い地域では5月中旬頃から羽化し、未熟な個体は、池から離れた林内で生活し [続きを読む]
  • ウスバシロチョウ黒化型
  •  ウスバシロチョウ Parnassius citrinarius Motschulsky, 1866 は、シロチョウと名前にあるが、モンシロチョウ等のシロチョウ科ではなく、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)ウスバアゲハ亜科(Subfamily Parnassiinae)ウスバアゲハ属(Genus Parnassius)に属するチョウで、年1回5月頃だけに見られる。新緑に映える美しいチョウで飛び方も優雅である。幼虫の食草はムラサキケマンやヤマエンゴサクなどだが、成虫はムラサキ [続きを読む]
  • クロサナエ
  •  クロサナエ Davidius fujiama Fraser, 1936 は、サナエトンボ科(Family Gomphidae)ダビドサナエ属(Genus Davidius)で、日本特産種であり、本州・四国・九州に分布している。低地から山地の河川上流域(源流)などに生息している。同種のダビドサナエ Davidius nanus (Selys, 1869)と非常に似ているが、クロサナエは名前の通りオスの腹部がほとんど黒で、側面にも黄色の模様が入らないことや胸部側面の黄斑のうち、中央のもの [続きを読む]
  • カラカネトンボ
  •  カラカネトンボ Cordulia aenea amurensis Selys, 1887 は、エゾトンボ科(Family Corduliidae)カラカネトンボ属(Genus Cordulia)のトンボで、タカネトンボやエゾトンボ等のエゾトンボ属に似ているが、カラカネトンボ属として分類されている。オスは、尾部下付属器が上付属器よりわずかに短いだけなので、エゾトンボ属の種との区別は難しくはない。ちなみに、日本に分布するエゾトンボ科は以下である。ミナミトンボ属(Genus [続きを読む]
  • ギフチョウ
  •  ギフチョウ Luehdorfia japonica Leech, 1889 は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)ウスバアゲハ亜科(Subfamily Parnassiinae)ギフチョウ属(Genus Luehdorfia)に分類される里山に生息するチョウで、春先にだけ出現する「春の女神」(スプリング・エフェメラル)である。 かつては東京都下の多摩丘陵・高尾山とその周辺にも生息していたが、里山の放棄・放置によって食草であるカンアオイやウスバサイシンが絶滅したこ [続きを読む]
  • ヒメギフチョウ
  •  ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi (Erschoff, 1872) は、アゲハチョウ科(Family Papilionidae)ウスバアゲハ亜科(Subfamily Parnassiinae)ギフチョウ属(Genus Luehdorfia)に分類されるチョウで、北海道亜種と本州亜種がある。同属のギフチョウ Luehdorfia japonica Leech, 1889 とは、前翅のいちばん前方外側の黄白色の斑紋がずれず、他の斑紋と曲線をなしている点や尾状突起が短く先がとがっている点が異なっており、大 [続きを読む]
  • 御射鹿池
  •  御射鹿池(みしゃかいけ) 御射鹿池は、長野県茅野市の奥蓼科温泉郷に通じる「湯みち街道」沿いにある小さな農業用ため池で、酸性が強く生物は棲息していないが、その幻想的な風景から、農水省により「ため池100選」にも選ばれており、私の叔父の友人であった東山魁夷画伯の「緑響く」(1982年制作)という名画のモデルになった池である。 東山魁夷画伯は、次のように語っている。「一頭の白い馬が緑の樹々に覆われた山裾の池 [続きを読む]
  • ツバメシジミ(春型メス)
  •  ツバメシジミ Everes argiades argiades (Pallas, 1771) は、シジミチョウ科(Family Lycaenidae)ツバメシジミ属(Genus Everes)に属するチョウで、和名の由来でもある後翅の尾状突起が特徴。北海道・本州・四国・九州に分布し、平地の草原や公園などで見られる普通種である。食草は、マメ科(ミヤコグサ,シロツメグサ,レンゲ,コマツナギなど)で、3月〜10月にかけて本州暖地では年に4〜5の発生する。翅表は、オスが青紫 [続きを読む]
  • 中綱湖のオオヤマザクラ
  •  中綱湖のオオヤマザクラを撮る予定を、今年のゴールデンウイークに組み込んだ。中綱湖は、長野県大町市にある仁科三湖の中でも一番小さな湖だが、湖の西側に群生するオオヤマザクラの濃いピンク色が湖面に映る様はとても美しく、全国各地からカメラマンが詰めかける日本屈指の人気スポットになっている。また、オオヤマザクラの自生の群生地としては本州の南限とされており、植物学的にも貴重で、青木湖から中綱湖周辺に自生で大 [続きを読む]
  • ムカシヤンマのヤゴと羽化
  •  ムカシヤンマ Tanypteryx pryeri (Selys, 1889)は、ヤンマと名がついているが、ヤンマ科ではなくムカシヤンマ科に分類されている日本固有種のトンボで、ムカシトンボと同じく、形態に原始的な特性を持つ種である。(本種は「生きた化石」とは言われていない。)体長は80mmほどあり、止まり方は、翅を広げたまま張り付いた格好で止まる事が多い。 ムカシヤンマの幼虫(ヤゴ)の生態と生息環境は、一般的なヤゴとは大きく異なり、 [続きを読む]
  • ネモフィラ(みはらしの丘)
  •  ネモフィラは、ムラサキ科ネモフィラ属(Nemophila)に分類される植物の総称で、カナダ、アメリカ、メキシコに11種が分布していると言われている。属名の「Nemophila」は、ギリシャ語で「小さな森」を意味する「nemos」と「愛する」を意味する「phileo」を語源とし、ネモフィラの原種が森周辺の明るい日向に生息することに由来している。 代表的な種には、青い花で中心部が白い Nemophila menziesii Hook. & Arn. があり、多く [続きを読む]
  • 奥四万湖
  •  奥四万湖は、群馬県中之条町四万温泉の最奥にある、四万川が四万川ダムによって堰き止められてできた人造湖で、透明度の高いコバルトブルーの湖水が美しい。また、奥四万湖には「浮島」と呼ばれている特有な景観がある。ただし、浮いているわけではない。いわゆる中州で、雪解け水等が流れ込んで水位が上がることで見られる。新緑の時が一番美しいが、それは、農作業のためにダムから放水するまでの期間限定の光景である。 奥四 [続きを読む]
  • 越後の春
  •  越後の春の風景を3点掲載した。いずれも2015年に撮影したものである。 この春も新潟方面に遠征を計画し、未だ撮影していない「儀明の棚田と桜」を収めようと思っていたが、天候や他の被写体との関係で、残念ながらキャンセルとなってしまったので、過去の撮影を現像し直して掲載した。 まもなくゴールデンウイークになるが、私はカレンダー通りの休み。それでも大型連休であるから有意義に使いたい、まずは、昨年に訪れた場所 [続きを読む]
  • ムカシトンボの羽化(まとめ)
  •  ムカシトンボの羽化を撮影するために、東京都多摩西部の山中を訪れた。ムカシトンボの羽化の撮影は、2つ前の記事で紹介したように一週間前の4月16日に撮影済であるが、今回は上陸ヤゴを撮影した標高の高い別の生息地であり、羽化までの有効積算温度の検証が大きな目的である。また羽化が行われているならば、前回は時間がなく、飛び立つまで見届けることができなかったので、体が色づいて飛び立つまでの観察もしたい。 現地に [続きを読む]
  • 山桜
  •  ヤマザクラ Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba, 1992)は、バラ科サクラ属の落葉広葉樹である。日本の代表的な桜で、宮城県以西の山地の日照条件のよい場所に広く自生している。土壌の浅い岩礫地や尾根筋に生育していることが多い。ヤマザクラの一群は、オオシマザクラやオオヤマザクラ、カスミザクラなどの基本種が12種ほどあり、更にそこから変性した自生種が100種類くらいあると言われている。ちなみに、有名な [続きを読む]
  • ムカシトンボの羽化
  •  ムカシトンボの羽化を撮影することができた。今回の撮影は、4月2日に「ムカシトンボの上陸ヤゴ」を観察した場所とは同じ地域であるが、標高が低い生息地においてである。 この場所には、前日も知人S氏と訪れ探索したが、ムカシトンボの羽化は見られなかった。今日は知人S氏とT氏と共に訪れ、8時頃より手分けをして探索。9時過ぎにT氏が既に羽化を開始しているヤゴ2頭を発見。どちらも日当たりが良い岸辺で、流れからはおよ [続きを読む]
  • ムカシトンボの羽化までの有効積算温度について
  •  先日、観察したムカシトンボの上陸ヤゴが、いつ羽化するのかを予想するために有効積算温度を算出してみた。 変温動物である昆虫の発育速度は、生息している環境温度に比例し、温度が低いと長く、高いと短くなるが、発育には有効な一定の温度(有効な温度の時間積分)が必要である。発育に最低必要な温度の限界点(発育が進まなくなる温度)は発育零点と呼ばれており、発育零点以下では発育が進まないことになる。この発育零点を [続きを読む]