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たのしい教師生活
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2015/09/26

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  • 幸福と不幸

    「人間万事塞翁が馬」とか「禍福は糾える縄の如し」とか、その類の言葉がお気に入りだ。 今、仕事の上では「あの時の幸せが今の禍につながっているのだ」としみじみ感じ入る状況である。だが、「今の禍」が、未来の幸せにつながる、とも言える。 そう思っていなければ、なかなかやっていられない(笑)

  • 社会科授業における「問い」とは何か

    訳あってタイトルのことを調べていたら、新学習指導要領の「問い」というのはいわゆる発問のことではない、ということがわかった。。。そうではなくて、学習課題とでも言うべきものなのであった。 学習課題というのは、「契約トラブルが発生したら、どのように解決したらよいのだろうか?」といった具合で、その授業なり単元なりを貫く「問い」である。 だが、この学習課題をいきなり板書したところで子どもたちが興味を持つことはあり得ない。 そこで重要になるのが、具体的な社会的事象である。 藤岡信勝の言った、教育内容と教材との関係は、以下の通り。 「A(教材)でB(教育内容)を教える」 これになぞらえると、 「A(具体的な…

  • メモ:「なぜ」発問と「どのように」発問

    -「現象ではわかるが、本質を聞かれるとわからない」(板倉聖宣) どのようになっているかがわからなければ、なぜは考えられない。 -「問い」には教師の問いと子どもの問いがある 「なぜ」という問いを子どもに生みだすために、教師は戦術的に「いかに」と問う。「いかに(どのように)」という問いが「なぜ」を「具体化」する。 -「なぜ」という問いは、本質(教育内容)を問うことになる その問題に答えるだけの条件が子どもたちにどの程度備わっているかが重要。 社会科授業づくりの展開 (シリーズ授業づくりの理論) メディア: 単行本

  • 教材研究メモ:外部性と公共財

    「政治・経済」の授業をしていて、外部性と公共財の部分がうまくいかなかったので、改善のためのメモ。 外部性 売買取引を経ずに、ある生産活動が他者へ与える影響 ex)花粉症…スギ農家による生産活動が、花粉症患者に影響を与えている(が、売買取引は経ていない) *ピグー税:公害・環境破壊などによる被害(←企業が外部の住民に負担させていた)を、企業に支払わせる 公共財 非競合的かつ非排除的な財 ex)国防サービス・一般道路 *競合的:複数の人々が同時に利用できない 排除的:拠出に貢献した特定のメンバーしか利用できない 非競合的:同時に利用できる 非排除的:あり方にいくつかパターンがある 1)物理的な問題…

  • 授業における「問い」っていったいぜんたい何なのかねぇ?

    11月に行われる公的な研修会で、授業実践について発表することになった。先日、教育委員会の担当の方と打ち合わせを持ったが、テーマは「新学習指導要領で求められる授業」とのこと。もう少し具体的に言えば、「地理総合」「歴史総合」「公共」といった新設科目の授業をどう作っていけばよいか、ということだ。 打ち合わせの中で盛んに出てきたキーワードが「問い」。「新学習指導要領の解説にも問いが示されていて〜」と担当主事が言っていたので、さてさてどんな感じだったかね、と久しぶりに学習指導要領解説「公民編」を開いてみた。結論としては、「問い」という言葉がキケンな言葉であるということがよくわかった。 学習指導要領解説で…

  • ホットクック+食器洗い機→最強

    1ヶ月前から「ヘルシオ ホットクック」が気になっていた。 一人暮らしを始めて7年、なんとなんと、「外食飽きたなぁ…」と思ったのである。では自炊するか、というとそれはハードルが高い。なんせ、中学校の家庭科の成績は2だ。 「材料を切って調味料を入れれば、あとは勝手にやってくれる」というホットクックなら、自分でも使えるかもしれない。そう思い買ってみた。 シャープ 自動調理 鍋 ヘルシオ ホットクック 1.6L 無水鍋 AIoT対応 ホワイト KN-HW16D-W 発売日: 2018/07/26 メディア: ホーム&キッチン 購入して1週間、これはほんとにほんとに簡単だ。今日は18:15退勤でスーパー…

  • なんてこった、パンナコッタ

    「なんてこった、パンナコッタ!!」とは吉本新喜劇の逆の一つであるが、どうにもこの夏休み、この言葉をすでに100回つぶやいてしまうような精神状態である。 これに関しては来週以降じゃないとどうにも動けないのでジタバタしても仕方がない。じっと我慢するほかない。 さて、昨日の話の(やや)続きである。 昨日も書いたとおり、「倫理」の「日本近現代の思想」は、やたらと登場人物が多い。「あの人も紹介したい、この人も紹介しなきゃ♡」という教科書執筆者の熱い思いを反映してか、使用している教科書では20ページの記述の中に合計37人の思想家・作家etc.が登場する。 私の失敗は、「これをコンパクトに終わらせよう」と思…

  • 【倫理】日本近現代史思想をどう教えたらいいのかねぇ

    8月入っても学校があり、ヘロヘロヘトヘト疲労困憊の中で「1学期」が終わった。 我々教職員にはいざとなれば年休という手があるが、子どもたちにそのような発想は微塵もなく、ぐったりしながらも学校に来つづけていた。さて、8月入ってからは午前授業となり午後からはいわゆる「進学講習」があった。日常のHR&授業+講習というのが案外きつくて、これまたヒィヒィ青色吐息といった趣であった。倫理の講習は、「日本近現代史の思想」を3時間で、というもの。これが難題で、ますます青色吐息、というか息も絶え絶えなのであった。 教科書は大変簡潔な記述でまとめているものの、「あの人も紹介したい、この人も紹介しなきゃ♡」という教科…

  • もしも、自分が感染していたら…

    ここ最近の首都圏での感染者増加は、いつか来た道を再び辿っているような状況である。具体的に言うと、 「習近平国家主席訪日延期→中国からの入国制限」 「東京オリンピック延期→感染者大幅増加・緊急事態宣言」 このあたりと似通っているように思う。 その中で、小・中・高で教諭や児童・生徒が感染したという事例が相次いでいる。各種報道ではサラッと流されているが、「臨時休校」ならともかく、「濃厚接触者として自宅待機」「PCR検査」という話もある。これが、どれだけ多くの人を巻き込むことになるか。もしこれが自分の学校で起こったらと思うと、ゾッとする。 仮に私が感染してしまったとしたら、担任しているクラス40人は「…

  • ムズカシイ時期

    ついに7月に入ったが、教員も生徒も疲労困憊である。 こうなるとさまざまなトラブルが発生するもので、生徒に関わるものなら「いっちょやったるかい」と気合も入るのだが、大人同士のものなら「沈黙は金」、「It's not my bussiness」とでも嘯きながら、じっと身を固めているしかない(幸いにして発生していない)。 4月から6月の間に発生すべき事柄が、長らく噴火していないなかった火山のごとく、一気にそのマグマを噴出させているような感じである。 そんなムズカシイ時期を乗り切るにはどうしたらいいか。 よく食べて、よく寝るだけである。 寝不足のアタマとカラダでホームルームに行ってみれば、生徒の些細な…

  • 所与のものとしない

    通常登校に戻ったということは、授業も当然通常に戻った。今年度の持ち科目の一つ、「政治・経済」は2パターンあって、受験に使う人向けの増単されたパターン(教科書は教科書会社曰く「詳細型教科書」「充実型教科書」。前者はともかく、後者の名称はいかがなものだろうか?)、そうではない人向けの2単位で進んでいくパターン。 前者はさっさっさっと進んでいて、今は朝日訴訟(なんせ、民主政治の原理は授業配信で終わった「ことにした」のである)。後者はようやっと民主政治の原理まで終わった。 問題になるのが、「民主政治の原理」の一番最後に出てくる「世界のおもな政治制度」。正面切ってやってみると、ただのあん肝の、ならぬ暗記…

  • 「苦労の丸投げ」をさせない面談

    6月1日から学校再開、となった瞬間に、なぜこうも全てを「通常」に戻そうとするのだろうか、と首を傾げてしまうような、というか、あまりにも通常通りに1日が進んでいくものだからそれについていくのに必死で、首を傾げる暇さえない1週間だった。分散登校まではそろーりそろーりという感じで、「クラスを半分に分けると目が行き届いていいね」とか「午前授業だから午後を授業準備に当てれていいね」とか、そんな会話をしつつ定時退勤していたのが、まるで嘘のようだ。私が顧問をしている部活は、月・水・金で16時スタートの17時終了。しかも月曜日はミーティングで練習はしていない。1時間の練習時間では基礎練習ぐらいで終わってしまう…

  • 受け止めきれない豪速球

    勤務校は、明日から通常通りの動きとなる。 生徒は緊急事態宣言下で「適切に」振舞っていたようで、ほぼほぼ外出せず自宅にいたようである。 2ヶ月も家で休んでいたところに、いきなり8時半から15時半まで拘束される。50分間、姿勢を正して座り続けるという苦行を1日6回繰り返す、という習慣を取り戻すところから始まる。 だが、教師の方はどうか。緊急事態宣言が出ていたとは言えど、出勤はしていた。なんなら、仕事の合間にバドミントンやバスケットボールで体を動かしていた(私ではないが)ぐらい、持て余している(感染者がいない地域だったが故の状況ではある)。 ここに落とし穴がある。 生徒は授業を受けるだけでも苦しいの…

  • 子どもの概念と「ズレ」

    次代の学びを創る知恵とワザ作者:正裕, 奈須発売日: 2020/02/14メディア: 単行本(ソフトカバー)上智大学の奈須先生は、軽妙な文章で学問的な成果と授業実践を繋げてくれるのでありがたい。この本のなかに、「概念の境目をくっきりと描く」という話が出てくる。たとえば、「鳥」という概念(カテゴリー)を獲得していくには、「典型事例」(ex.ハト、ツバメ、カナリア)、「非典型事例」(ex.ペンギン、ヤンバルクイナ)、「まぎらわしい事例」(ex.コウモリ、飛行機)の三種類の事例が必要である。 典型事例から形成される「鳥は空を飛ぶもの」という概念は、多くの鳥の重要な特徴を表してはいるが、正確ではない。…

  • 『経済数学の直観的方法』

    経済数学の直観的方法 マクロ経済学編 (ブルーバックス)作者:長沼伸一郎発売日: 2016/09/23メディア: Kindle版臨時休校期間は、途中で読むのを中断したらわからなくなりそうな、論理を追いかけ続ける必要のある本を読むのにちょうどよい。ラグランジュアンの説明が白眉。理学部で量子力学をかじった時、何もわかっていなかったのだ、と痛感。前提になる情報が突然別なテキストのページ数だけ示されて省略されているなど、やや不親切なところも見受けられたが、「なぜそのような式操作をするのか」が一気にわかる。しかし、この経済学で使う数学、数学Ⅲをやらずに入学した学生たちにすんなり受け入れられないのではない…

  • 借金と牛丼

    最近は教材研究の一環で、模試を解いている。「現代社会」の試行調査でも出てきた、裁判の判決文を使った問題。解説を読んでもよくわからず。難しい。 頭をひねる問題の多い「現代社会」よりも、ストレートに答えられる問題の多い「政治・経済」「倫理」の方が点数が取りやすいかもしれない。 こればっかりは、生徒に聞いてみないとわからないが…模試を解いていて、インフレになると通貨価値が下がることの解説で、こんなのがあった。 「1万円の借金を返すのに、牛丼1杯250円のときは40杯分我慢する必要があるが、1杯500円になれば20杯分我慢すればよくなる。」 モノと価格の対比でわかりやすいような、いまいちピンと来ないよ…

  • サウナの効用

    医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?作者:加藤 容崇発売日: 2020/03/05メディア: 単行本(ソフトカバー)半年前ぐらいから、サウナが好きになった。 もともと温泉が好きで、わざわざ一人旅で出かけていくぐらいなのだが、あるホテル(温泉も素晴らしい)に宿泊した際、フィンランド式サウナに出会ったのだった。 「苦しくない」サウナに、驚いた。 苦手だった水風呂もこの半年で克服し、近所の温泉銭湯では1時間半ぐらい過ごしてしまう。入浴するのと、明らかな違いがあるのだ。一体なぜか、と疑問に思っていたところをすべて解消してくれたのがこの本だ。 一例を上げると…

  • 授業からの退出

    授業動画の再生回数を見ると、まったく見てない、ということはないようだ。むしろ受講人数に比べて再生回数が多い動画がほとんどだ。 きっと、途中で止めて続きを後で見よう、なんてこともやっているのだろう。しかし、ここにオンデマンド型授業と「生授業」との大きな違いを感じる。生授業のときに、生徒が「授業を聞くのを一旦やめて…」なんてことはできっこない。教師が授業を進行する以上、生徒はそれに付いていかなければいかない。そういう意味で、授業の場は教師が主導権を握っている。 一方、オンデマンド型授業ではどうか。主導権は受け手、つまり生徒の側にあるのだ。極端なことを言えば、「これはもう見る価値ないや」と思ったら、…

  • ニュースを見る眼

    臨時休校に入る前、「政治・経済」の授業のオリエンテーションで次のようなことをやった。 「ニュースを見なさい、と大人たちはよく言うんだけど、『どうやって』見たらいいか、何ができれば見れたことになるかは教えてくれない(笑)個人的な意見を言えば、そのニュースについて『語る』ことが第一歩だと思う。ということで、さっそくやってみよう。」 新型コロナウィルスの感染拡大によって、影響を受けそうなSDGsの項目を一つ選び、そう考えた理由を答えなさい。 ちょうど前年度、他教科でみっちりやってくれていたので、特に解説も必要なく取り組んでいた。 SDGsは、社会的事象・社会的問題を分析する切り口になる(「個人の生活…

  • 黒板を使うパターンで、授業動画を撮る方法

    休校が続き、担当している高校3年生の授業は進度を確保したい、ということで授業動画を撮影してみたというお話。 イメージは、○進っぽい授業。 【1.必要物品】 ・撮影する道具(自分の場合はiPad。もちろんビデオカメラでも十分) セッティングはこのような感じ(実際にiPadで撮影)。 教壇を下げて、台の上にiPadを置く。倒れないように支えるものが必要。 【2.流れ】 ・最初に板書を書いておく(自分の場合は重要語句を抜いておく→動画の中で穴埋め) ・撮影開始 ・あとで編集しやすいよう5秒ぐらい間を置いて「はい、こんにちは」で授業スタート ・「それでは、さようなら」の後も編集しやすいよう5秒ぐらい間…

  • 泡沫の夢

    月曜日から金曜日まで6時間授業+部活という「日常」を送ってきたが、うたかたの夢であった。 私の勤務する自治体では、来週から5月6日(ゴールデンウイーク最終日)まで臨時休校となった。 3月の臨時休校とちがって、原則として職員以外は校舎内立ち入り禁止である。3年生の担任なので進路面談の要望があればやるのだが、それも玄関先で、とのことだ。 授業日数としては9日分。2単位の授業は4時間分、3単位の授業は6時間分補わなければならない。 今年度の持ち科目「政治・経済」「倫理」は、まだ授業開きとレディネス・チェックぐらいしかできていない。まだ教科書の中身に入っていないので、問題集やプリントをやっておきなさい…

  • 結局のところ…

    今週は、6時間授業が5日。要は、「フツー」の学校生活に戻った。 あれだけ臨時休校が続き時間はたっぷりあったはずなのに、いざ学校が始まってみると、帰宅時間は油断すると8時・9時、、、 「もっと休みがあれば」「もっと時間があれば」「もっとゆとりがあれば」 これらはすべて幻だった(笑)結局のところ、普段から「定時で帰るにはどうすればよいか」を追求して仕事するしかない。 残りの教員生活30年を過ごすにあたって、大切なことに気づくことができた。 大きな収穫だ。

  • 正常性バイアス?

    私の学校は休校になる気配もなく、50分授業を6時間やり、部活動も通常通り行っている。 私の学校のある地域はバスしかなく、生徒の登校手段は自家用車の送迎が多い。それに、感染者は2月に数名出た程度でその後は出ていないエリアである。 だからこそフツーにやっても大丈夫なような気がしてしまうのだが。。。 逆に言うと、誰かが感染していたら「即アウト」である。 手洗いは徹底させているが、その手洗いの順番待ちで「密集・密接」が発生する。「手洗いクラスター」が発生してもおかしくない。 昼食も「机を合わせず前をむいて食べる」という指示を出し生徒もそれを守ってはいるが、ではおしゃべりをしていないかと言うと…??? …

  • 本当の力量

    こういう緊急時に、本当の力量が現れる。 …というのは、政治家に限らない。学校で言えば、「上に立つ人」はそれぞれ力量が問われる。 管理職は、教員集団に。部長・主任はそこに所属している教員に。そして、担任・顧問は受け持っている生徒・保護者に。 どれだけ教育委員会の通知を精緻に読み取り、学校の活動でできることとできないことの峻別を適切に行っているのか。 実際に生徒や保護者に対応する立場である担任や顧問が、仕事をしやすいようにーたとえば、「説明責任」を果たしやすくなるとか、納得感を醸成しやすくなるとかーという発想で全体の仕組みを構築できるかどうか。 子どもやその後ろにいる保護者は何が不安か、何が知りた…

  • 入学式 保護者参加なし

    文部科学省からの通知を踏まえると、入学式は卒業式同様保護者参加なしとなるようだ。しかし、卒業式に保護者参加なしということと入学式に保護者参加なしということでは、その意味がまったく異なる。入学式では、教務部長や生徒指導部長からの説明がある。たとえば義務教育と違って欠課時数によっては履修不認定があり得るとか、、、入学式は、学校から保護者に重要な情報を直接伝える貴重な機会だ。そして、入学式にしか姿を見せない保護者がいる…特にいわゆる「困難校」では。そういう意味では、入学式というのはなかなか連絡がつかない保護者と担任・学校が「つながる」機会でもある。別に「フツー」の保護者であっても、PTA総会などに積…

  • スマホなしの生活

    今日は、スマホを家に忘れて行ってしまった。 「緊急の連絡が入ってたらどうしよう」なんて最初のうちは心配だったが、ないならないで案外平気なもので、帰宅するまで12時間ほど触らないこととなった。 「物理的に」使用できなくする、というのはスマホ絶ちによいかもしれない。生徒に今度提案してみようか。

  • 姿勢矯正ベルト

    猫背を矯正するための「姿勢矯正ベルト」をつけたら、だいぶ効果がある。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07Y4N6F2Z/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1 もともとカイロプラクティックに1ヶ月に1回ぐらい通っているが、やはり「普段、自分でどれだけ意識できるかが大事」と言われる。 私の場合、肩の位置が明らかに前にずれているから、それを正しい位置に持ってきたときの感覚を覚えましょう、という話になる。 しかし、いかんせん長年の悪癖であるから日常の生活動作のなかでどうしても姿勢が崩れてしまう。 そ…

  • 『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』

    ハーバードの人生が変わる東洋哲学: 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者:マイケル ピュエット,クリスティーン グロス=ロー 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/06/19 メディア: 新書 孔子と孟子の思想はどうも説教くさいな、というのが正直な印象だった。 そういう気持ちの乗らなさは敏感に伝わるもので、「倫理」の授業で扱ってもいまいち盛り上がらなかった。 しかし、この本を読むとだいぶ印象が変わる。孔子の思想も孟子の思想も、「人生をこう変えるんだ!」という熱い思いがあることがわかる。 中国思想は、西洋思想のような壮大な問い(わたしたちに自…

  • 2020

    ついに2020年になった。この数字の並び、やはり何か特別なものを感じさせる。 2019年は、3月に修士課程を修了し4月からは自分の好きなことができる…と思っていたが、日常がそんなに変わるわけもなく、むしろ空いた時間でのんびりするようになった。 2020年は、リスタートの年。目標を新たに定め、それに向かって進んでいきたい。 そのためには、体調管理も肝要だ、ということを痛感したのが2019年。有給休暇を20日間きっちり取るのも目標にしたい。

  • 【小ネタ】国民国家の形成過程

    日本史の近現代(明治政府)だとか、政治・経済の「国際社会の形成」あたりで、国民国家とは何か、という話が出てくる。 「国民国家」という抽象的な概念を納得してもらうための説明として、私は2つ用意している。「私たちは『日本人』である、と言うのはなぜか?」という問いを納得してもらうためのものである。 1)日本での災害、海外での災害・・・何がちがう? 「**県に住む私たちが、『熊本県で大地震が発生した』という報道を耳にしたとする。そのときは心が痛んだりたとえば募金しよう、と思う人が多いはずだ。一方、『トルコで大地震が発生した』という報道を耳にしても、我々の大多数はさして興味・関心を示さない。この違いはい…

  • 「イスラーム」の授業

    「現代社会」の授業で、イスラームを1時間で説明するには、、、というので少し悩んでいる。 要は、どこに重点を置くか、ということだ。 最初に提示する「フレーム」としては、「イスラームは、『型』を重視する」というところか。 授業のメインでは、『クルアーン』にある六信五行のうち、断食に焦点を当てようと思っている。「なんでそんなことするの?」という疑問に対して、その答えが明快だし割と分かりやすいのではないか。 そこから巡礼の話から「神の前では人間は平等である」というイスラームの基本認識を掴んでもらおうか。 やはり、話したいことが多すぎる。 女性が全身を覆い隠さなければいけない理由、とか、イスラーム過激派…

  • 【倫理】聖徳太子の思想

    大学入試を考えれば出題頻度はそんなに高くないので飛ばしたくなるところだが、、、 ・日本思想史においては聖徳太子の仏教理解から話が始まることが多い・生徒も小中学校の授業で馴染みがあるので上手くやると授業に乗って来やすい・11月の見学旅行で関西方面に行くのでその事前研修もしたい ということで、30分かけてやってみた。・聖徳太子の肖像画を掲示。 「この人は誰でしょう?」『聖徳太子』 「この人は、多くの伝説を持っている。聞いたことあるのは?」 『10人の話をいっぺんに聞けた』(だから別名は「豊聡耳命」) 『馬小屋で生まれた』(だから「厩戸王」と言う、という話も) 他に、ブッダの骨を右手に握って生まれて…

  • 終わり良ければ

    学校祭が終わって、今日は振替休日だった。 学校祭で失敗するのも人生経験のうち、とは頭ではわかるし生徒たちにも言うのだが、やはり失敗はしたくない(笑) 案の定いろんなこと(というか人間関係のいざこざ)があって「こりゃ参った」という状況にも陥ったが、それだけ学校祭をがんばろう、と生徒たちが思って行動した、ということだろう。 学年内で順位がつくのだが、その結果が良かったから「終わり良ければすべて良し」となるはずだ。 実は担任である私が一番気を張っていたのか、昨日は高熱を出して寝込んでしまった。今日も1日自宅で静養。明日からまた学校だが、夏休みまで10日足らず。無理をせずやろう。

  • 修正して臨む

    いま、「現代社会」の授業は青年期をやっている。 その中で、欲求不満への対処という話が出てくる。その中で必ずやるのがフロイトの提唱した防衛機制についてだ。 欲求不満が発生した時の対処の方法は「1)合理的解決、2)近道反応[八つ当たり、やけ食いなど]、3)防衛機制」の3つに大別できる。 特に、3)防衛機制は無意識的に行われるという行動であるという点で、「人間は理性に基づいて合理的に判断し行動している」という人間の捉え方とは全く違う考え方を提示している。 これを提唱したのはフロイトという人物で… という具合で授業を進めている。 教科書には、フロイトの「心的装置」についての図がある。 心は「自我・超自…

  • デューイとの再会

    「コンピテンシー・ベース」の教育を考えるなら、デューイを読めばよいと言ったのは誰だったか。 学部生以来で『学校と社会』を読んでいる。 高校倫理では、デューイはプラグマティズムのところで出てくる。その知識もあってか、学部生の時よりスラスラ読めている。 まだ半分しか読んでいないが、これはブックレビューを作る価値がありそうだ。 学校と社会・子どもとカリキュラム (講談社学術文庫) 作者: ジョン・デューイ,市村尚久 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1998/12/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (6件) を見る

  • ピタゴラス音律

    今日の「現代社会」は、 1)前回視聴したNHKスペシャル「その時夫婦は」の感想を紹介。 ・出生前診断という技術への懐疑(障害を理由とした人工妊娠中絶の是非) ・自己決定権の尊重(夫婦で話し合ったのだから、その結論に外野がとやかく言うべきではない) という意見の2つに概ね集約できた。 2)その上で、これらの立場の対立は生命倫理の世界でも議論となっていることを紹介する(プロライフとプロチョイスの話)。 3)優生思想について、ナチスドイツのユダヤ人虐殺、2016年の事件の話を紹介する。 という流れ。 この話をすると教室の雰囲気が重苦しくなるので、話が終わった後も切り替えが難しい。今日は検診があってこ…

  • 黄金比

    ・今日から授業が再開。連休明けだったが、連休に入る前と様子は変わらない。 ・「政治・経済」は日本国憲法の三大原理。「ルールが定められるということは、現状がそのルールと反対だということだ」ということで、大日本帝国憲法との比較を交えて。生徒たちは日本史Aで近現代史を学習しているから、「そんな話もあったなー」などと応じながら授業を聴いてくれる。歴史学習無くして公民の学習はない。 ・「倫理」は古代ギリシャ思想の導入。こちらは世界史Aで(なのに?)古代ギリシャを細かく勉強しているようで、歴史的背景やギリシャ神話の話はほどほどに、「秩序立った世界について、ロゴスによって把握する」とはどのようなことか、黄金…

  • 11連休

    ・ゴールデンウィークは、世間様より1日多い11連休だった(授業参観を日曜日に行ったので、その振替)。部活を全てオフにするという決断を下し、一生に一度しかないであろう11連休を満喫した。 ・前半は、センター試験の倫理の過去問を解くこと、丸山眞男『現代政治の思想と行動』、京極純一『日本の政治』を読むことに費やした。 ・3年生の講習が6月から始まるが、今年度は倫理と政治・経済の両方を担当する。政治・経済は去年やってなんとなく掴んだので、今年は倫理の出題傾向を自分の肌で感じておこうという試み。感じたことは 1)リード文や史資料の「読解」問題の正答率が低い生徒は、倫理を受験しないほうが良い。 2)見知ら…

  • 何もない休日

    ・金曜日は歓迎会。やはり疲れていたからか、酔っ払っていささかはしゃぎすぎた。次の日の部活を休みにしておいて、正解だった。 ・土曜日は起きて寝て、を繰り返し行動開始は夜の6時から。この1日で少しはリフレッシュできた。むしろ、夜6時までグダグダしてしまうほどくたびれていたということか。 ・代わりに今日部活をやる。新入生歓迎を兼ねて、曲の音取り。今年は何人入ってくれるだろうか。 ・家に帰ってからは掃除洗濯。夜はギョウジャニンニクを近所のスーパーで買ってきて卵とじにして食べる。明日は臭うだろうな…

  • 1学期開始

    今年度は、月曜日スタート。 始業式、入学式、学級開き、年度当初の学力テスト、そして授業。 クラス替えもあったので何とも目まぐるしい毎日だ。 職員室では「今週長いな…」との声が溢れている。教員がそう思うということは、子どもたちもそう思っているだろう。 学級通信でも「休養の取り方」を書く。レジリエンス能力を高めることが重要だと思うから。

  • 春休み後半

    春休み前半は、母校の定期演奏会、中学校の恩師の退職記念コンサート、そして東京でのNコン課題曲講習会と合唱三昧だった。 後半(と言っても1週間だが)は、新年度の準備に忙殺されることになる。 授業は、今年度は倫理2単位1クラス、政治・経済3単位2クラス、現代社会2単位3クラスの合計14コマ。これにホームルームと総合的な探求の時間*1を合わせて16コマ。 昨年度は日本史A、日本史B、政治・経済の3科目だった。日本史は専門外だし日本史Aは初めて持つし、異動して1年目で探り探りだったしで、やや大変だったが、今年度は専門の公民だし生徒の雰囲気も大体わかるしで、おそらく楽しくできるだろう。 *1:今年度から…

  • 春休みが一番楽し

    修了式・離任式が終わり、春休みに入った。 春休みは、気分が前向きになる。「去年はできなかったけど、今年ならできる気がする」という(根拠のない)自信が湧いてくる。 このポジティブさは、1ヶ月後には雲散霧消しているだろう。「これがあと1年続くのか…」とため息をついているはずだ。 この時期に「躁状態」にならないよう、地に足をつけてやるのが大事なのだ。

  • 支持率

    「教師は内閣総理大臣のようなものだ。内閣の支持率が100%はあり得ない。」 中村健一『策略ーブラック授業づくり つまらない普通の授業にはブラックペッパーをかけて』明治図書, 2017, p.110 いよいよ年度末、クラス替えがどうなるかというのが子どもたちの最大の関心ごとになってきている。クラスメートもさることながら、担任が誰になるか、も気になるらしい。 生徒によっては、「来年も先生のクラスがいいです」と熱烈に言ってくる者もいて、それはそれでこの1年間でそう思ってくれたのね、と正直悪い気はしない。 でも、状況証拠から判断するに「この生徒は私のことを嫌いなんだな」という生徒もいる。そんな生徒の様…

  • 板書案型指導案

    来年度の授業改善に向けていろいろ検索している内に、「板書案型指導案」というのを見つけた。 http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cmsdata/c/0/9/c09b1410329a2668b208fd359302bdd7.pdf この「板書案型指導案」なら、日常でもできる気がする。 というのも、私はこれまで授業ノートに「コーネルメソッドノート」を使ってきた。「板書案型指導案」のスタイルとコーネルメソッドノートは、レイアウトがピッタリ一致しているのだ。 www.gakkensf.co.jp 来年度、提案性のある取り組みができるかもしれない。

  • 2次試験

    各予備校のホームページで、国公立大学の2次試験の解答速報が行われている。 1年前、担任していたクラスの生徒の2次試験に付き添ったのがもう遠い過去のようだ。 いま1年生の担任を持っているが、いわゆる「新テスト」1期生になる。 「新テスト」だけでなく「ポートフォリオ」だのなんだのといろんな話があるわけだが、大学入試改革に関わることができる高校に勤務できているだけでも幸せだと思う。いわゆる「底辺校」には関係のない話だろうから。

  • なぜ太字になっているのか

    テスト期間は早く帰って本を読むチャンス。今回はハヤカワノンフィクション文庫から数冊ピックアップ。 日本‐呪縛の構図:この国の過去、現在、そして未来 上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者: R.ターガートマーフィー,仲達志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/12/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 「海外から見た日本」という視点が非常に新鮮。 何より、この本の第3章を読むと、科目「日本史A」の流れが非常によく掴める。 たとえば、 金銀の交換比率が異なった →金の海外流出but関税自主権なし=流出を防ぐ手段なし →資本の蓄積不可能=軍備拡大等も不可 →農民か…

  • 「その列車には、他の人も乗っていたのですか?」

    「つまり歴史の授業とは、私がそれまでやっていたこと、重要事項を具体的に解説し、歴史の筋道を分かりやすく図解ふうに板書して、生徒はノートをとるということではない。歴史の中で生きた人間の姿を授業の中に持ち出すことだ。」(安井俊夫) 『新版 中等社会科の研究』三恵社, 2018 p.275 安井俊夫のこのコメントは中学校での授業のことを言っているが、私が今勤めている「進路多様校」ー全員がその科目を大学受験に使うわけではないーでも、十分に当てはまる。 安井は「子どもには子どもの入り方がある。子どもには子どものわかり方がある。」(前掲書p.277)とも言うが、確かに、私がやっている「日本史A」でも思い当…

  • 「明後日の思想」

    堀裕嗣氏の著作には毎回ハッとさせられる記述があるのだが、その中でも自分に最も影響を与えているのが「明後日の思想」である。 「あの失敗があったからこそ、いまの僕がある。あの経験は必要だったんだ」 三年後、五年後、教師を続ける自分は、こんなふうに現在の出来事を振り返っているかもしれない。「いまだけ」に縛られるとこんなふうには考えられない。 堀裕嗣『よくわかる学校現場の教育原理』明治図書, 2015 p.28 今日どうなるかでも、明日どうなるかでもなく、この、「三年後、五年後、教師を続ける自分」を想像するのが大事なのだ。 異動するぐらいの年数になって、「明後日の思想」の大事さをさらに噛みしめている。…

  • コルホーズとソフホーズ

    コルホーズ:ソ連の第1次五カ年計画から推進された、集団農場のこと。 ソフホーズ:ソ連の社会主義農業の経営形態の一つで、国営農場のこと。 (世界史の窓の用語集より引用) ある方のfacebookの投稿を見ていて、ふと思った。 「コルホーズとソフホーズ、中学校の地理で習ったな…でも、今はどうだろう?」

  • 修論のこと

    このブログを更新することなく1月が終わってしまいそうなことに気づき、慌てて更新することにした。 この1ヶ月で一番大きな出来事は、修士論文発表会だ。 柱は2つあって、一つは「現代社会」という科目の設立当時の「野望」、それがいかにして「敗北」したかということ。もう一つは「現代社会」の理念を実現するための条件を、当時の実践から探るということ。 修士1年のときに教員採用試験に合格し、籍だけ残しておいた。 足りなかった単位は指導教員の配慮もあった集中講義をやってもらったり、レポートを多く提出したりで補った。 去年の春に異動になったわけだが、「転職」と言っても過言ではないほどゆとりが生まれたので、ようやく…

  • 冬休み1日目

    昨日は18時に帰宅して、12時間も寝てしまった。よっぽど疲れていたらしい。 今日からは午前中の部活と講習で、それが終われば年休という1日。 「政治・経済」の講習は、最初の3日間で国際政治と国際経済の演習をして、年明けからは模擬テスト。 3単位でギリギリ教科書が終わった、という雰囲気なので後期中間以降の範囲はどうしても演習不足。よりによって国際政治と国際経済を余らせてしまったので、なかなか大変である。でも、国際経済あたりの話は経済の仕組みがわからないと理解できないし、国際政治の大枠がわからないとまた理解が難しい。 センター試験まで残り22日(と生徒が言っていた)、なんとか慣れてもらいたい。 午後…

  • 年の瀬

    年の瀬になってしまった。 この2ヶ月、修士論文の執筆で追いまくられていた。 先週論文を提出し、来月は口頭試問だ。 明日でいわゆる2学期が終わり、冬休み。 と言っても3年生のセンター試験対策で出ずっぱり。 去年は一本釣りした生徒のために5教科全てやったが、今年は政治・経済に専念できそうだ(笑)平均8割を目指したい。

  • あっという間に

    あっという間に10月が過ぎ去ってしまった。 明日は出張に出かけた分の授業の穴埋めで6時間中5時間。日本史Aは「日露戦争」をやるのだが、何を教えたら日露戦争を教えたことになるのかがいまいちピンとこない。世界に与えた影響が一番ダイナミックで面白いと思うのだが。 「教師がわかっていないと、生徒は混乱する。」 我が師の言葉だが、きっと明日はこの言葉を痛感する羽目になりそうだ。。。

  • グループワークの導入

    勤務校では、前期終了時に授業アンケートを取っている。 私は、生徒に「趣意説明」を必ずするようにしている。具体的には、「あと半年はこの授業を受けなければいけないのだから、書きづらいかもしれないが要望をたくさん書いてほしい」と伝える。 ただなんとなく評価をつけてもらうのではなく、「授業改善=全員の利益」という認識のもと、自由記述を多く書いてもらうのだ。 板書が早いとか話すスピードが早いとか、いろんなコメントが出てくるのだが、「グループで考える時間をつくったらよいのでは」という意見が各クラス3人ぐらいずついた。 そこで、多少無理やりにでもグループワークの時間を作ってみた。4人1グループにして、ホワイ…

  • テスト休み

    1.勤務校は前期期末考査。自分の持ち科目のテストを午前中に印刷し終えて、いつでも帰れる状態になる。 2.勤務時間内は教材研究でも、と思ったが、帰れる時に帰ったほうがいいと思い直し14時で年休、帰宅。前任校ならなかなかできなかった。落ち着いた学校だから、放課後に何か起こる心配もない。 3.何をするでもなく寝、17時に起床。その後は発声のお勉強。川井弘子『うまく使える「からだ」のつかいかた』を読む。この本は、いままで自分が習ってきた発声の技術を再構成してくれる。歌を歌う時に体にどのような変化が起こるか具体的に書かれているから、自分が指導する事項をより精緻に「言語化」するのに役立つ。 4.そもそも自…

  • 夏休みは合唱漬け

    夏期休業に入ったが、1日全て休みだったのは今のところ1日だけ。あとは講習と部活に費やしている。 講習は政治・経済。3単位あっても教科書を終わらせるので精一杯(というか、終わるのか?!)という感じなので、未習範囲に取り組ませる。簡単な解説→一問一答→正誤問題の順で取り組ませているが、はたして力になっているのか。。。受験指導の方法を見出していかないといけない。 部活は何と言っても「Nコン」である。課題曲も自由曲も「スルメ曲」で、取り組めば取り組むほどやりたいところとやらなければいけないところが出てくる。趣味の合唱をやってお金がもらえるんだからいい商売だ。 …部活指導というのはほんとうに運不運、巡り…

  • 7分の7

    今日は人生初の「7時間フルコマ」の1日だった。 まだ夏休みに入っていないというのに初任者研修や10年目研修やらで出張の先生が多い上に、やむを得ないお休みの先生も出たので、授業を買ったのだ。 前の学校で「6時間フルコマ」をやったときは「もう二度とやるものか」と思った記憶があるが、今の学校では7時間フルコマでやっても精神的な疲れがないからマシだということが分かった。 それでも疲労困憊し、部活を生徒に任せて…というのは問屋がおろさず、結局練習後に生徒の自主練習に付き合うことになった。 明日で夏休み前ラスト。そう思えばなんとかなるものだ。

  • 振休1日目

    先週末が学校祭だったので、火曜水曜と振替休日。 1.相澤直人『合唱エクササイズ ニュアンス編』が届いたので読んでみたが、座右の書となりそうだ。この本にある通り楽譜を分析して練習で提示してみたら、たしかに音楽が立体的になった。自然に感じていることを自覚化・明示化できることの意義は大きい。 2.我々は振替休日でも世間様は平日。進路関係の電話がたくさんかかってくる。留守番電話にしてしまえばこの応対もなくなるのに。 3.午後は歯医者へ。こういうタイミングでもないと病院にも行けない。歯が1本悪くなっていて、神経をとる治療になるそうだ。3月まで行っていた歯医者では何も言われなかったのだが… 4.この時間か…

  • 異動後3ヶ月

    学校祭も終わり、夏休みまであと1週間となった。 学校祭期間は普段と違う気の使い方をするので疲れるのだが、昨年度までとちがってサボったり脱走したりする生徒がいないのでまったくもって気が楽だった。 来年度からは、生徒の力を伸ばす特別活動の指導について検討して行く余裕がありそうだ。

  • 異動…何日目になったのか

    異動6日目までしか記録は続かなかった(笑) いざ始まると、最初の3日間は自分のクラスのホームルームで出ずっぱり、4日目からは授業が始まってその準備に追われ、去年までと違って部活動指導にも精を出し…忙しいものは忙しい。 今年度の持ち科目は、日本史A、日本史B、政治・経済。 日本史Aは初めて持つ。今は開国のあたりだから2年前の日本史Bでやった記憶があるが、明治に入ると未知の世界だ。ただ、世界史Aを持った経験が日本史や政治・経済に生きている。日本史Aを教えることで、政治・経済を教えるための「基礎知識」を得られるだろうと思うと楽しみである。

  • 異動6日目

    ・部活と入学式準備で土曜日だが学校へ。部活のために土日に学校出てくるのは2年ぶりか。昨年度は受験生対応で出ずっぱりだったからたいして変わらない。 ・入学式準備は、目の前のことをやるしかなかった3年前の自分より成長していると感じている(笑)種々の本を読んだら、「あぁ、そういうことね」とすぐわかる。 【資料増補版】必ず成功する「学級開き」 魔法の90日間システム 作者: 堀裕嗣 出版社/メーカー: 明治図書出版 発売日: 2017/02/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 学級を最高のチームにする! 365日の集団づくり 高校 作者: 赤坂真二,片桐史裕 出版社/メーカー: 明治…

  • 異動4日目

    ・部活は、春休み中にできるだけ時間をつくって行くことにした。「同じ空間に長くいることが、信頼関係への第一歩」というのは大学の講義(「カウンセリング論」か、「対人関係論」か?)で聞いた言葉だ。 ・練習すればするほど、合唱部顧問としての楽しさと恐ろしさがやってくる。どれだけ生徒たちのための練習になっているのか。 ・この子たちには、三善晃作品が似合っている気がしている。来年3月の演奏会では三善作品を取り上げて、アンコールで「雪の窓辺で」をやろうか、なんていう思いつきも出てくる。 ・赴任してすぐに担任である。「2周目」は、教室環境の整備に時間とお金を使う。画鋲と磁石を使わずに掲示するために、「掲示用両…

  • 異動2日目

    ・家具と家電が入りインターネットもつながり、だいぶ日常の生活が戻ってきた。あとはテレビの設定と風呂掃除、荷物の開封だ。 ・風呂がなくても大丈夫な場所にやってきた。家から10分以内に3軒も温泉がある。どこも泉質は「優等生」。ガツンとパンチがあったり癖があったりするわけではないが、まったくもって十分である。 ・といっても、まだ向こうに荷物(本30箱)が残っている。それは来週届く。 ・まだ部活の生徒としか接していないが、前の勤務校とのちがいに少し面食らっている。この学校であれば「高校の」先生がちゃんとできるかもしれない。 ・今年度の持ち科目は日本史A、日本史B、政治・経済。日本史Aは4クラス行くが、…

  • 異動

    ・異動である。離任式の後、授業に行っていない学年の生徒が何人か、「先生の授業受けたかったのに!」と声をかけてくれた。私にとっての、最大の褒め言葉だった。 ・引っ越しである。本だけでダンボールが30箱。17箱分古書店に売ったのだが…1年間読まなかった本は売るなどのルールを決めないと無尽蔵に増え続ける。 ・次の学校では、合唱部の正顧問。指揮を振ることになった。自分の専門の、しかし(正直言って)マイナーな分野ゆえに、教員人生の中で振ることもなかなかないだろうと思っていたが。いくつかの偶然と幸運の結果である。

  • 3月のもろもろ

    3月1日、卒業式だった。 泣くまい泣くまいと思ったが、最後のホームルームで話し始めたらもうダメだった。 3年間という月日は、重かった。 3月6日、国公立大を受験した生徒の合格発表だった。 合格していた。 「一本釣り」をした生徒で、最後はマンツーマンで講習をやった。 塾講師時代を思い出しながら、国語以外の全教科を教えた。 たぶん生徒は私のことを嫌いになっただろうが(苦笑)、合格しさえすればそれでいい。彼のこれからの人生に、私はいないのだから。 大学で、大いに羽ばたいてほしい。 昨日からは高校入試。学力検査、面接、採点と続く。

  • リマインダー

    このブログから、ずいぶん長く遠ざかっていた。 1年前の記事の「リマインダー」が届いたので見てみたら、やはりその時々のことを書き起こしておくことは自分の助けになることを実感した。 ・別に体調を崩したわけでもなく、来週には自分にとって初めての卒業生を出す。 ・クラスの生徒を「一本釣り」し毎日18時まで補講。明後日には国公立大の前期入試である。

  • 1.今日も今日とて休日出勤。テストを一つ印刷し、少し気楽になる。明日日付が変わるぐらいまでがんばれば、テストはなんとかなるだろう。 2.なぜそこまで急いでやるかといえば、やはり調査書だとか面接練習だとかが入ってくるからだ。そこに時間を使うためには、前倒しでやるに限る。さらに言えば、テスト問題を先に作って、それに向かって授業を組み立てるのが理想だろう。 3.昼食はよく行く蕎麦屋で鴨せいろ。散財しているが、美味しいものを食べるのが一番楽しい。 4.夜はバーベキュー。少し飲みすぎた。

  • 息抜き

    1.来週は前期期末考査。 3年の政治・経済は、国際経済に入ってから進みが一気に遅くなってしまい、2時間すべてを板書に費やし、最後の1時間でその部分の解説という形式に。 板書し終わった後、生徒に「この中でわからないことありますか?」と尋ね、そこで出てきた質問に回答する、という形式にしただけで、授業に動きが出てきた。 2.自習室を休日開放。 「MERCOSURってスペイン語なんですね」 「メディアリテラシーについて資料読んでたんですけど、『相互干渉』ってどういう意味ですか?」 いろんな質問が出てくるたびに、自分にとっての勉強になる。 最近は数学、英語、化学などなど「何でも屋」になっているが、改めて…

  • Jアラート

    1.Jアラートで目覚める朝。何人かの生徒から、電話が来る。「学校あるの?」 「この時間に着弾していないならすでに通過しているだろうから、JRもすぐに運転再開する。あると思うよ」と返す。その通りになった。 2.授業でJアラートのサイレンを聞かせていたので、生徒から「ほんとにあの音が鳴るんだね」と言われる。ちょうど先週「火垂るの墓」を授業で視聴していたので、そこと絡めて話をする。戦争を、「実感」をもって理解できる…そんな世の中になっていくのだろうか。 3.校内事情で、4校時は急遽代講。初めてのクラスでいきなり授業するのはハードルが高い。プリント演習でまだよかった。 4.「政治・経済」では、生徒から…

  • リハビリはいつまで

    夏休みが明けて10日経つが、未だに調子が戻らない。 いや、調子が戻らないというよりは持ち崩している。 3年生の担任だから、就職の生徒の調査書やら何やらの書類がひたすら多い。 管理しきれていない。 今日はひたすらイライラしてしまった。 そういう日は、ひたすら板書してしまう。 チョーク一本で解説だけしていくと、生徒は疲れてくる。 そこで始まる私語・居眠り。 2時間目には、注意の言葉を冷たく言い放ってしまった。 普段の注意の仕方とは全く違ったからか、生徒もびっくりしたようだ。 いくら寝ても治らないこのイライラは、ちょっとまずいかもしれない。

  • 夏休みが明けて その2

    昨年もこの題で記事を書いたようだ。メールで「昨年の記事を振り返りましょう」と送られてくるが、この機能はいい。 過去の自分が何を考えていたかなんて、なかなか振り返ることがないから。 夏休み明けから、「授業細案」を作成している。 授業の説明や発問を、実際に話す言葉で書いたものだ。 私の師匠が、「指導案まで作れなくても、細案を作れば授業としてぐっと整理される」と言っていた。 細案をつくることは、「何を伝えたいか」を事前に整理することにつながる。 それに合わせて、どこまで説明するか、どんな資料を提示するかを考えることにもつながる。 倫理では特に、一人一人の思想家についてのすべてを授業で説明することなど…

  • 『入門 公共政策学』

    入門 公共政策学 - 社会問題を解決する「新しい知」 (中公新書) 作者: 秋吉貴雄 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/06/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 「あぁ、自分のための本だ…」という経験は久しぶり。 授業にも修論にも、まさしくこの本がぴったりだったのだ。

  • 教えたいことは教えない

    1.今日のNIEの授業。 前半は朝日新聞の「KYサンゴ」。まず記事そのものを読ませ、記事の伝えたいことと読んだ感想を書かせる。そのあと、「お詫び記事」を配布する。「あんなに真剣に読んだのに!」と生徒から笑いが出る。なぜ捏造が発生してしまうのか、その理由を考えてもらう。 ・記事にすることがなくて焦ったんだと思う ・最初から結論が決まってたんだと思う など、いろんな意見が出る。 後半は中日新聞の以下の記事の写真を取り上げ、「写真の情景を文章で説明する」「何を伝えたい写真か」「写真にタイトルをつけよう」の3つの課題を提示。 www.chunichi.co.jp ある生徒が「沖縄県民の怒り」というタイ…

  • ついに始まってしまった

    1.今日の「現代社会」はパーソナリティの形成。資料集にあった「ユングのタイプ論」の診断テストを実際にやる。その後、クレッチマーとシュプランガーの話を紹介したら、割と盛り上がった。コメントシートには「心理学って面白いですね」「性格がタイプ分けできるとは」「結構あてはまりますね」など… 2.今日の「倫理」は聖徳太子の思想。「和の思想」「話し合い」は、凡夫の自覚があるからこそだ、という話をしたら、頷いている生徒多数。昨日の学校祭話し合いが効いてるな…(笑) 3.その「学校祭」が曲者だ。これから毎日、泣く生徒が出るのだろう。でも、その葛藤の先に成長がある…はずだ。

  • 心理学の匂い

    1.「現代社会」は、フロイトの防衛機制やら心の三層構造やら。高校の授業で扱う中でも心理学の匂いがする部分で、「お好きな生徒にはたまらない」感じの授業だったようだ。 2.「風の谷のナウシカ」を授業で見せる。「環境問題」の単元の一環。視点を定めるだけで、見方が変わる生徒もいるようだ。 3.今週は自習監督等もあり、週21コマ。高校にしては多すぎる。早く明日が終わればいい。そうすれば週末だ。土曜講習があるから日曜日しか休めないが…

  • コメントシート

    1.「現代社会」の生命倫理の授業のコメントシートを見返していたら、「これまでにない社会科の授業で、はじめて社会が楽しいと思えた」というコメントがあった。 この生徒は高3なので、小学3年生からこれまで10年間「社会科」を勉強してきている。「はじめて」楽しいと思えた、という言葉にとてつもない重みを感じる(そのうち高1・高2は自分が教科担任だったから、なおさら…)。 2.私の生命倫理の授業はさまざまな事例を紹介した上で、「あなたなら、どうしますか?」というオープン・エンド型。そして、「俺にも答えはわからない。俺も悩んでる」ということも正直に言う。 自分の免許証の裏面を見せる。「臓器移植」の意思表示欄…

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