朧月夜 さん プロフィール

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朧月夜さん: 源氏の彩り
ハンドル名朧月夜 さん
ブログタイトル源氏の彩り
ブログURLhttp://genjicolor.blog.fc2.com/
サイト紹介文源氏物語の色について思うことあれこれと。 日本の色彩の原点を求めて…
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供7回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2015/09/30 11:18

朧月夜 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 源氏物語「澪標」 〜空色は明るい青なのか〜
  • 「澪標」のあらすじ―――須磨・明石の隠退生活から、帰京の宣旨が下った光源氏は都へ戻る。光源氏と藤壺との不義の子である冷泉院は即位し、光源氏は内大臣となり、政権の座を固めていく。一方、明石で結ばれた姫には女子が誕生したという知らせが入る。乳母を明石に送るなど、さまざまに面倒を見るため、子が生まれたことを最愛の紫の上にも打ち明ける。また、伊勢から帰京した六条の御息所は病気となり、娘の後見を光源氏に託し [続きを読む]
  • 源氏物語「明石」 〜恋文の色〜
  • 「明石」のあらすじ―――光源氏が隠退していた須磨に嵐が襲い、落雷により邸も炎上するなど、この先どうなるかという時、光源氏の夢枕に亡き父桐壺院が立ち、須磨の浦を去るように告げる。同じように夢のお告げがあったという明石の入道が、光源氏を舟で迎え、光源氏は明石へと赴く。明石の入道は、娘を光源氏にと願い、文のやり取りを通して結ばれる。そして、光源氏には帰京の宣旨が下る。―――前帖「須磨」を月の光の明るさと [続きを読む]
  • 源氏物語「須磨」 〜月の光から見える色〜
  • ―――政敵である右大臣の娘、朧月夜との関係が発覚し、自身の情勢が不利になりつつある光源氏は、藤壺との子である東宮に累が及ぶことを恐れ、自ら須磨へ隠棲することを決める。京を去る前、藤壺や紫の上、朧月夜たちと別れを交わし、気心の知れた下仕え数名だけを連れて須磨へと赴くーーーこれまで、思うままに女性と関係してきた光源氏が窮地に追いやられ、反光源氏派からすると胸のすくような展開の「須磨」の帖。あらすじとし [続きを読む]
  • 源氏物語「花散里」 〜やすらぎの白〜
  • ―――橘の花が咲き、ほととぎすの鳴く五月。朧月夜との逢瀬が発覚し、光源氏の周りには不穏な空気が漂い始めていた。五月雨の晴れ間に光源氏は、亡き父桐壺帝の妃のひとりである麗景殿の女御の見舞いに行く。麗景殿の女御の妹「花散里」は、宮中にいたころから光源氏と関係があった。見舞いの帰りに花散里のところへも寄り、懐かしく語り合うーーー「花散里」の帖は、源氏物語五十四帖の中で最も短い。短いゆえか、色彩に関する記 [続きを読む]
  • 源氏物語「賢木」  〜二藍の意味するところ〜
  • ―――光源氏の正妻の葵亡き後、六条御息所は光源氏を忘れるために、娘とともに伊勢へ下向することを決意する。光源氏は、生霊となって取りついた六条御息所を疎み遠ざけていたはずなのに、いざ伊勢という遠い地へ行くとなると会いたくなり、一夜を過ごす。しかし、六条御息所は伊勢へ下向していく。光源氏の父である桐壺院は病により崩御し、中宮の藤壺は、皇子を守るためにも自ら出家の道を選ぶ。もちろん、光源氏は藤壺に対する [続きを読む]
  • 源氏物語「葵」 〜鈍色に込められた思い〜
  • 「葵」は、能「葵上」としても長く上演されるなど、源氏物語の中でも有名な帖の一つ。六条御息所が生霊になって……と聞けば、「あの話ね……」と分かる人も多いはず。前帖「花宴」から二年後、光源氏二十二歳。光源氏に思いを寄せてはいるものの、妻とは認めてもらえずにいる六条御息所は、伊勢に下ろうかと考え始める。そのような中、光源氏の正妻の葵上が懐妊する。そして、葵上は賀茂祭前日の禊の見物に行く。美々しく何台も車 [続きを読む]
  • 源氏物語「花宴」 〜二人をつなぐ桜色〜
  • 春、光源氏の父である桐壺帝主催の桜の宴が開催された。その夜、光源氏は藤壺に会えないかと淡い期待を抱きながら、藤壺の局のあたりをほろ酔いでしのび歩いていた。すると、「朧月夜に似るものぞなき…」と美しい歌声が聞こえ、近づいて来る。光源氏はとっさに袖をつかみ、抱きかかえ……。明け方、慌ただしく扇を交換し、光源氏は帰っていく。女性は名前を明かしてくれなかった。もう一度逢いたいと思いながら素性を探ると、どう [続きを読む]
  • 源氏物語「紅葉賀」 〜うつろいの美〜
  • 「紅葉賀」の帖にはいろいろな話がちりばめられている。まずは朱雀院の行幸とそのリハーサルの様子。青海波を舞った光源氏の美しさは、皆の涙を誘うほどであった。光源氏は、愛する思いのたけを込めて舞ったと藤壺に手紙で語る。一方、二条の院に迎えた小さな紫の上は、まだかわいらしく幼いものの、光源氏の理想の女性へと成長している。しかし、正妻である葵の上は気位高く、光源氏との仲はうまくいかない。そんな中…ついに藤壺 [続きを読む]
  • 源氏物語「末摘花」 〜色は語る〜
  • はかなく亡くなっていった夕顔を忘れることができず、思い返す日々の光源氏。夕顔のように、身分は高くなくても気を張る必要のないかわいらしい女性はいないものかと、懲りずに探している。そのような折に、亡き常陸宮の残した姫君がひっそり暮らしているといううわさを聞き……。念願かない通い始めるが、光源氏が想像していた理想の中流女性とは違っていたようだ。古いものを頑なに守り続ける時代遅れの姫君に、気が進まないと [続きを読む]
  • 源氏物語「若紫②」 〜紫の意味〜
  • 「若紫」とは、春に萌え出た紫草のことをいう。現代では、あらゆる製品にすでに色がついているので感覚としてわかりにくいのだが、千年前、色は「染めるもの」であった。繊維を染めるものが染料。その最高峰ともいえる染料が紫草であった。紫草は稀少かつ高価であったため、貴族であっても高い身分の者しか身につけることができなかった。現代でも、紫色に「高貴」などのイメージがあるのはその名残である。源氏物語は、「紫式部 [続きを読む]
  • 源氏物語「若紫?」 〜輝くばかりの山吹色〜
  • 「空蝉」「夕顔」・・・と光源氏の恋物語が続いてきたが、この「若紫」は源氏物語の中でも欠かすことのできない、光源氏が愛する二人の女性が登場する。ひとりは、光源氏を生涯にわたり支え続ける、のちの紫の上。この時まだ十歳。もうひとりは、自分の父親である桐壺帝の、今でいうならば後妻。つまり義母にあたる藤壺。ここで話を少し整理すると、光源氏の母親は光源氏を産んで間もなく亡くなった。とても美しかったという母の [続きを読む]
  • 源氏物語「夕顔」 〜はかなくも美しい、まぼろしのような白〜
  • 源氏物語に少しでも触れたことがあれば、「夕顔」と聞くだけで、どきっとしてしまうのではないかと思う。名前も素性もわからない女性と激しい恋に落ちた光源氏。しかしその女性はもののけに取りつかれ、亡くなる……。きっと昔の人も、どきどきしながら引き込まれていったに違いない、劇的な恋の物語。「夕顔」の話に差しかかる頃、光源氏には葵の上という正妻がいたが、仲睦まじいと言える仲ではなかった。そして、六条御息所と [続きを読む]
  • 源氏物語「空蝉」 〜空蝉の紫に、光源氏は何を思ったか〜
  • 前の帖「帚木」の後半で、中の品である人妻 空蝉を求めた光源氏。しかし、ただ一度きりでその後会うことがかなわないまま、空蝉への思いに眠れぬ日々を過ごしている。ここから第三帖「空蝉」は始まる。源氏物語はあらすじだけを読んでしまうと、光源氏の女性遍歴の物語というだけにとどまってしまうのだが、実はきちんと読んでみると心理描写がまことに細やかで素晴らしい。「空蝉」の冒頭では、光源氏の空蝉に対するあきらめき [続きを読む]
  • 源氏物語「帚木」 雨世の品定め 〜光源氏の優美さを際立たせる白〜
  • 第二帖は「帚木」帚木というタイトルを知らなくても「雨夜の品定め」なら聞いたことがあるという方も多いのではないだろうか。光源氏含む若い男性四人が、雨の夜、女性談義に花を咲かせるあの場面である。「中流階層には案外いい女性がいる…」「若い娘はきれいだけれど情に流されることがある…」「妻にするなら、美人でなくても性格がひねくれていなければ…」一晩中、理想論から体験談にいたるまで、好き放題に女性論を披露し [続きを読む]
  • 源氏物語「桐壺」の色 〜この物語の行く末を暗示〜
  • 源氏物語を読んだことがないと思っていても、高校の古典の教科書に出てくる「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに・・・・・・」の冒頭部分だけは知っている、という方は多いと思う。そう。あれが源氏物語。どうしても「古典は難しい」「文法が分からない」などと思われがちだが、これは高校のテストや大学受験のための暗記、正解を導くための方法、このことに終始してしまっているからだと思う。考えて [続きを読む]
  • 源氏物語の色彩について考える。  〜決意表明〜
  • 色彩講師をしている。色彩の分野は物理学、心理学、生活に根差したファッションやインテリアなど多岐にわたるが、私は日本の色彩表現の魅力に惹かれ続けている。その理由は、四半世紀も前になるが、近世文学 歌舞伎を卒論に選んだことではないかと思う。隈取りの色や顔料などについて、わけがわからぬまま調べたことを思い出す。そして2008年。紫式部が源氏物語を書いてから千年ということで、各地で様々な催しが行われた。しか [続きを読む]
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