春秋迷 さん プロフィール

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春秋迷さん: 世界史情報局
ハンドル名春秋迷 さん
ブログタイトル世界史情報局
ブログURLhttp://wsh1420.blog.fc2.com/
サイト紹介文主にイスラーム世界と中華世界の歴史をマイペースに連載しています。
自由文あまり知られていない時代や地域の歴史を発掘するのが好きです。

人がいたところはすべて世界史の舞台。気が向くままになんでも書き散らしていきたいと思って、このタイトルにしました。

とりあえず、メインテーマはイスラーム世界(≠中東)と中華世界(≠中国)の歴史です。

有名な時代と有名な時代のあいだの、地味でよくわからない時代についてもなるべく詳しく取り上げていきたいと思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供16回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2015/10/09 08:24

春秋迷 さんのブログ記事

  • 独断と偏見によるイスラーム史入門書リスト(地域史編)
  • 「独断と偏見によるイスラーム史入門書リスト(通史編)」の後を承けまして、今度は地域に焦点を当てた読みやすい本をいくつか紹介しようと思います。相変わらず古い本が多いです。最新の研究を紹介する趣旨ではないので古くても良いのです(強弁)4.地域史編イスラム・スペイン千一夜中古価格¥7,474から(2017/4/17 22:22時点)8世紀から15世紀までイベリア半島を支配したイスラーム諸王朝の歴史物語。全くの初心者向けに、アン [続きを読む]
  • 独断と偏見によるイスラーム史入門書リスト(通史編)
  • とあるところから要望をいただいたので、イスラーム世界の歴史について、まったく初心者の方が手に取りやすい本をあげてみます。スタンスとしては専門性や厳密性よりも入手しやすさと読みやすさ、面白さを重視しています。このブログ自体もそういうスタンスなのですが、多少間違いがあっても、まずはその分野に興味が持てれば、あとは読んだ方が自力で知識を修正しつつ深めていけると思いますし、逆に最初から厳密さを追及し過ぎる [続きを読む]
  • イスラーム世界の歴史30 覇権のゆくえ
  • 英雄の末裔たち ※前章「イスラーム世界の歴史29 征服者の時代」の姉妹編ないし続編です。 ※中央アジアの動向はティムール後半生とその後の話、「イスラーム世界の歴史27 鉄と炎の嵐」を引き継いでいます。一部重複あり。(ジョチ・ウルスの領域)モンゴル帝国がユーラシア大陸の過半を制してより、すでに二世紀の歳月が流れた。帝国は解体の一途を辿っている。それはここ、西北ユーラシアのジョチ・ウルス(キプチャク・カン [続きを読む]
  • イスラーム世界の歴史29 征服王の時代
  • 承前・三日月の系譜(コンスタンティノポリスを望むメフメト2世)帝都コンスタンティノポリスは、その始まりから世界の首都たる運命を背負っていた。紀元330年、ローマのコンスタンティヌス大帝がこの都を築いた。アジアとヨーロッパが指呼の間に向かい合い、地中海と黒海が接するこの場所は、ほどなく世界でもっと豊かな都市のひとつとなった。その豊かさゆえに、帝都コンスタンティノポリスは幾度も敵襲にさらされた。しかし激 [続きを読む]
  • (広告打消し)
  • 現在リアルが多忙なためブログ放置状態ですが、年末年始の休みには「イスラーム世界の歴史」の新記事を書ければと思っています。オスマン帝国の興隆だけでなく、草原の動向やペルシアの動きなど多方面に目を配らなければならない時代なのでゴチャゴチャしそうですが、ミッシリングリンクをなるべく埋めるのがこのブログの数少ない意義(?)だと思われるので、せいぜい頑張りたいものです。 [続きを読む]
  • 中華世界の歴史21 大崩墜の世紀
  • 聖漢四百年(漢代の絵画)――ヨーロッパの灯が消えていく。我らが生きているうちに、再びこの灯りが照らされることはないだろう。(エドワード・グレイ、第一次世界大戦の勃発にあたって)――君は清平の奸賊にして、乱世の英雄なり。(許子将、若き日の曹操に)この時代に生を受けた者たちは、彼らの生涯のうちに世界が崩壊していくのを見た。さほど遠くはない昔、後漢は平和と繁栄を謳歌していた。辺境の地では兵乱の兆しが生ま [続きを読む]
  • 近況?
  • 一ヶ月に一度は記事をあげるというのがマイルールでしたが、なんだかんだで一ヶ月以上間があいてしまいました。「一ヶ月以上更新がないブログに表示される広告」が出てくると、なんというか。現状、「中華世界の歴史」の続きの漢末三国の記事を書いています。史料はやたらとたくさん。歴史は錯雑を極める。異民族や中華圏外の動きも要注目。というわけで、いちど書いたものを大幅に構成し直したりしてなかなか手間取っています(言 [続きを読む]
  • twitterを立ち上げてみました
  • ブログの記事を一本書くというのは結構エネルギーを要するので、もっと手軽に歴史に関するヨシナシゴトを日常的に呟くためのアカウントを作ってみました。ただしあくまでもメインはブログの記事なので、最低でも月に一回の更新は維持します。(目標レベルが低い)https://twitter.com/shunju_mei [続きを読む]
  • 「君が代」をアイヌ語に試訳してみる
  • (アイヌモシリorでっかいどー)ニュージーランドの国歌は先住民族であるマオリ族の言葉、マオリ語バージョンもあって、それはそれで正式なものとして認められているそうです。ちなみにマオリ語ではニュージーランドは「アオテアロア」。郵便物の宛先に「アオテアロア」と書いてもちゃんと届きます。試したことはありませんが。それでふと、日本の国歌をアイヌ語と琉球語に翻訳したらどうなるんだろうかと。その程度のことは誰かし [続きを読む]
  • 中華世界の歴史20 安寧と暗流
  • 大秦とセレス(「大秦とセレス」の時代)「この国を越えたはるか北方に、海岸が外方に向かって終わるところにシィナという地方があって、その内地にシィナイという非常に大きな都市がある。そこから原料、あるいは紡がれた、また立派に織られた絹が産出される」(『エリュトゥラー海案内記』より)「大秦国、一名に犁鞬。海西に在るを以て亦た海西国と云う。地は方数千里、四百余城有り。小国の役属せる者は数十。石を以て城郭と為 [続きを読む]
  • 中華世界の歴史19 光武中興の世
  • 赤龍の裔たち(『後漢書』「光武帝紀」冒頭)新の王莽は紀元23年10月に滅びたが、中華の動乱はなおも苛烈さを加える。天下は前漢二百年を経て再び項羽と劉邦の時代に戻ろうとしていた。目下、強盛と目されるのは河南を中心に中原主要部を掌握した更始帝・劉玄の政権である。この政権は数年前に湖北で発生した民衆反乱軍と、河南の南陽盆地を基盤とする大豪族たち、いわゆる「南陽劉氏」が連合して生まれた。南陽は伏牛山脈によっ [続きを読む]
  • 黄金のアフガニスタン展
  • 東京上野の国立博物館で今日までやっていた「黄金のアフガニスタン展」を見に行ってきました。展示されていたのは内戦やタリバンの台頭のなか、アフガニスタン国立博物館の館員たちが生命を懸けて地下金庫に移送し、秘匿した貴重な遺宝の数々です。彼らは隠し場所を家族にも告げず、14年間も秘密を守り続けたそうです。そのあいだに博物館はミサイルで破壊され、貴重な古代の遺宝は永遠に失われたと思われていました。ところがア [続きを読む]
  • クリミア半島に行ったときの件(2)
  • 現在、『後漢書』を斜め読みしつつメフメト2世の伝記を手配中。イスラーム世界の歴史も中華世界の歴史もしばらく進まなさそうなので、旅行記の続きでも書いときます。それにしても後漢王朝ってなんであんなに影薄いんですかね。(ウクライナ)イスタンブールから黒海を越えることおよそ一日半。上陸したのはオデッサの街です。オデッサと言えばやっぱこれです。戦艦ポチョムキン【淀川長治解説映像付き】 [DVD]新品価格¥906から( [続きを読む]
  • サミットと世界史
  • 周知のように5月27日、アメリカのオバマ大統領が広島を訪問しました。感動しました。これで日本の長い戦後に、ひとつの終止符が打たれたのかもしれません。しかしそれはさておき、ここでは広島の陰に隠れた感のある伊勢志摩サミットを機に、「首脳サミット」というものの世界史的な位置づけについて思うことを書いてみようと思います。(イッソスの戦いでダレイオス3世の眼前に迫るアレクサンドロス大王)現在のG7(G8)サミットは [続きを読む]
  • ガウタマ・シッダールタとチャンドラグプタの世代差について
  • しばらく放置していたら「1か月以上更新のないブログ」とやらに表示される広告が出てしまったので、取り急ぎ投下。むかし古代インド史について調べていた時に気付いたんですが、仏教の開祖ガウタマ・シッダールタ(いわゆる釈迦牟尼)と、古代インド最初の統一王朝マウリヤ朝を築いたチャンドラグプタ・マウリヤって、あまり活動年代が離れていない可能性があるんですね。チャンドラグプタ・マウリヤという人物は日本ではあまり [続きを読む]
  • イスラーム世界の歴史28 夜明けの稲妻
  • Eski çobanları(古き遊牧の民)その男はいつも月を見ていた。深まる老いのなかで、白髯を撫でながら西の空の月を見ていた。百人ほどの一族を後ろに従えて、痩せ馬のたてがみを撫でながら月を見ていた。夕暮れの空に沈む月を追って、彼は西へ進み続けた。一族は黙々とこの老人の後をついて来た。彼の名前はギュンドゥズ・アルプという。その男は遠い昔、ユーフラテスの岸辺で死んだ。この一族は地獄を背後にして来た。オグズ・ [続きを読む]
  • イスラーム世界の歴史27 鉄と炎の嵐
  • 鉄の嵐、炎の槍(ミハイル・ゲラシモフによるティムールの復顔)フレグ・ウルス崩壊後に群雄割拠となったイラン高原で一頭地を抜く大勢力となったのは、バグダードを都にアゼルバイジャンまでを押さえるジャライル朝と、イラン高原中南部に版図を広げたムザッファル朝である。ジャライル朝はフレグ・ウルスを構成する有力部族のひとつ、ジャライル部によって打ち立てられた政権で、英主シャイフ・ウヴァイスの時代に宿敵チョバン [続きを読む]
  • イスラーム世界の歴史26 力と美の王者
  • ジェテとカラウナス(「跛行の世界征服者」、ティムール)「世界の帝王チンギス・カンが、災難を与えるべしとの神の命令によってイランとトゥランの諸国の征服者となり、彼の幸運の太陽が権威の頂に昇った時、彼は彼の王国の領域を息子たちに分け与えた。その内、イランの諸地方の全てを自分の息子である皇子チャガタイに委ねた」(ティムール、オスマン朝バヤズィット1世宛て書簡より)かつて、モンゴル帝国はチンギス・カンの [続きを読む]
  • インドネシアに行ってみます
  • 5月にインドネシアのジャワ島に行ってみようと思います。マジャパヒト王国の宰相ガジャ・マダとかに興味があるんですが、マジャパヒト関係の遺跡は発掘調査が進んでいないうえにアクセスも良くないとのこと。インドネシアは初めてなので、とりあえず初心者向け?のジョグジャカルタでボロブドゥール遺跡@シャイレンドーラ朝とプランバナン遺跡@サンジャヤ朝を見学し、ラーマーヤナのワヤン(人形劇)を見て、陸路でジャカルタ [続きを読む]
  • 中華世界の歴史18 改革者の孤独
  • 半島と列島紀元前2世紀後半、匈奴帝国と漢帝国の大いなる争いは大陸東方に巨大な波紋を巻き起こした。ふたつの帝国が終わりのない闘争の果てに疲弊し衰亡の秋を迎える頃、周縁で新たな諸勢力が続々と台頭しはじめた。たとえば万里の長城を遠く離れた遼河の東、朝鮮半島である。紀元前108年に衛氏朝鮮(ウィシジョソン)を征服した漢帝国は、この地に「朝鮮四郡」を設置した。しかし漢の支配は当初から安定せず、現地住民の反乱が [続きを読む]
  • 中華世界の歴史17 黄昏のあとさき
  • 華南統合かつて「楚」という王国が存在した。その国は長江流域を統合し、北方の華夏中原を制する周王国や後継諸国と何世紀も戦いつづけた。紀元前3世紀後半、華夏の西垂に誕生した秦国が歴史上はじめてふたつの大河の流域を統一した。だが、秦「帝国」はほとんど一代で崩壊した。帝国に叛旗を掲げた者たちは、何世紀も「華夏」に対抗してきた楚王国の復興を旗印にした。張楚王・陳勝、楚の義帝、そして西楚の覇王・項羽らは、秦王 [続きを読む]
  • 諏訪大社に初詣
  • 今年の正月はひたすら寝ていたので、遅ればせながら初詣に行くことに。せっかくならば少し遠いところに行こうと思い、最近興味のあった長野の諏訪大社に泊りがけで参拝してきました。信濃国一之宮である諏訪大社は、諏訪湖南側の二つの「上社」と、諏訪湖北側の二つの「下社」という、合計四つのお社から成っています。この「上」とか「下」とかいうのはおそらく川の上流と下流であって、格の上下ではないと思います。ただおおよ [続きを読む]
  • プロフィールを拡充してみた
  • 趣味:読書、旅行、登山、料理、語学、投資、城跡・古戦場巡り神奈川県某所に位置する某難攻不落の城跡にも足を踏み入れたのが自慢。ちなみに難攻不落なのは、その城跡が現在、とある女子校になっているため。もちろんきちんと許可を取っていきましたよ。そのわりに大した遺構はなかったけれど。尊敬する歴史人物:康熙帝とか血を吐くまで勉強したらしいですよ。その次の雍正帝も過労死疑惑があるぐらい勤勉だったけど、康熙帝は [続きを読む]
  • イブン・アラビーとスピノザ
  • 突然ですがスピノザが好きです。(スピノザ)【バルフ・デ・スピノザ】オランダの哲学者・神学者(1632〜1677)。セファルディム(スペイン系ユダヤ人)の家庭に生まれ、非人格的な神が世界に遍在するという汎神論(「神即自然」)を唱えた。スピノザの主著『エチカ』は独特の形式を持った哲学書です。まるで数学の証明問題のように定理と論証を重ねながら、スピノザは「神」がいかなる存在なのかを探求していきます。個人的に数 [続きを読む]
  • 「漁師とおかみさん」、そして皇帝と教皇
  • グリム童話に「漁師とおかみさん」という話がある。むかしあるところに貧しい漁師とその妻が暮らしていた。ある日、漁師は海で、とんでもなく大きなヒラメを釣り上げる。ところが、そのヒラメがなんと口をきいた。自分は魔法にかけられた王子で、逃してもらえればどんな願い事でも叶えるという。可哀想に思った漁師は何も願わずにヒラメを放してやり、手ぶらで家に帰った。ところがそれを聞いた妻が怒る。「あんたなんで、そんな [続きを読む]