あらら? さん プロフィール

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あらら?さん: 美味しい言葉のうんまぁいお話
ハンドル名あらら? さん
ブログタイトル美味しい言葉のうんまぁいお話
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/unnmaiohanasi
サイト紹介文タイトル通り美味しい言葉でうんまぁいお話でございます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供110回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2015/10/11 07:11

あらら? さんのブログ記事

  • 刑務所の中(1)
  • 異色の漫画家 花輪和一の実体験に基づく作品。映画化もされたのでご存じの方もいらっしゃるであろう。モデルガン好きが昂じて改造銃を製作。野外で実弾射撃を楽しんでいたハナワ。あっという間に捕まって銃刀法違反で懲役三年の刑に。ハナワや同室の囚人たちの生活が、淡々となんとなく描かれる。どの程度本当の風景かはわからないが、刑務所というところは不条理な場所である。落とした消しゴムを拾うだけでも、トイレに行くだけ [続きを読む]
  • 鷲尾老人コレクション(7)
  • しかし、これがまたよいのだ。色彩のない、不鮮明であるからこそ想像力がかきたてられるのだ。現代とは骨格も顔かたちの違う「昔の日本人」然とした彼女たちの、恥じらうでもない演ずるでもない、ただ無表情な裸体の向こうに、いったいどのような人生があったのか。この写真を撮ったひと、撮られた人そして製作された時代の背景は、状況はどのようなものであったか。そんなことを考えながら観ていたら、時間を忘れてしまうほど熱中 [続きを読む]
  • 鷲尾老人コレクション(6)
  • 現代に氾濫するこの手のものは大らかというか、あけっぴろげというか。映画「1984年」が日本初の「無修正アンダーヘア映画」などと騒がれたのはいつのことであろうか。21世紀の現代、ネット上ではアンダーヘアどころか無修正とごく普通に接することが出来る。本番映像などとも造作もなく出会うことが出来る。もちろん無料で。 ここに収録された資料の数々は、現代のそれとは比較にならないほど稚拙である。そもそも白黒写真が大半 [続きを読む]
  • 鷲尾老人コレクション(5)
  • なにゆえこのようなことを語り出したかというと、ある本を手に入れたからである。 「週刊現代別冊 鷲尾老人コレクション これが近代日本のエロスの歴史だ」  近年亡くなった芸術家 鷲尾老人(仮名)が生涯かけて集めたコレクションを一冊にまとめた書である。どんなコレクションかというと、明治・大正・昭和各時代に刊行された性風俗関係の資料である。平たくいえば「昔のエロ本」である。 なにを言い出すのかこのオヤジは。 [続きを読む]
  • 鷲尾老人コレクション(4)
  • 世阿弥とは室町時代に猿楽(現在の能)を作り上げた世阿弥元清を主人公とした劇で、彼と足利義満との関係を縦糸に、室町時代という複雑な時代を描いた作品であった。例により詳細はまったく覚えていないのだが、ラストの群舞は戯曲であっても、大変な迫力に満ちた名シーンであると思う。ああ、やはり舞台を観ないといけない。 世阿弥といえば彼の著作「風姿花伝」の一節「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」がとても有名で [続きを読む]
  • 鷲尾老人コレクション(3)
  • これ一冊ですっかり山崎正和ファンとなってしまったので、ずいぶん読み込んだものである。明治期の作家たちを扱った第二弾ともいうべき「不機嫌の時代」、社会評論集「おんりいいえすたでい60‘S」。「柔らかい個人主義の誕生」なんて本は現在でも評価されているという。社会学用語の頻出に難儀はしたが。 山崎のもう一つの顔、というよりもしかすると本業であるかもしれないのが劇作である。戯曲は難しいのであまり読んではいな [続きを読む]
  • 鷲尾老人コレクション(2)
  • 面白いといえば、この方の文芸評論は刺激的でとても面白いのだ。「鴎外 闘う家長」という、森鴎外を扱った書があるが長編評論を読んで「スリリング」と感じたのは後にも先きにもこの時だけである。 明治初期、家庭からも国家からも重大な期待を寄せられ、「家長」として生きていかざるを得なかった森鴎外の張りつめきった生涯。失敗を許されず、常に成功していくが、逆に失敗・挫折しないことに不安を持ちながら生きていくしかな [続きを読む]
  • 鷲尾老人コレクション(1)
  • 先だって、新聞で懐かしい方をお見かけした。山崎正和評論家・エッセイストにして劇作家。このように偉い方を直接知っているわけはない。京大系の碩学で小松左京つながりで出会った作家である。御年八十を越えられて、この春に回顧録を発表されたという記事であった。早速図書館で借り受け読んでいる最中であるが、これが滅法面白い。けっこうな大著であるのだが、ゆっくりと読み込むことにしよう。 [続きを読む]
  • 朱雀(5)
  • このソバ状のものは純粋に栗なのか。あまり甘くはない。ふむふむ。その中には栗のクリーム(栗ぃむという)が。美味である。確かに美味ではあるが、ほうじ茶が必要である。口中のの水分が、全て持って行かれてしまう……。美味である。確かに美味ではあるが飽きてきたか……。ふむふむ、すいません!お茶のおかわり下さい!ふむふむ。あぁようやく終わった。 ということで、『朱雀』への旅は終了。美味しかった。確かに美味しかった [続きを読む]
  • 朱雀(4)
  • 8:30整理券配布開始と聞いたので早めに到着したつもりであったが、すでに長蛇の列。平日というのに、ヒマ人どもめ。などと自らを高い棚の上に積載して待つこと40分。ようやく整理券が発行されたのはよいが、今度は10:00に来いという。致し方なく、近所のコンビニにて時間をつぶし、1時間半のちに再度小布施堂本店へ。 小布施堂本店には、この時初めて入店した。名手 宮本忠長の気合の入りまくったデザインを堪能しつつ、いざ『朱雀 [続きを読む]
  • 朱雀(3)
  • ……ということで、ようやく本題に入るわけだが、いったい何を語りたいかというと、じつは『朱雀』の話なのである。『朱雀』とは長野県北部の小布施町という地にある和菓子舗小布施堂の銘菓である。毎年9月から10月の秋口にかけて発売される、〈和栗モンブラン〉ともいうべき信州を代表するスイーツである。以前から、一度は食してみたいものだと、思いつつ、行列必至というハードルの高さからなかなか手が出せなかったのである。 [続きを読む]
  • 朱雀(2)
  • そんなMさんのチームの末席にいた関係で、彼からしばしば話を聞く機会があった。残業しながら、食事しながら、一杯やりながら。人のこと、デザインのこと、建築のこと。本当にいろいろなことを教えてもらった。まだ20歳そこそこの小僧だったころである。今ひとつ、いやふたつも三つも飲み込めない部分があったが、知的で刺激的な時間であった。中でもっとも印象に残っているのが、中尊寺金色堂のこと。奥州平泉にある中尊寺は、12 [続きを読む]
  • 朱雀(1)
  • 以前、……といっても25年も前のことだが、当時勤務していた先の上司にMさんという方が。10ほど上の彼は、大変な才能の持ち主であった。建築デザインやらせたら右にも左にも人材はないと断言できるほどで、センスはいい、カンもいい。絵はうまい、写真撮らせたらプロ級。設計コンペになんども入選したりもした。ある時建築ではないけれど、ヨーロッパの某食器メーカー(知らない人はいないくらいの有名な)の国際デザインコンペの2位 [続きを読む]
  • 萌え(2)
  • さて、ナニゆえいきなりこんなこと話を始めたかというと、ぼくが果たしてどのようなものに萌えるのか。そんてことをお話したいと考えているからなのだ。自慢ではないが、ぼくの生涯は食事とともにある。と、断言して支障はない。……まぁ、現在は歳も歳なので、半分は引退状態ではあるが、それでもなおわが心中のかなりな部分をご飯もので占められているのは間違いない。では、そのご飯ものの中で、どのような言葉に萌えるのか。様 [続きを読む]
  • 萌え(1)
  • 〈萌え〉なる便利な言葉が、いつの頃から使われ始め、すっかり定着してしまったようだ。数年前、TV観ていたら息子が『お父さん!お父さん!萌えって名前の選手がいるよぉぉぉぉ!』と、デカ騒ぎするので調べてみたら、ブンデスリーガ・レバークーゼン(当時、現柏レイソル)所属にして元日本代表(このところ選出されていないのが残念)の細貝萌選手。いやいや、あれは〈もえ〉ではなく〈はじめ〉と読むのだよ。と諭したものだ。 [続きを読む]
  • 福井・金沢ぷち紀行(6)
  • 要するに澤田政廣、村野藤吾 二人の作家の「対峙」なのである。「仏」に形を持たなかった澤田と、「建築」に形を持たなかった村野。2人の神仏への憧憬(村野はクリスチャンであった)となりふり構わぬ「祈り」。それを「素直」にカタチにしただけなのだ。だから法隆寺もタクラマカンもバーミヤンもフツーにシレッとモチーフに出来てしまう。……もっとも「素直」にということほど作り手にとって大変なことはないのだ。「このくらい [続きを読む]
  • 福井・金沢ぷち紀行(5)
  • 仏僧美術館というわりには魔訶不可思議な建築。法隆寺の伽藍、バーミヤンの石窟、シルクロードなどさまざまなモチーフ綯い交ぜにしたデザインである。そもそも直線は木材で、コンクリートで構成される本屋は全て曲線。アンバランスで視点の置きどころがなく、うっかり凝視するとめまいが起こりそうな。一言で言ってしまえば「ヘンチクリン」な印象である。初めてみた時は、圧倒されつつもドコかピンとこなかったのだが。 30年ぶり [続きを読む]
  • 福井・金沢ぷち紀行(4)
  • 谷村美術館という小さな美術館が目標。コチラは澤田政廣という仏僧彫刻家の作品が展示されている施設で、建築家 村野藤吾の晩年である 1983 年の作品。運転免許証を取ったばかりの 1985 年。どうしてもここを観たくて東京苦労して来た施設である。まだ長野自動車道のない時代。どころか、中央高速が岡谷までしか開通しておらず、松本、穂高、大町、白馬から糸魚川とえんえん下道で 7〜8 時間かけてきた記憶がある。 [続きを読む]
  • 福井・金沢紀行(3)
  • 金沢の近江町市場では豪勢なランチ。2500円もする海鮮丼なんて、10年に一度くらいしかお目にかかれないんだから味わって食えよ!と、息子に言い渡し厳かな昼食。20種類以上の海鮮は素晴らしいの一言。しみじみウマかった。……しかし。2500円の海鮮丼は絶対的に美味しかった。でもしかし、感動という視点に立つと、朝食のなんてことのない530円の方が素晴らしいと感じたのはナゼであろうか。 そのまま帰宅するのも面白くないので、 [続きを読む]
  • 福井・金沢ぷち紀行(2)
  • 福井県立恐竜博物館は予想以上のスケール。何十もの骨格モデルとリアルに動く恐竜たち。息子は密かに怖かったらしい。平日だったので、発掘体験もできたようだが、人混みの嫌いな小僧に拒否されたので断念。まぁオヤジも同じく人混み嫌いなのだが 福井市内でランチ。と、考えていたけどせっかくだから金沢まで行った方がいいものあるよ。と教わったので、70数キロを下道でチンタラ。途中、景観保存地区やら民俗資料館やら面白そう [続きを読む]
  • 福井・金沢ぷち紀行(1)
  • 一昨年の今ごろのことであった。ふと思いついて息子と2人、福井まで日帰り旅行してきた。福井県立恐竜博物館から金沢廻って海鮮食べてテキトーにいろいろ観て。といういい加減な計画ではあったが、その時のことをお話ししたい。 朝4:00にわが家を出発、途中小矢部SAにて朝食。ラーメン・そばやら食べるのも間が抜けているということで一番やすい海鮮丼を注文。これがまたウマいのだ。ビンチョウマグロの湯引きが3枚とイカそうめ [続きを読む]
  • 名画座(4)
  • 男クサさ No.1!バート・レイノルズの『白熱』『ゲイター』、カーチェイスだけスゴかった『ビッグ・マグナム 77』、珍しいチェコ映画の『刑事マルティン・ベック』、ヘンチクリンな顔のジーン・ワイルダーが楽しくない『突撃!ジェットバス!』、とてもよい作品なのにヒゲで全てを台無しにしたダスティン・ホフマンの『ストレート・タイム』、裸エプロンならぬ裸ポンチョで女ひとり荒野をさまよう『女ガンマン』なんて小学生を連れ [続きを読む]
  • 名画座(3)
  • 新宿ローヤルのウリはなんといっても B 級アクション映画専門というところ。父親はとにかく、なぁんにも考えなくてよい。肩も腰も痛くならない映画を一杯やりながら観るのが好きで好きで。父はオールド(ダルマ!)の小瓶片手に、ぼくは売店で買ってもらった〈都古こんぶ〉かじりながら 観るB 級映画どもの楽しかったこと! [続きを読む]
  • 名画座(2)
  • 両親とくに父親が大の映画好きかつ名画座好きだった。そもそも、彼自身が新宿地球座日活名画座で青春時代を送った世代なのである。『同じ映画なら安くてたくさん観れた方がいいじゃないか』という主義…別の言い方をすれば「ビンボー人根性丸出し」なのだが、そういうポリシーの父親に連れられていったのが名画座初体験であった。 その父親がもっともお好みであった小屋は、〈新宿ローヤル〉という新宿丸井裏手の〈レストランいの [続きを読む]
  • 名画座(1)
  • 昭和 41 年生まれのぼくは、ビデオ第一世代とされている。生活の中に VTR というものが、浸透し始めた世代。まだ、ベータか?VHS か?なんて懐かしい論争を覚えている世代なのである。逆を返せば「名画座最後の世代」ともいうことになるわけだ。学校終わったら飯田橋佳作座に行き、サボっては後楽園シネマに行き、テアトル新宿で『時計じかけのオレンジ』を観て悩ましく眠れなくなり、自由が丘の武蔵野推理劇場で『ブリキの太鼓』 [続きを読む]