ノリ さん プロフィール

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ノリさん: ノリの悪い日記
ハンドル名ノリ さん
ブログタイトルノリの悪い日記
ブログURLhttp://noriharu-katakura.hatenablog.com/
サイト紹介文音楽、映画その他について気のむくまま
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供423回 / 365日(平均8.1回/週) - 参加 2015/10/24 00:07

ノリ さんのブログ記事

  • Keller Sisters and Lynch
  • 1920 年代から 1930 年代にかけて "Keller Sisters and Lynch" という 3 人組のコーラス・グループがいた。3人は皆 ファミリー・ネームが Lynch の siblings (きょうだい) で、真ん中が男性で、上と末は女性のグループである。しかし、残っているレコードを聴いてみると男性の歌声を識別できない。こんな girlish な声の持ち主っているんだなあ。Ben Selvin Orchestra, Keller Sisters & Lynch - When The Red Red Robin Com [続きを読む]
  • Tommy Dorsey
  • と言えば、"SONG OF INDIA" BY TOMMY DORSEY - YouTubeとか、Tommy Dorsey & Orchestra -Tea For Two Cha Cha (instrumental) - YouTubeとか、I'LL NEVER SMILE AGAIN ~ Tommy Dorsey & His Orchestra (1940) - YouTubeとかが代表曲だと思っていたんだけど、瀬川さんが、日本軍の真珠湾攻撃の晩に大きな音で聞いていて両親から「今日だけは遠慮してくれ」と言われたというこの演奏がいまや蓮實さんによってすっかり有 [続きを読む]
  • 一葉『十三夜』
  • 一葉の『にごりえ』『十三夜』『たけくらべ』のヒロインは、よく知られているように、作品の中で「厭や」または「嫌」という。『にごりえ』の女主人公、お力はその名高い独白の中で、あゝ嫌だ嫌だ嫌だという科白を二度も繰り返す。『たけくらべ』の美登利は、ゑゝ厭や厭や、大人に成るは厭やな事という。この作品の『十三夜』のお関もゑゝ厭や厭やと、鬼のような夫のもとへは絶対に戻りたくないという心境を独白してい [続きを読む]
  • L の聴き取り
  • ジョージ・キューカー監督の『恋をしましょう』(1960) の原題は ”Let's Make Love"である。とにかくイヴ・モンタンがおかしいし、コール・ポーターの ”My Heart Belongs to Daddy” のシーンは、マリリン・モンローが素晴らしく大好きな映画である。ミルトン・バール、ビング・クロスビー、ジーン・ケリーも出演している。イヴ・モンタンとミルトン・バールの掛合いの部分なんかは本当におかしい。この映画、『重力の虹』を [続きを読む]
  • 休憩
  • ちょっと癒される曲を雑多に聞くことに。一杯のコーヒーから 霧島昇・ミスコロムビア - YouTube歳下の霧島昇と結婚した松原操は、当初は覆面歌手「ミス・コロムビア」としてデビューした。これは、ヴィクターに入社した歌手、小林千代子が、謎の覆面歌手「金色仮面」として歌っていたのに対抗するためだったらしい。今でもよく歌われる霧島昇の戦後の歌。胸の振子 霧島 昇 - YouTube次の二つの曲の後者は、明らかに前者の [続きを読む]
  • 愛の古巣
  • 天野喜久代の『愛の古巣』(1929)。愛の古巣 天野喜久代 - YouTubeこの原曲は、1928年のポール・ホワイトマン楽団の "I'm Winging Home"。歌っているのは、リズム・ボーイズ。ビング・クロスビーは、1926年にポール・ホワイトマン楽団に入団。リズム・ボーイズが結成され、そのメンバーになったのは、1927年のことである。Paul Whiteman And His Orchestra-"I'm Winging Home" - YouTube天野喜久代というと、もちろん、二村 [続きを読む]
  • 河邉に唄ふ
  • Hiro Studio さん、ありがとうございます。まさか、1936年公開の映画『ショーボート』でポール・ロブスンが川辺に座って、ナイフで木を削りながら歌っていた、あの ”Ol' Man River"を『河邉に唄ふ』として中野忠晴が1937年に歌っていたなんて、本当に吃驚しました! しかも、編曲は仁木他喜雄で、歌詞は服部龍太郎ですか。最初に汽笛が鳴っているけど、1937年6月ということは最後に汽笛が鳴る『別れのブルース』とまったく同じ時期 [続きを読む]
  • I Got Rhythm
  • ジョージ・ガーシュイン作曲、アイラ・ガーシュイン作詞によるこの曲は「リズム・チェンジ」と呼ばれるコード進行とともに誰もがが知っていると思う。目下のところ YouTube でこのジャズ・スタンダードを検索するとアクセス数一位に日本人のアーティストが出てくる。Hiromi Uehara - I've got Rhythm - YouTubeそれは、ヴィンセント・ミネリ監督の『巴里のアメリカ人』(1951, An American in Paris) のジーン・ケリーによる名 [続きを読む]
  • 臨時増刊号
  • 慌ただしくインドから帰ってくると、予約注文していたユリイカの総特集『蓮實重彦』が届いていた。もちろん、詳細に眼を通す時間なぞないが、今回初めて確認したのは、僕が東大の蓮實さんの映画ゼミに出席していたのは1979 年から 3 年間で、中田秀夫が初めて出席したのが 1980 年だから、やっぱり中田秀夫と重なっていたのだということだった。同じ1980年には、立教でやっていた方の「映画表現論」に塩田明彦が出席したとある。周 [続きを読む]
  • I Let a Song Go Out of My Heart
  • Mildred Bailey の歌っている "I Let a Song Go Out of My Heart"。MILDRED BAILEY - I Let a Song Go Out of My Heart (1938) - YouTubeこれは 1938年に歌われたものであるが、オリジナルは、もちろん同年のデューク・エリントンのもの。1938 HITS ARCHIVE: I Let A Song Go Out Of My Heart - Duke Ellington - YouTubeさらに同年には、ベニー・グッドがマーサ・ティルトンの歌で演奏したものも残されている。Benny go [続きを読む]
  • ウスクダラ
  • 寝られなくなって、グル・ダットの監督処女作である『賭け』(1951, Baazi) の音楽の部分だけ集めたクリップを見ていた。14:50 のところで、「ウスクダラ」として知られている曲を絶妙のアレンジと振付けでやっている。All Songs of Baazi (HD) - S.D.Burman - Geeta Dutt - Kishore Kumar - Shamshad Begum - Sahir Ludhianvi - YouTubeこの曲、Eartha Kitt のものが一番よく知られている。Eatha Kitt-Uska Dara - YouTube [続きを読む]
  • インド映画から
  • 明日からごく短い間だけどインドへ行く予定。というわけで、たまには、インド映画から。といっても、製作本数でいうと世界一位のナイジェリア、二位のインドの作品をほとんど見てきていない。さすがにグル・ダッドぐらいは何本か見た。世界映画史の中の一本だと確信している『渇き 』(1957, Pyaasa) で Johnny Walker が演じる名高い「流しの散髪屋 (マッサージ?)」の場面は、映画が見せてくれたミュージカル・シーンの最良のもの [続きを読む]
  • アマポーラ
  • ラテン系音楽の名曲として『アマポーラ』がある。スペインの国民的英雄で、若くしてこの世を去ったテノール歌手ミゲル・フレータが 1925 年、ということは、彼の栄光の絶頂期にこの曲を歌っていたことになる。Amapola - Miguel Fleta (Primera grabación 1925) - YouTubeJimmy Dorsey 楽団のものも素晴らしい。1941 HITS ARCHIVE: Amapola - Jimmy Dorsey (Bob Eberly & Helen O’Connell, vocal) (the #1 versi [続きを読む]
  • 英語の勘所 (2)
  • 英語の文章を読むときに頭から読む訓練をしなさいということが言われるが、具体的には英語の複文を動詞が出現する順序をなるべく崩さずに読むことかなあ。日本語だと、動詞の連体形 (名詞にかかるときの動詞の活用)でほとんどどんな名詞でも修飾できてしてしまう。英語を日本語に訳すときには、この日本語の連体修飾の柔軟性は利用できる。I was reading a book which my father gave me yesterday.私が読んでいた本は、父が昨 [続きを読む]
  • 恋人よ我に帰れ
  • こうやって同じ曲を並べてみると、20世紀の音楽は紛れもなくアレンジと演奏家の時代であったんだと思う。同じ曲がカラオケ的な同質的再現ではなく、その都度小さな差異、工夫、発明を含みながら反復され世界中に広がっていく。その差異の伝播を可能にしているのが、レコードという複製技術である。それが先人を参照しながらも、そこに何か新しい解釈を加えていくことを可能にしたのである。これらのシミュラークルの間の差異はメッ [続きを読む]
  • 気を取り戻して
  • Mildred Bailey を「忘れられた」歌手などといい、現在をなし崩しに消費することだけにかまけるから、村上春樹の『1973年のピンボール』などというつまらない小説の中で「僕」がベイリーの「イッツ・ソー・ピースフル・イン・ザ・カントリー」を口笛で二回吹くと、双子の女の子はいい曲ねと賞めるといった記述にコロリと騙されるのである。「だからどうした」と思えないとおかしい程度にベイリーぐらい当然聞いていなきゃ駄目だと [続きを読む]
  • 追記
  • 昨日の "These Foolish Things" の歌詞は、『上海特急』にも出演している Anna May Wong をモデルにして書かれたという記事を読んで吃驚した。ところで、ジル・ドゥルーズの「何を構造主義として認めるか」にある、零度なくして構造主義はない。という極度に短い文章に目を惹かれたことがある。つまり「構造主義」が構造を語るという物語だとすれば、その物語を語るためには「零度」が必須であると言っているのだが、そこ [続きを読む]
  • These Foolish Things
  • この曲は誰が演奏しものもいいと思ってしまう。Billie Holiday - These Foolish Things - YouTubeMILDRED BAILEY -
    These Foolish Things (1944) - YouTubeBenny Goodman - These Foolish Things (Helen Ward vocal) - YouTubeGreta Keller: These foolish
    things (Berlin, 1936) - YouTubeFrank Sinatra - These Foolish Things - YouTubeCharlie Parker - These Foolish Things - YouTubeART PE
    PPER - These Foolish Things - [続きを読む]
  • もしもし亀よ
  • 疲れたので憑かれたように書く。『もしもし亀よ』が好きなんだ。もしもし亀よ コロムビア・ナカノ・リズム・シスターズ - YouTube淡谷のり子を抱きしめたくなる。服部良一のスウィングジャズ/おしゃれ娘(淡谷のり子・歌唱 昭和11) - YouTubeリキー宮川の曲がなぜ 二曲しか見つからない?服部良一戦前のスウィングジャズ あゝ馬鹿みた リキー宮川 - YouTubeRicky Miyagawa - FIT AS A FIDDLE - YouTubeこの最後の [続きを読む]
  • 月光価千金
  • 日本語 Wikipedia の「月光価千金」の項の日本語による歌唱の説明の中に、中野忠晴とコロムビア・ナカノ・リズムボーイズが、1934 年に『愉快な独り者』として歌っている記述が欠落している。愉快な独り者 中野忠晴、コロムビア・リズム・ボーイズ - YouTube [続きを読む]
  • プレコード時代
  • このブログでは「プレコード」という言葉を周知のものとして使用しているが、一応断っておくことにした。1930 年の合衆国国勢調査によると、当時の米国の人口は、現在の日本の人口とほぼ同じ 1 億 2 千 8 百万人である。当時の映画館の「週」あたりの入場者数は、公称値で約 1 億 1 千 5 百万人であった。当時の映画館には年齢制限は存在しておらず、子供でも大人と同じ映画を見ることが可能な時代であった。1930 年、メジャー映 [続きを読む]
  • りんごの木の下で
  • 周防正行監督の『シコふんじゃった。』(1991) で流れていた。この曲は、1905年の音源が残っている。Henry Burr - In the Shade of the Old Apple Tree (1905) - YouTubeデューク・エリントンのアレンジが素晴らしい。Duke Ellington - IN THE SHADE OF THE APPLE TREE - YouTube日本では、ディック・ミネが歌った。林檎の樹の下で ディック・ミネ - YouTube [続きを読む]
  • 幸運の星
  • フランク・ボゼージ監督の『幸運の星』(1929, Lucky Star)。YouTube がなぜ存在しているかというと、それはもちろん、この映画を世界中の人々が見て泣くためにきまっている。あらかじめ断っておくが、この映画を見て泣くのに抵抗することは、この世でもっとも無駄な試みである。素直にハンカチを用意しよう。リュミエール兄弟によって始まった映画は、この作品が作られたときにはまだ 35 年も経っていないというのに、サイレン [続きを読む]