まり さん プロフィール

  •  
まりさん: 指先の記憶
ハンドル名まり さん
ブログタイトル指先の記憶
ブログURLhttp://tvxqyunho216.blog.fc2.com/
サイト紹介文ユノさんとチャンミンさんが穏やかに、時に激しく愛し合うホミンホミンホブログです。鍵記事はヨジャ絡み!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供380回 / 365日(平均7.3回/週) - 参加 2015/10/26 11:31

まり さんのブログ記事

  • 人魚の涙 137
  • 「あ、バラ・・・」「え?」「潰しちゃったよな。」「ああ、たぶん。」ユノの肌にも赤いバラが咲いてるんだけど・・・「そうだ、これ風呂に浮かべて入ろうか。おれの背中にもバラの汁がついてるだろうし。」「う、うん。」花の汁は流せばとれるだろうけど、これはちょっと・・・「ん?腹にも花びら乗ってたのかなぁ。」起き上がりかけたユノが自分のカラダを不思議そうに眺めて、小首を傾げる。「チャンミンは何もついてないのに、 [続きを読む]
  • 人魚の涙 136
  • R-18です!もろもろ大丈夫な方のみ、お読みください。_________________このきれいなカラダを誰か他の男が見たのか?抱かれたのも抱いたのもぼくが初めてだと言っていた。ユノはウソをつける人じゃないと信じてる。けれどそこにいくまでの行為は?キスは?カラダに触れたのは?イヤだ、ユノはぼくのモノだ、過去も未来も全部、全部!ユノのカラダに這わせる唇をすぼめて思い切り吸ったら、ユノが声を上げる。痛い [続きを読む]
  • 人魚の涙 135
  • R-18表現があります。もろもろ大丈夫な方のみ、お読みください。_________________入ってすぐは広いリビングで、ソファーセットのテーブルの上には果物が盛られ、壁には大きなテレビが設えられている。窓辺にはぼくの部屋の半分くらいはありそうな大きな低床ベッドがあって、枕が部屋のほうに置いてあるから外を眺めながら昼寝でもするんだろうか。となりの部屋との間のドアは開かれていて、どうやらベッドルーム [続きを読む]
  • 人魚の涙 134
  • 食事の作法云々は、さっきのスタッフさんが箸を持ってきてくれたことで解決した。「ユノくんはこっちのほうがいいだろ?」そんな一言がチクンと胸を刺したけど、それだけいろんな人にかわいがられるユノがぼくを選んでくれたんだと思おう。かなり気をつけてるみたいだったけどやっぱり食べこぼしは多くて、それを微笑ましく思ってたけど、スタッフさんが皿を下げるとき、さりげなく掃除するのを見て、またチクン。ぼくが知ってるこ [続きを読む]
  • 人魚の涙 133
  • ホテルはあまり大きくはなく、少し古い建物だったけど、掃除が行き届いた清潔そうなところだった。少し離れたところから、フロントでチェックインの手続きをするユノを見ていたら、担当の人が知り合いだったのか、背中しか見えないのに楽しそうに笑いながら話してるのがわかる。ユノってほんと、誰とでも親しくなるよな。チクンと痛む胸をなだめてたら、ぼくを振り返ったユノの顔に残っていた笑みの名残が、ぼくと目が合ったら大き [続きを読む]
  • 人魚の涙 132
  • あのときぼくと父さんと秘書のカンさんが泊まったホテルの前でバスが停まる。荷物を持って降りるぼくたちを、残った乗客の誰かが冷やかすような口笛とため息で送ってくれた。「ここに泊まるって勘違いされたみたいだな。」ユノがクスクス笑いながらホテルのエントランスに向かって歩いていく。ここじゃないって言ってたのに?頭の中に疑問符を浮かべたままユノの後ろを歩いていたら、ユノが突然立ち止まるからぶつかりそうになった [続きを読む]
  • 人魚の涙 131
  • 済州島に来るのはあのとき以来だ。あのときは飛行機で来て、ホテルの車で病院に行き、ぼくを産んでくれたという人を看取って、夢の中にいるような現実味のない時間を過ごしたから、景色も何もほとんど覚えていなかった。「もし辛かったらすぐに帰るから。」ユノはそう言ってくれたけど、せっかくユノとふたりだけで泊まれるチャンスを逃す手はない。「おれたちサッカー部は毎年夏休みに、中高合同合宿をここでやってたから、おれは [続きを読む]
  • 人魚の涙 130
  • 店を出て、通りを渡ったところにバス停があった。時計と時刻表を見比べたユノは満足そうにうなずいてから、ぼくにベンチに座るように促した。「どこかへ行くの?」「うん、ちょっと遠出しよう。」どうやら行き先を教えてくれる気はなさそうだ。「ねえ、さっきの」「ああ、ごめん。あいつがあんなこと言い出すなんて思わなかった。」「じゃなくて、その、」美人でスタイルがよくて・・・なんてぼくの口からはとても言えない。「うん [続きを読む]
  • 人魚の涙 129
  • 「なんでソウルに?」「なんでって、就職が決まったから。って、え?カトク見てないの?」「えーっと、悪い、一応見てるっていうかまとめてスクロールしてる。だからナリがヘアスタイル変えたのは写真見て知ってたけど。」曖昧に微笑んでポリポリと頭をかくユノ、ぼくのカトクには速攻返信が来るのに。「そりゃ仕方ないよ、ユノは俺たちと違って受験生だったんだから。グループのってひとり流すと次々返信がつくから俺もよくスクロ [続きを読む]
  • 人魚の涙 128
  • なんとなく気まずくて、視線をコーヒーカップに移した。紙のカップに、熱くないように厚手のホルダーが巻き付いてる、大手コーヒーチェーン店みたいなカップ。だけど蓋はついてなくて、そのまま飲むようになっている。ぼくのはコーヒー、ユノのは、ココア?「熱そうだから気をつけてね。」いつものクセでユノにそう言ってから、しまったと思ったけどもう遅い。「うん。」うれしそうにコクンとうなずくユノと、そのユノを呆れたよう [続きを読む]
  • 人魚の涙 127
  • いくら仲のいい友だちだからって、同性のぼくを『恋人』とは言えない。ぼくたちの関係は所詮そういう関係なんだと落ち込む自分と、子どものころからの、物理的な距離が離れてもなおつながりを保ってる大切な友だちに向かって『一番大切な友だち』だと言ってくれたことに浮き立つ自分が心の中でせめぎ合う。「ユノの友だちなら無条件で歓迎するよ、ようこそ光州へ。」ユノがヒョヌと呼んだ人がこの店のオーナーらしく、カウンターの [続きを読む]
  • 人魚の涙 126
  • その店は小学校と同じ通りの北側の角にあって、大きくはないけれど最近始めたというだけあって、まだ木の香りがするような真新しく清潔そうな店だった。通りに面した南向きの壁には大きな窓があって、小さいけれどテラス席もある。「ステキなお店だね。」「そうだな。」ぼくが素直に感想を言うと、自分のことのようにうれしそうに笑うユノ。中学校入学で故郷を離れ、地元の友だちとは疎遠になってもおかしくないのに、きっとユノは [続きを読む]
  • 人魚の涙 125
  • 大きな池のほとりをぐるりと巡って、森の中に入っていった。さっきまであった暖かい日差しが届かなくなって、ぼくたちは一層くっついて歩く。「もうちょっとだからね。」丸い池を周り、木々の間を縫って進んでいるから、方向感覚が定かではないけど、たぶん公園を斜めに突っ切る感じで来てるんだと思う。森が急に途切れて、別の公園に入ったのかと思ったら、向こうにコンクリートの建物があって、手前に花屋さんらしい小屋が見えた [続きを読む]
  • 人魚の涙 124
  • 自分がすると言うジヘちゃんを押しやって、ユノとふたりで食事の後片付けをした。たまに危なっかしいことがあるけど、ユノもずいぶん慣れてハラハラしなくなった。出かける準備をして、いつものようにバッグを背負うと、普段は携帯と財布をポケットに入れるだけのユノが、同じようにバッグを背負って部屋を出た。「めずらしいね。」「ちょっとね。」玄関前まで見送りに来てくれたジヘちゃんに、「おれたちが出たらきちんと鍵かけろ [続きを読む]
  • 人魚の涙 123
  • ユノがジヘちゃんから離れて、心の隅でホッとしている自分がいた。実の妹に嫉妬するなんて、どれほど心が狭いんだ。「チャンミンオッパもごめんなさい。」「ううん。」ユノはジヘちゃんがぼくを呼ぶ『オッパ』が甘いって言ってたけど、ぼくにはユノを呼ぶ『オッパ』のほうが甘く聞こえるんだけどな。「あれ?そういえばお布団畳んでくれたんだね。チャンミンオッパ、気ぃ遣わんでよかったに。」「なんでチャンミンだけなんだよ、お [続きを読む]
  • 人魚の涙 122
  • ジヘちゃんは、横座りの膝の上で両手を組んで握りしめている。きっと、ユノがどれほど怒ってるかわかってるんだろう。ぼくはユノが落ち着くように、となりに座ったユノの膝頭をそっと手で包み込んだ。「ジヘちゃん、キミがボーイズラブに興味があるのはわかってる。でもね、キミが知りたいと思ってることはどんなに親しい間柄でも踏み込んじゃいけない部分だってこと、わかるよね?」ジヘちゃんはうつむいたまま、黙ってうなずいた [続きを読む]
  • 人魚の涙 121
  • 母さんはユノの家族全員にお土産を用意していて、みんなすごく喜んでくれた。シャワーを浴びている間にユノが敷いてくれた布団に転がったら、もうウトウトし始めて、ユノが戻ってきてとなりに潜り込んだ気配でぐっすりと眠りこんでしまった。目覚めるととなりには肘枕をついたユノがいて、ぼくを見下ろし髪を梳いてくれている。「起きた?」「ん。」「疲れてたんだな、よく寝てたよ。」「緊張してたから、かな。」「初めての旅行が [続きを読む]
  • 人魚の涙 120
  • ユノの妹ジヘちゃんにぼくたちのことを話して受け入れてもらうというミッションは、ジヘちゃんがいわゆる『腐女子』だったことであっさりクリアされた。なんとなくユノがモヤモヤしてるっぽいけど、ぼくはホッとしてものすごく体がだるい。折しも、お母さんがお風呂に入りなさいと声をかけてくれて、ユノがぼくに先に行くように言ってくれて着替えを出そうとして忘れ物に気がついた。お父さんの車から降りたとき、トランクに積み込 [続きを読む]
  • 人魚の涙 119
  • 「あのね、さっき3人にひとりがどうとかって言ってたよね?あれって?」「だから、男の3人にひとりがゲイなんでしょ?」ああ、やっぱり誤解してたか。「そうじゃなくてね、3人にひとりいるって言われてるのはセクシュアルマイノリティーの人たちなんだよ。」「それって、ゲイのことでしょ?違うの?」「英語圏では同性愛者を全部まとめて『ゲイ』って言い方するらしいけど、同性愛者は男性同士だけじゃなくて女性同士もいるんだ [続きを読む]
  • 人魚の涙 118
  • 「こんなっ!おまっ!こんなハダカでっ!」「ちょ、ちょっと声おっきい。シィ〜」「ユノ、落ち着いて。」肩で息をするほど興奮してるユノはいま、妹ジヘちゃんを心配する兄そのもので、うらやましくもあり妬ましくもあり。「よう見てぇ、ハダカって言うたって上半身脱いでるだけでぇ。オッパやって夏はそんな格好で家ん中ウロウロしよったろうが?」もう一度本に目を落とし、ページを何度もめくってみて、グッと詰まって顔を上げた [続きを読む]
  • 人魚の涙 117
  • 「やったー!!」叫んだジヘちゃんは、両手でガッツポーズまでした。予想外の反応に、ユノと顔を見合わせてからもう一度ジヘちゃんを見ても、やっぱりうれしそうにはしゃいでる。「えっと、ジヘ?おまえ意味わかってる?」「わかってるよ、ふたりは恋人同士ってことでしょ?」「う、ん。」わかってるみたいだけど、だったらなんでこの反応?「そうかぁ、3人にひとりいるなんて聞いたけど、どんなに探してもわたしの周りには誰もい [続きを読む]
  • ご挨拶
  • 6月です!私が住んでいる地方では、毎日暑い日が続いていますが、みなさんのところはいかがでしょうか?テレビなどでもしきりに言われていますが、まだ体が夏仕様になっていないので、しっかり水分補給して熱中症予防しましょうね!さてさて、連載中の『人魚の涙』そろそろ卒業が近づいてまいりました。どんなふうに納まりをつけようか毎回悩むのですが、イメージはできてます(イメージだけかい!?)こんなふうに、自己満足で書 [続きを読む]
  • 人魚の涙 116
  • ジヘちゃんはお母さんに呼ばれて台所に手伝いに行き、ぼくはユノとユノのお父さんと、ここ光州に建てるっていう新しい病院の話をしていた。ぼくたちは何も聞かされてなかったけど、いつそんな話をしてたんだろうってくらい、しかも本当にぼくたちがつき合ってるのかどうかもわからなかったのに、これから先、つき合いが続くかどうかもわからないのに、かなり具体的にいろんなことが話し合われていたようだ。その話をするときのお父 [続きを読む]
  • 人魚の涙 115
  • ユノのお母さんは料理上手らしく、居間の大きな座卓の上にはすき間がないほどたくさんのお皿が並んでいた。ネットで調べた光州の名物オリタン(鴨鍋)が真ん中にドンと置かれていて、キムチの色がウチのと少し違う気がする。「夏だったらおいしいポリパプ(麦飯)も食べさせてやれたのに、来年の夏休みにまた来なさいね。」お母さんは鍋の具材を器によそってくれながら、もう次のことを話してる。「はい、必ず。」こんなふうに他人 [続きを読む]
  • 人魚の涙 114
  • ターミナルにはユノのお父さんが車で迎えに来てくれてて、ユノは助手席に乗ると思っていたのにぼくといっしょに後部座席に乗り込んできた。「そんなにいっしょにいたいのか?」笑いながらそう言ってくれたお父さんの心には、もう葛藤はないんだろうか。ユノはうれしそうに笑ってるけど、ぼくはうまく笑えなくて、口元を緩めるくらいしかできなかった。「ジヘにはまだ話してないんだが、どうする?おまえから話すか。」「はい、今夜 [続きを読む]