まり さん プロフィール

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まりさん: 指先の記憶
ハンドル名まり さん
ブログタイトル指先の記憶
ブログURLhttp://tvxqyunho216.blog.fc2.com/
サイト紹介文ユノさんとチャンミンさんが穏やかに、時に激しく愛し合うホミンホミンホブログです。鍵記事はヨジャ絡み!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供390回 / 365日(平均7.5回/週) - 参加 2015/10/26 11:31

まり さんのブログ記事

  • 人魚の涙 52
  • 「そっちの人は体育も見学だからわかるけど、おまえはなんで見学なんだ?シム・チャンミン。」イヤミったらしく意地悪を絵に描いたようなニヤケ顔で近づいてくるそいつ。ぼくはそいつの名前を知らない、単に覚えていないだけか、のにぼくのフルネームを呼ぶそいつ。「去年あんなことがあったの知って」「おまえは黙ってろ、チョ・ギュヒョン。」大声を上げるわけでもなく静かに威嚇するそいつと、そいつの後ろを取り囲むやつら。た [続きを読む]
  • 人魚の涙 51
  • ウチの学校には、我が国の学校にはめずらしく温水プールがある。水泳部のために作られたものだけれど、年一回だけぼくたちもその恩恵にあずかることができるんだ。7月最後の3日間、一年から順に2時間ずつ、水泳の授業と称した水遊びの時間を与えられる。他の学校の生徒たちと違って、恐らく海や川に遊びに行くこともないだろうぼくたちへのプレゼントのつもりなんだろうか。ぼくたち3年生は月末のテストを30日に終え、ぼくたち [続きを読む]
  • 人魚の涙 50
  • ユノと過ごす時間は楽しくて短い。いままで知らなかったことや感情が、どんどん入ってきてぼくの中を満たしていく。勉強してても、食事してても、家事をしてても、おしゃべりしてても、ふざけ合ってても、時折顔を出そうとする友情とは違う感情を必死で抑えているときでさえ、ぼくには楽しくて仕方なった。この感情はぼくだけのもの、ユノにはもちろん、誰にも知られてはいけない。キュヒョンには気づかれてるかもしれないけど、認 [続きを読む]
  • 人魚の涙 49
  • 父さんは相変わらずの出張、兄さんは帰りが遅いらしくて、母さんとふたりの夕食になった。最近はこんな日が多く、母さんもぼくもあまり変わり映えのしない毎日を送っているせいで話題が乏しい。そんなとき母さんはユノのことを訊いてくることがある。息子の同級生がひとり暮らししているから、親の立場で心配しているのかもしれない。「実は明日、炊飯器買いに行くんだ。」「あら、炊飯器って意外と高いけど大丈夫なの?」「そうな [続きを読む]
  • 人魚の涙 48
  • 休み時間ごとに、向こう側の子はユノに話しかける。ユノは律儀にそれに応えて、結局一度もぼくとは話さないまま放課後になった。帰り支度をしている間も、その子がユノに話しかけ、どうやらいっしょに帰ろうと誘ってるみたいだった。「キュヒョン、行こうか。」「え?う、うん。」渋々ぼくのあとをついてくるキュヒョンとふたり、ユノの後ろを通り過ぎようとしたとき、ユノが慌てて声を上げた。「ちょ、チャンミン!置いてくなよ! [続きを読む]
  • 人魚の涙 47
  • それからまだ2日休み、水曜になってやっと学校に出てきたユノは、少し痩せてはいたけど顔色は悪くなくてホッとした。「チャンミン、ありがとな。」キュヒョンとぼくに『おはよう』と言ったあとに続いたその言葉で、キュヒョンがぼくに意味ありげな視線を送ってくる。「お礼言われるようなことしたの?」「別に」「日曜にわざわざ来てくれたんだ、お母さんが作ってくれた弁当持って。晩飯も作ってくれたし、学校のプリントなんて模 [続きを読む]
  • 人魚の涙 46
  • すぐそばでユノが寝ているという状況で勉強なんてできるのかと心配だったけど、離れていてユノがどんな状態なのかわからなかったときよりは集中できた気がする。静かな寝息が心を落ち着かせ、脳の働きを活性化したのかもしれない。カーテンの隙間から差し込む明かりが弱くなった気がして、洗濯物を入れるために静かに立ち上がる。音を立てないようにそっと掃き出し窓に近づくと、自然とユノの寝顔を覗き込むような格好になって、目 [続きを読む]
  • 人魚の涙 45
  • ユノが大きなあくびをして、指でまぶたをこすり始める。「ごめんヒョン、眠くなってきた。」「あー、薬飲んだのか。わりいわりい、じゃあ俺様は退散するわ。チャンミンくんは、いてやってくれんの?」「えっと?」ぼくのほうこそジャマ者なんじゃないかって気がしてユノに目を向けると、いまこすったからなのか、それとも熱が上がってしまったのか、目元が潤んでいてドキリとした。「ごめんチャンミン、もしまだ時間だいじょぶだっ [続きを読む]
  • 人魚の涙 44
  • 「それにしても美人だねえ。」ヒチョルさんがニンマリとぼくに視線を寄越しながら下から覆った手で自分のアゴを撫でる。「え、ぼく、ですか?やだなあヒチョルさん、ぼく男ですよ?」わざとらしいほどに目を見開き、ひどくびっくりした様子だけど、まさか本当にぼくを女の子だと思ってた?!「ヒョン、初対面の人からかっちゃダメだよw」「からかってなんかないさ、美人は美人だろ。ああ、おまえら理数系の勉強ばっかやってっから [続きを読む]
  • 人魚の涙 43
  • ドキドキドキドキドキドキドキドキまるで100m全力疾走したみたいに、心臓がうるさく騒いで口から飛び出しそうで、ユノに伝わらないようにすぐに体を離して手だけで支え、顔を覗き込む。「大丈夫?」「う、うん、だいじょぶ。ちょっと立ちくらみしただけ。」その間も、玄関ではチャイムがピンポンピンポン鳴らされてて、2〜3度軽く頭を振ったユノが返事をして玄関に向かった。「どちら様ですか?」「俺様だ。」「ヒョン!?」ユノ [続きを読む]
  • 人魚の涙 42
  • 食後の片づけを済ませ、水を注いだコップと薬を持って部屋に戻ると、ユノはさっき渡した休んでいた間に配られたプリントに目を通していた。「ユノなら全部解けると思うけど、一応裏に解き方書いといたから。」チラリと裏返してすぐ元に戻し、ぼくを見上げてふにゃりと笑う。「ありがと、わかんなかったら見るよ。」とたん、胸がキュンと鳴ってちょっとだけ息苦しくなった。ああ、ぼくはどれだけこの人が好きなんだろう。けれど、こ [続きを読む]
  • 人魚の涙 41
  • ユノの食欲はかなりなもので、おかゆしか食べてなかったからお腹空いてたにしても、そんなに食べて大丈夫なのかと思うほど、ぼくと違って小さな口を目いっぱい開けて、ほっぺたを膨らましながらパクパクとよく食べた。「はあ、満腹だ〜。チャンミンありがとう、うまかった〜」「ふふ、母さんに言っとくよ。プリンは冷蔵庫に入れとこうか。」プリンが入った容器を持って立とうとしたぼくの手をユノに掴まれてドキンと胸が鳴る。「食 [続きを読む]
  • 人魚の涙 40
  • 一回目の洗濯物を干し終えて部屋に戻ると、ユノが座敷机の上にさっきぼくが洗った食器と箸とスプーンを並べていた。掃除の間、キッチンに避難させていたお弁当の包みを持ってきて、その真ん中に置く。風呂敷を解き、いくつかのタッパーウェアと保温容器を出して並べ、風呂敷を簡単に畳んで足元に置いた。ひとつひとつ蓋を外していくと、ユノは目を輝かせ、「うわぁ」とか「へえ」とか感嘆の声を上げる。最後のひとつを開けたら、そ [続きを読む]
  • 人魚の涙 39
  • 広くはない部屋の隅々まで掃除機をかけたところでそれほど時間はかからない。さっき放り出したクローゼットの中身を整理して片づけ、ゴミを分別しながら袋に入れ、キッチンの流しに放置された食器を洗う。そこまでしてもユノがお風呂から出てこなくて、心配になって脱衣所のドアの前で耳をすませてみたら、鼻歌らしきものが聞こえてきたから、洗いあがったシーツを持って、ベランダに出た。物干し竿を雑巾(らしきもの)で拭いてシ [続きを読む]
  • 人魚の涙 38
  • 寝てたんだから仕方ない。仕方はないんだけど、このシーツ、いつから替えてない?「あのね、ユノ。えーっとキュヒョンと話しててね、ひとり暮らしで体調悪いと家のことってできないんじゃないかって。だからぼく、手伝いに来たんだ。」「え?そんなの、悪いよ。そこまでしてもらわなくても、洗濯や掃除しないくらいで死なないし。」「そうだけど、そうなんだけどさ。病気にはなる、かも。あ、その、アレルギーとか、ね?」「でも、 [続きを読む]
  • 人魚の涙 37
  • すみません!!何の手違いか、指定した時刻に公開されなかったようで(;'∀')心配してくださった方、ありがとうございました?________________「母さん、お願いがあるんだけど」「お弁当でしょ?」朝食のとき、ためらいがちに切り出したら、母さんはぼくが用件を伝える前にわかってくれていた。「ひとり暮らしなのに体調崩したら、きっと心細いはずよ。胃腸に負担がかからない消化のいいものを作ってあげますから [続きを読む]
  • 人魚の涙 36
  • キュヒョンに背中を押されて、電車の中でユノにカトクしてみた。『熱は下がったの?』『まだ少しあるけど、大丈夫。』『食事はできそう?』『コンビニでレトルトのおかゆ買ってきた。』『学校は?』『テストは受けに行くけど、それまでは休むかも。』『何かあったらいつでも連絡して。』『ありがとう。』キュヒョンがさりげなく覗いてるのがわかるから、ムダにドキドキする。「しばらく休むって。」「そうなんだ。ねえ、明日日曜日 [続きを読む]
  • 人魚の涙 35
  • 看護のプロがいるのにいつまでもそばにいるのも変だから、師長に後を頼んで家に帰った。帰り道でも帰ってからも、見てしまったユノの股間が頭から離れない。下着という布地一枚隔てただけのところにソレはあって、長いか短いか、太いか細いか、厳密にいえば形だってそれぞれ違うのかもしれないけど、ぼくのと同じモノがそこにはあるわけで。けれどぼくは見たいと、ソレを直接見たいと、そして触れたいと、あのとき思ってしまったか [続きを読む]
  • 人魚の涙 34
  • 内科病棟の一番上、個室ばかりが並ぶ階でエレベーターが停まる。ぼくが口を挿む立場にはないけど、一介の高校生に個室?戸惑いながらナースステーションの前まで進むとそこには、ぼくが子どものころからお世話になっている、いわば親戚のおばちゃんみたいな総看護師長の姿があった。「師長さん。」「あらあら、我が病院の2大アイドルがそろい踏みですね。」「2大、アイドル?」「若きプリンスのチャンミン坊ちゃんと、1年半もこ [続きを読む]
  • 人魚の涙 33
  • それからしばらく変わらぬ日常が流れて6月も半ばを過ぎ、ムシムシと不快指数が上昇する季節になった。雨の日も多くなり、ユノと地下鉄の駅で待ち合わせすることが増えた。ぼくは自分の想いを自覚していながら、友だちとしてそばにいることを選び、それなりに楽しい日々を過ごしていた。「おはよ、ユノ。」「おはよ、チャンミン。」階段を下りてきた時点で、元気がないと気づいていた。「ユノ、どうかした?」「ん、ちょっと、ノド [続きを読む]
  • 人魚の涙 32
  • 一度だけ、ユノがグラウンドで駆け回る姿を見たことがある。全国大会に出場が決まったあと、ウチの学校で練習試合があったときだ。グラウンドの周りは女子でいっぱいで、男のぼくは悪目立ちしてしまって、ほんの10分くらいしか見ていることはできなかったけど、ドリブルしながらでもすごいスピードで走る姿がカッコよかった。いまは、筋力も体力もあのころと比べたらかなり落ちているんだろう、全力で走ることもできなくなってるみ [続きを読む]
  • 人魚の涙 31
  • ユノはウソをつくような人じゃない、と思う、っていうか信じたい。でも、あの人がユノのことを好きなのもたぶん疑いようのない事実で。そのことにユノが気づいてなくても、ユノがあの人を好きじゃなくても、人が誰かを好きな気持ちを止めることはできない。それはぼくにも言えることで。「おーい」ん?「おーい、チャンミン〜」この声・・・ユノ?!振り向いたら、かなり後ろのほうからジョギングするみたいに走ってくるユノの姿が [続きを読む]
  • 人魚の涙 30
  • 明け方、誰かがゴソゴソとトイレに立って、しばらくしたらもうひとりが行って、ふたりの寝息を聞いてからぼくも済ませてきた。キュヒョンとふたりなら気にもならなかったのに、朝の生理現象をユノに見られるのは気恥ずかしかった。3人とも同年代の男の子だから気にする必要はないってわかってるけど、ユノには見られたくない。けど、ユノのは見てみたいような、やっぱり見たくないような、用を足しながらそんなことを考えて、ちょ [続きを読む]
  • ご挨拶
  • 3月になりました!先月21日には、拍手総数30000を突破するという大変うれしい出来事がありました?ひとえにお越しくださっているみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。そして!来月にはユノさんがお帰りになられます!!あと50日!『おかえり!』が言えるんですね?そしてそして、TILL2もありますね。私は4月26日に大阪城ホールに参りますよ〜もしお目にかかることができても、どうか石だけは投げないでくださいね [続きを読む]
  • 人魚の涙 29
  • ほんの10分ほどでキュヒョンが起きて、再開したテストの反省会を終え、それぞれ自分のやりたいことを始める。キュヒョンはもちろんゲーム、ぼくは問題集を開き、ユノはクローゼットをゴソゴソ漁ってたと思ったら、ダンベルを2本持ってきた。大きくはないから、そう重くないんだろうけど、両手で持って体側に垂らしたままスクワットをし始める。「それ、毎日やってるの?」「うん、風呂入る前に必ず。」筋トレって毎日やらないとダ [続きを読む]