中小企業のコメディ小説 さん プロフィール

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中小企業のコメディ小説さん: 中小企業のコメディ小説
ハンドル名中小企業のコメディ小説 さん
ブログタイトル中小企業のコメディ小説
ブログURLhttp://smallcompany.blog.jp/
サイト紹介文ある小さなパン屋を舞台に展開されるコメディ小説です(フィクション)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2015/10/26 18:30

中小企業のコメディ小説 さんのブログ記事

  • 【第五章(3)】ニオイは公害??
  •  さてS君はここ数日風邪をひいていて、鼻が詰まってました。少し体調が回復してきたので、マスクをはめて外出した時、S君がほんわかベーカリーの前を通りかかると、なんとパトカーが止まっているではありませんか!? 何事かとびっくりしてS君が店内を覗くと、タケヒロがお巡りさんに、一生懸命に何かを説明しています。S君は不審そうに店内に入ってきて、鼻声で一言。「ねえ?一体どうしたの?」 実はカクカクシカジカこういう [続きを読む]
  • 【第五章(2)】ニオイは公害??
  •  隣の住人さんは、慌てて家の中に戻って窓を閉めました。「これはテロだ!!警察呼ばなきゃ!!」 数分後、遠くの方からパトカーのサイレンが聞こえてきました。その音がだんだん近づいてきて、「近くで泥棒でも入ったのかな?」タケヒロは呑気なことを言ってると、パトカーは店の前で止まりました。 「警察だ!!おとなしくしろ!!」ガスマスクをしたお巡りさんが拳銃をこちらに向けて、叫びました。「キャー!!」叫ぶカオリ [続きを読む]
  • 【第五章(1)】ニオイは公害??
  •  ここは郊外の住宅都市にある「ほんわかベーカリー」。タケヒロとカオリの仲良し夫婦が営む、小さいけれど地元の人たちに愛される、街の小さなパン屋さんです。苗字の「本若(もとわか)」を「ほんわか」と読んで、ほんわか温かいお店にしたいとの願いをこめて「ほんわかベーカリー」と名付けられました。 タケヒロは、自分が過労で倒れた反省もあり、より元気が出るような新しいパンの構想を練っていました。その名は「ニンニク [続きを読む]
  • 【第四章(4)】過労はダメよ!!
  •  元気になったタケヒロは、退院して再び厨房に戻ってきました!「よーし!今日からまた張り切って作るぞ!!」「でも無理しすぎは禁物よ!」笑顔でカオリは答えます。 そして、店頭のPOPには「数量限定!!招き猫パン♪(ご予約も受け付けます)」の文字が。電話の受付帳票にも「招き猫パン(1日限定10個。それを超える場合は予約で受付)」の文字が追加されてます。 いつも笑顔で買ってくれている常連のお客様も「わぁっ!招き [続きを読む]
  • 【第四章(3)】過労はダメよ!!
  •  タケヒロが目を覚ますと、そこは病院のベッドでした。傍らには心配そうに見つめるカオリとS君の姿が。「もう!タケヒロのバカ!!」泣きながら、タケヒロを叩いて怒るカオリと、何も言えないS君。 「ゴメン…」タケヒロは謝ります。「2〜3日入院すれば治るってよ。大したことなくて良かったじゃないか」とS君がタケヒロに話しかけ、カオリを諭しますが、カオリの涙は収まりそうにありません。 「やっぱり過労はイカンなぁ。 [続きを読む]
  • 【第四章(2)】過労はダメよ!!
  •  タケヒロは疲労と眠気を栄養ドリンクで吹き飛ばし、毎日気合いで厨房に立ち続けていましたが、実はミスが多発していました。砂糖と塩を間違えてしまったり、粉の分量を間違えてしまったり。いつも笑顔で買ってくれているお客様も「今日のパンの味は、なんだか変ね」とつぶやく始末。 その日はS君が店に遊びに来ていて、カオリに「タケヒロが働きすぎてて心配」と相談を受けていましたが、目の前のパン生地に集中して、鬼気迫る [続きを読む]
  • 【第四章(1)】過労はダメよ!!
  •  ここは郊外の住宅都市にある「ほんわかベーカリー」。タケヒロとカオリの仲良し夫婦が営む、小さいけれど地元の人たちに愛される、街の小さなパン屋さんです。苗字の「本若(もとわか)」を「ほんわか」と読んで、ほんわか温かいお店にしたいとの願いをこめて「ほんわかベーカリー」と名付けられました。 順調に進んでいるように見える「ほんわかベーカリー」ですが、一点ひっかかる点が。「パンの通信販売で、日本中を幸せにす [続きを読む]
  • 【第三章(4)】電話受付帳票を使おう!!
  •  急遽、留守番をさせられることになったS君は、慣れないながらも接客をしていたようです。「お待たせしてしまい、申し訳ございません。えーと、招き猫パンが2つと、ウサギパンが4つと…、このレジ、どうやって打つんだろう??」運悪くタケヒロも不在中だったので、S君は勝手がわからず、戸惑いまくりでした。 30分くらい経って、ようやくカオリが店に帰ってきました。「どこ行ってたの!」半分キレ気味にS君が尋ねると「ゴメ [続きを読む]
  • 【第三章(3)】電話受付帳票を使おう!!
  •  「とりあえず電話機の横には切らさずにメモ用紙とペンを置いておくのは、基本中の基本だね。」カオリを諭すS君。「それでせっかくだったら、注文を受ける専用のメモ用紙を作ってみたらどうかな?」 「注文を受ける専用のメモ用紙??」カオリは目を丸くしてS君に尋ねました。「例えばこういうやつ。」そういうと、S君は紙を一枚とって、ペンで線を引き始めました。「こうやってメモ紙にあらかじめ、お客様の氏名、郵便番号、住 [続きを読む]
  • 【第三章(2)】電話受付帳票を使おう!!
  •  なんとか電話受付を終わったカオリ。「ヤマダタカシ様、○○県…」と言いながら、やっぱり自信が無くなって紙とペンを探していると、その時、お店にS君がやってきちゃったよ〜!!「おっ!今日も儲かってそうだね〜♪」 「いらっしゃいませ〜♪…な〜んだ、S君かぁ。」カオリが言った瞬間に「あっ…、ヤマモトタケシ様?じゃないな…ヤマシタタツロウ様?もっとおかしいぞ…。えーん!忘れちゃったよ〜!!もう!!お客様の名前 [続きを読む]
  • 【第三章(1)】電話受付帳票を使おう!!
  •  ここは郊外の住宅都市にある「ほんわかベーカリー」。タケヒロとカオリの仲良し夫婦が営む、小さいけれど地元の人たちに愛される、街の小さなパン屋さんです。苗字の「本若(もとわか)」を「ほんわか」と読んで、ほんわか温かいお店にしたいとの願いをこめて「ほんわかベーカリー」と名付けられました。 さて、第二章のお話で「ほんわかベーカリー」は他社の商品を取り寄せ、そこからヒントを得て、オリジナル商品の招き猫パン [続きを読む]
  • 【第二章(7)】他社の通販を取り寄せてみた!!
  •  招き猫パンが地元のテレビ番組で紹介されて以来、注文の電話がなりっぱなしで二人は大忙し。さらに「ほんわかベーカリー」のお店までわざわざ招き猫パンを買いに来るお客様もいて、人気商品となりました。招き猫パンのヒットに釣られるように、アイデアの元となったフクロウケーキのお店もネット通販で人気となりました。「日本中」とまでは言えないけれど、一部地域の人を、パンの通信販売で幸せにすることが出来ました。 今日 [続きを読む]
  • 【第二章(6)】他社の通販を取り寄せてみた!!
  •  チラシは配ったものの、初日の一本の電話以降は、招き猫パンの注文はかかってきません。あきらめかけたある日、ほんわかベーカリーに電話がかかってきました。先日、電話注文いただいたテレビ局の男性からでした。「私は『夕焼けテレビ』のディレクターをしている者です。今度、ほんわかベーカリーの招き猫パンを取材させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」 数日後…。「夕方生放送の情報番組『夕焼けテレビ』です。今 [続きを読む]
  • 【第二章(5)】他社の通販を取り寄せてみた!!
  •  招き猫パンの発売前には、例のケーキ屋の店主に招き猫パンの現物とチラシを、事前に見せました。味も形もフクロウケーキとは大きく異なるので、無事了解を得ることが出来ました。 タケヒロとカオリは、“幸せを呼ぶ○○”のアイデアを使わせてもらったお礼に、ケーキ屋の店主や従業員の皆さま全員に招き猫パンを無料でプレゼントしました。ケーキ屋の皆さんには「形がかわいいだけでなく、味もおいしい」と大好評でした。テスト [続きを読む]
  • 【第二章(4)】他社の通販を取り寄せてみた!!
  •  「パンの通信販売で、日本中を幸せにすると言っても、そのまま丸パクリしちゃったらケーキ屋の店主は不幸せになるよね?自分たちがされて嫌なことは、他の人にもしちゃいけないよ。」S君は、小学生でもわかる当たり前のことを、カオリとタケヒロに諭しました。 「いや〜、これは一本取られた〜。」と白々しいセリフを吐くタケヒロでしたが、フクロウパンは自信作だったようで、残念そうにしながらも、傷が大きくならずに良かっ [続きを読む]
  • 【第二章(3)】他社の通販を取り寄せてみた!!
  •  チラシを配り終わって、店に帰ってきたタケヒロとカオリは「早く電話がならないかな〜?」と待っていると、さっそく電話の呼び鈴が!!「あっ!!早速注文の電話がかかってきた!!」カオリが急いで電話に出ます。「はい、ほんわかベーカリーです!!」 「コラァー!!うちの商品パクるなー!!」受話器からは怒鳴り声が。電話の主は、タケヒロとカオリが先日取り寄せたフクロウケーキの店主でした。よくよく聞いてみると、ケー [続きを読む]
  • 【第二章(2)】他社の通販を取り寄せてみた!!
  •  数日後…。注文していたケーキがようやく届きました!! タケヒロとカオリがワクワクしながら箱を開けてみると、フクロウを形どったケーキがかわいく鎮座していました♪「ホームページで見たのと一緒だ!!」当たり前のことだけど、ちょっとした感激が二人を包みました♪箱の中にはチラシも同梱されていました。チラシには、幸せを呼ぶフクロウの写真やうんちくと、ケーキ屋さんの紹介やホームページのURLが温かいタッチで描か [続きを読む]
  • 【第二章(1)】他社の通販を取り寄せてみた!!
  •  ここは郊外の住宅都市にある「ほんわかベーカリー」。タケヒロとカオリの仲良し夫婦が営む、小さいけれど地元の人たちに愛される、小さなパン屋さんです。苗字の「本若(もとわか)」を「ほんわか」と読んで、ほんわか温かいお店にしたいとの願いをこめて「ほんわかベーカリー」と名付けられました。 さて、第一章のお話で「ほんわかベーカリー」は初めての通信販売を体験しました。トラブルはありましたが、結果オーライで一件 [続きを読む]
  • 【第一章(7)】パンを宅配便で送ろう!!
  •  パンを送りなおして一週間後のお昼過ぎ、「ほんわかベーカリー」の郵便受けがコトリとなりました。 「なんだろう?」と郵便受けを覗いたカオリは、「あっ!」と声を上げました。例のお客様からの返信ハガキです!カオリは慌ててタケヒロを呼んで、ドキドキする気持ちでハガキの裏面を見ました。 ハガキには子供が描いた「パンダパンの絵」が大きく描いてありました!そして、「ありがとうございました。おかげで我が家全員で幸 [続きを読む]
  • 【第一章(6)】パンを宅配便で送ろう!!
  •  もう深夜2時だというのに、タケヒロ、カオリ、S君の3者会議は続きます。テーマは「今回のお客様を幸せにするには?」 今回のお客様は何を求めていたか?子供は動物好きなこと。動物の形をしたパンの話を友達から聞いて、注文したこと。自宅から店まで遠いから宅配してほしいこと。 以上のことからお客様が求めてたのは超絶技巧を凝らしたパンではなく、友達から聞いた今まで作ってきた動物パンを、配送に耐えうる形や強度をも [続きを読む]
  • 【第一章(3)】パンを宅配便で送ろう!!
  •  まだ何が起こってるのかつかめていないカオリは、お客様に平謝りしながら状況をお尋ねしました。お客様宅に届いた段ボール箱を開けると、キリンの首や足など、細長いパンの部分が、チョコでつなげた関節の部分がことごとく折れて、バラバラになっていたのです。カオリは消え入りそうな声で、お客様に平謝り。「申し訳ございません…。本当に申し訳ございません…。お代は結構ですので…。本当に申し訳ございません…。」 電話を [続きを読む]
  • 【第一章(5)】パンを宅配便で送ろう!!
  •  帰り道の車の中で、カオリはお客様から頂いた課題を考えていました。お客様が許してくれる条件とは「パンの通信販売で、日本中を幸せにすること!!」 途方もなく難しい課題を突き付けられたカオリは、一生懸命に考えたけど、全く思いつきません。「パンの通信販売で、日本中を幸せにするって…。」カオリが店に戻った時にはもう閉店後でしたが、心配したタケヒロやS君は、まだ家に帰らずに待っていてくれました。 カオリは今 [続きを読む]
  • 【第一章(4)】パンを宅配便で送ろう!!
  •  カオリは、急ぎながらも安全運転で、途中和菓子屋によって菓子折りを買い、お客様の自宅に向かいました。責任とか店の信用とかそういうことよりも、申し訳ないこの気持ちを何とかしたいと思って。 日も暮れた夜七時ごろ、ついにお客様のご自宅の前につきましたが、インターホンのベルがなかなか押せません。本当は怖くてやっぱり店に戻りたかったけれど、その気持ちをぐっと抑えて、深呼吸をしてから、意を決してベルを押しまし [続きを読む]
  • 【第一章(2)】パンを宅配便で送ろう!!
  •  パンを宅配便で送った翌日、「ほんわかベーカリー」には常連のS君が遊びに来ていました。S君はタケヒロの高校の同級生で、マイナーで知名度が低い割には2016年の日経新聞「新たに取得したい資格」でトップになった「中小企業診断士」という、経営コンサルタント唯一の国家資格を持っていたりします(「マイナーで知名度が低い割には」のひと言が余計だ(笑)。)そんなS君は、タケヒロとカオリがこのお店を開業する前から応援して [続きを読む]
  • 【第一章(1)】パンを宅配便で送ろう!!
  •  今日も「ほんわかベーカリー」は明るく楽しく営業中。手先の器用なタケヒロが作る「動物の形パン」はチビッ子に大好評で、チビッ子を連れたお母さん達が大勢お買い物に訪れます。 ある日、「ほんわかベーカリー」に一本の電話がかかってきました。「はい!ほんわかベーカリーです!」奥さんのカオリが電話に出ると、女性のお客さんの声。「お友達からお宅のパンはとってもユニークで、しかも美味しいって聞いたの。それで買いた [続きを読む]