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ぽちぶろ-施設Ns.を経験した結果- https://blog.goo.ne.jp/pochi-blo113

病院を新卒数カ月でリタイアしたNs.が、特養に勤めた話。

病院とは違う、老人ホームの世界。そこに集う介護の世界。私が想像していたそれとはかなり違いつつもどこか面白いww 介護職の人も看護職の人も、どこか共感できるような日記にしたいです^^;

ゆりぽち
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小平市
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2015/10/30

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  • 記録をする意味。

    前回の投稿で話した105歳の方はあの後すぐ亡くなられてしまいました。最後までよく頑張ったと思います。ご冥福をお祈りいたします。さて、今日は愚痴です。先日、ラウンドをしていたら部屋から「助けて。誰か来て」と声がしました。その部屋を開けると、入居者さんがトイレのところで転倒していたんです。スタッフステーションがすぐ近くだったので応援を呼び、ベッドへ移動してバイタルを測りボディチェックをして、とりあえず何もないことを確認してその場は終わりました。そのことを私は記録に残したんです。私が見て実施した事実を。その後、帰る前に再度記録を見たのですが…とんでもないことに気づきました。それは、私の記録のすぐあとに書かれた介護課による記録。その内容は以下のような感じ。Aさんが転倒しているのを発見、医務と相談員に報告した。…もうね、...記録をする意味。

  • 点滴をしたから。でも点滴をしなければ…。

    私の職場の最高齢105歳。12月頭に最初のsat低下があって以降、徐々にレベル低下。一時は経口摂取もできていたけど、そのうち吐き出しが多くなって食べなくなったので飲まず食わずの状態。satは下がったかと思いきやすぐに持ち直して、HOT導入したけど結局ほとんど使わずに部屋のインテリア状態。家族はこのまま最期を迎えさせたいと看取りに同意し、状態観察をしていたところでした。12月の終わり頃。再びsat低下と血圧低下がみられたところで、私たちは頭を抱えることになりました。それは、年末に嘱託医も来られない最中、この状態のまま過ごしていたら確実に亡くなるのではないか。もし亡くなったら一体誰が死亡確認を行うのか。救急搬送をして死亡診断をしてもらうのか……。この頃は当然経口摂取をやめていて、すでに中止されてから2~3週間は経っ...点滴をしたから。でも点滴をしなければ…。

  • 頭を使うのはいいこと。

    年明けということで、職場では最近坊主めくりをしているところをよく見かけます^^私はこれでも百人一首をたくさん覚えて得意な方だったのですが、久しぶりに思い出そうとすると全然わからなくてorz一字決まりってあるじゃないですか。む・す・め・ふ・さ・ほ・せこれらの言葉から始まる句のことです。ラウンドしながら一つ一つ思い出していたのですが、やっぱり年を取ると忘れます。下の句の自信がなくなっていたんですねwwそこで私はある人に助けを求めました。98歳認知症無し、趣味は川柳、好物はステーキ、日中は辞書を読みクロスワードとナンプレを楽しみ、年賀状は手書きで100枚以上を毛筆でしたためる、スーパー入居者さん。彼ならば何でも知っているだろう…と考え、処置ついでに聞いてみた。私「百人一首得意かしら」Aさん「どうでしょう」私「ほととぎ...頭を使うのはいいこと。

  • 認知症高齢者の自傷行為の恐ろしさ。

    認知症の人の世界って、私たちからは全く創造がつきません。その人独自の世界があるんだろうな…と勝手に思っていました。思っていましたというか、今もそう思っていますが^^;先日…重度の認知症の入居者さんが、どういうわけか自分の指を嚙み千切るという大事件が起きました。まぁ、それほどの大事件と銘打たれるまでにかなりの時間がかかったわけですが…(これはまた別の話です)。噛み千切る…という表現があっているのかわかりませんが、指を骨折するくらい噛んでしまったんです。指は腫れ、中の組織も見えるほどの傷。病院へ連れていくと、先生からは即アンプタを勧められました。時間が経てば経つほどに悪くなって、アンプタ部位が大きくなる…と。私たちだけではそんなこと決められないので、後日家族が病院へ行って同じ説明を聞きました。でも、急にアンプタを勧...認知症高齢者の自傷行為の恐ろしさ。

  • 稼働率よりも人命でしょ?

    久しぶりの更新です。先月から今月にかけて、私の施設では死亡退所や療養型病院への転院、病院への入院が相次いでいます。そのせいで稼働率が悪いらしく、ショートステイの新規利用者がたくさん増えています。そんな中、先日一緒に働く同僚が施設長からこんなことを言われたらしい。「最近入院が多すぎる。稼働率も悪いんだから病院受診させないで、できる限りここで診てちょうだい」私の先輩同僚はこれに激怒、施設長に言い返してやると息巻いていましたが、何もわかっていない施設長にこっちから何かを言っても分かりっこないというところで終了しました。私も止める人がいなければ施設長に文句の一言でも二言でも言ってやりたかったです。それくらいうちの施設長は何も分かってない。そもそも入居者さんの体調が急変するなんて誰にも予測できません。ましてや、急にsat...稼働率よりも人命でしょ?

  • 誤薬をなくすには。

    読んで字の如く、薬を誤ること。介護福祉施設のみならず、全ての医療機関においてつきもののヒューマンエラーでメジャーなのが、恐らく誤薬ではないでしょうか。私の職場でも忘れた頃に誤薬事故が発生します。うちは介護課が薬を飲ませるから、看護師は薬に関しては1週間分のセットと、当日と翌日分の薬の再チェックくらいしか関わりません。ふらりと食事介助の様子を見てみると、人によって投薬方法がさまざま。しっかり名前を読んで相手の顔を見てそれから飲ませる人もいれば、当たり前のように飲ませてしまう人もいる。誤薬対策、みなさんどうされています…?なんか、どうやら特定の人による誤薬が立て続けに発生していて、その度に会議やって誤薬対策を考えるんだけど、なかなかいい案がなくて。今更だけど、飲ませる直前のダブルチェックを必須にすべきかな…(ーー;...誤薬をなくすには。

  • 言葉が話せなくても。

    失語症で喋れない入居者さんがいる。その人はたまに剥離形成して処置に入ることがあるんだけど、今も足を処置しているんです。痛い時は足を引っ込めたりバタバタして教えてくれて、例えば吸引とか明らかに嫌なことをされた時はしばらく顔を合わせてくれなかったりして、そういう風に自分の気持ちを表してくれます。その人には可愛い一面があって。処置が終わって部屋を出るとき、私はその人に向かってバイバイするんです。そうすると、上半身を少し起こしてこっちを見て、動く方の手でバイバイしてくれるんです^^その姿がとにかく可愛くて可愛くて、それだけで癒されちゃいます♡そしてもう1人、若くして失語症と片麻痺で入居している人がいます。その人はとにかく可愛いものが大好きで、髪の毛はいつも三つ編みに結わいてもらって、可愛いひざ掛けをして過...言葉が話せなくても。

  • 最後の夜にならないで。

    この前のブログで書いた人の状態が昨日の夜から急に悪化してきて、今日の夕方には下顎呼吸っぽい感じになってきた。経口摂取も点滴もしないとなると、やっぱり早いです。明日出勤したらもうあの部屋にいないような気がしてならない。ご家族は昨日から泊まり込みで付き添っていて、疲れ切っているのが目に見えてわかる。今日は同僚がその人を担当したけど、行くたびに娘さんが涙ぐんでしまって辛かったと話していたなぁ。いつも来ては私たちや他の入居者さんとも接していた人だったから、いろんな思いもあるんだろうな。命の灯火が消えかけている。今夜の東京は風が強いけど、どうかその灯火を消さないで残していてほしいです。せめて明日の朝私たちが出勤するまでは。お願い、がんばれ。最後の夜にならないで。

  • 超高齢社会を生きる為に。

    介護負担って、当事者にとっては計り知れない苦痛だと思います。ニュースで無理心中と孤独死が相次いで報じられましたね。今時らしいニュースです。実は今日、面倒を見てくれる家族が急に亡くなって行き場が無くなったので緊急でショートステイを受け入れたいと相談員から言われました。でも結局、少し離れたところに済む家族が引き取って、ショートステイで来ることはありませんでしたが…。もしその人が家族に引き取ってもらえなかったら、ショートから特養へ切り替わることは間違いない。だけど今はショート予約も満室で特養の部屋も満室だから、一時的に受け入れられてもその後をみられない。ヘルパーさんに入ってもらって在宅に帰ったとしても、その人はこれまでよりも満足に生活できないだろうし、ゆくゆくは知らない間に亡くなってたり、少なくとも健康に生きることは...超高齢社会を生きる為に。

  • 褥瘡の処置。

    この前、デイサービスの主任から「かなり酷い褥瘡の人を受け入れることになったので、初回だけ一緒に処置をお願いします」と言われた。話を聞く限りでは3個ほど酷いのがあって、場合によっては利用を断るかもしれない…とのこと。肝が座っていないと褥瘡ってまじまじ見られないですよね。私もそのタイプなのですが、受け入れが決まっている以上はもう断れないし、処置だけだしまあいいか的な感じ了承しました。迎えたその日。デイサービスからお呼びがかかりお風呂場へ行くと、その人は寝転がっていました。しかし、間髪入れずに見えてしまった例の褥瘡。仙骨と大腿部と腸骨部になかなか酷いのがありました。ステージ2は余裕でいってそうなやつ。思わず「これデイでみられるんですか…?」と聞いてしまった^^;在宅の訪看さんからもらった指示書を見ながら、あるところに...褥瘡の処置。

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