URUWA さん プロフィール

  •  
URUWAさん: うるわしき鉱物たち
ハンドル名URUWA さん
ブログタイトルうるわしき鉱物たち
ブログURLhttp://uruwashikikoubutsu.blog.fc2.com/
サイト紹介文自分の足で歩いて出会った国産鉱物を中心に紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 310日(平均1.1回/週) - 参加 2015/11/16 18:18

URUWA さんのブログ記事

  • 青海石(糸魚川)
  • 苦土リーベック閃石岩中に見られる鉱物を続けて紹介していこう。日本の新鉱物で世界中でも糸魚川でしか見つからないという稀産鉱物の青海石である。かつて青海石を求めて何回も糸魚川に通ったがなかなか見つけることはできなかった。もう無理かなと思いはじめたある夏の日河原で大きな苦土リーベック閃石岩を見つけたのだがよく見ると2センチをこえる青海石の集合体が入っていた。青海石というと大抵は大きくても数ミリというもの [続きを読む]
  • ストロンチウムホアキン石(糸魚川)
  • 昨日の石とどこが違うのという声が聞こえてきそうだがよく見てほしい。斜方という文字が入っていない。つまり今回のものは前回紹介したストロンチウム斜方ホアキン石(奴奈川石)と化学式は同じだが晶系の異なる鉱物である。糸魚川のもので典型的な産状では黄色い奴奈川石の中心部に褐色を帯びた部分があってそこが(斜方でない)ストロンチウムホアキン石だと言われている。ストロンチウムホアキン石(黄色い結晶の褐色を帯びた [続きを読む]
  • ストロンチウム斜方ホアキン石(糸魚川)
  • 苦土リーベック閃石岩から見つかる鉱物の中で良く知られているものの1つが今回取り上げるストロンチウム斜方ホアキン石である。1974年に発表された日本の新鉱物で神話に登場する神様である奴奈川姫(ぬなかわひめ)にちなんで発見当時は「奴奈川石」という美しい名前で呼ばれていたが国際鉱物学連合の命名基準によって正式には「すとろんちうむしゃほうほあきんいし」となってしまったという石である。だけれども長ったらしい名 [続きを読む]
  • 苦土リーベック閃石(糸魚川)
  • 糸魚川には翡翠輝石岩をはじめとして他ではあまり見られないような岩石があって様々な珍しい鉱物が見つかっている。その中でも良く知られたものとして苦土リーベック閃石岩という主に苦土リーベック閃石と曹長石からなる特殊な岩石があってストロンチウムやバリウムを含む珍しい鉱物が見つかっている。これからそのいくつかを紹介して行く予定だが前回から続いてきた角閃石の続きとしてまず苦土リーベック閃石から始めよう。苦土 [続きを読む]
  • 普通角閃石(糸魚川)
  • 角閃石シリーズが続いているが例によって肉眼鑑定で種類を決めるのは基本的に無理でこの記事もフォッサマグナミュージアムの学芸員さんの話が根拠になっている。ただ、専門家でもたまには間違えることがあるということは覚えておいた方がいい。医者でもセカンドオピニオンということが現在さかんに言われるようになったように診断を間違えることもある。それと同じように石の専門家でも肉眼鑑定では間違えがあるし経験が多すぎて [続きを読む]
  • パーガス閃石(糸魚川)
  • 前の記事で角閃石は研究者さんが過去に分析した結果こうだったのでここの産地のこの色合いのものはこの種類なんだろうという程度のことしか言えないのである。という偏屈な意見を書いたが・・・今回紹介するものがまさにそういった石である。パーガス閃石(翡翠輝石岩中)Pargasite in Jade {Na}{Ca2}{Mg4Al}(Al2Si6O22)(OH)2  新潟県糸魚川市青海川(採集品)写真の左右 約 4cm翡翠の中に茶色がかった角閃石が入っていたのだ [続きを読む]
  • 軟玉2(糸魚川)
  • 先日の記事で軟玉は透閃石か透緑閃石の緻密な集合体と書いたが糸魚川ではたまに通常の軟玉より青味を帯びたものが見つかりそれはエッケルマン閃石と言われている。エッケルマン閃石? Eckermannite? NaNa2(Mg4Al}Si8O22(OH)2  新潟県糸魚川市海岸(採集品) 写真の左右 約 10cm写真のものがそうかと思い糸魚川のフォッサマグナミュージアムで見てもらったがエッケルマン閃石の可能性があるが正確には分析してみないと分からな [続きを読む]
  • 軟玉(糸魚川)
  • またまた更新が遅れてしまった・・・なかなか写真を撮るの時間がない・・・というか基本的に怠け者なのでなかなか写真を撮る気になれないのだ。ラベルを付けた標本だけでも700個近くあるのにこれではいっこうに終わらないではないか・・・ただ一旦写真を撮りはじめると(まだまだ腕はないし写真の知識もあまりないのだが)熱中して何回も撮り直したりして結構時間がかかってしまう事も多い。普通は何か魅力的なものがあるから写真 [続きを読む]
  • 含クロム透閃石(糸魚川)
  • 割ときれいな緑色が入っていてはじめは透輝石かなとも思ったのだが糸魚川のフォッサマグナミュージアムで見てもらうと含クロム透閃石ではないかということになった。学芸員の方も言っていたが教科書には劈開が90度のものが輝石で120度のものが角閃石で区別できるなど書かれているが今までの経験上では確かにわかりやすものはあるもののわからないことの方が多いと思う。薄片でもつくってc軸方向から見れば特徴的な劈開の角度が分 [続きを読む]
  • 透緑閃石(糸魚川)
  • 透緑閃石は単に緑閃石とも呼ばれたりさらには英語名をとってアクチノ閃石とか古くは陽起石などとも呼ばれた石であるが糸魚川ではそう珍しいものではなく割と簡単に見つかる石である。この鉱物の結晶が非常に緻密になったものが軟玉であってきれいなものはなかなか見つからないが逆に結晶の大きいものも割と珍しいと思う。透緑閃石 Actinorite Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2  新潟県糸魚川市青海川(採集品) 写真の左右 約 4cm結晶 [続きを読む]
  • 斜灰簾石 3(糸魚川)
  • 今回は海で見つかったピンク翡翠と呼ばれている桃色の斜灰簾石・・・いわゆる桃簾石を紹介しよう。暗緑色の角閃石岩と思われる母岩にピンクの脈が走っている・・・斜灰簾石 Clinozoisite (Ca2)(Al3)(Si2O7)(SiO4)O(OH) 新潟県糸魚川市海岸(採集品) 写真の左右 約11cm角閃石の間に細かく入る灰色の鉱物もおそらく斜灰簾石だろう。(上と同じものの一部) 左右 約 4.8cm微量のマンガンが入ることでピンク色に発色するとの [続きを読む]
  • 斜灰簾石 2(糸魚川)
  • 変質した角閃石岩と思われる母岩に小さな晶洞ができていてピンク色の針のような結晶が無数に生えている・・・発見した時は何の鉱物かさっぱり見当がつかなくてもしかして新鉱物か?なんて色めき立ったのであるが分析してもらったところ何のことはないピンク色の斜灰簾石・・・いわゆる桃簾石とのことであった。斜灰簾石 Clinozoisite (Ca2)(Al3)(Si2O7)(SiO4)O(OH) 新潟県糸魚川市青海川河床(採集品) 写真の左右 約1cmそう [続きを読む]
  • 斜灰簾石 1(糸魚川)
  • 斜灰簾石は色々なところに出ているようなのだが地味な色あいのものも多いし、細かいものだったりするとあっても見逃してしまうことが多いようだ。そんななか、結晶長が2センチをこえるものを糸魚川で見つけたので紹介しよう。斜灰簾石 Clinozoisite (Ca2)(Al3)(Si2O7)(SiO4)O(OH) 新潟県糸魚川市青海川河床(採集品) 写真の左右 約5cmややルーズな結晶ではあるが角閃石岩と思われる暗緑色の母岩に含まれている。左下に平行 [続きを読む]
  • 鉄天藍石(糸魚川)
  • 先のフォイト電気石がほくろ石ならばこちらはさしずめ目玉石とでもいうべきだろうか?しかもこれは宇宙人の目か?そんなことを思わせるなんとも奇妙な石である。鉄天藍石 Scorzalite FeAl2(PO4)2(OH)2 新潟県糸魚川市海岸(採集品)写真の左右 1.7cmこれは鉄天藍石という燐酸塩鉱物で糸魚川鉱物のなかでもかなりの稀産だと思う。先のフォイト電気石と同じように流紋岩中に入っているのだが非常に細かい微粒子が染みているだけ [続きを読む]
  • フォイト電気石(糸魚川)
  • 先日のデュモルチ石の記事でふれたフォイト電気石である。こちらの標本にはデュモルチ石は含まれていないが同じような流紋岩質の母岩に入っている。まるでほくろのような面白い産状でそれは放射状に結晶しているからだろうと思いこんでいたのだがルーペで良く見てみると母岩と混じるように結晶しているものもあって連続して放射状になっているものは多くなかった。フォイト電気石 Foitite (□,Na)(Fe2Al)Al6(Si6O18)(BO3)3(OH)3 [続きを読む]
  • デュモルチ石(糸魚川)
  • 水晶シリーズもまだいくつかあるけれど買ったものやら頂き物を含めたらきりがないのでそれらはまたの機会に譲るとしてそろそろ違う話題へと移ろう。さて鉱物産地の中には一度行けばそれで充分というところもあれば何度行っても飽き足らないというところもあって糸魚川はわたしにとって後者にあたる場所だ。糸魚川といえば翡翠なのだが翡翠以外にも様々な鉱物が見つかるところで新鉱物もたくさん発見されている魅力的な土地なのだ [続きを読む]
  • 珪化木
  • 世の中には化石も鉱物も集めているという強者もいるようだが・・・どちらかというと化石なら化石だけ鉱物なら鉱物だけというように化石派と鉱物派に分かれるような気がする。私も小さい頃は化石にも大いに興味があったから面白い世界であることは間違えないのだが・・・なにしろ鉱物だけでも現在4000種類以上知られていてしかも毎年多くの新鉱物が見つかっているのだからそんな奥深い鉱物の世界を知ってしまうと化石にまで興味を [続きを読む]
  • オパール
  • 水晶シリーズに戻ってその仲間であるオパールを紹介しよう。虹色の遊色を示すものが有名だが普通のオパールは白濁したものが多くタンパク質のようであるということから和名では蛋白石と言われている。ゆで卵の白身のようなオパールは面白みがないにしても色がついていたりするとそれなりに美しい。オレンジ色のオパール。オパール Opal SiO2・nH2O 石川県小松市赤瀬(採集品) 写真の左右 約7cm上と同産地のオパールのかけら [続きを読む]
  • 鉱物の模様 2
  • 形見とて何か残さむ春は花山ほととぎす秋は黄葉(もみじば)良寛の辞世の句とも言われる歌であるが今朝、ふと生きているということはどういうことなのだろう?自分が死んだらどうなるのだろう?なんてことを考えていたら浮かんできたのがこの句であった。自分には残すべき財産や子孫もなく死んだらタンパク質やリン酸カルシウムの分子がばらばらになって土に帰るだけである。この世で何一つ大したことも成し遂げられず消えて行く [続きを読む]
  • 鉱物の模様 1
  • ※水晶シリーズの途中ですが、なかなか写真を撮る時間もないので撮りためているものから、ちょくちょく他のシリーズをはさんで紹介していきます。鉱物の模様シリーズでは鉱物の表面に現れたり、他の鉱物との組み合わせでできるものの中で面白いもの、綺麗なもの、奇抜なものなどを紹介して行きます。ベスブ石 Vesuvianite Ca10(Mg,Fe)2Al4Si9O34 埼玉県秩父市中津川秩父鉱山道伸窪 (採集品) 写真の左右 約1.6cm黄色い石榴 [続きを読む]
  • やんだの玉髄
  • 有名な産地のものだから同様のものを持っているという方も多いことだろう。玉髄 Chalcedony SiO2 静岡県河津町やんだ (採集品) 写真の左右 約1cm (深度合成)端に見えている緑色の鉱物は雲母の仲間である海緑石とかセラドン石とかいう鉱物で西洋ではterre vert(緑土)という絵具の原料として使われてきたものだ。そんな緑の上に玉髄がかぶると少し写真では強調されて写っているが青みを帯びて見え、大変美しい。terre [続きを読む]
  • 高温水晶
  • 山登りをしていると色々な地名に出会う。うまく名付けたなと思うものもあればこじつけとしか思えないものもある。「美女平」に「おばさん」しかいなかったのはありがちなエピソードだとしても面白いのは「鬼」と「仏」や「地獄」と「極楽」といった両極の名が良く混在していることで「弥陀ヶ原」の中に「餓鬼の田圃」があったり「極楽平」を抜けると「地獄谷」が待っていたりといった具合で少し困惑してしまう。このことから聖な [続きを読む]
  • クリストバル石
  • 黒曜石中のクリストバル石で水晶の多形の1つである。3つ仲良く並んだ球状のものの断面で中心から放射状に伸びる組織が見えている。クリストバル石 Cristobalite SiO2 北海道常呂郡置戸町(採集品) 写真の左右 約1.8cm同じ産地のもので松ぼっくりのような球果の集合体写真の左右 約1.3cm(深度合成)クリストバル石は教科書では1470度以上(1気圧)の高温でできるということになっているが実際には黒曜石を伴う流紋岩や安 [続きを読む]
  • 玉滴石
  • 玉滴石という和名は良くできているなと思う。ウォーター オパールと呼ばれることもあるそうだが本当に水の滴が固まったようでまるで濡れているように見える。玉滴石 Hyalite(Opal-AN) SiO2 ? nH2O 京都府中郡峰山町大路(採集品) 写真の左右 約8mm(深度合成)英語名のHyaliteはギリシャ語でガラスの石という意味とのことであるが非晶質である玉滴石は確かに結晶構造を持つ水晶よりはガラスに近い。細かいことをいうと水 [続きを読む]
  • 玉髄と瑪瑙
  • 「水晶にはじまり水晶に終わる」ということで水晶を紹介してきたが私の場合は「瑪瑙(めのう)に始まり瑪瑙に終わる」となるのかもしれない。小さい頃は水晶のとれるような特別な山に行ける訳はなく、何か珍しい石はないかと探しまわったのは遊びに連れていってもらった海や川そして近所の土砂捨て場であった。そこでたまに見つかったのが小さな瑪瑙だった。水晶のように透明で輝きがある訳でもない。シャープなエッジがある訳で [続きを読む]