ゆりりん さん プロフィール

  •  
ゆりりんさん: 是非に及ばず
ハンドル名ゆりりん さん
ブログタイトル是非に及ばず
ブログURLhttp://kinseym.blog.fc2.com/
サイト紹介文特発性間質性肺炎(IPF)の初期〜経過の記録を綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供162回 / 365日(平均3.1回/週) - 参加 2015/11/23 09:33

ゆりりん さんのブログ記事

  • 339. 挿管は要らない その3
  • 記事59. 挿管は要らない その1で引用している論文は、「Noninvasive Ventilation in Acute Exacerbation of Idiopathic Pulmonary Fibrosis」2010年発表のもの。挿管しての人工呼吸器の装着は、「患者にとって益なし」と結論づける論文は2001年の段階で出ている。「Prognosis of patients with advanced idiopathic pulmonary fibrosis requiring mechanical ventilation for acute respiratory failure」IPF急性増悪時の最新薬 [続きを読む]
  • 338. ハニカム
  • ハニカム柄は、日本の小紋柄と似てなくもない。グラフィックデザイナーなどが、一定の柄として普通に使う柄である。大理石、氷の結晶などと同様、自然界に存在するパターンを、グラフィック柄として活用する訳だ。ハニカム=honeycomb=蜂の巣である。このハニカム(蜂巣)がCT画像で、左右の両肺に、胸膜直下、肺底部に現れると、UIP (usual interstitial pneumonia 通常間質性肺炎)と画像分類され、膠原病やその他の特定要因 [続きを読む]
  • 337. 治療しない選択 その2
  • もう一つのハードルが、「治療しない」と選択をしたら、相当苦しまなければ逝けないのではないか?という恐れがつきまとう、患者・家族側の不安だ。積極的な治療を行わないことと、有意義な緩和ケアが担保されていることは一対になっていなければならないのだが、これはまだまだ道のりとしては遠そうだ。病院の外来でもなく入院でもなく、施設入所下での医療(ホスピス含む)や在宅医療(訪問医療、訪問看護)をその前から受けてい [続きを読む]
  • 336. 治療しない選択 その1
  • 日本呼吸器学会は4月に「成人肺炎診療ガイドライン2017」を発表した。この改定の目玉は、終末期にある高齢者の誤嚥性肺炎に対し、「積極的な治療を差し控える」選択肢を明示したことだ。誤嚥性肺炎というと、誤って食物が気管に入って起こる肺炎、と思っている人も多いと思う。だが実際には食物自体よりも、自身の唾液や痰などを正しく飲みこんだり吐き出したりできなくなることで、特に寝たきりの状態の人に多く起こり、治療して [続きを読む]
  • 335. 肺オルガノイド
  • 6月19日の日経新聞に、iPS細胞で「ミニ臓器」脳や腎臓を再現、新薬開発に活用、という記事が載っていた。米国ボストンで6月14〜17日に国際幹細胞学会が開かれ、その際にミニ臓器の研究発表が相次いだらしい。肺はどうだろう?と見たところ、米コロンビア大学が、線維症の症状を再現、とだけ書かれていた。少し英語で検索をかけてみたところ、国際幹細胞学会のホームページにすぐにたどり着いた。http://www.isscr.org/home/annual- [続きを読む]
  • 334. 肺線維症のステージ
  • がんのステージI~Ⅳの定義はシンプルなので、よく知られている。ステージI上皮(粘膜)までの浸潤、ステージII 筋層まで浸潤、リンパ節手転移なし、ステージⅢ 筋層を超えて浸潤、リンパ節転移あり、ステージⅣ 多臓器への転移ありCOPDの場合も明確で、1秒量(FEV1)を努力肺活量(FVC)で割った1秒率(FEV1%)で、ステージI〜Ⅳまでの定義をしている。これに比べて、肺線維症のステージは、確率したものとは言い難い。日本の [続きを読む]
  • 333. プランB
  • 主たるプランがうまくいかなくなった時用に準備する代案。バックアッププランとも言う。アメリカの大企業と開発的な仕事をしている時に、「じゃあ、それがうまくいかない時はどうする?どういう案を考えている?」と良く聞かれたものだ。その度に、私はモゴモゴ、、、とせざるをえなかった。内心「そんなに簡単に代案が出るのだったら苦労しないわい」と思いながら。私の母は要介護5で、90歳の父が介護をしている。月〜金まで、一 [続きを読む]
  • 332. あゝ、蕁麻疹
  • 出張から帰ってきてから、蕁麻疹が酷い状態になってきた。睡眠不足や疲れが引き金になっているなら、休めば治るかも、と放置していたら、一向に治る気配がなく、痒みは強まるばかり。おとといは脚、昨日は腹、今日は背中というふうに、痒くなる場所がどんどん変わっていくから、体中ひっかき傷だらけになってしまった。本日仕事中に痒さが我慢の限界にきたので、職場近くのクリニックの午前中診察にギリギリすべりこんだ。このクリ [続きを読む]
  • 331. 糖質制限を少しだけ
  • 他のブロガーさんが糖質制限を試みておられるので、興味をおぼえ、『ケトン体が人類を救う〜糖質制限でなぜ健康になるのか〜』という本を読んでみた。この本は、糖尿病の妊婦に対する糖質制限がテーマなので、一般人のケースとははずれるが、『糖質制限により、血糖値の乱降下を防ぐことができる』というのが最大メリットのようだ。タンパク質や脂質の摂取では、血糖値は上がらない、むしろ安定した数値を保てる。 つまり、・食後 [続きを読む]
  • 330. IT化とキャッシュレス
  • スウェーデンは前回の訪問から4年ぶりくらいだと思うが、訪問したA社の受付システムがIT化されていて驚いた。通常、他社を訪問する際は、レセプション(受付)で登録をする。名前、会社名、他社側の訪問者名を記入すると、それを元に“Visitor”の名札をもらい、受付が訪問者に内線電話をかけて、私たちが来たことを告げる。その人が出迎えに来てくれて初めて、社内(ゲートがあることが多い)に入ることができる。今回驚いたのは [続きを読む]
  • 329. Keep on track
  • 自身の体の調子も良く、また父母の生活もやや落ち着いているので、少しずつ仕事も元のペースに戻している。本日予定していた仕事が終了して、明日欧州から帰国する。ヨーロッパの街並みを歩いていると、石畳や歩道の段差が気になって、車椅子での生活は厳しいだろうな、と感じる。日本も一時、歩道橋だらけになっていて、あの頃足腰が弱かった人は、生活しづらかっただろうな、と思ったりする。あれもこれも、車椅子を必要とする人 [続きを読む]
  • 328. ニンテダニブ(オフェブ®)その12
  • 米国胸部学会2017では、ピルフェニドンもニンテダニブも、その有効性について発表をしていた。特に新しい内容というよりも、今まで行った認可のための治験の生データを再度検証したものであった。FVC(努力性肺活量)の減少抑制についてImprovement in Forced Vital Capacity (FVC) with Nintedanib in Patients with Idiopathic Pulmonary Fibrosis (IPF): Results from The INPULSIS Trials治験期間が52週だったので、そのフォロ [続きを読む]
  • 327. ヨガ呼吸、吸いきる
  • 最初にヨガがフィットネス業界に入ってきた時、ヨガ=オウム真理教というような瞑想中心のイメージを持っていた。その後ハリウッドスターやセレブが始めたヨガが、アメリカを経由して日本に再上陸した時、全くキラキラしたイメージになっていた。マドンナも一時体が筋肉(アウターマッスル)ムキムキになっていたのだが、その後ヨガでしなやかで(インナーマッスルが鍛えられた)女性美溢れる身体に変身したのを見て、びっくりした [続きを読む]
  • 326. ドキドキとマイオカイン
  • IPFだからという自覚症状は無いと書いたが、胸がドキドキする時がある。あとは頻繁に出るクシャミか。ドキドキが起こるのは朝に限られ、時間に追われている時に起こりやすい。例えば起き抜けの朝、食後すぐ。他には、肩に重めの荷物を背負って、電車に乗ろうとして小走りしたりした時に起こる。確かに脈拍をはかると、以前よりも速くなっている。40歳くらいの時は、脈拍は60台だった。今はパルスオキシメーターの表示に出る脈拍を [続きを読む]
  • 325. マウスに感謝
  • 「ノックアウトマウスの一生」という本を読んだ。マウスは繁殖能力が高く、成長スピードが速く、妊娠期間も短い。つまり“ねずみ算式に増える”訳だ。結果として、一定品質の(個性のバラツキの少ない)マウス個体を、実験用に数多くそろえることができる。そしてヒトとマウスの遺伝子ゲノムのマッチング率(相同性)は70%程度とまずまずである。この2点から、マウスの動物実験に占める割合が圧倒的(90%以上)な理由となっている。 [続きを読む]
  • 324. オメガ3脂肪酸の効能
  • オメガ3脂肪酸が健康に良い、と言ってはTVなどでも取り上げられている。青魚、えごま油、亜麻仁油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などの食品から摂取でき、その成分である EPAやDHA、フィッシュオイルのサプリメントも市場に溢れている。私は脂質制限をしており、そのうえ魚のアレルギーかと思われた時期もあったので、オメガ3も不足がちだったと思う。先だってTVを見ていたら、サチャインチオイルが加熱にも強く、味も癖がない、と放 [続きを読む]
  • 323. IPF診断から現在まで
  • まもなく55歳になる。告知を受けた52歳の時点と較べ、穏やかな気持ちで過ごせていることに感謝しながら、現在までをまとめてみたい。2014年12月急性膵炎で入院し、腹部CT画像に移っていた肺下野の画像から異常が発見され、間質性肺炎の診断がついた。全く自覚症状が無い中、超スピード診断だったと思う。最初は「間違いでは」と事実を認めたくない気持ちも生じたが、開けて1月のCT画像のUIPパターンとKL-6の数値で、特発性肺線維症 [続きを読む]
  • 322. TD139、ガレクチン3阻害薬
  • 現在(5/19-24)、ワシントンDCで米国胸部学会(ATS)が開かれており、肺線維症についてもさまざまな開発状況の報告がなされているようだ。Galecto Biotech社も、吸引薬であるTD139のUKにおけるフェーズ1b/IIaの治験結果を発表した。米国FDAもIND申請に認可を下しているが、まだアメリカでの治験はスタートしていない。ガレクト・バイオテック社は、2011年設立されたスウェーデン企業で、スウェーデン、UK、デンマーク三国のガレク [続きを読む]
  • 321. キザミとトロミ
  • 上の最奥歯を一本失くしただけで、どうもモノが噛みにくい。最近夕食はお粥にしていて(胃がラクだしカロリー制限もできる)、それに柔らか目に炊いたおかずを混ぜて食べると食べやすい。嚥下障害のある母の食事も基本これだ。魚、野菜を柔らかく煮たものなど、他の家族と同じおかずで、これらを包丁で小さく刻む。キザミ食は食材の形状がなくなるので、食事を目で楽しむという点には欠ける。「これは○○だ」と説明して食べさせて [続きを読む]
  • 320. Aerodone™ ピレスパの吸引薬の開発
  • ピルフェニドン(ピレスパ)の吸引薬が開発されそうだ。薬の効能は、作用機序が合っていることは当たり前だが、適切な量を摂取できるか(全身への影響=副作用に耐えうるか)にも大きく左右される。経口の場合、肝臓で分解されて全身の血液に回って患部に届く訳だが、あいにく効いて欲しくない健康部位にも薬効(あるいは毒)が届く。肺疾患の場合、吸引薬であれば、全身には影響が出ない。あたかも、一般市民を巻き込むことなく軍 [続きを読む]
  • 319. 海を飛ぶ夢
  • ラモン・サンペドロ・カメランの手紙と詩、エッセイで構成された本「海を飛ぶ夢」を読んだ。四肢麻痺のため、口にペンをくわえて書き、出版した本である。同じタイトルで映画化もされているので、こちらを見られた方もいらっしゃると思う。『22歳で外国船に乗り世界の49の港を旅した青年が、25歳の夏岩場から海に転落し、第七頸椎を骨折、首から下が全く動かない四肢麻痺の障害者となる。55歳までの30年余り、家族の献身的な介護を [続きを読む]
  • 318. ステロイドパルスと広域抗菌薬
  • 総合診療医ドクターGで、一見「感染性心内膜炎」の症状だが、「全身性エリテマトーデス(SLE」」の可能性も否定できない、という症例を扱ってTVショーに仕立てていた。『感染性心内膜炎の場合は、抗菌薬投与、免疫は活性化が必要。かたや、全身性エリテマトーデスの場合は、ステロイドパルス、免疫は抑制が必要。間違った治療法を開始するとより重篤化して命の危険がある。確定診断には、自己抗体の検査か血液培養検査が必要だが、 [続きを読む]
  • 317. アシドーシス その2
  • 乳酸とはどういう働きをしているのか。端的に言うと、グルコース(ブドウ糖)の材料となる物質なのだそうだ。それも酸素を必要としないエネルギー化が可能だ。乳酸 → 肝臓(一部腎臓でも)→ ≪糖新生≫→ グルコース→腸から吸収→≪解糖系作用≫→ATP(生命エネルギー)化糖でない物質から糖を作ることを、「糖新生」と呼ぶ。メトホルミンは・インスリン抵抗性の改善・肝臓での糖新生の抑制・腸管からの糖吸収の抑制の3つの機 [続きを読む]
  • 316. アシドーシス その1
  • シンガポールから輸入したメトホルミンは、無事配達され、暗冷所に保管している。いつ飲み始めるかについては迷うところだが、何らかの下降症状が感じられた時に始めようと思っている。メトホルミンの重篤な副作用である乳酸アシドーシス、これは一体何なのだろう。飲む限りには知っておかなくてはと思い、まずは、アシドーシスとは何かを勉強してみた。PH(ペーハー)という言葉を聞いたことがあると思う。大嫌いだった化学の授業 [続きを読む]
  • 315. 浴槽内椅子
  • 実家の浴槽は、以前は正方形で深いタイプ、現在は長方形の浅いタイプの浴槽である。両方で活躍してくれているのが、浴槽内椅子だ。穴が開いていて、そこから水が抜けて沈む。また吸盤がついており、これで浴槽底にしっかり固定される。個人差もあるかもしれないが、体力が落ちている時は、シャワーよりも静かに胸から下だけ、腰浴で湯船につかるほうが(ごしごし洗ったりはしない)楽なのではないだろうか。心臓への負担も軽くなる [続きを読む]