ゆりりん さん プロフィール

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ゆりりんさん: 是非に及ばず
ハンドル名ゆりりん さん
ブログタイトル是非に及ばず
ブログURLhttp://kinseym.blog.fc2.com/
サイト紹介文特発性間質性肺炎(IPF)の初期〜経過の記録を綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供167回 / 365日(平均3.2回/週) - 参加 2015/11/23 09:33

ゆりりん さんのブログ記事

  • 366. 記憶の箱から
  • ブログの他者要約では驚いたが、自身でつけたサブタイトルは、「特発性間質性肺炎 (肺線維症) の初期〜経過と思いの記録」で、まあ何でも書けるような包括的なものになっている。「記事230. 振り返れば1年」でも書いたが、私がブログを書こうと思ったのは、mr446raのブログ『特発性肺線維症と共に』に感銘を受け、僭越ではあったけれど少しでも遺志をつぎたい、という思いからの参加であった。本日mr446raのブログがブログ村から [続きを読む]
  • 365. GLPG1690、オートタキシン阻害薬
  • ベルギーに本社のあるGalapagos社のGLPG1690のフェーズ2aの治験結果が発表された。12週間の結果だが、IPF患者でプラセボ群(6人)がFVC(努力性肺活量)の減少が87mlのだったのに対して、IPF患者でGLPG1690を服用した群(17人)のFVCの平均値が8ml増加に転じた、という。ニンテダニブやピルフェニドンは、12週間でFVC30mlの減少だから、同じ低分子薬(経口)として、非常に期待できる高い薬効を示したと言える。このGLPG1690、オー [続きを読む]
  • 364. ブログの他者要約
  • 肺炎村に参加されていない方のブログを見てみようと、“間質性肺炎、ブログ”でGoogle検索したら、“間質性肺炎の完治を目指すブログ、病気の概要、漢方治療、健康管理法を紹介します”という、患者ブログの体裁を取っているブログに遭遇した。このブログの真意、内容はともかくとして、「間質性肺炎ブログまとめ一覧」という記事があり、その中に自分のブログも紹介されていて驚いた。『◇ゆりりんさん「是非に及ばず」母の余命宣 [続きを読む]
  • 363. SM04646--Wnt経路の阻害薬
  • Samumed社開発のSM04646という薬がFDAのオーファンドラッグ認定を受けた。オーファンドラッグ認定とは、患者数の少ない難病への薬の開発を促すため、製薬会社に対して税制上の優遇や7年間の市場独占権を約束するものである。当然に有望な薬候補にしか与えられない、と考えていいだろう。SM04646も吸引薬であり、治験フェーズ1 (ACTRN12615001349538) が完了し、安全性が確認されている。細胞実験でも動物実験でも、その効能はすぐ [続きを読む]
  • 362. 短時間型睡眠薬の処方動向
  • 日経メディカルで、3,000人規模の医師会員を対象に、短時間型睡眠薬の処方頻度の高いものについてヒアリングをした結果が記事になっていた。http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/survey/201707/552122.html他のブロガーさんも睡眠薬のことを書かれていたので触発され、視点を変えて少しまとめてみた。2017年度調査をベースに、2016年からの動向、簡単な特徴、平均的な薬価などを比較してみたのが、下記表である。マ [続きを読む]
  • 361. 肺幹細胞治療、実現化へ前進
  • 「記事119. イチから作らなくても」でご紹介した肺球状幹細胞(Lung Spheroid Cell、以下LSC)が動きだした。今年度中に、IPF患者を対象とした治験申請をFDAに行うという。主たる研究者はノースカロライナ州立大学(NCSU)のCheng PhD(分子生物医学博士)だが、ノースカロライナ大学(UNC)の肺間質疾患・移植の専門チームとのコラボで大きく進展していた。https://news.unchealthcare.org/news/2017/august/scientists-create-st [続きを読む]
  • 360. 平均寿命と平均余命
  • 厚生労働省の発表によると、2016年における日本の平均寿命は、男性が80.98歳、女性が87.14歳となった。2016年に生まれた女性は、社会情勢などの大きな変化が無い限り、平均的に87.14歳まで生きられる、ということだ。私の生まれた1962年はどうだったかとネット検索してみると、女性約73歳と考えられていたようだ。http://www.garbagenews.net/archives/1940398.htmlこの数値には若くして亡くなる人も含めての平均値なので、年を重 [続きを読む]
  • 359. 日々のごはん
  • クリコ著 「希望のごはん」を読んだ。最愛の夫ががんで噛む力を失う。手に入る介護食は、「どうやったらこんなにまずく作れるのか」と驚くようなもの。次のがん治療のために、7kg減った体重を戻して体力をつけなくてはいけないのに。料理研究家なのだから、夫の食べられるおいしい介護食を作ってみせる、と妻が奮闘、という話だ。飲み込みやすい介護ごはんのレシピは本を買わなくても、ネット上で発信されていた。http://curiko-ka [続きを読む]
  • 358. 新薬情報のインデックス
  • 今まで記事にしてきた薬関係--治験中あるいは治験間近の薬、既存薬からのドラッグリポジショニング、ニンテダニブの新たな有効性など―これを表にしてみた。自分自身の整理のためと、記事数が多くなってきて検索が不便になってきたため。表にして良いことは、それぞれの特徴比較が容易で、全体像が把握できること。ご紹介していない治験薬は、どうしてドロップしてきたのか。こうしてみると、通常の経口低分子薬ではなく、抗体・核 [続きを読む]
  • 357. IVA337
  • フランスのバイオ医薬品会社Inventiva社が開発するIVA337という薬がある。治験フェーズ1と2aで安全性は確認でき、全身性強皮症(SSc)の患者の治療効果をフェーズ2bで確認中だ。https://clinicaltrials.gov/ct2/show/study/NCT02503644?term=NCT02503644&rank=1&show_locs=Y#locn強皮症からIPFやIIP肺線維症への横展開も視野に入れて開発がすすんでいる。ニンテダニブの製造発売元であるベーリンガーインゲルハイム社がIPF薬開発 [続きを読む]
  • 356. ヒト血漿抽出薬PBI-4050
  • 血管リモデリングが全ての始まりなのであれば、血液中にそれを引き起こすメッセージが含まれているのではないか。確か血漿成分から抽出した薬で治験を行っているものがあった、とおさらいしてみたところ、記事305. PBI-4050だと分かった。さて、PBI-4050の治験フェーズ2は、わずか12週間の経過観察だが、良好な結果が出ている。赤は治療なし、青はニンテダニブorピルフェニドン、紫がPBI-4050単独、あるいはニンテダニブ等との併用 [続きを読む]
  • 355. 乳酸アシドーシスの特効薬にメド
  • メトホルミンは世界的に最も多く服用されている2型糖尿病の治療薬だが、最近になって癌細胞の増殖抑制・発癌率の低下、繊維化の抑制(記事292. メトホルミンのフィンランド研究、記事207. 認可薬の未知の効能)、血管リモデリングの抑制など、色々なメリットがあるという論文が発表されている。60年以上使用されていて安全面も十分担保されており、薬価も安い。長期服用による健康問題もまず出ない。しかし本当に稀なのだが、起こっ [続きを読む]
  • 354. 女性ロッカーたち
  • 先日TVを見ていたら(“こんなところに日本人”だったと思う)、バックミュージックに懐かしい曲が2曲続けて流れた。ジャニス・ジョプリンの“move over”、パット・ベネターの“Heartbreaker”である。ジャニス・ジョプリンは1943年~1970年、享年27歳。私は亡くなって伝説化してから彼女のアルバムを聞いた。その名声の高さと、孤独な生き様があまりにもアンバランスな“もろい”女性の印象だ。パット・ベネターは70年代末から80 [続きを読む]
  • 353. 血管リモデリングの抑制
  • 今年3月発表のドイツ発の論文で、 “Effects of nintedanib on the microvascular architecture in a lung fibrosis model”を読んだ。「記事349. 病は血から」でご紹介した内容と呼応するものになっている。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Effects+of+nintedanib+on+the+microvascular+architecture+in+a+lung+fibrosis+modelブレオマイシン誘発型の肺線維症マウスの肺胞に絡まる毛細血管のリモデリング状態を観察し [続きを読む]
  • 352. しじみ冰
  • 血液検査の結果を共有化してくれているブロガーさんが多く、有難く拝見している。気になるのは、赤血球ヘモグロビンの数値が低いケースが多いことだ。酸素の取り込みが弱っている体でも、運搬役ヘモグロビンが増えれば、症状の緩和には役立つのではないか、と思う。薬剤で鉄分やメチコパール(ビタミンB12)http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se31/se3136004.htmlを処方されている人もいるとは思うが、食品から摂るほうが吸収が良 [続きを読む]
  • 351. まつり縫い
  • お祭りのまつりではなく、ズボンやスカートの裾などの布の端を折りかがる手縫いの方法のことで、裾を「まつる」のに用いられる。今日は自宅でのんびり過ごせたので、ブーツカットの古いパンツの裾を少し切って、ひざ下ちょいくらいになるように手縫いでまつり、夏用パンツにリフォームしてみた。『記事213. ミシン』でも書いたが、私の母は和裁のプロで、大変手縫いが上手な人だった。これに反比例して、私はというと(家庭科の宿 [続きを読む]
  • 350. リモデリング
  • 前回の記事で使った「リモデリング」という用語、これに少し説明を加えたい。よく使われるのは「血管リモデリング」で、「血液循環状態の変化に伴う、血管の構造上の変化で、高血圧による圧力変化に対応する血管壁圧の変化や、腫瘍組織における血管新生などが例である」と説明されている(Weblioより)。私たちの体の中で、何らかの理由でホメオスタシスの均衡が崩れる。そうすると、これを補おうとする反応が起きるのだが、その暫 [続きを読む]
  • 349. 病は血から
  • 肺のガス交換は肺胞にびっしりとからまる蔦のような毛細血管で行われている。この肺胞壁が分厚くなることで毛細血管との接点が失われるため、ガス交換能力が下がり低酸素になるのが肺線維症だ。肺胞上皮細胞から分泌されるTGF-β(サイトカイン)がコラーゲンを集積させ、繊維化を誘発すると考えられており、これを抑えることで肺線維化を抑制する、というのが薬開発のターゲットとなっている。ニンテダニブもこの薬効を持っている [続きを読む]
  • 348. 祇園祭
  • 暑い。太陽の威力を感じる毎日である。アスファルトは火傷したように熱く、陽炎がゆらめく。京都の夏は湿度も高く最低である。2日前、米国の同僚が出張で日本に来ていて、少しあまった時間があったので、ぜひ祇園祭の山鉾を見ておいで、と勧めた。しかし、どうも乗り気でない様子だった。「暑いし〜」というのが理由のようだ。「祇園祭って何?」というので、「1100年前から続く伝統的な夏祭り。そもそもは疫病鎮静を神様に祈るた [続きを読む]
  • 347. 除菌スプレー
  • 最近時々気になる咳が出る。蕁麻疹事件もあったので、アレルゲンに対する反応かもしれない。除菌スプレーは使いたいけれど、吸い込むと自身の肺にも悪そうだ、という商品が多いように思う。最近使い始めた「A2Care」という除菌・消臭スプレーは、全くの無臭で余計な成分も入っていない。バクテリアやウィルスの増殖を抑え、花粉やダストなどのアレルゲンも浄化するようだ。このスプレー、ANAグループが、機内清掃用にと開発したも [続きを読む]
  • 346. IPFと肺がん
  • IPF患者は、肺がんを併発するリスクが高い。103名のIPF患者の経過観察中に肺がんを併発した人数は21名で2割、10年生存した場合の発生率は5割以上になるという。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19659650そして発症するがんの箇所、タイプは、蜂巣肺部分やその境界部分に発生し、扁平上皮がんであることが多い。この高発症率は、喫煙リスクという要因だけでは説明できず、上皮細胞に同じ遺伝子の欠損が見られる、という発表も [続きを読む]
  • 345. アンチセンス核酸医薬、第一号
  • IPF向けではないのだが、今秋、国内初のアンチセンス核酸医薬品が発売されるそうだ。対象は、乳児型脊髄性筋委縮症(SMA)治療薬で、「スピンラザ」。髄腔内に注入して投与される。注目したいのは、先天的な遺伝子の変異の病気を、RNAに対して働きかけることで治療できる薬の初登場、という点だ。核酸医薬品は、夢の薬として色々な希望を与えながら、遅々として進まないように思える。以前紹介したボナック核酸は、siRNAという、RN [続きを読む]
  • 344. 波紋
  • 小林麻央さんのブログの影響力についてニュースなどでも報道された。多くの人に支持され、闘病生活を送る人に多く共感されたと聞く。しかしながら、ご本人の思いとは全く別のところで、違う議論が起こったりしているらしい。「麻央さんは有名人でお金持ちであったから、ぜいたくな支援を受けることで、自宅で亡くなることができた。一般人では無理」というコメントが結構見受けられた、というのだ。最悪だ。読者層が大きく広がるこ [続きを読む]
  • 343. 白髪と幹細胞とサイトカイン
  • 蕁麻疹が治まるまで、と思って毛染めを我慢していたら、生え際の白髪が酷いことになってしまった。今週頭くらいからようやくひと段落ついたので、目立つところだけをレタッチした。それにしても白髪のメカニズムってなんだろうと調べたら、ここでも幹細胞が関わっていることを知った。骨子はこうだ。ヒトの毛包には、『毛包幹細胞』と『色素幹細胞』が存在する。『毛包幹細胞』は毛髪のもとになる角化細胞を作り、それに連携して『 [続きを読む]
  • 342. 知は力なり
  • 母の幻視のことについては少し触れたが、これはレビー小体型認知症の典型的な症状と一致する。認知症の50%がアルツハイマー病で、20%のレビー小体型認知症、脳血管性認知症が続く。レビー小体という異常たんぱく質が神経細胞に出現することで、画像処理をする脳領域にエラーが起こる。蛇や猿が登場したり、家にいるのに他の場所にいると思い込んだり、話の内容が荒唐無稽だったり、と症状が出始めた当初は、当惑することが多く、 [続きを読む]