眉丈 千羽 さん プロフィール

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眉丈 千羽さん: いー君といっしょ
ハンドル名眉丈 千羽 さん
ブログタイトルいー君といっしょ
ブログURLhttp://ayustat8823.muragon.com/
サイト紹介文2015年11月20日…… 最愛の17歳の息子を自死で亡くしました。
自由文このブログでは、悲しみのあの日の記録、彼が歩んできた道、そして残された家族のこれからのことを記したいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供84回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2015/11/24 00:15

眉丈 千羽 さんのブログ記事

  • 転んだ痛みと君の痛み
  • ダメだ!……と思う時にはもう遅かった。 駅を降りて歩いて帰る途中、ふと意識が遠くなったと思った瞬間倒れ込んだ。 もう歳なのか、手をつこうにも手が出ない。 棒立ちの状態のまま、そのままばたんと倒れた感じ。 倒れた瞬間から倒れるまでがスローモーションでものすごく長く感じた。 こんな感じなんだろうか、死ぬ瞬間というのは…… 手は肉が削げ大出血。膝もズボンをはいているのにズルっと擦り剥けた。 時間が経つに [続きを読む]
  • 君の部屋はあの時のまま
  • もうどれくらいになるんだろう…… 1年半になるのかな。 息子の部屋は、いまもなおあの時のままにしてある。 今日は天気がいいから、部屋の窓を開けて換気してある。 片付けられるはずがない。片付ける理由もない。 片付けたって、新しい人が使うわけじゃない。 いつ奇跡が起きて、息子が生き返って帰ってきてもいいように…… 使いさしのファブリーズ…… 君は彼女が出来てから、ずっとおしゃれに気を使ってたよね。 日 [続きを読む]
  • 輝いたあの日が確かにあって
  • 最近保険会社や車のコマーシャル…… なんか幸せそうなちいさな子供のいる家庭を描いた情景がテレビから流れる。 光り輝く家族の笑顔。楽しそうな時間…… 素敵な家族の思い出をいつまでも……って感じ。 ウチにもそういう時間は確かに存在したんだ。 はちきれんばかりの息子の笑顔。 楽しい家族の時間…… 光り輝く沢山の素敵な思い出達…… こんな結末になるなんて思いもしなかったけど、確かのその時間は存在した。 そ [続きを読む]
  • 今日も聞こえる救急車の音
  • ウチは消防署のすぐ近く。 大病院もウチの家のすぐ近く。 便利でいいんだけど…… いつも聞こえるんだ、あの音が。 救急車の音がひっきりなしに鳴り響く。 あの日を思い出すんだ。 息子が搬送されたあの日のことを。 土気色なった息子の足を、僕は何とも言えない気持ちで見ていた。 一生けん命救急隊の人が、息子を心臓マッサージしてくれている。 生き返るわけないのに……いや、もしかしたら一縷の望みが…… いろんな [続きを読む]
  • ゆがみ 〜全てはあの日から〜
  • 全て額膜行かず、ちぐはぐな日々が続いている。 娘は結局3学期、引きこもりのまま終わってしまった。 新学期からどうなるのかもわからない。 まあ……大好きだったお兄ちゃんが、あんな形で死んだら、そりゃ色々歪むよな。 僕は結局、会社にわざと障害を知りつつ苦手な場所を押し付けられ、復職はポシャってしまった。 いまは、辣腕弁護士の先生が動いてくれて、解雇撤回で会社と争っている。 会社なんかに正直未練はないん [続きを読む]
  • 確かに君は笑ってたよね
  • 突然思い立って、本棚の整理をしていた。 もう一生読まないような本や、むかしのゲームの攻略本…… 今度ブックオフにでも売るかな。 本を重ねてまとめて行く。 ふとビニールにくるまれた写真の束が出てきた。 息子の幼稚園時代の運動会の写真だ。 小さな体を精いっぱい伸ばし、組み体操をしている写真。 お弁当を食べている写真。 笑顔……笑顔笑顔笑顔。 そうだよね、君は確かに笑っていた。 自分の最期など考えること [続きを読む]
  • 家族という名の壊れて止まった時計
  • 娘の不登校は続いている。 正直手の打ちようがない、厳しくすれば何かあったら困るし。 さりとて、このまま堕落して思い詰めればやはり…… 夫婦ともども正直手が出せない。 でも、この小さな女の子の心をえぐった大きな爪痕を考えると…… 自分も思春期に大好きなお兄ちゃんを失えば……たぶん正気でいられないと思う。 笑いの絶えない家庭。 ごく当たり前の一般的な家庭…… あの日を境に、僕たちの家族という名の時計は [続きを読む]
  • 灰色の世界をひたすら漂う
  • ここ1カ月……ただの生ける屍と化していた。 なにも考えられない……考えたくない。 げんこつ山のたぬきさんを聞きながら、ブロックで遊ぶ小さい頃のいー君。 分かってる、あの日は帰ってこない。 小さな君を肩車をしながら、赤く染まる秋の野山を駆け回った楽しい思い出。 分かってるあの日は帰ってこない。 小学校の入学式……誇らしくカメラのフレームに収まる1年生の君。 分かってる、あの日は帰ってこない。 思春期 [続きを読む]
  • 前向いて立ちあがってんじゃねえ
  • ちょっと息子の生前の彼女のツイッターが気になったので、のぞいてみた。 息子とのおそろいのアクセサリーの画面が、ゲームの画面に変わっていた。 分かってる…… 彼女もいつかは息子を忘れて、前を向かなきゃいけないってことを。 でもな……でもなぁ。 まあ1年ちょっと……ちょうどいい時期なのかな。 当然僕らは立ち直っていない、前を向けていない。 当然だ、『家族』だからな。 でも、息子の彼女は所詮は赤の他人な [続きを読む]
  • 100年たっても消えない想い
  • 悲しみは時が解決してくれる。 人間は忘れる生き物だ。哀しいことを忘れられるから生きていける。 えらいお坊さんや、哲学者さんはそういうんだ。 確かに…… 味噌汁をこぼしただの、電車に乗り遅れただの……そんなことは忘れられるかもしれない。 でも…… どうしても、子供を自死で失った悲しみだけは、時間でも解決できないと思うんだ。 悲しみを思い出す頻度は減るかもしれない。 思いだして悲しむ時間の長さは減るの [続きを読む]
  • 弱くなれる場所
  • メンタルは若干回復してきた。 玄関に大きく飾ってある、息子の笑顔のピース写真…… 見るたびに心が安らぐのと同時に、心が締め付けられる。 心の沈みに反して、創作活動の方は順調だ。 中華方面で自分の作品群がさらされたのか、中国語圏を中心にフォロワーさんが爆発的に増え、ブログの来訪者数も1.5倍になった。 普通なら自分の作品を見てくれる人が増え、モチベーションが上がるところだけど…… だからこそ『表の顔 [続きを読む]
  • 幸せになれないプログラム
  • 幸せは必ず踏みにじられる。 幸せだと思ったら、絶対地獄にたたき落とされる。そんな人生を生きてきた。 昔なら、産婆さんに産まれた瞬間に〆られなければなかった存在。 出来そこないのポンコツが、自然の摂理に逆らって生きてきた。 だから罰を受ける。 生きているだけで罰を受ける。 幸せになろうとすると、空の上のクソ野郎が、嗤いながらそれを踏みにじってくる。 幸せになれない魂。 水面に浮かんだ瞬間、氷の棒で沈 [続きを読む]
  • 全力で笑えているのかな
  • あっという間に年末…… テレビのバラエティ番組が充実してきた。 階下のリビングから、妻と娘の笑い声が聞こえてくる。 いいこと……なのかもしれない。 悲しみを忘れる事が出来ているのなら。 たった一瞬でも……あの日の事を忘れられずにいられるのなら。 君が居なくなった家。 何かが欠けてしまった家。 少しでも、悲しみを忘れられるのなら。 少しでも何か大切な存在が欠けていることを忘れられるのなら。 僕もそれ [続きを読む]
  • 止まらない止められない連鎖
  • あんまり暗いこと書いてても仕方ないので、少しこの場から離れていた。 家庭は少しずつ、彼の掛けた日常に慣れ始めている。 僕もまた、なんとか障害を引きずりつつずっと生きている。 知らないうちに、沢山の新しい人のブログが生まれている。 それぞれがものすごく悲しい物語。 それが止まることなく、新しくどんどん生まれている。 分かっている。止められないことなんか。 これからも、これからも……哀しい物語はどんど [続きを読む]
  • 狂ったままの歯車
  • ずっと体調が思わしくない。 妻も何か憔悴しているような感じがする。 娘の不登校状態は続いている。 あることがきっかけで、何もかもがうまく回らなくなっている。 家族が一人欠けること……ものすごく大きな意味があるんだな、と思う。 正直自分も立ち直れない。立ち直れるほど強くない。 ふさぎ込む娘に掛ける言葉も見つからない。 兄を失う……きっと思春期の女の子にはとてつもなく大きなショックなんだろう。 みんな [続きを読む]
  • 潰えた沢山の名前と沢山の物語
  • 昨日は自死者の合同法要に行っていた。 去年と同じく素晴らしい法要だった。 自死に向き合う関西僧侶の会の皆様には、本当に感謝したい。 もちろんのこと……息子に会えるのでは、と思ったけどやっぱり霊感もないしダメだった。 でも、法要開始時に、消えるはずの無い電燈が一瞬消えたり…… 法要の終わりに、自死者の人たちの名前が読み上げられる。 息子の名前も呼ばれた。 呼ばれる沢山の、名前、名前、名前…… みんな [続きを読む]
  • 蒙古斑
  • 日付が変わった。 今日は自死に向き合う関西僧侶の会の方々が開いてくれる、自死者の合同法要の日だ。 思えばもう1年になる。早かった。 思い切り泣いてこようと思う……最近自分の気持ちを吐き出す場所が無かったから。 ふと息子の事を思い出していたんだ。 彼が死に踏み切る数日前…… 彼がカラオケに行きたいと言ったのを、お小遣いが無いし時間的に厳しいからダメだと断ってしまった後悔。 彼の小さかったころの、色あ [続きを読む]
  • また君に逢えたら
  • ことしも、自死に向き合う関西僧侶の会の皆様が開いてくださる法要に来週参加する。 去年はまだ子供を失ったばかりで、ゆっくり考える余裕がなかったけど。 ある研究のお手伝いをした僧侶の方の話では、法要中に沢山の自死者の人が姿を見せてくれるんだとか。 霊感のない僕には解らないけど…… でも、会える気がするんだ。 信じていれば会える気がする。 いー君、今年も行くからね。 出来ることなら、僕に見える様に姿を見 [続きを読む]
  • ムノウノ ラクイン
  • 『だから、この人は普通の人みたいに、障害で一人では何もできないんですよ!』 主治医の言葉を僕は黙って聞いていた。 復職面談のために集まった会社の人、障害者支援の人、そして呼ばれた嫁。 医者がいうんだから、それは事実なんだろう。 実際に重度の障害の僕は、何にも出来ない人間だから。 そうだよ。 そう。子育ても出来なかったんだ……子供を大人にすることが出来なかった。 無能……無能の烙印は、僕にはとっても [続きを読む]
  • 僕が選びとりたい、たった1本の道
  • 今日ツイッターに……彼女なりの考えなんだろうけど、息子が彼女に向けた最後のメールを公開していた。 辛かった。 涙が出た。 頑張ろう。 運命を切り開こう……そう考えたこともある。 でも、もういろいろ疲れている。 頑張ったって、息子は帰ってこない。 一生懸命生きたって、息子は帰ってこない。 物語を始めようと思ったのが、そもそもの間違いだったんだよね。 年金もらうような重度の障害者が……人並みの幸せを求 [続きを読む]
  • 君が居なくなって1年
  • 日付が変わった。 今日で1年になる。 色んな事を考え、悩み、迷い、生きてきた。 あの悪夢の日からもう1年が過ぎた…… 嘘であって欲しい。 息子がいなくなったなんて嘘であって欲しい。 そう思っている自分がある。 でも、すでに出された結果は覆らない。それは痛いほど分かっている。 これまで子供と過ごした17年…… 決して悪い思い出ばかりじゃないんだ。 だからこそ悔しい。だからこそやり切れない。 『もう大 [続きを読む]
  • 湧きあがる黒い感情
  • どうしてだろう…… 自分の中には、2つの自分がいる。 近所の……街角の……母親に連れられた小さい男の子。 それを見て優しく温かい心になる自分。 子供が元気な親が憎い……湧きあがる黒い黒い感情。 もちろん後者の方の気持ちを認めちゃダメなのは分かっている。 でも、うらやましいんだ。 生きている男の子を育てている親が。 憎んじゃいけない、分かっている。 でも何とも言えない気持にもなってしまうんだ。 どう [続きを読む]
  • 一周忌を前にして
  • いよいよ来週が一周忌だ。 あの悪夢からもう一年になる。 人間残酷なもんで、あれだけの慟哭と苦悶の出来ごとが、1年たてばある程度は冷静に受け止められるようになっている。 家族もまた、日常を取り戻している。 明らかに一人欠けているのに……みんなまるで何事もなかったかのように。 あの時あれだけ泣き叫んだんじゃないのか。 あの時すべてを失った喪失感で、茫然としていたんじゃないのか。 なんでいま、冷静に居ら [続きを読む]
  • ドングリ拾いと肩車
  • この季節…… いつもいー君が小さい時、街の山の公園に行ってドングリを拾いに行ったんだ。 夢中でコンビニ袋に、ドングリを拾っては嬉々として入れるいー君の姿。 楽しかった。 幸せだった。 こんな時間が永遠に過ぎるものだと思っていた。 公園からの帰りは、疲れた君を肩車。 君は小さくて、とても軽くて。 とってもとっても幸せだったんだ。 これが子供かと思った。 これが家族なんだと思った。 でも時の流れは残酷 [続きを読む]
  • 勝手に回り出す日常の歯車
  • いー君がいなくなって、もうすぐ1年だ。 それなりに僕たちは落ち着きを取り戻し、日常の歯車を回し続ける。 『恋人と親は悲しむが、3日とたてばもと通り』 ……そんな歌があったな。生きてることが辛いなら……だ。 3日は大げさだけど、彼が最初からいなかったかのように…… 日常の歯車は非情に回り続ける。 これでいいんだろうか……いや、良くないと思ってるよ。 人間って不思議だね……1年前、あれだけ魂の底から慟 [続きを読む]