映画人生はこれから! さん プロフィール

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映画人生はこれから!さん: 映画人生はこれから!
ハンドル名映画人生はこれから! さん
ブログタイトル映画人生はこれから!
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/shinakam
サイト紹介文映画は疑似体験と総合娯楽。映画備忘録は70代突入後も続きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供98回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2015/12/19 18:12

映画人生はこれから! さんのブログ記事

  • 「未来よ こんにちは」(16・仏/独)70点
  • ・ イザベル・ユペールの魅力をふんだんに描いたミア・ハンセン=ラブ監督の人間ドラマ。 「ある夏の子供たち」(09)など注目の若手・フランス女性監督ミア・ハンセン=ラブが、大女優イザベル・ユペールをイメージした本作で、見事ベルリン映画祭の銀熊(監督)賞を受賞した。 パリの高校で哲学教師をしているナタリー(I・ユペール)は、子供たちも独立し同じ教師の夫・ハインツ(アンドレ・マルコン)との二人暮らし [続きを読む]
  • 「ラスト・ショー」(71・米)75点
  • ・ P・ボグダニヴィッチ監督2作目は、テキサスの田舎町を舞台にした青春映画。 映画好きが高じて批評する側から作る立場になったピーター・ボグダノヴィッチの監督2作目は、ラリー・マクマートリーの半自伝的小説を映画化した、テキサスの田舎町を舞台にした青春ドラマ。 アメリカン・ニューシネマの時代、20年前の小さな町のハイスクールの少年・少女の恋愛を映画化するのはとても珍しく、ほとんど注目されていなかっ [続きを読む]
  • 「タレンタイム 優しい歌」(09・マレーシア)70点
  • ・ ヒューマンなストーリーテーラー、ヤスミン・アフマド監督の遺作 51歳で急逝したヤスミン・アフマド監督。他民族国家マレーシアで、人間と人間を恣意的に分断しないことを信条にヒューマン・ストーリーテーラーを自称した彼女の遺作。 音楽や踊りを競い合うコンクール<タレンタイム>が開催されることになった高校で、ピアノの弾き語りが得意なムルー、ギターでリジナル曲を歌う転校生ハフィズ、二胡が得意な優等生カ [続きを読む]
  • 「台北ストーリー」(85・台)80点
  • ・ 台湾ニューシネマのE・ヤン長編2作目が4Kデジタルで本邦初公開された。 台湾ニューシネマの雄エドワード・ヤン監督。生誕70年没後10年を記念して、代表作「クーリンチェ少年殺人事件」(91)とともに長編2作目の本作が4Kデジタルで蘇った。原題は「青梅竹馬」(幼なじみ)。斬新な作風が当時の台湾の観客には受け入れられず4日間で打ち切りとなった曰くつきの作品でもある。 家業の布問屋を継いだ元リトル [続きを読む]
  • 「ムーンライト」(16・米) 80点
  • ・ 小品だが、時代が求めていた佳作にオスカー作品賞が! 今年のアカデミー賞授賞式で手違いでハプニングを起こした作品賞を獲得し話題となったが、ほかの要因でも画期的といえる作品だった。 マイアミの貧困地区リバティシティに住む少年シャロン。内気で小柄なためイジメに遭い<リトル>と呼ばれていた。 麻薬常習者の母親との二人暮らしは家庭でも居場所がなく、優しく接してくれる麻薬ディーラーのファンと唯一の友達ケ [続きを読む]
  • 「チャイナタウン」(74・米) 85点
  • ・ フィルム・ノワールを再現させたR・ポランスキー監督のミステリー。 近代化が著しい30年代のロスを舞台に私立探偵ジェイク・ギデスが殺人事件に巻き込まれ、その背後にある水の利権をめぐる争いや<衝撃の事実>に遭遇するハードボイルド・ミステリー。 ハードボイルド作家ロス・マクドナルドの影響を受けたロバート・タウンが書き下ろしたオリジナルをロマン・ポランスキー監督、ジャック・ニコルソン主演で映画化し、 [続きを読む]
  • 「イースターパレード」(48・米) 80点
  • ・ 絶頂期J・ガーランドと復活F・アステアによる唯一共演ミュージカル。 「オズの魔法使い」(39)でデビュー以来トップスターとしてキャリアを重ね絶頂期だったジュディ・ガーランドと、「トップハット」(35)など燕尾服のエレガントなスタイルで一世を風靡したフレッド・アステアが唯一共演したミュージカル。 年齢・芸風とも違う二人が共演したのは、撮影に入ってからプライベートのケガにより降板したジーン・ケリ [続きを読む]
  • 「愚行録」(17・日) 70点
  • ・ 人間の秘めた醜さを絡め、イヤミス群像劇で長編デビューした石井慶。 読み終わってスッキリとしない嫌な後味を残すミステリー小説の「イヤミス」というジャンル。その<巨匠>と言われるのが「告白」の湊かなえなら、本作の原作・貫井徳郎は<元祖>だろうか? ポーランドの映画大学で腕を磨いた石井慶の長編映画デビュー作を漸く観ることができた。 エリートサラリーマン一家が殺害された未解決事件の1年後を、週刊誌記 [続きを読む]
  • 「しゃぼん玉」(16・日) 80点
  • ・ 地味でオーソドックスなつくりだが、心温まるファンタジーに共感! 直木賞作家・乃南アサの同名ベストセラーを東伸治監督が脚本化、念願の映画デビューを果たした心温まるファンタジー作品。 若手俳優の林遣都を起用し、市原悦子と綿引勝彦というベテランが脇を固める手堅いキャスティングと、日本三大秘境ともいわれる宮崎県椎葉村の風景が見事なアンサンブルとなって郷愁を誘う。 女性や老人ばかり狙って強盗傷害を繰り [続きを読む]
  • 「ラストエンペラー」(87・伊/中国/英) 70点
  • ・ 清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を描いた、壮大なエンタメ作品。 溥儀自伝「わが半生」をもとにベルナルド・ベルトリッチ監督がマーク・ペプローとの共同脚本により清朝最後の皇帝・溥儀の人生を壮大なスケールで描いた歴史劇。 歴史的事実よりも大胆な創作を織り込んだエンタメ作品で、この年のアカデミー賞作品賞など9部門を受賞している。 1950年国共内戦終結とともに満州国が崩壊、ソ連に抑留された皇帝・溥儀が中 [続きを読む]
  • 「ニキータ」(90・仏)70点
  • ・ L・ベッソンの出世作は<マイ・フェア・レディの女殺し屋版>。 本作が出世作となったリュック・ベッソンは、90年代フランス映画界で最も勢いのあった監督で、ヒロインは当時結婚していたアンヌ・パリロー。 警官殺しで終身刑となった麻薬中毒のニキータ。不良少女から秘密工作員へ美しく変貌して行くニキータは、一般社会人として暮らしながら次々とくる指令により人を殺す生活に、心身ともに苦悩する。 劇画チックな [続きを読む]
  • 「私はダニエルブレイク」(16・英/仏/ベルギー) 80点
  •  ・ 引退を翻したK・ローチが描きたかったのは、人間の尊厳を踏みにじる国への怒り。    弱者の視点から社会を描いた反骨の監督ケン・ローチ。「ジミー 野を駆ける伝説」(14)を最後に引退表明していたが、どうしても描きたいとカムバック。「麦の穂をゆらす風」(06)以来、2度目のカンヌ・パルムドール賞(最高賞)を獲得している。 英国北部の都市ニューカッスルに住む一人暮らしのダニエル(デイヴ・ジョーンズ [続きを読む]
  • 「未来を花束にして」(15・英) 70点
  •   ・ 20世紀初頭、英国での婦人参政権を求めた女性たちのヒューマン・ドラマ。     1912年のイギリス、過酷な労働である洗濯工場で働く24歳の女性モード・ワッツを主人公に婦人参政権を求め男性の階級社会に闘いを挑んだ女性たちのヒューマン・ストーリー。 ワッツに扮したのは「17歳の肖像」(09)「華麗なるギャッツビー」(13)のキャリー・マリガン。30代だが童顔のため24歳の役にも違和感はない。 [続きを読む]
  • 「血槍富士」(55・日) 80点
  •  ・ 巨匠・内田吐夢監督の復帰第1作は人情時代劇。    「飢餓海峡」(64)、「宮本武蔵」(61〜65)などの巨匠・内田吐夢が中国抑留から帰国して2年後、復帰第1作となったのは、井上金太郎監督「道中悲記」(27)のリメイク。 溝口健二・小津安二郎・清水宏・伊藤大輔の4人が映画化を企画、当時大衆娯楽時代劇の新興映画会社であった東映プロデューサー・マキノ光雄が内田を指名した。 東海道を江戸に向かう若 [続きを読む]
  • 「捜索者」(56・米) 80点
  •   ・ J・フォード西部劇の集大成は、復讐に燃えるガンマンが主人公。      ジョン・フォード監督による「駅馬車」(39)「荒野の決闘」(46)を凌ぐ西部劇の代表作といわれる本作。西部劇は娯楽映画作りに徹していた彼にとって、名コンビのジョン・ウエインを正義のヒーローではない復讐に燃える執念のガンマンに据えた異色の主人公だったため、当初は評価は低かったが徐々に評判を呼んで近年では名画100選で上位にランク [続きを読む]
  • 「淵に立つ」(16・日/仏) 80点
  •  ・ 不条理な世界へ観客を引きずり込む深田晃司監督の家族ドラマ。    是枝祐和、河瀬直美などカンヌで見出された監督がもう一人誕生した。筆者は初見だが「歓待」(11)でデビュー以来コンスタントに製作、本作でカンヌ映画祭ある視点部門審査員賞を受賞した38歳の気鋭・深田晃司監督だ。 一見平穏な下町の金属加工を営む一家が、ひとりの男が割り込んでくることで、徐々に隠されていた家族の秘密が暴かれ、予期せぬ出 [続きを読む]
  • 「はじまりへの旅」(16・米)65点
  •  ・ 文明社会批判と共生する大切さを示唆したロード・ムービー。    文明社会を拒絶して暮らしていた米国ワシントン州に住む大家族が、母の葬儀に出るためニューメキシコ州までの2400キロのバス旅に出発して起こる出来事を描いたロード・ムービー。 監督・脚本は俳優でもある長編2作目のマット・ロス。主演はビゴ・モーテンセン。 人里離れた山林で暮らす厳格な父ベン(V・モーテンセン)と3男3女のキャッシュ一家 [続きを読む]
  • 「ヒトラーの忘れもの」(15・デンマーク/独) 80点
  •   ・ 第二次大戦後デンマークで起こった知られざる逸話をもとにした人間ドラマ。     第二次大戦中ドイツのモデル保護国だったのち43年軍政下に置かれたデンマーク。終戦後、独軍が海岸線に埋めた地雷除去を強制された独軍の少年兵たちとデンマーク軍曹の物語。監督・脚本は長編3作目のマーチン・サントフリート。 原題は「地雷の地」で、15年東京国際映画祭では「地雷と少年兵」という題名で上映された。 異国に置 [続きを読む]
  • 「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」(15・英) 80点
  •   ・ 正義とモラルのハザマで迷走する現代の戦争を描いた軍事サスペンス。     ケニアに潜伏中のテロリストを追う英米合同作戦に携わる軍人・政治家たちの実態をリアルタイムで描いた軍事サスペンス。 英国の名優コリン・ファースが共同プロデューサーに名を連ね、「ツォツイ」(05)のギャビン・フッド監督、ガイ・ヒバート脚本による本作は、ドローンを使用した現代の戦争を臨場感を持って観客を巻き込んで行く。 英 [続きを読む]