この国の暮らし衣食住を考える、家づくり、店づくり、街づくり、での見聞録。
市井の建築家・古民家Dr.ムラの仕事場「楽庵」での独り言。
2020(R2)年の仕事 この一年を振り返ってみました。 日ごろは、皆さまの夢と共に、日々の作業に追われ、中々仕事を振り返ることが無いのですが、年に一度ぐらいは、反省も兼ねて年末に今年係わった仕事を振り返ってみるようにしています。 今年は、流行り病コロナ渦での作業であたふたするこ...
2020年4月15日。6回目の子年を迎えました。 72年も生きていると色んなことが起こります。 非常事態発令 6回目の子年の今年は、得体の知れない流行り病で始まり、世界中に拡散し、ついに、緊急事態宣言まで発令され、未だに収束の目途が絶たない。 お陰で、外出の自粛で、こ...
今回の流行り病で思うこと 今日まで築いてきた社会が、突然現れたウイルスでアタフタとしている。 しかも、世界中に蔓延したウイルスにではなく、人間そのものに振り回されている。 人類を滅ぼすのは、ウイルスではなく、人類そのものかも知れない。 これまでの発展、開発、経済至上...
施主が職人を育てる。 職人の技は、施主の夢で育つ。 使うものと、つくるものとの、 相乗効果ともいえる、阿吽の呼吸が、 ものづくりには必要です。 暮らしは、 もの、いえ、まちとの繋がりでなりたっています。 用の美。 美しいものをつくる。 技は夢で磨かれる。 ...
コラボすること コラボレーション ( 英 : collaboration )は、「共に働く」「協力する」の意味で、「共演」「 合作 」「共同作業」「利的協力」を指す語である。 日本語 では コラボ と略されることも多い。Wikipediaより 古民家再生とコラボ 古民...
古民家再生とは、 暮らしの跡を紡ぐ、 繕う作業です。 その時々の、 暮らしの跡を紡いで繕うこと。 古民家には、 梁や柱を抜いた臍(ホゾ)穴の跡、 壁を外した跡、 棚などの造作の跡、 伝統的な匠の技の跡 家を傷める心得ない職人さんの仕事の跡、 等々の跡が見...
炭や薪を使った暮らしは、 家のなかが煤け汚れる。 なので、 ガスや電気に替わり、 家のなかは綺麗になった。 が、 地球が汚れてしまった。
自分たちの暮らしは、 快適性、利便性を求めつづけてきました。 しかし、 そのために、 自然界の営みにないものまで持ち込んで、 自然を制御しようとしてきました。 それによって、 地球の生態系のバランスを崩し、 その弊害が生じてきています。 ということをわきまえ...
身土不二の暮らし 身土不二は仏教の教えからの暮らし方で、今日では食の地産地消の考えとして知られています。 が、食だけでなく、暮らしの衣食住に当てはまる考えととらえて暮らしに取り入れたいところです。 私たちの身体は、自然のものを食べ、自然のものでつくった衣類を着て、自然素材...
人類だけが地球の営みを邪魔している。 地球を汚している。 だから、 だれよりも謙虚でなかればならないのに、 地球で一番威張っている。 森羅万象、全てのものに八百万の神々が宿る。 だから、 全てのものに感謝して暮らす。 なのに、いつの間にか、 感謝して暮らすことを忘れて、 己の...
素っぴんの古民家へ この国の気候風土の中での暮らしから生まれた古民家は、その地域の自然の素材を活かし、工夫してつくられてきたものです。 古民家は、永い年月の間に、その時々の様々な暮らしのために、手を加えられてきました。それをもう一度見直し、素っぴんの状態にする。 その素っぴ...
1995/01/17 5:46 阪神淡路大震災 震度7 きょう、25年目。 犠牲者の大半が倒壊した家の下敷きによる圧死だった。戦後高度経済成長期の、筋交いによる構法で建てられたものは完全に倒壊して、命を奪ってしまった。 それに比べ、 この国の伝統的な構法で建てられた古民家...
2019(H31/R1)の仕事 この一年を振り返ってみました。 市井の山居「楽庵」にて 2019/01 01/02,03 今年の初仕事 膳・お宿 西亭 (街は夢の集まりプロジェクト) 門の改修 01/08 昭和な家再生物語・久留米合...
街は夢の集まりプロジェクト:目次・INDEX 年譜 2006(H18) 04/15 市井の山居・楽庵 (福岡・白金)向田荘6号 10/10 カヨカリ (福岡・高砂)3軒長屋(2018/03解体) ~2017/12/05 2007(H19) 09/00 からく...
メモ ・DIYでの再生の可能性。 空き家をDIYで再生して活用する。様々な活用が考えられます。 空き家、空き室を活かしてDIYでの店づくり「街は夢の集まりプロジェクト」でこの10年。更に一昨年からは、貸家を大家さん自らDIYで再生するプロジェクトも始め。昨年からは、DIY...
社会現象にもなっている空き家問題 社会の、経済の、その他さまざまな要因によって空き家が増え続けています。 特に戦後の高度経済成長期に建てられた「昭和な家」が空き家になっています。 この「昭和な家」は、貫構法の伝統的な建て方ではなく、筋違いといった新しい構法での家です。 ...
2018年のしごと 今年も多くの、夢と、古民家に、関わらせて頂きました。仕事の殆どは、DIYでの作業です。家族で、仲間で、皆んなで、DIYで夢をカタチにする。 暮らしながらのDIYでの再生。DIYでの耐震補強。空き家をDIYで再生し活用する。DIYでの店づくり。等々。 ...
還暦から古希へ 夢と古民家と共に・・・・ 還暦(2008/04/15)の近づくころ、中央区白金の木賃アパート「向田荘」に越してきました。還暦を迎えて、夢のある若者を応援する仕事をする。その拠点がここ「向田荘」だったのではないかと思います。 街なかで、空家、空室になってい...
古民家再生物語・「楽庵」 この20年の歩み 淡路神戸大震災(1995年1月17日早朝)で、この国の伝統的な古民家の危機に直面し、古民家を見直し再生することにする。この国の気候風土によって培われてきた伝統的な構法は、災害時の報道されているほど、決して脆いものではなく、安全でこ...
街は夢の集まりプロジェクト・ この10年の歩み 白金の賃貸木造アパート「向田荘」にて 2006年から始った「街は夢の集まりプロジェクト」。 元手が無くても、夢とヤル気と、仲間が居れば、夢はカタチになる。 夢はカタルことからカタチになる。 夢を語るのは楽しい、それを...
市井の山居「楽庵」にて 2017(H29) この一年を振り返ってみました。 今年も、古民家の再生によっていろいろな物語が生まれました。 街は夢の集まりプロジェクトの仲間も増えました。 バングラデシュでは皆さまの支援によって、無医村に病院を建設するプロジェクト...
市井の山居「楽庵」にて 2017/12/25 2006年に仕事場をここ向田荘に移転して今年で10年になります。 還暦を迎えて若者の夢を応援するには街中での活動が良いと思い、空き家になっていた木造2階建てのアパート「向田荘」に移転しました。 そして、ここを、街なかの庵...
暮らしに沿った家をつくる。 暮らしは十人十色。 その暮らしをカタチにすることはとても難しい。 暮らすことの気持ちがひとつにならないと出来ない。 暮らしをカタチにすること。 暮らしやすいカタチ。使いやすいカタチは、結果的に自ずと美しいカタチになる。 いわゆる、用の美...
古民家をスッピン(素っぴん)に再生して暮らす。 古民家は長い年月の間に幾度となく、増改築を繰り返されて今日の姿になっている。 元の姿が判らないほどに厚化粧になってしまっている古民家に出会すことが多い。 本来、自然の素材でつくられているが故に古民家として今日まであるのに、...
ひとがこの世に生まれて、 何か目的があるとしたら何だろうか。 将来何になりたいかと聞かれいろんな夢をみる。夢を見ても社会の仕組みを知れば知るほど夢を打ち砕かれる。 夢をみるのは、その夢がその人の、この世で、この社会での役割だと思います。夢はそのひとの潜在的にある天職ではな...
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