倉本聰は先日のNHK-BSのインタビュー番組でも 幼少時、父親(山谷太郎1899〜)に宮沢賢治作品を毎日音読させられた話を披露していたが 倉本父は、なぜ賢治作品を読ませたのだろう? 太郎は俳人でもあったから、文筆家として賢治の文学センスを尊敬していたのだろうが それだけではないような気もする 何か思想的なものがあるのではないだろうか? 賢治(1896〜)の代表作に「雨ニモマケズ」というのがある 〜そ…
富永卓二 1/2/3-----7-9-------12/13-----16/17/18-------------24-合計11 杉田成道 ------4/5------10/11------14-------------19/20-22------合計8 山田良明 ----------6-8------------------15----------------21-23----合計5 北の国から連続シリーズ全24話は三人の演出家が手掛けている 杉田は演出テクニックを駆使するドラマチック技巧派で 他二名は役者の素の魅力を引き出すドキュメンタリー自然派といった…
つららとキツネはシンクロしているようだ 5話でつららは、草太と雪子が並んで座る黒板家に入れず純の前から走って逃げるが このあと、純に石を投げられたキツネも走って逃げる 11話でつららは失恋の痛手から家出をして、罠にかかり片足を失ったキツネも姿を消す このときキツネがトラバサミを引きずり激しくのたうちまわりながら雪の上に残した ジグザグの足跡は、傷ついたつららの心情のメタファーでもある キツネが痛…
今度は賢治のもうひとつの代表作、風の又三郎へのオマージュとしてUFO事件を考察してみる 14話でUFOと共に森の中に現れた凉子を見て、子供達は宇宙人では?と疑い恐れる これは三郎が強い風と共に現れ、風の精霊又三郎では?と疑い恐れられたのと似た構図だ ただ凉子は三郎のような初対面の転校生ではなく、よく知っている担任の先生だ 子供達は動物的な本能で、このときの凉子の異質を感じたのだろうか? 風の又三郎に…
北の国から連続シリーズには、登場人物のクマが宮沢賢治の詩を読むシーンがあり 作者の倉本聰が幼少時に毎日、賢治作品を音読していたという話もあるので 本作に賢治作品の世界観が影響していることは疑うまでもない まずは銀河鉄道の夜へのオマージュとして、UFO事件を考察してみる UFO初登場の14話から、凉子とUFOが去る20話までをUFO期間としてみよう UFOも銀河鉄道も星を旅する乗り物だ また、ラストで夢と現実のど…
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