sana さん プロフィール

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sanaさん: 空の彼方へ〜自殺した姉とともに〜
ハンドル名sana さん
ブログタイトル空の彼方へ〜自殺した姉とともに〜
ブログURLhttp://s.ameblo.jp/sana517524/
サイト紹介文2015年9月、32歳の姉が自殺しました。毎日空を見上げては姉を想う妹のブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供75回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2016/01/04 18:21

sana さんのブログ記事

  • 姉の面影
  • 髪を切った。意識してオーダーしたわけじゃないのに、鏡の中には姉に似た私が出来上がっていた。笑顔でお礼を言って出てきた美容院からの帰り道、車の中で号泣してしまった。お姉ちゃん。会いたい、会いたい、会いたいよ。誰か。どうか、会わせてください。 [続きを読む]
  • 迷い
  • 思うところがあって更新できなかった。私が綴るブログの意味。それについて少し考えさせられることがあったから。初めはこの世界に救いを求めているだけだった。面と向かって吐き出せないくらいのどろどろな気持ち、爆発しそうになるくらいの心の叫び。それをこの場で消化し、それから家族を自殺で失った同じ境遇の方々のブログを読み、辛いのは自分だけではないという安心を分けてもらってきた。姉が自殺をした経緯、自殺をした原 [続きを読む]
  • 遺影の笑顔
  • 毎日、毎日姉を想っている。ふとした出来事から記憶をたどったりして。あの時、こんなこと話したっけ。とか、あの時、こんな服着てたなぁ。とか。そんなことをしていたら、特に今日は無性に姉が恋しくなった。姉に会いたい。ついに耐えられなくなり、アルバムを引っ張り出した。姉に会いたい。姉がいた頃に戻りたい。せめて、写真の中でも。実際アルバムを開いてみて、気づいたこと。大人になってからの姉との写真が意外と少ない。 [続きを読む]
  • 春の匂い
  • 春めいた一日だった。一瞬気持ちが浮き立った気がしたが、姉のいない寂しさとのギャップを感じ、却って落ち込んでしまった。そして悲しみの波に負け、暗い部屋の隅でひっそりと涙を流していた。すると主人が気づき、こう声をかけられた。ーー何見て思い出しちゃったの。一瞬、悲しみの中で混乱してしまった。何かを見ても、何も見なくても姉のことを思い出すのに。主人を責めているのではない。しかし、やっぱり感覚は違うのだな、 [続きを読む]
  • 父の定年退職
  • お姉ちゃん、お父さんが今日、定年退職したよ。42年間お疲れ様、って言ってあげてね。お姉ちゃんの生きた年月よりも長く。お父さん、本当に頑張ってくれたんだね。お父さんは、いつもどう思いながら仕事してたのかな。私たちに食べさせるために。大学に行かせてやるために。好きなことをやらせてやるために。そしてきっと、自分が死んだ後に私たちが困らないようにするために。お父さんが今日、お姉ちゃんにお線香をあげながら− [続きを読む]
  • 私にできること
  • 外国の絶景を紹介するテレビ番組で、北欧のオーロラの映像が流れていた。綺麗な景色や綺麗な物、ちょっとしたテレビの一コマや新聞記事。姉の死後は些細なことで心が動き、涙が浮かぶようになってしまった。そのオーロラも綺麗だった。例に漏れず涙が浮かんでくる。ああ、姉はもうこんな綺麗な景色を見れないんだ。感動ももう味わえないんだ。生きてさえいれば。もっと素敵な感動を味わう機会があったろうに。もっと素敵な経験をす [続きを読む]
  • ありがとう
  • 姉を想う日々。穏やかに考えることのできる時もある。しかし、大抵は自責、自己嫌悪、後悔などのマイナス思考ばかりだ。姉の自殺という出来事について話をできる相手はそんなにいない。姉の友人とは、誕生日や命日の折に話すだけだ。そうすると普段は父か、母か、主人か。そんな家族の間でさえ、いつの間にか姉の話よりも他の話題が多くなりつつある。姉の遺影の前には絶えない線香の煙。線香が短くなると、無意識に新しい線香に手 [続きを読む]
  • 誰にも話せない寂しさ
  • 母は三人兄弟の末っ子で、兄と姉、つまり私にとって伯父と伯母がいる。娘の自殺、母は自分の兄と姉に支えられていた。姉が自殺をした時、姉の遺体を引き取りに行くため最寄りの新幹線の駅まで両親を送り届けてくれたのは、伯父だった。留守の間、飼い猫の面倒を見てくれたのは、伯母だった。姉の遺骨を抱えて意気消沈し戻ってきた時に線香を揃えてくれていたのは、伯父だった。何もする気になれない時、畑でとれた物を持って [続きを読む]
  • 運命は変えられたのか
  • 運命は決まっているのか。決まっているとしたら、変えることができるのか。姉の自殺、それは運命だったのだろうか。変えることが出来なかったのか。手塚治虫の”ブッダ”から。物事には全て意味があるという。姉の自殺がどうしても変えられない運命だったとして。なぜ私はその時、姉の住む場所を訪れていたのだろうか。それに意味はあったのか。最期に姉に会わせてもらったのだと捉えるか。まさか姉をあの世へ見送るためか。自殺し [続きを読む]
  • ”ブッダ”を読んで
  • 姉の遺した本を読んでいる。大体が小説であるが、手塚治虫の漫画”ブッダ”は考えさせられる言葉が多く、一度読み終えていたものの再び手にとった。ブッダの教え。雲が流れるように、自然に生きること。死を恐れず、自然に迎えるいれること。死後の世界があること。魂は姿かたちを変えて永遠に巡り続けること。自殺をしたら、どうなるのか。漫画の中には答えがなかった。姉は自殺をすればどうなると思っていたのだろう。現実忌避、 [続きを読む]
  • 姉の黒い部分
  • 姉が首を吊り、遺体が発見されたその日。姉の職場の雇い主にこう言われた。ーーお姉さんにこんな黒い部分があったなんて、気づかなかった。何か引っかかっていた。何というか、突き離されたような、否定されたような。姉が悪者にされた気がした。 世の中にこれだけ自殺者がいたとしても、自殺という行為は非日常的な出来事で、皆当然良いイメージを持たないだろう。理解はできる。理解はできるつもりでいるが。その時の気持ち [続きを読む]
  • 言葉で伝えなかった後悔
  • 姉に言えなかったこと。そして、今口にして伝えたいこと。お姉ちゃん、私のお姉ちゃんでいてくれてありがとう。私の存在を認めてくれてありがとう。大事にしてくれてありがとう。私、お姉ちゃんのことが大好き。姉の自殺前、いつもと変わらない日常を過ごしていた時には気づかなかった。言葉にする大切さを。言わなくても分かってる、そんなことは嘘だ。言葉にしないと伝わらない。例え家族であっても。言葉にしないと、後悔するん [続きを読む]
  • 思い出
  • 昔のことをよく思い出す。子供のころ、手相のテレビ番組を見てそれぞれの手のひらを見せ合った。私の生命線、短いなぁー。お姉ちゃんは?ーー長いよ。きっと私、長生きするんだ。日常の何気ない会話。お姉ちゃんの足、いつ見ても扁平足だよね。だから足が遅いんだよー。お姉ちゃんの親指、短かすぎだよね。きっとお母さんのお腹にいる時に指しゃぶりしすぎたからだー。そうそう、あの時のお母さん、怖かったよねー。時あるごとに何 [続きを読む]
  • たった一言の後悔
  • 後悔が押し寄せて来る。どうして、あの時こうしなかったのか。 どうして。ひと言かければ良かった。ひと言、口にするだけで良かった。出来ない事ではない。やらなかっただけだ。自殺の前日、姉と交際相手と過ごした中で違和感を感じた部分がいくつかあった。当時既に関係が冷え切っていた二人。後から思えば、私たちに言い出せず不仲を隠そうとしていた姉。隠そうとしても態度に現れてしまっている交際相手。二人が順調 [続きを読む]
  • 祖母の失言
  • 年越しを目前とした31日、一時的に私の実家に身を寄せていた祖母が自宅に帰ると言い出した。雪深い山奥にある祖母の家。子供の頃から冬場は気軽に訪れることのできない場所だった。今は足も悪くなり、雪かきなどできなくなっている祖母。とても無理な話だ、そう母が祖母をなだめる。祖母は聞かない。息子である私の父に、仕事が休みなのだから元旦に家まで送れと無理を言う。父も祖母に無茶だと言う。自分の要望が通らないと知っ [続きを読む]
  • 夢日記
  • 昨日、自分が死んでしまう夢をみた。不謹慎ながら、東日本大震災の津波や、鬼怒川の決壊のような事態が生じる夢であった。今までテレビで見て来たような映像の中に、私はいた。濁流に流され、私は死んでいた。私は死んだ場所にいた。私の荷物が、掘り出されているのを見ていた。場面が変わって、私の前には両親が佇んでいた。父は今より太っていた。母は化粧もせず、小さくなっていた。そして、二人とも、ボロボロになった帽子をか [続きを読む]
  • 電話が怖い
  • 今でも電話が鳴ると、どきっとする。あの時、姉が自殺したと父に電話をかけ伝えたのは私だった。 心臓がどきどき音を立て、息をするのも苦しい中、やっとのことで姉が自殺したことを伝えた。あのね、今ね、お姉ちゃんの所に来てるの。あのね、お姉ちゃんが自殺しちゃったの。もう死んじゃってるから、助からないの。お父さん、聞いてる? お母さんと、来て。娘が死んだことを知った両親の気持ち。それを推し量ると [続きを読む]
  • 親の気持ち
  • 大雪の窓の外を見て、姉に想いを馳せる。母もこんな日は窓の外と姉の遺影を見つめて過ごしていることだろう。父だって、ふと仕事の手を止めて姉のことを思い出しているかもしれない。私自身、親になって分かったこと。育てた子を失うことは、こんなにも悲しい。自分の身が切り裂かれるほど。かけた手間。かけた時間。かけたお金。そして、注いだ愛情。両親が姉にかけてきた無償の全て。何十年もの間、娘のためを思って生きてきた。 [続きを読む]
  • 自分が憎い
  • 姉は自殺をした夜、母親に電話をかけた。その時姉は母に”何をやってもダメだ”そう漏らしたという。私や母にとって、姉は多才な人間であり、特に私は小さい頃から姉の真似をして育ってきた。そんな姉がなぜ自信を喪失し、自分を卑下するようになってしまったのか。色々考えるうちに、それは私のせいなのではないかと思い至った。つまり、私が知らないうちに姉を追い詰めていたのかもしれないということ。仕事柄安定した身分と給料 [続きを読む]
  • あの時の写真
  • 姉に会いたくて会いたくて、ずっとししまったきりになっていたデジカメを取り出してきた。姉が自殺をして以来、このデジカメを使うことは1度もなかった。姉が首を吊る前日。姉が住む島を訪れていたあの日。あの日に戻りたい。せめて、あの日の姉に会いたい。電源を入れると既に電池切れになっていて、しばらく充電し直さないといけなかった。やっと電源が入って、はじめに目に入ってきた写真は笑顔の私と姉だった。青い空。青い海 [続きを読む]
  • 歳をとれない誕生日
  • 姉の誕生日だった。去年よりは減ったものの、フェイスブックには友人からのメッセージ。実家には花かご。ケーキを買って、家族で祝った。生きていれば、34歳。交際相手とは天と地ほどの素敵な人と出会って結婚していただろうか。生き生きと笑い、生活していただろうか。お姉ちゃん。お姉ちゃん。もし死んだ後も会えなかったらどうしよう。死ぬまでに想い続けて、想い焦がれたたくさんたくさんの姉への気持ちはどこへ行っちゃうん [続きを読む]
  • 時が経つ
  • 姉の交際相手に手紙を送付して以来、気が抜けてしまった。少々疲れがたまっていることもあるかもしれない。姉のことを考えたい、姉との思い出にじっくり浸りたいという気持ちと、その時間を捻出できない現実のギャップに苦しんでいる。久しく姉の夢も見れていない。私の中の姉が、どんどん薄れていってしまっているのではないか。そう考えれば考えるほど、焦る。姉の全てを、心の中にしまっておきたい。全てを、鮮やかなまましまっ [続きを読む]