sana さん プロフィール

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sanaさん: 空の彼方へ〜自殺した姉とともに〜
ハンドル名sana さん
ブログタイトル空の彼方へ〜自殺した姉とともに〜
ブログURLhttps://s.ameblo.jp/sana517524/
サイト紹介文2015年9月、32歳の姉が自殺しました。毎日空を見上げては姉を想う妹のブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供70回 / 365日(平均1.3回/週) - 参加 2016/01/04 18:21

sana さんのブログ記事

  • 2回目の命日
  • 命日は、構えていた割にあっけなく過ぎた。姉を亡くして2回目の命日。秋の匂いがする風が吹いてはいたが、気温はまだ夏のようだった。お寺に行き、供養してもらい、帰る。それだけ。あっけなかった。姉が自殺したという事実の重みの割には。姉の命日の前日までが、一番苦しかった。2年前のあの時、あの瞬間。時計を見ては2年前の同じ時刻を思い出し、苦しい気持ちと戦っていた。姉が生きていたであろう時刻。そして、その後。身 [続きを読む]
  • 空の彼方に
  • 毎日、毎日、空を見上げている。そこに姉がいる、そう信じている。青空は嫌いだ。私には明るすぎる。雨の後の空が好きだ。灰色の雲の向こうに見える青空と白金の雲。そこに、姉がいる。2年前の、今日。姉と過ごした最後の日。悲しみにはきりがない。でも、それを抱えて生きてゆく。空の彼方に。そこに、姉がいてくれるから。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 抜け出せない
  • 命日が近づくにつれ、精神不安定になっている自分に気づく。家事をしていてもどこかうわの空で、ふと何をしているのか分からなくなったりしてしまう。常に混乱して心臓がバクバクしている。姉のことが好きだ。愛おしくて、愛おしくて仕方がない。姉と過ごせて幸せだった。姉の妹で幸せだった。そう気持ちを切り替えなければならないんだ。分かっている。分かってはいるつもりなんだけど。2年前の今日、2年前の明日、あさって。そ [続きを読む]
  • 生きた証のやりどころ
  • 姉のiPodで、姉の好きだった曲を聴く。こうやって姉の生きた証を、思い出を抱えて生きている。私だけが知る姉。それを私は独り占めしているのだ。もちろん、私の知らない姉の姿もあるだろう。姉には友達もたくさんいた。恋人だった人も。でも、所詮は他人。家族とは違う。いずれは、姉のことをほとんど思い出すことなく自分の生活を送ってゆくだろう。両親も、いずれは。いずれは、両親も死んでしまうのだろう。そうすると、残され [続きを読む]
  • 天と地と
  • どうにもならないことがあるのは分かっている。でも、姉のいない生活がこれまでとこんなに違うものだとは。姉のいた日々と、失ってからの日々。姉のいたこれまでの年月と、姉がいないこの先の年月。姉が存在しているだけで抱いていた安堵の気持ちと、それを失ってからずっと抱えている心の重さ。100と0。 天と地。生きているのと死んでしまったのと。いるのといないのと。あまりに違いすぎる。 どうにもならないことは頭で理解して [続きを読む]
  • またこの時期がやってきた
  • 前を向きたい前を向きたいけれど吹っ切れない自分がいる姉と過ごした一瞬一瞬は、楽しかったことや嬉しかったことばかりのはずなのに姉が自殺したことでどうしても悲しみや後悔や暗い気持ちが伴ってしまうまだまだ時間がかかりそうだでも悲しさだらけになってしまっている姉の想い出これだけは何とかしたい姉の優しさ姉の笑顔姉の姿ぜんぶぜんぶ想い出しながら何も考えずに暖かい気持ちに浸ってみるでもやっぱり涙がこぼれてしまっ [続きを読む]
  • 懺悔
  • 私さえいなければ姉は生きていたのかもしれないこんなことを口にすればそんなことはない、そう 言われるだろうでも、あの日を思い出す度に思わずにはいられない私さえいなければ 私が姉を訪ねて行かなければ私が姉を疲れさせるようなことをしなければ私が余計なことを言わなければ私さえいなければ私のために色々な手配をして疲れただろうなうまくいっていない交際相手のことを隠そうとしてさぞかし気を張っていただろうなああ、本 [続きを読む]
  • 姉への手紙9
  • お姉ちゃんどうにかして会えないかな何だってするから会いにきて会いたいよ愛おしいよもうすぐお姉ちゃんの大好きなおばあちゃんの誕生日だよ。私がお姉ちゃんの分もお祝いを伝えてくるから安心してね。 お姉ちゃん。ごめんね。 どうかどうか、何も心配せず、何も憂えず、何の悲しみもない場所に辿り着いていますように。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 取り返しのつかないこと
  • また、気づいてしまった。本当は、ずっと前から気づいていたけれど。私にはもう誰もいないのだ。心から気兼ねなく話をできる人が。ーーねえ、あの時のこと覚えてる?ーーお父さん、あんなこと言ってたよね!ーーあのアパート、古すぎて恥ずかしかったよね!誰よりも長く、時を共有してきた存在。同じ時を、同じ場所で、同じことを感じて生きてきた。取り戻すことのできない過去を、一緒に振り返って笑い合える存在。多くを口にしな [続きを読む]
  • 姉の遺骨
  • お盆で帰省中。両親も不在になった日、一人で仏壇の前に座った。中央に置かれた小さな骨壷。その奥に、笑顔の姉の写真。姉の遺骨の全てが入った元々の骨壷は大きすぎるので、この小さな骨壷に一部を移し替えてある。骨壷は、母が探してきた。久々に、姉の骨壷を開けた。苦しい気持ちになるのは分かっている。ただ、時々こうして、姉が死んでしまった事実を確認せずにはいられない。なぜかは分からないけれど。やっぱり、姉の死を受 [続きを読む]
  • 8月15日
  • 8月15日、終戦の日。戦争は、恐ろしい。戦争を乗り越えて生きてきた人たちの、何と強く逞しいことか。愛する人を失い、生と死の地獄のような光景の中を生きてきた人がたくさんいる。親兄弟を失い、たった一人になってしまった子供。産まれたばかりの子供を失った母。そのような人の体験を見聞きすると、自分は幸せな方なのかもしれない、そんな気持ちが心をよぎった。愛する姉を失った私でも。 逆の立場だったら、こう言うだ [続きを読む]
  • 迎え盆
  • 姉を亡くしてから、二度めのお盆。去年の新盆に比べて来客も少なく、大分静かなお盆となった。迎え盆の日の夕方。母と一緒に、庭で花火をした。書きためた般若心経を焚く母。ーー帰っておいで。灯を灯し、いつもより多くの果物や花を置く。姉の遺骨は未だ実家にあり、お墓に入れていない。離れられない、私たちの気持ち。暗い地面の下に姉を置いてきてしまうなんてできないから。いつも一緒だよ、そう想いつつ、迎え盆をして魂が帰 [続きを読む]
  • 無題
  • 日航機墜落事故で愛する人を亡くしてしまった方々これまでの長い年月を、悲しみを抱えながら、それでも歩んでこられた強さに敬服しますたくさんの悲しみを抱えて生きてきた方々の悲しみが、少しでも穏やかになりますように私も強くならねばいつかは悲しみを飲み込んで強くなりたいにほんブログ村 [続きを読む]
  • 後悔と後悔と後悔
  • もっともっと、聞いておくんだった。もっともっと、肝心なことを伝えるんだった。ーーねえ、その髪型どうやってやるの?ーーライセンスをとるなんて、すごい!ーーいつもありがとう。 ダメだと思うと、すぐに切り捨ててしまう。私のどうしようもなく悪いところ。 姉のたくさんの良い部分の中にある、わずかな悪い部分を責めてしまった。今、もし姉と話ができるとしたら。大好きだよ、大好き、本当に大好き。そう伝えたい。もし、逢 [続きを読む]
  • 時の流れとともに
  • ぽかっと穴があいたようなそんな表現をされるような気持ちがよく分かるようになった。姉を亡くして2年目の月を迎えようとしている。2年、長いのか短いのか。姉と2年間も会わなかったことがなかったから、この夏休みイコール帰省という賑やかな時期に違和感を覚えずにいられない。いつもの夏だったら。ーーいつ帰ってくるの?ーー帰ってきたら一緒に買い物行こうね!こんなやりとりを、何年も、十何年もしてきた。もう、姉はいな [続きを読む]
  • 電話
  • 知らない番号から電話がくると、ドキッとする。あの日。姉の自殺は、知らない番号からの電話で告げられた。ーーお気を確かに。悪いことが起きた、そうすぐに分かる言葉。今日、知らない番号から電話がかかってきた。ちょっとした団体からの電話であったが、そうと分かるまで体の緊張が解けなかった。電話を切り、やっと落ち着きを取り戻した。たかが電話なのに。自分の弱さに嫌気がさしてしまう。それでも、知らない番号からの電話 [続きを読む]
  • 夢の中で
  • 姉の夢を見た。今までにも姉の夢を何回か見ている。しかし夢の中の私は、姉が既にこの世にいないということに全く気づかない。そして、なぜか姉に対して生意気な態度をとることが多い。安定した仕事に給料、姉より早い結婚、トラブルのない生活。姉が持っていない物を見せつけるかのような言動ばかり。実際、姉が生きていた時も、自分の生活を隠すようなことはしなかった。姉妹だからこそ、何とも思わなかった。しかし、これが姉が [続きを読む]
  • お寺通い3
  • 夜、散歩に出るようになった。産後太りの解消も兼ねて。一人の静かな時間を、貴重に思う。向かう先は、大体が馴染みのある近くのお寺である。日中は観光客で賑わうこのお寺も、夜は人の姿もまばらで静かだ。姉の供養をしてもらったお寺。ここに来れば姉に会えるような気がして。私は無宗教であるが、元々このお寺が好きだった。なぜか落ち着く場所だった。 そのお寺の存在に有り難いという感情を抱くようになったのは、姉を亡くし [続きを読む]
  • 無題
  • 小林麻央さんもちろん面識もなく、私とは別の世界で生活をされてきた方ですがお亡くなりになったと聞いて心が痛みます小林麻耶さん麻央さんのためなら命を投げ出せるお気持ちよく分かりますどうか安らかに周りの方々の悲しみもどうかだんだん和らぎますように [続きを読む]
  • 久々の帰省
  • 実家に帰った。変わらない玄関。変わらないテーブル。姉の遺影。仏前には、清々しい色の生花。姉のいない我が家。それが実家の風景になってしまった。 父も母も、毎日を静かに過ごしている。愛くるしい孫の仕草を見て、笑顔になる母。心の底からの笑顔を見て、ほっとする。姉を亡くしてから2年も経たないうちに私たちに笑顔が戻るなんて、当時は思いもしなかった。まともな生活すら送れないかもしれないと思っていた。でも。寝て [続きを読む]
  • 1日の終わりに
  • 何度も何度も遺書を読み返してしまう。向き合うことは、苦しい。それを記している姉の心の内を推し量ると。その姉の姿を想像すると。苦しい。苦しいけれど、姉を想いながら何度も読む。少しでも姉に寄り添いたいから。少しでも姉の気持ちを理解したいから。姉はすごいと思う。死という未知の世界へ向かう決意をした。それを上回るくらいこの世が嫌になってしまったのだろうけれど。遺書の内容は、はっきり言ってまともだ。そもそも [続きを読む]
  • 決意
  • 姉の望むこと。父や母、おばあちゃんが幸せに暮らすこと。姉のためにやりたいこと。姉を忘れないこと。姉の無念を晴らすこと。今のわたしに必要なのは、目標だと思った。目標という名前の、心の支え。姉に会いたい。姉の分を生き、色々な経験をして。そしていつか。いつか必ず、姉と再会したい。姉を追い詰めたに違いない歪んだ性格を治したい。傲り高ぶらない。その一言を口に出して相手に伝えること。気遣いと思いやりを形にして [続きを読む]
  • ブログを綴る意味
  • 毎日、毎日、姉を想う。自分の気持ちに素直になってみた。ブログを綴ることについて。正直なところ、自分自身の奥底にも批判的な考えがあることは分かっている。ブログで何を綴ろうとも私の自己満足であるし、独りよがりなものでもあるし、何より姉の意向に沿うことなのか分からないし。絶望的なのは、ブログに綴ったことが姉に届いているかもしれない、という信念が揺らぎがちなところ。それでも。それでもやっぱり、気持ちを吐き [続きを読む]
  • 姉の面影
  • 髪を切った。意識してオーダーしたわけじゃないのに、鏡の中には姉に似た私が出来上がっていた。笑顔でお礼を言って出てきた美容院からの帰り道、車の中で号泣してしまった。お姉ちゃん。会いたい、会いたい、会いたいよ。誰か。どうか、会わせてください。 [続きを読む]
  • 迷い
  • 思うところがあって更新できなかった。私が綴るブログの意味。それについて少し考えさせられることがあったから。初めはこの世界に救いを求めているだけだった。面と向かって吐き出せないくらいのどろどろな気持ち、爆発しそうになるくらいの心の叫び。それをこの場で消化し、それから家族を自殺で失った同じ境遇の方々のブログを読み、辛いのは自分だけではないという安心を分けてもらってきた。姉が自殺をした経緯、自殺をした原 [続きを読む]