itti(イッチ) さん プロフィール

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itti(イッチ)さん: ittiのBL創作小部屋
ハンドル名itti(イッチ) さん
ブログタイトルittiのBL創作小部屋
ブログURLhttp://itti57.blog.fc2.com/
サイト紹介文ボーイズラブの小説/イラスト/記事など 切ない恋愛模様が主食
自由文オリジナル小説・イラスト・漫画など
何でも思うまま創作中
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供271回 / 365日(平均5.2回/週) - 参加 2016/01/12 19:23

itti(イッチ) さんのブログ記事

  • 『君と まわり道』 20
  •  暗闇の中、オレと拓海の見つめ合う時間は長く感じられた。でも、本当は一瞬だったと思う。拓海はじっと動かないままオレを見つめている。唇に触れそうな程近づいたオレに、「ここから先は、トモダチ失くすかもしれないよ。.........いいの?」と、顎を引くとオレの目を見ながら言った。オレも拓海の目を見たが、「ここまで来たら、どっちにしたって友達には戻れないだろ。だったら、キスしとく。」と言って拓海の唇にチュッと音 [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 19
  •  取り敢えず今夜の寝床は拓海の部屋に決定。シャワーも済ませると、ベッドに転がった。が、「どこに寝てんだよ。お前の布団は隣の部屋にそのままあるだろ。」と拓海。そうだった、前に転がり込んだ時に布団を買っていたんだ。そのまま押し入れで保管状態か・・・・・「アレ、たまには干してくれた?カビ臭いの嫌なんだけど.....」寝転んだまま拓海に聞く。「ば〜か!!なんで俺が干すんだよ、オカンか!」「だったら、オレ、ベッ [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 18
  •  コン、コン.......拓海の部屋のドアをノックすると、中から微かに聞こえる「開いてるよ〜」の声。それを聞いて、オレはドアを開けると中を覗いた。ひょっとして、彼女が来てやしないかと思ったんだけど.........「どうした?入れよ..........。何買って来たんだ?」オレの持つビニール袋に興味を示すって事は、食欲も出てきたんだろうか。慌てて靴を脱ぐと、袋を下げたまま拓海の寝るベッドの横へと行った。「適当に、あんまり胃 [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 17
  •  さっきまでの薄暗いバックグラウンドから、重い鉄の扉を開けて一歩踏み出せば、オレの好きな世界感が広がった。ショップに入ると、そこはオレの一番ワクワクする場所で、昨日飾った商品のディスプレイも光っていた。「おはようございます。すみませんでした。」レジカウンターに居た山野辺さんに声を掛けるが、「大丈夫なの?」と心配される。夜中に病院に呼び出されたんだから、心配するのも無理はない。それに日頃のオレの行動 [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 16
  •  出来るだけ拓海の身体を見ないように視線を逸らすと、「あ、水ッ......水持ってくるから。」とキッチンへ急ぐ。自分でも本当に情けない。病院から戻って、オレは拓海に飲み物を出すことすらしていなかった。脱水症状を起こしても不思議じゃないのに.....。こういう所がダメなんだ。機転が利かない。思いやりが足りないんだな。だからミサキにも愛想をつかされて追い出された。「ポカリとか、買ってくれば良かった・・・。ごめん [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 15
  •  『さてと、・・・他に気になるところが無ければ、退院してもらって大丈夫です。今後は控える事だね?!』医者に言われて「はい・・・、有難うございました。」と、お辞儀をする。そんな拓海の姿を見守るオレは、気が抜けたようで力が入らない。「本当に、心臓に悪いよ。こんなに元気になるんなら、オレ来なくても良かったんじゃないのか?」胸に手を置いて椅子に腰掛けた。「.......驚かせてゴメン。自分じゃ分からなくてさ。・ [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 14
  •  病室で拓海の寝顔を見ていると、昔の事を思い出す。学校は共学だったが、オレは女子が苦手で男とばかり釣るんでいた。その中に拓海もいて、周りが子供じみた悪戯をして騒いでいても、一人ひょうひょうとしてオレたちを眺めている。拓海はそんな少年だった。男同士で肩を組んだりプロレス技を掛けあったりして、自然と肌が触れ合う事にいつの間にか過剰反応をし始めて、思えばその頃自分の性癖に気づいたオレ。誰にも聞けないし言 [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 13
  •  暗闇の中で、バイブ音とともに点滅する携帯のLEDライト。枕もとに置いたソレに手を伸ばしてみる。夜中に誰からの電話だろうか・・・・目を擦って画面を見ると、そこに表示されている名前を見て胸の鼓動が大きく跳ねた。- 拓海「・・・はい、・・・」掠れた声で返事をすると『アツシ!!大変だ、拓海が運ばれたッ!!』と、その声はミサキのもので、拓海の携帯からかけてきた様だった。「運ばれたって、......どこに?」『聖華病 [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 12
  •  山野辺さんの家までは、バスで15分。仕事が終わると、ビルの通用口は食品売り場の出店で賑わう。売れ残った惣菜やケーキなんかが格安で売られているから、その日の食料には事欠かなかった。山野辺さんにいくつか買ってもらうと、オレは荷物を持って後ろを付いていく。バスの中は、もちろん混んでいるから座るなんて出来ないが、食料品が崩れない様に胸の前で大切に抱きかかえると、その姿を見て山野辺さんが噴き出した。そんなに [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 11
  •  ネカフェでシャワーを浴びたオレは、髪の毛も半乾きのまま急いで駅ビルに入って行く。社員の通用口を通る時、いつもの警備員のおじさんにジロツと見られて焦る。ちょっと不審人物に見られるかも・・・・・。「おはよう。」「あ、おはようございます。」「一応、身なりに気を付けてね!」「・・・は〜い。」オレは、返事をするとロッカールームに行き、鏡の前に立つと髪の毛を見る。眉毛に掛かった前髪がうるさくて、指でとかすと [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 10
  •   灯りを挟んで対峙するオレと拓海。その距離は、殴り掛かれば容易に拳が届く。多分オレの顔面にモロだ.........。でも、拓海はじっとしたまま動かないでいた。オレの顔をじっと睨みつけたまま。- どうしようか........、ここであの事を言ってしまおうか。オレの鼓動は早鐘のように鳴り出した。言いたくて言いたくて、でもずっと言えなかった言葉。それを松原に指摘されて、アイツの思惑どうりだったかもしれないが、それに乗っ [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 09
  •  街灯の灯りだけが、暗闇に光るシャワーのように降り注ぐと、その下で気持ちの持って行き場を失ったオレはたたずむばかり。- ミサキの新しい男って.........そんな事を考えては、自分の今までを反省する。「ヒモ男って.......、そういや部屋代を入れるって言ったら、その内に貰うからって言われたまんま払ってなかったな。」『なに、独り言言ってるんだよ?!こんな夜中に、気持ち悪いなぁ。大丈夫か?』「え?・・・」声のする [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 08
  •  流石にこの時間帯ともなると、年齢層の高い客に押され気味になる。女の子二人に、男のオレが一人っていう傍目から見たら羨ましがられるシチュエーションで、十時近くまで粘っていたが、そろそろ疲れもピークに達してきた。昨夜はゲイバーでちょっとだけ飲むつもりが、誘われた相手が好みの顔だったから、その子の自宅まで行っちゃって朝帰り。で、今朝はミサキに放り出され、今に至る。「アツシくん、そろそろ眠そうな目になって [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 07
  •  ダイニングバー’マシュー’の中で、オレの周りだけ空気が凍り付いたように感じた。『松原あけみ』という名前を聞いて、オレの身体は硬直する。拓海がオレに通夜の事を言わなかったのも納得した。言わなかった、というよりは言いたくなかったんだろうな・・・・「渡部は今何やってんの?就活の時、Y社で面接一緒になったのが最後か?!俺、そこの営業やってるんだ。」「..............へぇ、..............そうか.............. [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 06
  •  レジカウンターで、お客を見送るチアキちゃんに目配せをすると、オレの近くへ来てくれた。「--マシューって店知ってる?スクランブル交差点の近くの。」と聞くオレに「うん、知ってる。ダイニングバーでしょ?」と確認されて「そう」と告げるとチアキちゃんが時計を見た。「じゃあ、7時半ごろになるけど待っててくれる?」「ああ、いいよ。適当にしているから、後で来てよ。じゃあね」レジの奥で店長が見ているから、手短に話し [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 05
  •  駅ビルの店舗は、常に行き交う人々で忙しくて、その日の売り上げも上々のオレは、山野辺さんに挨拶をすると店を後にする。社員用の通用口でタイムカードを押すと、一旦ビルの外へと出た。チアキちゃんの終わる時間まで、少しだけ外のカフェでコーヒーでも飲もうと足を運ぶ。交差点の角にあるコーヒーの専門店で、カフェモカを注文すると、オレは外のテーブルについた。ここがお気に入りの場所。ぼんやりコーヒーの香りを楽しみな [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 04
  •  駅ビルの中の、社員の休憩所みたいな場所で、買ってきたサンドウィッチを頬張る。長いテーブルに折り畳みの椅子が何脚か用意されてあって、色々な売り場の店員が食事をしたり休んだりしているが、ここへきて一年弱のオレは、少しだけ遠巻きにされる。そんな中、「ひとりでご飯?」と、声を掛けてきたのは、あの四万三千円の厚底ローファーを買った店の娘だった。中肉中背、特に美人て訳でもないが、どことなく他の女の子とは違っ [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 03
  •  - ふぁ〜〜〜〜ッ、眠い.........「淳くん、大きなあくびなんかしてないでよっ!!お客さんに見られるでしょ?!」「はぁぃ。..........すみません。」ショップの中の大鏡に映った自分の顔を見ると、首をすくめて謝った。店長の山野辺さんは、アラフォー女性でバツ一子持ちの性格キツめ。オレなんて足元にも及ばない。子供の為に仕事をガンバル姿は尊敬するし、外見も綺麗な人なんだけど、オレはゲイだし年上過ぎて興味がない。 [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 02
  •  外観は古びたアパートだが、内装は自由にいじってもいいってのが気にいってる。そう言って、拓海がこの部屋に置いてくれたのが2年前。オレは大学3年生で、就活をしていた頃だった。ゲイのクラブイベントに初めて参加して、調子に乗って写真に納まったのが母親に見つかった。高校生がエロ本をベッドマットの下に隠すように、オレもその写真を隠してしまったんだ。今考えれば、あんなの持っている必要ない。一夜限りのバカ騒ぎで、 [続きを読む]
  • 『君と まわり道』 01
  •  やっと空が白み始めた早朝。鳥の囀る声がシンとした空気にメロディ―を付けると、一気に清々しい気持ちになる。.........筈だった。「まったくやってらンないよっ!このヒモ男ッ!!出てけ!!」「・・・・あ、・・・・」ドサドサツ、と冷たいコンクリートの床にばらまかれるオレの服たち.......「これも持って行きやがれッ!!!」ガコツ.............鈍い音をたてて転がったのは、オレがミサキにプレゼントした四万三千円の厚底ロ [続きを読む]
  • 【桔梗】の咲く家 03
  • この前の話↓【桔梗】の咲く家 02 眠い目を擦りながら会社に着くと、まだ営業時間前だというのに高木さんが電話を受けていた。この仕事は、ほとんどが事前予約という形で受けるから、あまり急な依頼はない筈。長野さんが、向かいの高木さんの様子を見ながら、オレに目配せをしてくる。何かと思って近寄って行くと、「大変だよ。内田くんにご指名入っちゃったみたい。」「は?・・・ご指名って・・・?!」タクシーでもないのに、 [続きを読む]
  • 【桔梗】の咲く家
  • ***先日の、ピクシブ掲載からの続きとなります読まれていない方はこちらからどうぞ ↓【桔梗】の咲く家 01 【桔梗】の咲く家 02 隆哉さんとの約束通り、明子さんの家で待つヨシヒサくんを迎えに行く車の中だが、長野さんが運転しながらニヤニヤしているから気味が悪くて。「なんですか?キモイですよ、一人で運転しながらニヤついて。」オレは助手席で言ったが、長野さんはまっすぐ前を見ながら「内田くん、凄いお願いされち [続きを読む]
  • 【桔梗】の咲く家 
  • ***こちらは別ブログで掲載しましたオリジナルBL小説です    訳あってこちらにお引越しです(一部改正しております)    が、pixiv小説へ置いてありますので、続きはそちらへお願いいたします。【桔梗】の咲く家 01 昨夜からの雨はあがり、古い日本家屋の庭先で、むせかえるような草木の匂いを嗅ぎながらぼんやり辺りを見廻す。庭の一角では、土塀に寄り添う様に咲く 桔梗の花。薄紫のしとやかな姿は、この純和風の庭 [続きを読む]
  • 【曼珠沙華】イラスト完成
  •  どうも〜〜〜〜イラスト完成です。『曇天の月』 の頃の おーはらと千早。リョウスケにカットモデルをお願いした直後の会話。あ、まだカットはしていませんよ。こうやって、おーはらは千早の気を引こうと画策中・・・千早は慣れたもので・・・でも、文句を言ったりはしませんそこは大人ぶってます 笑今日で一応 【曼珠沙華】シリーズ はおしまいにしておきますまた、お会いする日まで。にほんブログ村人気ブログランキングへ [続きを読む]
  • 【曼珠沙華】チハヤ&おーはら
  •  おはこんにちは。今日はイラスト練習ここまで60分続きは明日。。。ヒゲって好きずきがあって、絶対嫌だって人いるとは思うんですが私は結構好きな部類に入ります特に美形男子の顎ヒゲは、色気を感じちゃう( *´艸`)ショタのほっぺにジョリジョリしてやってほしいな〜〜〜ムフフフフ。。。ところで、千早がヒゲを剃る時って来るんだろうか・・・・・ポチって頂けると喜びます↓にほんブログ村人気ブログランキングへ [続きを読む]