VIXX!暗闇を照らせ! さん プロフィール

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VIXX!暗闇を照らせ!さん: VIXX!暗闇を照らせ!
ハンドル名VIXX!暗闇を照らせ! さん
ブログタイトルVIXX!暗闇を照らせ!
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/enenen0630
サイト紹介文VIXXが主人公のFF *ご注意*性的表現を含むものは本文タイトル横にR18と表記しています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供15回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2016/01/14 12:08

VIXX!暗闇を照らせ! さんのブログ記事

  • 【フェセンモリ番外編】熱く固い石の壁 2
  •  身体の奥から湧きあがった何かに鼓膜をざわりと擦られて、レオは目を開けた。 空気を漂う饐えた臭いが鼻を突いた。あちらこちらから鼾や歯軋りの音が聞こえた。そこは差し込む月明かりさえなく、目が慣れるまで自分の手の甲さえ見えない場所だったが、否が応でも感じられる確かな人の気配があった。レオは両手で目を塞ぐと下唇を噛んだ。  「泣いてるのか?」  声が聞こえ、レオは顔を強張らせた。  顔 [続きを読む]
  • 【フェセンモリ番外編】熱く固い石の壁 1
  •  ※この話は「フェセンモリ」の前日譚です。便宜上カテゴリーは(ホンビン×エン)と  なっておりますが、ホンビン王子は登場しません。ご注意ください。 レオは兵士だった。政治家の家系に育ったが、政界で出世する為には軍務に服した経験が不可欠だという親の考えの下、17の年、至極当然に軍に属した。 戦争が起きたのは、彼が入隊したまさにその年のことである。相手はレオの国より少し [続きを読む]
  •  【指】 「ああ、やっと見つけた」 ホンビンが見上げるとウォンシクがいた。黒いTシャツに黒いジーンズに黒い野球帽という黒づくめの彼は少し不機嫌そうで、深く被った帽子のつばの下から覗かせた小さな目がホンビンを恨めしそうに睨んでいた。 「とにかく広いな。ちょっと広すぎない? 」 ウォンシクは自分勝手な文句をぶつぶつ言いながら、書棚に寄りかかって座っているホンビンの隣にどっか [続きを読む]
  • あけましておめでとうございます
  •  みなさん、あけましておめでとうございます。 年末にいろいろあってネットが繋がらなくなり、ごあいさつもできないまま年を越してしまいました…  大変失礼いたしました。    ただ自分が確認したいという思いだけで、今年もまた2016年度の閲覧数を調べてみました!・・・・・・・・・*ページ閲覧数ベスト10* (2016/01/01〜2016/12/31) 1位: ERROR本当に何度も何度も書き直した [続きを読む]
  • 【フェセンモリ番外編】ラナンキュラス
  •  【ラナンキュラス】 「ラナンキュラス」 「ラナンク、キュ…」 上手く発音できずに口ごもったフェセンモリを横目で見て、ホンビンはにっこり微笑んだ。 「そういう花があるんだよ。来年の春になったら、どんな花かわかるよ」 「……」 「私も、つつじとか、かすみ草なら、知ってます」 「そう」 上の空のような返事をしながら、予めふやかしてあった球根の状態を熱心に確認する王子に、フェセン [続きを読む]
  • フェセンモリについて③
  •  棄てられた王子が、そうとは知らぬまま実の父親を殺す「オイディプス王」っぽい話をと思いながら、フェセンモリが城に行く前のエピソードやら王妃さまとのエピソードやらが当初の思惑よりもずっと長引いてしまい、(そもそも、フェセンモリがお風呂に入るだけで一話が終わる、みたいなことをしてしまうからなんですが、(ちょっと昔の)マンガとか映画でよくある、どろどろに汚い浮浪児みたいな子がお風呂 [続きを読む]
  • フェセンモリについて②
  • タイトルは”Slave”と”フェセンモリ”で迷ったあげく、後者にしました。フェセンモリ(회색머리)は、ご存じの通りシングル3曲目の「傷つく準備ができてる」の時についたエンくんのニックネームですが、私はその響きがとても好きだったんです。(ちなみに회색(フェセク)が灰色、머리(モリ)が髪、ですけれども、ㄱ(k)の後にㅁ(m)が続くと音声変化を起こしㄱ(k)がㅇ(ng)となる。…という発音の法則が韓 [続きを読む]
  • フェセンモリについて①
  • ちょうど1年前の11/7に「フェセンモリ」の初回をアップいたしました。 この話、テーマが「奴隷」なので、彼らのシングル曲”chained up"が元ネタだと思われていらっしゃる方が多いと思うのですが、実は、2014年の彼らの単独コンサート”HEX SIGN”の中で行われた、”TOXIC"と呼ばれるエンくんとホンビンくんのダンスパフォーマンスを元に創作した話です。(大阪公演でのTOXIC−エンくん [続きを読む]
  • フェセンモリ 最終回
  • 【最終回】  国王殺害さるという、この国を揺るがしかねない事件はもちろん機密とされ、あの日あの場にいた者全てに固い箝口令が敷かれたが、にも拘らずどういうわけだか、その噂は日を経ずしてさざ波のように城中へと広まった。奴隷たちは日中仕事の手を動かしながら、或いは日に一度だけ与えられる簡素な食事を口にしながら、そのことについて飽きもせずひそひそと語り合った。    彼らを夢中 [続きを読む]
  • フェセンモリ 15
  • 【15】 王は激怒していた。 息子が、「あの夜」 以来既にひと月もの間部屋に籠りっきりで、食事の時にさえ顔を見せようとしないからだ。 業を煮やして部屋に来るよう使いをやったが待てど暮らせどで、王はやるかたない怒りに身を震わせた。 ―確かにあの夜は少しやり過ぎたかもしれぬが  濃い茶を啜りながら、王は目を細めた。 戦に行く前と戦から帰った一週間は、いつもあんな具合でどうし [続きを読む]
  • フェセンモリ 14
  •  【14】 音もなく流れる夜気に、ホンビンはうっすらと目を開けた。 「あの男」の指の感触が身体のあちこちに生々しく残っていた。執拗に打ち付けられ、引き裂かれ、内側から掻き混ぜられた身体は鉛のように重く、指先を動かすことさえ容易ではなかった。 頭から内臓に至る全ての「痕」が熱を帯びてズクズクと疼く一方、頭の芯は奇妙に痺れていた。彼は今自分がどういう状態でどこにいるのかもわ [続きを読む]
  • フェセンモリ 13
  • 【13】 フェセンモリは、そういう亡骸をいくつも見たことがある。 彼が以前いた場所…ホンビンの父親が所有する石切り場は、果てが見えないほど広大なもので、そこには幾万もの奴隷が働いていた。作業は細かく分業化されていたが、その中でフェセンモリが所属していたのは、作業の末端とも言える石切りの現場だった。 切り立った巨大な岩に少しずつ切り込みを入れ、深い溝となったそこに木材を打ち込 [続きを読む]
  • フェセンモリ 12
  • 【12】 左頬を打たれた瞬間目の前が白く光った。頬の内側が切れ口の中に血の味が広がった。父は…「あの男」は、よろめいて壁に凭れた僕の襟元を掴んで乱暴に引き寄せると、もう一度僕を平手で打った。僕はずるずるとへたり込みそうになったが「あの男」はそれを許さず、掴んだままの襟元を無理に引き上げて僕を立たせると、もう一方の手でこめかみを挟むように掴み、そのまま頭を壁に押しつけ [続きを読む]
  • フェセンモリ 11
  •  【11】 饗宴の席でもホンビンはやはり独りだった。何人かの貴族が上っ面だけの挨拶に来て、当たり障りのない世間話をして立ち去っていくと、彼に寄り付く者は誰もいなくなった。 宴会用の広い食卓には、王が無闇矢鱈に征服したせいで格段に広くなった国中から集められた山海の珍味やら、ワインと蜂蜜を混ぜた甘くて強い酒などが所狭しと並べられて客達を驚かせていたけれども、食道楽の趣味のないホ [続きを読む]
  • フェセンモリ 10
  • 【10】 その日フェセンモリは、城に住む全ての者が中庭にずらりと並んで帰還した王を出迎えるのを、王妃の部屋のベランダの欄干の隙間から見下ろした。 凱旋した主人を、家人だけでなく彼らに仕える奴隷までもが揃って迎えるのは昔からこの家に伝わる一種の儀式で、普段は地下に閉じ込もり、日がな一日洗濯ばかりしている最下層の女奴隷たちさえ、今日ばかりは日中地上に出ることを許され [続きを読む]
  • フェセンモリの参考資料
  • フェセンモリの続きを、なかなか書くことができません><待って下さっている方、本当に申し訳ありません。話が全然書き上がらないことをごまかすというわけではありませんが今回は、あの話を書くにあたって参考にした本をご紹介したいと思います。(←ごまかしてるではないか!)〜カルペパーハーブ事典〜 王様が二人の王子を殺す毒薬のヒントになればと思い購入したものの、病気やケガを治す薬のこ [続きを読む]
  • フェセンモリ 9
  • 【9】 二人の王子を殺したのは父王である。 弱冠にも満たぬ頃、王は旅の予言者を城に呼んだ。若き王の頭の中にはもちろん予言などという正体不明なものを信ずる気持ちなど毛頭なかった。ただ高名でありながらひととこに留まるのをよしとせず、国から国へと放浪してはさまざまな予言を下し、その予言がまた一つ違わず当たっているらしいという評判を聞き、その老予言者に至極単純に興味を持っ [続きを読む]
  • フェセンモリ 8
  •  【8】(R18) その日、久しぶりに母の寝室に来るよう命じられた僕は、たまらない憂鬱感に首を縛られて上手く呼吸することもできなかった。 あの部屋に行く前には、必ず湯浴みをして例の香油を塗らなければいけない。若い奴隷女二人にぬるついた香油を塗りたくられながら、僕はもう慣れてしまった甘い花のニオイに酔い、いつもの頭痛を感じ始めていた。 扉を開けるとまず例の香りを感じた。 [続きを読む]
  • フェセンモリ 7
  •  【7】 「なんと、見違えたなあ」 最初幽霊でも見るような顔でフェセンモリを見た老医師はそのうち相好を崩して彼を歓迎し、見るからに上質の絹織でこしらえた着物を纏った眼前の貴公子に目を丸くして感心した声を上げた。 「こんな立派な首輪までつけてもらって…あの浮浪児がとんだ出世をしたものだ」 老医師が皮肉めいたことを言って笑いながら、柔らかい仔牛革の首輪をつまんで引っ張ると、 [続きを読む]
  • フェセンモリ 6
  • 【6】 (R18) ある朝、ホンビン王子を眠りの淵から連れ戻したのは、父王が凱旋するという思いがけない知らせである。いつかはその日が来ることわかっていて、毎日のように覚悟はしていたはずなのに、それを聞いて彼は、自分でも予想していなかったほど陰鬱な気分に陥った。 王はこれからしばらくの間、手に入れた国のあちこちを見て回ったり、諸々の(どうせロクなことではない)用事を済 [続きを読む]
  • 【act.7】 夢 2
  • 【夢 2】(R18) ホンビンが目を開けた。自分を見下ろしているウォンシクが視界に入ると、彼は顔を一瞬歪めた。 「大丈夫か、お前悪い夢でもみたの。なんか…」 ウォンシクはホンビンの額の生え際を梳くように、指で撫で上げていた。 「…僕、何か寝言言ったか」 ホンビンは、澄んだ大きな瞳を不安気に揺らめかせた。 「…いや、いや」 ホンビンの瞳の中に安堵の光が灯った。 [続きを読む]
  • 【お知らせ】「フェセンモリ」の途中なのですけれども…
  •  いつも、読んでいただいてありがとうございます。 今「フェセンモリ」の6話目を書いているのですが、難しくてなかなか完成しません><(どのくらいいらっしゃるのかはわかりませんが)楽しみにしてくださっている方、お待たせして本当に申し訳ありません。 書いても書いてもなかなか上手くいかず、その間、気晴らしに書いていたウォンシク×ホンビンの話が、なんとなく出来上がってしまいました。 連載の途中で別の話 [続きを読む]
  • フェセンモリ 5
  •  【5】 その日の朝、ホンビン王子は奴隷医師の家を久しぶりに訪れた。 ブドウやらチーズやら、アーモンドを蜂蜜と砂糖で固めた菓子やらといった、美味しくて栄養のある食べ物を城の厨房からくすねて麻袋に詰め込むと、彼は野ウサギのように森の奥へと駆けた。 ほとんど日課になっていたフェセンモリ参りをしなくなった理由は、あげればいくらでもあった。 それはつまり、あの鬱陶しい母親の相手をし [続きを読む]
  • 1年間ありがとうございました。
  •  昨年の12月28日に「テグンの声」という話をアップして、今日でちょうど1年経ちました。 「テグンの声」から「欠席裁判」くらいまではどんどん書けた作り話も、その後簡単に思い浮かぶことがなくなり、もはやこれまでと思うことが何度もあったのですが、どうにか1年間ブログを継続できたのは、VIXXの魅力と、読んで下さる皆さまのおかげだと思って、感謝しかありません。 本当にありがとうございました。 [続きを読む]
  • フェセンモリ 4 
  •   【4】・・・・・・・・・  フェセンモリの背中の傷はほとんど消えて、今はもう仰向けで寝ることもできるようになった。しかし背骨に沿うように刻まれた深い傷だけは、何日経っても消えることはなかった。 ホンビン王子はそのことをひどく気の毒がり、ガラスに入った一筋の”ひび”のような傷を見る度溜息をついた。王子が労わるように指先で傷痕にそっと触れた時奴隷が声を上げた。彼は [続きを読む]